記事詳細
【戦艦「武蔵」艦長の息子(下)】
中韓の恫喝、唯々諾々と受け入れ…「英霊に対する冒涜だ」 猪口勇さん講演
戦艦「武蔵」最後の艦長、猪口敏平(としひら)中将の四男、勇さん(76)が鳥取市で行った講演は、戦後日本が置かれた立場に及んだ。中国や韓国から恫喝(どうかつ)に近いことを求められて、素直に謝りまくる日本政府に「英霊に対する冒涜」と断罪した。(坂下芳樹)
GHQによって日本は骨抜きに…
日本のために命をささげた英霊をまつっている日本の(靖国)神社に、日本の首相が足を踏み入れないなんてことがあってよいのでしょうか。しかも、それが中国や韓国の恫喝によって、(日本政府が)唯々諾々として受け入れている。これは、英霊に対する冒涜じゃないでしょうか。
ただ、これには原因があります。戦後の連合国軍総司令部(GHQ)が行った政策で、日本は徹底的に骨抜きにされました。
勝手に法律を作って東京裁判が開かれ、中立であるはずの裁判官は全部戦勝国が務めました。人道平和の罪において裁くと言っていますが、原爆を投下したアメリカにそういう資格があるのでしょうか。その一方で、BC級の戦犯がどんどん挙げられ、片っ端から処刑されます。GHQはウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムなる言論統制を敷いて新聞などを全部検閲しているので、批判も反論も一切できません。
そんななかで、戦前に左翼視されて不遇をかこっていた人たちが息を吹き返し、戦後の論壇、マスコミなどはそういう人たちで占められていきます。そういう流れですから、日本がここまで根性を抜き去られてもしようがありません。