「南北関係は戦争状態」 北朝鮮が韓米演習非難
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、17日に始まった韓米の定例合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)により南北関係が事実上の戦争状態に突入したと主張した。
18日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、「UFGにより北南(南北)関係が事実上、戦争状態に入ったと言っても決して過言ではない。事態は非常に深刻だ」と非難した。
今月4日に南北軍事境界線に近い非武装地帯(DMZ)の韓国側で北朝鮮軍が埋めた地雷が爆発した事件にも触れ、「今年のUFGは、軍事境界線一帯で尋常ではない兆候が見られる中で敢行され、見過ごすことができないほど重大だ」と指摘した。
同事件については「原因不明の地雷爆発事件を米国と傀儡(かいらい)ども(韓国)が北の挑発だと騒いでいる」と述べ、責任を転嫁した。
また、地雷爆発事件を受け韓国軍が再開した北朝鮮向け宣伝放送や韓国団体によるビラ散布を「戦争勃発の前奏曲」と規定し、「相手を刺激する心理戦を展開しながら武力を投入すれば、それは全面戦争を意味する」と主張した。
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