池袋暴走事故で重体の女性死亡 逮捕の医師「ラーメン食べて車に乗った」

2015年8月17日12時32分  スポーツ報知

 東京都豊島区のJR池袋駅近くで乗用車が暴走し、5人が負傷した事故で、重体となっていた女性が17日、死亡した。自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで逮捕した医師金子庄一郎容疑者(53)が「駅の近くでラーメンを食べて車に乗った」と供述していることが同日、警視庁池袋署への取材で分かった。

 池袋署によると、女性は東京都板橋区の薬剤師江幡淑子さん(41)。同署は、容疑を同法違反(過失致死傷)に切り替えて調べる。金子容疑者も左手首を骨折した。

 金子容疑者は、居眠りしていたとした上で「歩道に突っ込んだのは記憶がない」と供述。一方、警察官に取り押さえられた際に「何が悪いんだよ」などと大声を出して暴れたとの目撃情報もあり、詳しい状況を調べる。

 池袋署によると、金子容疑者は16日午後1時ごろ、東京都北区の自宅を出て、横浜市内で墓参りを終えた後に池袋を訪れた。

 事故は午後9時半ごろ発生。池袋駅前の地下駐車場を出てすぐに衣料品店に突っ込んだ。歩行者らがはねられ、江幡さんが死亡したほか、20代の男性と20代、30代、70代の女性が骨盤骨折などの重軽傷を負った。

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