大貫聡子
2015年8月18日03時00分
戦争の悲惨さを子どもたちに伝えようと、小中学校で自身の体験を語り続ける女性がいる。終戦前日の「京橋空襲」に遭った大阪市西成区の秋山美代子さん(82)。語り継ぐ活動は今年で27年目を迎えている。
6月中旬。秋山さんは桜井谷東小学校(豊中市)の高学年の児童450人に対し、白と黒に塗り分けられたロープを胸の前で引っ張って、優しく語りかけた。「黒い部分は日本が戦争をしていた時間。20世紀はこんなにようけ戦争してたん。この70年間は白いロープ。戦争はしてません」
秋山さんは女学校1年だった1945年8月14日、大阪市城東区の自宅で空襲に遭った。その日に日本はポツダム宣言受諾を決めていたが、B29爆撃機は近くの「大阪砲兵工廠(こうしょう)」を主な標的とし、700トンもの爆弾を落としていった。
残り:725文字/本文:1072文字
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!