恐ろしいことになってきました。
恐ろしいことにならなければならないに越したことなく、ならない方が当然いいのですが、なるかもしれないということで、やっぱり注意は必要だと思います。
「南都都市報(南都都市报)」(nan2 du1 du1 shi4 bao4/ナンドゥードゥーシーバオ)の記事です。
昨日(8/14)午後3時頃、河北(he2 bei3/ハーベイ)省の化工会社の社長さんが、技術者を連れて天津港までやってきました。
そして、事故現場指揮部を訪れたのだそうです。
その社長さんの話では、今回事故のあった瑞海国際物流有限公司の倉庫に、700トンの「氰化钠」(qing2 hua4 na4/チンフアナー)を保管してあったそうです。
「氰」(qing2/チン)はシアン、「钠」(na4/ナー)はナトリウムで、「氰化钠(チンフアナー)」でシアン化ナトリウムとなります。
聞いたことあるような気もしますが、こういう化学品についてよくわからないので、辞書の力を借ります。
大辞泉には「シアン化水素と水酸化ナトリウムの反応によって得られる、潮解性のある白色の結晶。水によく溶け、アルコールにも溶ける。猛毒。」とありました。
これでもよくわかりませんが、猛毒であることだけはわかりました。
事故現場に、700トンものシアン化ナトリウムがあっただなんて、それこそ恐ろしいことではないのでしょうか。
それこそ民衆が聞いたら革命を起こすかもしれないような話を、わざわざ記者に話すかなあと、私はちょっと眉唾です。
よって、本当かどうかはわかりません。
ただ、本当であれば大変なことです。
何でも、この倉庫の場合、シアン化ナトリウムであれば、最大10トンが保管可能量だったそうです。
そして、2号危険品倉庫に入れるべきで、屋根のない場所での保管は認められていませんでした。
やっぱり、インチキをしていたようです。
でも、こういうインチキ、それこそどこでもしています。
危険なのは、ここだけではないことを考えると、本当に憂鬱になります。
で、この700トンの行方を探したそうですが、何もありませんでした。
記事では「蕩然無存(荡然无存)」(dang4 ran2 wu2 cun2/ダンランウーツン)と表現しています。
跡形もなく消え去る、という意味です。
今回、爆発したものが何であるのか、まだ発表されていないようです。
調査中で不明ということのようですが、情報を隠しているのかもしれません。
ただ、私が思うに、どんな化学品をどれほど置いてあったのか、ちゃんと管理していなかったのではないでしょうか。
よって、本当にわからないのかもしれません。
隠しているのであれば、内々では一応対策を取るでしょうから、まだましです。
でも、やっぱり、本当にわからないのだと思います。
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