特殊詐欺の被害を防ぐ啓発活動に協力したとして、兵庫県警の井上剛志本部長は11日、人気漫画「落第忍者乱太郎」の作者で尼崎市出身の尼子騒兵衛さんに感謝状を贈った。
幅広い世代に親しまれている同漫画を通じて特殊詐欺への防犯意識を高めようと、県警は1年前から尼子さんと連携。バス車内に掲示する啓発ポスターやチラシ、イベントで配布するグッズに乱太郎などのキャラクターをあしらい、「電話でお金の話は要注意!」と呼び掛けている。
感謝状を受け取った尼子さんは「乱太郎は子どもたちの認知度が高いと言われている。(啓発グッズなどが)お年寄りと孫との会話のきっかけとなり、被害が減ればうれしい」と話していた。(田中陽一)