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選挙カーに一時許可出さず 宮城県警が処分
8月19日 21時58分

今月2日に投票が行われた仙台市議会議員選挙で、警察が公職選挙法の規定を誤って解釈し社民党公認で立候補した候補者の選挙カーに一時、許可を出さなかった問題で宮城県警察本部は「選挙運動に支障をきたした」として、捜査2課長など7人を処分しました。
宮城県警察本部によりますと、今月2日に投票が行われた仙台市議会議員選挙に社民党公認で立候補した猪股由美氏の陣営が選挙カーの使用を申請しましたが、警察は公職選挙法の規定を過って解釈し一時、許可を出さず、陣営は2日間、選挙カーを使った選挙運動ができなかったということです。さらに、警察は「休日」を理由に本来受けるべき申請に対応しなかったということです。
このため、宮城県警察本部は「選挙運動に支障をきたした」として、捜査2課長など7人を19日付けで「本部長訓戒」などの処分にしました。
猪股氏は太白区選挙区で87票差の次点で落選しています。
宮城県警察本部の花井稔警務部長は「法令の解釈の誤りなどにより、選挙運動に支障を生じさせたことは誠に遺憾で、関係者や県民の皆さまに深くおわび申し上げます」とコメントしています。
社民党宮城県連合は「処分が出たからといって終わりではない」として、警察に賠償を求める意向を示しています。

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