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中国への輸出額 上半期では2年ぶり減少
8月18日 20時10分

ことし1月から6月まで半年間の日本から中国への輸出額は、中国経済の減速で自動車の輸出が減ったことなどから、去年の同じ時期に比べて10%余り減って、上半期としては2年ぶりに減少に転じました。
ジェトロ=日本貿易振興機構のまとめによりますと、ことし1月から6月まで半年間の日本から中国への輸出額は695億3798万ドルと、10.8%減り、上半期としては2年ぶりに減少に転じました。これは、中国経済の減速を受けて自動車の輸出台数が大幅に減ったことや、衣料品の生産拠点が中国から東南アジアに移り、設備の輸出が減少したこと、さらに円安が進んだ結果、ドルに換算した輸出額が目減りした影響によるものです。
一方、中国から日本への輸入額も、スマートフォン向けの部品やノートパソコンなどの輸入が減少したため、13.1%減って785億768万ドルと、上半期としては2年ぶりに減少しました。
会見でジェトロ中国北アジア課の箱崎大課長は「中国国内の個人消費が伸び悩む中、今後も自動車の輸出の減少傾向が続くと見られ、年間で見た場合、中国との貿易収支は、4年連続の赤字になる可能性が高い」と述べました。

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