フィクション
仲の良い奴が来るとしゃしゃるSkype
ネットでの初対面
コント考えた
初恋
俺の初恋は、小学4年の時だ。
純粋無垢な俺の目の前に現れた女神は、白い歯を輝かせよく笑う女の子だった。
そして、よく給食の唐揚げをせしめてくる女の子だった。
席替えで隣同士になれば、「唐揚げ頂戴」と言われ、まんざらでもなく唐揚げを渡した。小学4年生にとっての唐揚げは、砂漠で飲むオアシスの水が如く、喉から手が出るほどのアイテムにも関わらず、幾度なく上げた。
中学一年生の頃に、初めて告白した。
その夜枕を濡らす結果に終わった
暗い部屋で天井を見つめ、今まで上げた唐揚げを返してほしいと願った。
唐揚げを上げたくらいじゃ、女をトリコにすることは出来ないと知りまた一つ大人になれた
今じゃ立派にヘルス通い、ゲスい笑みを浮かべ、万札をボーイに渡す俺、今週で25歳。
女に渡すものは唐揚げから札束に変わってしまったが、俺はもうモノでは心は動かないことを知っている。
四方鏡張りの部屋で、嬢にしゃぶられながら天井に向かって囁くのさ
ラブアンドペニスってね
クリスマス・イブ
毎年続く、ひとりぼっちのクリスマス・イブ。今年はついにクリスマスというワードでさえ見かけない始末。
工場には赤や緑といった彩色豊かな色合いは見せず、油にまみれた機械が並ぶ光景に息を呑む
そう、まさに昨日、特に何もなくクリスマス・イブを過ごし終えたのだ。
朝礼で班長が軽快に「クリスマス・イブですねぇ」とか「サンタさんに願い事は済ませましたか?」といったようなジョークは飛ばされず、普段通り「えー今日は連絡事項は特に無いです」と挨拶を締めくくった。
休憩中に2ちゃんを見ればクリスマスというワードに阿鼻叫喚してたが、あまりにも実感が持てず、「クリスマス・イブって祝日だったけ?」と頭にクエスチョンマークが浮かんだ
さて、一体何処まで世間に取り残されたのだろう。ワールドカップでのブラジル代表ネイマールの活躍がつい先日に感じる自分にとって、工場はまさに精神と時の部屋かと
そんなこんなで今年一年・記憶には無いが真面目に働いていた自分にもボーナスが入った。
「あれ・・・もうボーナス?」とびっくりしてたところに「え?もう給料日?」の二連コンボが決まり、見事に億万長者になった自分だが、いかんせん欲しいものが思いつかない。
どうせならこのお金をティーンエージャーの自分に託したいほど老いてしまった。
欲しいものが無いくせに衝動買いはしてしまう無駄遣いの知恵遅れは、無駄に無駄を極めなんとパソコンを購入した。
「良かった・・・これで部屋にパソコンが3つもある・・・」
これこそが豚に真珠と言ったところか
所詮これさえあれば何もいらないと謳っているパソコンがあったとしても、ゴニョゴニョしてアダルトビデオを入手し、酒を飲みながらオナるくらいしか用途がない人間とっては、パソコンなど害であり不必要なもの
今の自分には健康で文化的な生活が好ましい。爽やかな汗をかきながらランニングをして熟睡するような
いや違う。そんな一円にもならない努力をしたって、さわやかな気持ちをこじらせ、爽やかにご近所さんに挨拶をして「たがさん家の次男坊、ちょっとやそっとの運動をしたからって調子に乗ってない?」と嘲笑されるだけだ
やはり、これさえあれば何もいらないPCの前で、猫背で陰茎を上下に運動させてたほうが。いやこれこそが健康で文化的な生活ではないか?
あれ?脱線しましたね?そうなんですクリスマス・イブなんですね
この家には煙突がないもので、サンタクロースも不在票をポストにいれたんでしょう。
願いは聞いてくれたんですかね?
アルコール依存症をなくしてほしいって叶えてくれました?
アルコール依存の何が怖いかって、脳の形が変わってしまうんだって。だから断酒したところで、元には戻らない
あーらよ出前一丁で寝ます