タイのバンコクで爆発 １６人死亡

8月18日 1時46分

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タイの首都バンコク中心部の繁華街で１７日夜、爆発があり、中国人を含む１６人が死亡したほか、８１人がけがをしました。警察によりますと爆発は爆弾によって起きたということで、タイ政府は、観光や経済にダメージを与える目的の犯行だという見方を示しました。

タイの首都バンコクの中心部で１７日午後７時ごろ（日本時間の１７日午後９時ごろ）、大きな爆発が起きました。
タイの警察や救急によりますと、この爆発で、中国人を含む１６人が死亡したほか、８１人がけがをしたということです。
中国国営の新華社通信は中国人２人が死亡、１５人がけがをしたと伝えています。
バンコクにある日本大使館によりますと、今のところ日本人が被害を受けたという情報はありませんが、確認を続けているということです。
爆発は、外国人観光客も訪れるエラワンという寺院の付近で起き、現場近くに居合わせた日本人の男性は、「爆発の音を聞いた。すぐに爆発だと分かった。振動も少しあったので、危ないと思って逃げました」と話していました。
また別の目撃者によりますと、バイクに乗った人物が寺院に横付けしたあと、まもなく爆発が起きたということです。
警察は、ほかにも爆発物がないか捜索するとともに、爆発の詳しい状況を調べています。
この爆発について、タイのプラウィット副首相は、地元のテレビ局の電話インタビューで、タイの観光や経済にダメージを与える目的の犯行だという見方を示しました。