ちくさあ とらちゃん
はるちゃんが息を引き取ってから
ちょうど7日目の
2015年8月15日
深夜零時過ぎ
ちくさあのとらちゃんが
息を引き取りました
実は
はるちゃん
とらちゃんは
8月になって 同時に体調を悪くしました
ふたりとも
極度の脱水と食欲不振
息切れをするようになってきましたが
最初に
極度に具合が悪くなったのはとらちゃんの方でした
ある日
急
体重が軽くなり
その体重はいつもの半分以下で
倒れ込んで
体がだるーんとして動かなくなりました
その時は慌てて
水をたくさん飲ませたところ
すぐに回復したのですが
その次は
はるちゃんの具合が悪くなっていってと
そんな感じでした
そして
はるちゃんが息を引き取って
とらちゃんの容態は本格的に悪化しました
病院に行き
点滴や抗生剤を打ってもらったりしたのですが
抗生剤を打った後
とらちゃんは 何故か体から力が抜け
脱力状態になり 息切れがすごくなり
その後
ちくさあの海さんに
連れて行きました
ちくさあの海さんは
とらちゃんの生まれ故郷
ちくさあの光景を見せたら
とらちゃんが元気になるかもしれない
そう想い
真昼の海辺に連れて行きました
とらちゃんは
昔いたちくさあの海さんで潮風を浴びながら
波打ち際で
ほんの少しだけ手足を海水につけました
そしたら
少しづつ元気を取り戻し
首も立ってきて
翌日の朝は
薬の効き目もあったのか
とらちゃんの食欲は以前の食欲に戻っていました
まるで
数日分の食べ遅れを取り戻そうとするのか
鶏肉をいっぱい食べ
好物のミルクもごくごく飲みました
シーバも食べました
でもその翌日
また食欲がなくなりました
前日食べた鶏肉をあげても
口をつけようともせず
以前よりも呼吸は荒く
体を触ると
体の気がどこかに抜けていくかのようで
触っていた私も
とても疲れて だるくなりました
再び動物病院に行き
お薬を処方してもらいました
でも処方してもらった
お薬を飲ませても
とらちゃんの食欲は一向に戻りません
水を飲ませても
元気にならず
ぐったりとするようになり
その日の晩のうちには もう息を引き取りそうな
そんな感じの様相でした
私はとらちゃんに聞きました
「
何かして欲しいことある? 」
と
すると
とらちゃんは言いました
「
もう一度ちくさあに 行きたい 」
とらちゃんがそれを言ったのは
もう夜で
ちょうど
ねこの森のごはん配りに行くやや前のことでした
考えました
こんなに弱ってるとらちゃんを連れて行って
大丈夫だろうか?
着くまでの間に
息を引き取ってしまわないだろうか?
と
でも
このままとらちゃんを置いて
ねこの森に行っても
行ってる間には
確実に息を引き取ってしまいそうな
そんな弱り方でした
なのでケージにタオルを敷き
とらちゃんを寝かせて
一緒に ねこの森のごはん配りに連れて行くことにしました
車の中で
とらちゃんは苦しそうに息をし続けました
伏せながら はあはあ息切れをしていました
このまま海までもって
そういのりました
ねこの森を通って
ちくさあの海さんに着いた時に
とらちゃんはまだ何とか息をかろうじてしていました
ちくさあの浜辺にケージごと連れて行き
心地よい風を浴びながら
とらちゃんは
海辺でしばらくちくさあの海さんを見ていました
じーーーーっと海を見つめていました
とらちゃんは
ちくさあの海さんと
何かお話をしてるようでした
私は涙が流しながら
とらちゃんをちくさあの海さんに連れてこれて良かった
あまりなにもしてあげられなかったけれど
最後に願いを叶えてあげれてよかった
そう想いました
しばらく海で過ごした後
ちくさあの海さんにこう言われました
「
急いでアパートに連れ帰りなさい 」
その時
とらちゃんの命は もって後ほんの少し
そのようなイメージが見えました
私は
急いでアパートに帰りました
帰った時のとらちゃんは虫の息でした
でもその目は
先ほど見た
ちくさあの海さんをまだ見つめているかのような瞳で
ケージの中で荒く呼吸をしながら
手で触れながら
朝には 息を引き取ってしまうのかも
そう想いつつ
私はいつのまにか寝てしまいました
翌日
とらちゃんの姿が
ケージにはありませんでした
とらちゃんは前日より少し元気を取り戻して
自力で歩いたようで
よろよろしながら
いつもいる
こたつの下あたりにうずくまっていました
そしてその日
食べられないだろうなあとは想いながら
パッキンされたウエット系の流動食をあげたところ
とらちゃんはにおいを嗅ぐや
がつがつと食べ始めました
とらちゃんの食欲が戻った!
(;▽;)ノシ
私はうれしくなりました
もしかすると
ちくさあの海さんがとらちゃんを
直してくれたのかもしれない
そう想いました
でもそれが
とらちゃんの最後の食事でした
その後
とらちゃんは
昨日のように伏して
体が力が抜けて 気が抜けて
呼吸もどんどん粗くなりました
お薬と何度かお水をあげたのですが
一行に動く気配はしません
その内
昨日の夜の衰弱した時のように
いつまた息を引き取ってもおかしくない
そんな息使いになってきました
夕方まで看病を続けました
夕方頃
とらちゃんは
「 お水が飲みたい 」と言ったので
冷たくしたミネラルウオーターを あげました
するといつもあげている常温のお水よりもよかったのか
飲んだ後
急によろよろと歩きだしました
歩いたので
しばらくおいてから また冷たくした水をあげたところ
とらちゃんは 本棚の上にぴょんと登りました
でもそこでしばらくすると
伏してしまう
手で気を少し入れると
少し動けるようになるのですが
でもすぐにぐったりと気が抜けていって
それを何度も何度も
その繰り返しでした
手を当てながら
こんなイメージも見えました
とらちゃんも
他のねこ達と同じ
人に間違えられてその気が吸われてる
猫たちの気が運ばれてる人の中には
それが人ではなく
ねこの気と気づきはじめてる人もいるけれど
でも周辺の磁場が
気を運ぶように編まれていて
どんなに防御しても
このアパートの場自体から
自動的に
気が吸わるような状態
ねこの気と気づいてない
序列の上の人達に
ねこたちの気が運ばれて
そこから多くの人にねこの気が還流されてる
そんなイメージが見えました
私はとらちゃんに添い寝しました
とらちゃんは
ハアハアと息をしながら 伏しながら
私の目を見ながら こう言いました
「
見ててほしい 」
その時想いました
とらちゃんは
さみしがりーさんなんだ
さみしくてさみしくて
ひとりで
息を引き取るのもとても怖くて
誰かに見ててほしいんだ
そのとらちゃんの想いを察し
とらちゃんと仲の良かったしーちゃんが
とらちゃんの傍に来て しばらく傍にい続け
とらちゃんを見つめ続けました
その後みるくが
しーちゃんと入れ替わりに
とらちゃんの傍にきて 座りながらとらちゃんを見守っていました
私もとらちゃんと向かい合わせになるようにしながら
見つめながら
でもそうしてるうちに
いつの間にか疲れもあって
ねてしまいました
起きた時
8月15日になっていました
深夜
起きた時に
とらちゃんは息をしていませんでした
私はショックを受けました
みててと言ってたのに
看取ることができなかった
ごめん
寝てしまった
でも
とらちゃんの
体に触れると
呼吸はしてないのに
心臓の音は
とくんとくんと強い響きを発していました
とらちゃんの心臓はトクントクン
音を発し続けていました
体をさすり
手を当てました
呼吸はしてなかったけれど
まだ心臓が動いていて
私は
生きかえって生きかえってと
気を手に入れました
とらちゃんは 待っててくれた
見ててほしい
その想いを持って
起きるのを待ってくれた
気を体にこめましたが
でも
とらちゃんは
その後
もう息を吹き返すことはありませんでした
心音は徐々に小さくなり
体が冷たくなっていきました
8月15日深夜
とらちゃんは息を引き取りました
はるちゃんよりも
早くからぐったりして
もしかすると
はるちゃんよりも先に
いつ息を引き取ってもおかしくない状況なのに
とらちゃんは戦い続けて
この日の午前零時を迎えるまで
生きぬきました
とらちゃんと最初に出会ったのは
2012年の夏のこと
その年の
7月9日の零時過ぎ
ねこの森にごはん配りに行った帰り
深夜
ちくさあの海さんから帰る道の途中で
地面に突っ伏して
虫の息状態だった子ねこを拾ったことが
とらちゃんとの出会いのはじまりでした
http://ohirunegoronyantou.blog.fc2.com/blog-entry-1434.html
その時の子ねこは
すぐに息を引き取り
ちくさあの浜辺近くにそのなきがらを埋めたのですが
それから
3か月後
アクアラインマラソンがあった日の深夜
子猫を埋めた場所から
ほど近くの海辺で
一匹の子ねこに出会いました
前回拾った子ねこちゃんと
同じくらいの大きさ 同じような力強い手と爪
同じ瞳
でも
違うのは
模様が前よりも
本物の虎模様に近づいた感じ
その子ねこは
缶をあげても
目もくれず
一目散に私の足もとに駆け寄って
連れてって と言いました
私はすぐに
3か月前 息を引き取った
こねこちゃんの生まれ変わりだと気づきました
そして
アパートに連れ帰った
ちくさあのとらちゃんは
以前とは違い
すぐにすくすく大きくなり
ぽんぽんちゃんや
みるくとも仲良くなり
一緒に遊ぶようになりました
とらちゃんは
うちのねこのみならず
ちくさあの海の想念
そしてしいかの山の想念に
とても気にいられ かわいがられてるようでした
ある時
くまくまが急に
「 しいかの山に行きたいのだー 」と言ったことがあって
それで
ケージに入れて連れて行くことになってるのですが
くまくまたちがはいってるにしては
なんだかやけに重いなあーと感じていて
その後
しいかの山に着いた時に
くまくま達を入れたケージの中に
いつのまにか
とらちゃんも入っていたのを発見しました
(・・;)!
なんでとらちゃんが!?
どうして入ってることに
気づかなかったんだろう?
?(・・;)?
でもその時感じました
しいかの山の想念が連れてきてほしかったのは
くまくまではなくて
とらちゃんだったんだ
ちくさあのとらちゃんを
しいかの山の想念も呼んでいたんだ
その時から
事あるごとに
しいかの山の想念には
とらちゃんを連れてくるように度々言われました
そして私は そう言われるたびに
とらちゃんをしいかの山の99の谷や
山頂
あくるーおうの塚の奥の森にも連れて行きました
ちくさあの海から
しいかの山へ向かうルートを
とらちゃんは 何かを再現するようにその場に連れて行くこともありました
白鳥神社の真上の山頂では
何かの想念がのってきたのも見えました
おそらく
うちのねこたちの中で
しいかの山に一番行ったのは
おそらく とらちゃんだと想います
そして
2015年4月4日
三度目の月食の夜は
みるく ぽんぽん あらちゃんと共に
とらちゃんをしいかの山に連れてきました
http://maboroshinosakura.blog.fc2.com/blog-entry-1759.html
http://ohirunegoronyantou.blog.fc2.com/blog-date-201504.html
その後
こう言われました
「
とらちゃんの大きな使命は
これで果たすことができた
この使命を果たすため
とらちゃんに 急いで生まれ変わってもらった
今日
無事に使命を果たすことができた 」(4月4日に聞こえてきた声)
なんで
とらちゃんを
しいかの山に連れてくことが
使命を果たすことなんだろう?
(・・;)?
その時は
とても疑問だったのですが
後で
とらちゃんの骨型が
月のタイミングを掴むことが
とらちゃんと同じ骨型のねこ達だけでなく
人間に置けるとらちゃんに近い性質の想念がのった種族の系譜にも
とらちゃんがのった月のタイミングがつたわる
ということを教えてもらいました
そしてとらちゃんには
あくるーおうの虎の想念がのっていて
そのあくるーおうの虎の想念が
月のタイミングを得ることで
それとつながりのある多くのなかよしさん達にも月のタイミングが伝わることも教えてもらいました
でも
使命を果たしたからと言って
とらちゃんにはこ
れからもずっと長生きして欲しいと想いました
とらちゃんを拾ってから
まだ狭いアパートでしか住む環境を用意してあげていませんでした
私は
もっと広い所でノビノビと走り回れる広い庭で
とらちゃんがおいしい物を食べながら
楽しくずっとずっと暮らして
健康に超長生きして欲しいと想ったのです
でも
それ以降
とらちゃんは
少しづつ表情が変化しました
体は徐々に痩せこけていき
顔つきも整っていたのに
少しづつ崩れていきました
それでも
食欲は旺盛だったので
ちょっとばて気味なのかな?とも想ったのです
でも
8月になって
とらちゃんは急に体調を悪くしていきました
そして息を引き取りました
息を引き取る直前
私はとらちゃんに
目と目を合わせながら
とらちゃんの傍で添い寝しながら
とらちゃんにこう言いました
「
ごめんね
なにもしてあげられなくて
とらちゃんは使命を果たしたかもしれないけれど
でもわたしは
ともに暮らした猫たちには
もっと長生きして欲しい
こんな狭いアパートじゃなく
広いお庭のあるおうちで
もっとおいしいごはんを食べながら
もっともっと楽しく
長生きして欲しい
それをしてあげられないことに
無力さを感じます
とてもつらいです
ごめんね ごめんね
だから生き続けて欲しい
もしそれがだめならば
またすぐにうまれかわって
また一緒に暮らしてほしい 」
そう言いました
すると
とらちゃんは言いました
「
またもどってくる 」
とらちゃんは
新月の日にではなく
新月の日が明けてから息を引き取りました
なんでかはわからないけれど
私は新月の日を
ずっと戦い続け もちこたえた
とらちゃんに
意志の強さを感じました
そういえば
とらちゃんは
いつも片手に傷を負っていました
コココちゃんの親類が着た頃から
何度も何度も手に大きな傷をつけ
その度に
手に馬油などをつけ
包帯もして 何度も治したのですが
治ってしばらくすると
またいつのまにか
手に大きな穴のような傷ができていて
それをまた治しての繰り返しでした
でも
私はある時から
手の傷をこう想ういました
もしかすると
とらちゃんは
他のねこ達を守っていたのかもしれない
他のねこ達が呪で攻撃されるのを
防ごうとして 片手に傷がついたのかもしれない
でも
はるちゃん
とらちゃん
男女のねこ達が
相次いで息を引き取ったことで
こう感じました
もしかすると
はるちゃん とらちゃんは
ねこたちよりも
私たちを守ってくれていたのかも
とらちゃん
はるちゃんは
人と間違えられて
攻撃されていた
狙われたのは ねこ達ではなく
私たち
それを感じ取って
とらちゃん はるちゃんは
守ってくれる行動をしたのかも
ベビーふっつ-のように
とらちゃんはいつも物静かでした
いつも物静かで
うちで一番物静かなねこで
でも淡々と何かを達成しているような感じでした
静かに息を引き取りました
埋葬する時もとても静かでした
とらちゃんのお墓には
とらちゃんがよく嗅いでいた
ミントの葉っぱを植えました
とらちゃんは
私が接したねこたちの中で
一番もの静かなねこだったかもしれません
でも
静かだからこそ
意志の強さを感じさせる
そんなねこちゃんでした
とらちゃん
早く戻ってきてください
そして
今度は広いお庭で
きれいなおうちで
楽しく長生きしてください
とらちゃんの大好きな
ミルクと 鶏肉をもっとたくさん食べさせたいです
とらちゃん ありがとう
まってる