2015.8.17 18:04

【引退会見一問一答】楽天・斎藤隆「最後のマウンドになると、どの選手より意識していた」

【引退会見一問一答】

楽天・斎藤隆「最後のマウンドになると、どの選手より意識していた」

引退会見にのぞむ楽天・斎藤隆=コボスタ宮城イーグルスドーム(撮影・土谷創造)

引退会見にのぞむ楽天・斎藤隆=コボスタ宮城イーグルスドーム(撮影・土谷創造)【拡大】

 米大リーグでも活躍したプロ野球楽天の斎藤隆投手(45)が17日、仙台市内の球団施設で記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。斎藤は慎重に言葉を選びながら、24年間のプロ生活を振り返った。(共同)

 ――決断の要因。

 「一つではない。1軍で力になれていない現状、そこに至っていないと判断されている自分のパフォーマンス。体が大変だった。連投となったときに前日の疲労感が残るようになった」

 ――引退を決めて。

 「何かあればこれが最後のマウンドになると、どの選手よりも意識していたと思う。今は非常に晴れやかな思い」

 ――印象に残る勝負。

 「常に自分との戦いと思ってきた。勝ちをコントロールすることは雲をつかむようなもの。できるのは自分のパフォーマンスを突き詰めること」

 ――どのような投手として記憶されたいか。

 「オールラウンダーだったのかな。向き、不向きでいうと、ショートイニングの方が成績は出ている」

 ――家族への報告。

 「妻には毎年シーズンを迎える前に『もしかしたら今季で』と8年か9年間言い続けてきた。一番覚悟していると思っていたが、誰より言葉に詰まった」

 ――今後は。

 「この先のことはまだ。やりたいことはいっぱいある。野球以外のことは考えられない」

  • 引退会見で時折言葉を探す仕草を見せる楽天・斎藤隆=コボスタ宮城イーグルスドーム(撮影・土谷創造)
  • 引退会見で記者の質問に答える楽天・斎藤隆=コボスタ宮城イーグルスドーム(撮影・土谷創造)
  • 引退会見後、花束を手にステージを後にする楽天・斎藤隆=コボスタ宮城イーグルスドーム(撮影・土谷創造)
  • 引退を決断し会見する楽天・斎藤隆=コボスタ宮城イーグルスドーム(撮影・土谷創造)