【ソウル聯合ニュース】昨年6月に韓国北東部、江原道高城郡の陸軍第22師団で同僚5人を射殺し、7人にけがを負わせた罪で起訴された兵長の控訴審判決が17日、国防部高等軍事裁判所であり、一審に続き死刑が言い渡された。
裁判所は「国の安全保障に重大な空白をもたらし、軍に対する国民の信頼失墜と軍の士気低下を招いた」と指摘した。兵長が部隊内でいじめに遭っていたと主張したことについては、「情状酌量が認められる犯行動機として見ることは難しい」との判断を示した。
兵長は昨年6月、手りゅう弾を投げ付けて銃を乱射し5人を射殺、7人にけがを負わせ逃走した。2日後、捜索隊に包囲された際に自殺を図ったが命に別状はなく、逮捕された。今年2月に開かれた一審で死刑判決を受け控訴した。