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「EVが走ると充電される高速道路」を英国がテストへ

英国は、「走行中の電気自動車を無線で充電する高速道路」の試験を開始する。韓国では既に試験運用されているが、英国では今後5年で約5億ポンドを投資するという。

 
 
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TEXT BY JONATHAN M. GITLIN
TRANSLATION BY RYO OGATA, HIROKO GOHARA/GALILEO

ARS TECHNICA (US)

Symbol on the pavement of an electric car charging station photo from Shutterstock

電気自動車(EV)は大きな可能性を秘めているが、充電時間の長さが導入の障害になっている場合が多い。最も速いDC急速充電器でも、再充電には30分近くかかる。

そんなに長く待てないというドライヴァーたちへの回答になるかもしれない方法の実験が、英国で開始されようとしている。走行中の自動車に給電できる道路だ。

英国政府は8月11日(現地時間)、「Electric Highways」の実験を開始すると発表した。現在は、試験道路システムを開発したい業者に入札を求めている。18カ月のトライアルを経た後、イギリス国内の道路で、実際の設置実験も行われる予定だ。

英国運輸省のアンドリュー・ジョーンズ大臣はプレスリリースで、「政府はすでにこの技術に対して、今後5年間で5億ボンドの予算を充てています。これにより、英国は技術の最前線に居続けることができ、この分野での雇用と成長が促進されるでしょう」と述べている。

無線による再充電は、それほど奇抜なアイデアではなく、電動歯ブラシのユーザーならよく知っているものだ。また、無線充電を採用しているスマートフォンはたくさんある。

国際自動車連盟(FIA)による「フォーミュラE」では、BMWが提供しているハイブリッド車「i8」で、クアルコムが「Halo」という技術をデモンストレーションしている。Haloは、静止している車を充電するシステムだが、クアルコムのグレイム・デーヴィソンは、低速の再充電には比較的容易に対応できるだろう、と述べている

一方、韓国の亀尾(クミ)市ではすでに、道路からの無線充電システムが試験されている(日本語版記事)。

 
 
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