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えん堤が重要文化財のため池で「ゆる抜き」
8月18日 20時10分

えん堤が重要文化財のため池で「ゆる抜き」
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昭和初期に作られた「えん堤」が国の重要文化財に指定されている、香川県観音寺市の豊稔池で18日、水門を開いて下流の田畑に水を送る、恒例の「ゆる抜き」が行われました。
観音寺市大野原町にある豊稔池は昭和4年に完成した農業用のため池で、コンクリートで造られた複数のアーチ構造を持つえん堤は、国の重要文化財に指定されています。
18日は水門を開けて下流に水を送る恒例行事「ゆる抜き」が行われました。ため池を管理する土地改良区の人たちが水門に設けられたハンドルを回すと、大量の水がごう音をあげながら勢いよく噴き出しました。えん堤の下には大勢の見物客が集まり、写真を撮ったり水しぶきを浴びたりして、夏の風物詩を楽しんでいました。
横浜市から帰省してきた女性は、3歳の息子がはしゃぐ様子を見ながら、「水しぶきがきれいだし、冷たくて気持ちがいいです」と話していました。
豊稔池から放流される水はこれから秋の実りの時期に向けて、下流にあるおよそ500ヘクタールの田畑を潤します。

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