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桜島 大規模噴火に備えた特殊車両を公開8月18日 18時38分
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桜島が大規模な噴火をした場合、けが人の救助や避難する住民を運ぶのに使うことが想定されている自衛隊の特殊車両が、18日に報道陣に公開されました。
鹿児島県霧島市にある陸上自衛隊国分駐屯地で公開されたのは、自衛隊の特殊車両9両で、このうち、WAPCと呼ばれる装甲車は、通常は隊員を輸送する車両として使われますが、今後桜島が大規模な噴火をした場合には、けが人の救助や避難する人たちを運ぶのに使うことが想定されています。
また、化学防護車は、化学兵器などが使われた際に現場に向かう偵察車両で、今回は噴火で発生が予想される火山ガスの調査活動を行うことが想定されています。
18日は、隊員が200度までの温度に耐えられる火炎防護衣を着て、4人1組でけが人を担架で装甲車に運ぶ様子も披露されました。陸上自衛隊によりますと、こうした車両は、ふだんは国分駐屯地にはなく、噴火警戒レベルが4に上がったあと、大分や熊本の駐屯地から移してきたということです。国分駐屯地では、今回公開された装甲車など20両の車両と40人ほどの隊員がすぐに出動できるように、24時間体制で待機しているということで、大規模な噴火が起きた際には、県知事からの災害派遣要請がなくても、独自の判断で出動することもあるということです。
国分駐屯地の高橋宏幸2等陸尉は「もし何か起きたときには、すぐに出動して現場の救助活動など与えられた任務をしっかりやっていきたい」と話していました。
また、化学防護車は、化学兵器などが使われた際に現場に向かう偵察車両で、今回は噴火で発生が予想される火山ガスの調査活動を行うことが想定されています。
18日は、隊員が200度までの温度に耐えられる火炎防護衣を着て、4人1組でけが人を担架で装甲車に運ぶ様子も披露されました。陸上自衛隊によりますと、こうした車両は、ふだんは国分駐屯地にはなく、噴火警戒レベルが4に上がったあと、大分や熊本の駐屯地から移してきたということです。国分駐屯地では、今回公開された装甲車など20両の車両と40人ほどの隊員がすぐに出動できるように、24時間体制で待機しているということで、大規模な噴火が起きた際には、県知事からの災害派遣要請がなくても、独自の判断で出動することもあるということです。
国分駐屯地の高橋宏幸2等陸尉は「もし何か起きたときには、すぐに出動して現場の救助活動など与えられた任務をしっかりやっていきたい」と話していました。