【ソウル聯合ニュース】韓国の洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官は16日、MBCの番組に出演し、北朝鮮との関係について「南北間の首脳会談は分断の痛みを癒す。統一に対する議論が可能なら(首脳会談を)できるという立場」との見解を示した。
洪氏は韓国政府の北朝鮮政策に関連し、「対話のドアはいつも開いている。北が対話の場に出てくるために努力を傾けている」と、あらためて強調した。
南北軍事境界線に近い非武装地帯(DMZ)の韓国側で起きた地雷爆発事件について、北朝鮮が韓国の自作自演と主張していることに対しては「とんでもない話。韓国国民は誰も信じない」などと一蹴した。その上で、韓国の国民が一つになって北朝鮮の間違いを指摘し、断固たる対応を取れば長期的に南北関係が緩和するとの考えを示した。
前日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が北朝鮮に南北離散家族6000人分の名簿を一括して送るとの方針を示したことについては、生死確認をした上で近く送付する予定だと述べた。
一方、番組では統一に対する世論調査の結果が発表された。韓国国民の80.2%が「南北統一は可能」と答えた一方、50.2%は「統一を急ぐ必要はない」と考えていることが分かった。