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【本紙前ソウル支局長公判】証人に難癖、男女関係に特化、答弁取り違えで逆ギレまで…焦る検察

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【本紙前ソウル支局長公判】
証人に難癖、男女関係に特化、答弁取り違えで逆ギレまで…焦る検察

閉廷後、記者に囲まれて質問を受ける上智大学の田島泰彦教授=8月17日、韓国・ソウルのソウル中央地裁(早坂洋祐撮影)

 「大統領の男女関係は市民が知らなければならないことか」。加藤前支局長が朴大統領の虚偽の男女関係について書いたと強調する質問を繰り返す検事に、田島氏は「趣旨は旅客船沈没が起きた日の大統領の動静についてであり、スキャンダルとして男女関係を取り上げた記事ではない」と冷静に答えた。

 これに対し、検事は「いま、スキャンダルといいましたね」と、証人が記事をスキャンダルと認めたと早とちりした質問をかぶせ、「嘘を証言すれば、偽証罪に問われる」と脅迫に近い言葉まで付け加えた。

 田島氏は閉廷後、記者団に「検察側は、報道の公益性という一番肝心な部分をそらし、スキャンダル性に乗った意図的質問を繰り返した」と批判した。

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