鄭夢準氏 FIFA次期会長選出馬を表明=腐敗根絶を公約

【パリ聯合ニュース】国際サッカー連盟(FIFA)の元副会長の鄭夢準(チョン・モンジュン)氏(63)が17日(現地時間)、フランス・パリでFIFA次期会長選挙への出馬を正式に宣言した。

 鄭氏は同日、パリ市内のホテルで記者会見を行い、「数十年の間、FIFAに腐敗の悪循環が続き、大きくなった」とした上で、「FIFAに常識と透明性、責任感を生き返らせることができる指導者が必要」と強調。FIFA改革のために会長選挙に出馬することにしたと発表した。

 鄭氏はブラッター会長による腐敗システムの廃止を今回の選挙の核心として挙げた。FIFAが腐敗した理由は前会長と現会長の周辺人物が40年間にわたり運営してきたためと指摘し、「絶対権力は必ず腐敗する」と強調した。

 また「私がFIFA会長に当選すれば4年任期で一度だけ会長職をひきうける」と約束した。

 鄭氏はまた、自身について一連の汚職スキャンダルにより危機に陥ったFIFAを救い出す適任者と主張した。

 鄭氏は「20年前、FIFAに身を置いた後、透明性と責任を注文した」とした上で、「1995年の演説でワールドカップ・マーケティングやテレビ中継権の入札と契約交渉の過程を再検討しなければならないと促した」と説明した。

 また、欧州が支配してきたFIFAに新しい風を吹き入れるためにはアジア出身の自身が適任であると強調した。

 次期FIFA会長選挙は来年2月26日にスイス・チューリッヒのFIFA本部で行われる。 

 鄭氏のほか、すでに出馬宣言をしている欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長、ヨルダンのアリ王子などが有力候補とされている。   

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース