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すかいらーく 定年65歳に引き上げへ
8月18日 0時20分

すかいらーく 定年65歳に引き上げへ
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人手不足に陥る産業が増えるなかで、外食大手の「すかいらーく」は、経験豊かな人材をいかすため正社員の定年を現在の60歳から65歳に引き上げる方針を固めました。外食大手が定年を65歳に引き上げるのは異例で、ほかの企業に広がるか、注目されます。
高齢者の雇用を巡っては、企業に、希望する社員は全員、65歳まで継続雇用することを義務付ける法律がおととし4月に施行されました。
しかし、厚生労働省によりますと、正社員の定年を65歳に引き上げた企業は去年6月時点で、全体の15%余りにとどまり、多くの企業は、定年を迎えた正社員を、比較的、賃金が低い嘱託社員などで再雇用しているのが実情です。
こうしたなか、全国でファミリーレストランなどを展開する外食大手の「すかいらーく」は、ことし10月から、正社員の定年を現在の60歳から65歳に引き上げる方針を固め、労働組合と大筋で合意しました。
さらに、パートやアルバイトについても雇用を続ける年齢の上限を、60歳から65歳に引き上げる方針です。
今回の経営判断の背景には、人手不足が進んで新規の採用がなかなか難しくなっているため、経験豊かな社員の力をいかすねらいがあります。
大手の外食企業が定年を65歳に引き上げるのは異例のことですが、人手不足は多くの業界に共通する課題となっているだけに、今回の動きが、ほかの企業に広がるか注目されます。

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