天津大爆発によって、今までしてきたインチキが、いろいろばれてしまいました。
すっかり有名になってしまった爆発した倉庫の持ち主「瑞海物流」(rui4 hai3 wu3 liu2/ルイハイウーリウ)です。
当然、責任問題になりますので、誰の会社であるかはすぐに調べられます。
登記の内容は、工商局のホームページで誰でも簡単に調べることができます。
すると、この会社、株主「股東」(gu3 dong1/グードン)は、李亮(li3 liang4/リーリャン)さんと舒錚(舒铮)(shu1 zheng1/シュージョン)さんの2人で、それぞれ55%と45%を持っていました。
で、李亮さんがどんな人なのか、まだわからないようです。
舒錚さんは、天津のある機関の一職員ということがわかりました。
ただ、舒さん曰く、李亮さんについて知らないし、瑞海についても知らない、誰かが自分の身分証明書を使ったことだけは知っている、のだそうです。
他人の名義で会社を作ること、よくあります。
あの、以前の従業員、小日本君も、自分の会社を作る際、他人の名前で登録していました。
他人と言っても、普通は、自分の家族や親戚を使うようです。
自分の名前を使うと、工商局で調べればすぐばれてしまうので、他人の名前を使うのでしょう。
まあ、後ろめたいことがあるからで、後ろめたいことがなければ、普通は自分の名前で登録します。
何で私が知っているのか?
実は、彼と一緒に会社を作り、後に喧嘩別れした人間が教えてくれました。
もっとも、彼も他人の名前で登録していたそうです。
同じく、後ろめたいことがあったのでしょう。
で、舒さんが単なる名義貸しだとわかり、新聞記者などがいろいろ調べたようです。
そして、実は、以前の天津港公安局の局長、董培軍(董培军)(dong3 pei2 jun1/ドンペイジュン)さんの息子が、陰の株主であることがわかりました。
こちらの表現では「隠形股東(隐形股东)」(yin3 xing2 gu3 dong1/インシングードン)と言っています。
ちなみに、ステルス機は「隠形飛機(隐形飞机)」(yin3 xing2 fei1 ji1/インシンフェイジー)、透明人間は「隠形人(隐形人)」(yi3 xing2 ren2/インシンレン)、コンタクトレンズは「隠形眼鏡(隐形眼镜)」(yin3 xing2 yan3 jing4/インシンイェンジン)です。
表に出なかったということは、やはり後ろめたいことがあったからでしょう。
息子さん、董蒙蒙(dong3 meng2 meng2/ドンモンモン)さんと言うそうですが、既に、おいでおいでされてしまっているようです。
公安局長の息子の会社ということで、いろいろVIP待遇をしてもらっていたことは、想像に難くないでしょう。
危険物倉庫を住宅地に作るなんて、バックの力がない限り、とてもできることではありません。
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17
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Comment
なんで東なのでしょうね。
このブログは内容もとても面白い又は役に立つ話なのですが、中国語の勉強にも大変役立ちます。
いまだ初級を少し越えたくらいの、小江
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