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忍たま乱太郎がキャラクターに起用されたうちわを配り、特殊詐欺への注意を呼び掛ける尼子騒兵衛さん(右)=神戸市中央区東川崎町1
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忍たま乱太郎がキャラクターに起用されたうちわを配り、特殊詐欺への注意を呼び掛ける尼子騒兵衛さん(右)=神戸市中央区東川崎町1

 被害が相次ぐ特殊詐欺への注意を啓発する兵庫県警の啓発イベントが7日、神戸ハーバーランドの商業施設「umie」であり、人気アニメ「忍たま乱太郎」のキャラクターが描かれた眼鏡拭きやうちわが配られた。原作者で、尼崎市出身の尼子騒兵衛さんのトークショーもあり、「詐欺を人ごとだとは思わないで」と呼び掛けた。

 県警音楽隊によるコンサートの後、尼子さんが登壇。母親の元に身に覚えのないアダルトビデオ視聴料の請求が届き、身近に詐欺があることを実感したという。「『自分はだまされない』と考えている人は注意して。おじいちゃん、おばあちゃんにも伝えてね」と子どもらに語りかけた。

 県警生活安全企画課によると、今年1~7月の詐欺被害は257件、8億8千万円(前年同期比85件増、2億2千万円増)という。

 眼鏡拭きは被害が集中する高齢者への啓発のため、4万枚制作。今後、県内の眼鏡店で配布するという。(初鹿野俊)

  
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