吉田拓史
2015年8月17日21時13分
沖縄県名護市辺野古沿岸部で、国が埋め立てに向けたボーリング調査を始めて18日で1年。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設予定先とされ、現地には反対運動に参加する人々らを乗せたバスが着く。政府と県の合意で移設作業は1カ月の中断期間に入っているが、抗議の座り込みは毎日続いている。
菅義偉官房長官が沖縄を訪れ、翁長雄志知事と集中協議を始めて2日後の14日。午前9時半、県庁(那覇市)の前に人が集まってきた。移設に反対する市民団体「島ぐるみ会議」が今年1月から連日運行する辺野古行きのバスに乗るためだ。運賃は往復千円。
この日は32人が参加。初参加は8人で、うち5人が県外からだった。記者も同乗した。
バスが出発し、自己紹介が始まる。初めて参加した埼玉県の女性は「テレビで見ているものを実際に見たかった」。道すがら、常連メンバーが基地問題を説明する。沖縄県豊見城市の武内正幸さん(64)は「1万8千人の海兵隊のうち8千人がグアムに移転する計画。それでも本当に新基地が必要なのか議論されていない」と指摘した。
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