中１女子殺害 駅周辺で事件に巻き込まれたか

8月19日 19時25分

平田さんは、小学生のときはバドミントン部に所属する活発な女の子で、飼育委員としてウサギなどの世話をしていました。ことし卒業した小学校の卒業アルバムの作文で修学旅行で四国を訪れたときのことについて、渦潮を見て海がきれいだった、いろいろお土産を買えてうれしかった、みかん狩りをしていっぱいとれてよかったなどと、感じたことを率直に書いていて、素直な一面があることがうかがえます。宝くじが当たったら何をしたいかを書く欄には「海外旅行をする」と書いていました。ことし４月、中学校に入ってからは、１日も休まず学校に通い、吹奏楽部ではトロンボーンの練習を頑張っていたということです。

星野さんは、小学校の卒業アルバムで将来の夢について、「人を助ける人になりたい」と書いていました。修学旅行の思い出の作文では、ふだんあまりしゃべらない子と一緒のグループになったことに触れ、「いつもはこんなに明るい人なんだと発見した」と書いていました。作文は「小学校でたくさんの思い出ができたので中学校に行ってもたくさんの思い出を作ろうと思いました」と締めくくられています。

平田さんは遺体で見つかった１３日の朝、スマートフォンの無料通話アプリで友人とやり取りをしていました。そのやり取りが残された画面では、平田さんは午前６時１１分に「いま自転車さがしてる」「なくなった」とメッセージを送っています。その後午前６時３５分には「自転車見つかった。今から電車で京都に遊びに行ってくる」と送り、さらに、その７分後の午前６時４２分には「多分、もう寝屋川には帰らないごめんね」と送っています。警察によりますと、このあとの友人とのやり取りは、今のところ確認できていないということです。

星野さんも同級生の女子生徒とスマートフォンの無料通話アプリでやり取りをしていました。やり取りは１３日午前０時すぎに行われ、星野さんからの「泊まらせてほしい」というメッセージに対し、女子生徒は「ごめん」と繰り返し返信し、「お母さんから怒られる」という意味のメッセージに対し、「ドンマイ」「今の私には、どうすることもできない」と返信したことが画面に残されています。
女子生徒は「星野さんから１３日午前０時に電話がかかってきて、『泊まらせて』と言われましたが、夜遅かったので断りました。その後もラインでやり取りして、私は『帰ったほうがいい』と言いましたが、『今帰ると怒られる』と返信がありました」と話していました。また、最近の星野さんについては特に悩んだ様子はなかったということです。
さらに、亡くなった平田さんについては「夜に遊びに行ったりすることがたまにあったみたいですけど、行ってもすぐ帰っていたので、特にトラブルもなかったと思います」と話していました。