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 韓国紙「世界日報」は18日、韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相が同紙に対し、年内の開催をめざしている日中韓首脳会談が実現すれば、「(日韓首脳間の)真摯(しんし)な対話ができる」と述べたと報じた。戦後70年の安倍談話を一定評価し、日韓首脳会談も可能との考えを示したとみられる。

 世界日報によると、インタビューは16日に行われた。14日に発表された安倍談話について「残念な点が少なくない」としつつも、「最悪のものが出たわけでもない」と発言。戦後50年の村山談話など歴代内閣の歴史認識は揺らぐことはないとした点を重視し、「具体的な行動」を求め、慰安婦問題の進展に期待を示したという。

 朴槿恵(パククネ)大統領は2013年2月の就任以降、安倍晋三首相と一度も二国間の首脳会談を行っていない。韓国は議長国として日中韓首脳会談の年内の開催をめざしており、その際に日韓首脳会談が行われるかが焦点になっている。特に朴大統領は今月、任期5年の折り返し地点を迎えるため、日韓関係でも成果を求められている。

 韓国の聯合ニュースは今年6月、尹外相がインタビューに対し、「(日中韓)3カ国首脳が会えば、二国間接触は自然にできる」と述べたと伝えた。安倍談話の発表後に行われたインタビューにも「対話ができる」と同様の趣旨を答えたことは、韓国政府として対日外交に変更はないとの考えを示したとみられる。(ソウル=東岡徹)