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【安倍政権考】仰天論法 朝鮮学校無償化不適用はヘイトスピーチ!? 強まる無償化“圧力”

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【安倍政権考】
仰天論法 朝鮮学校無償化不適用はヘイトスピーチ!? 強まる無償化“圧力”

政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会であいさつする安倍晋三首相(右から2人目)=7月31日、首相官邸

 社民党の福島瑞穂副党首も「お話があった通り、朝鮮学校を無償化の対象としないことが、差別をしていくという政府のメッセージだと思う」と主張した。結局、公明党も前向きに転じつつある法案は8月4日、参院で審議入りを果たした。

 そもそも高校無償化は、民主党の主要政策として鳩山由紀夫政権が平成22年4月に導入。朝鮮学校に対しては、同年8月に文科省の専門家会議が「教育内容は判断基準にしない」とする無償化の適用基準案を示し、適用を認める方向で審査を開始した。

 ところが、同年11月、北朝鮮による韓国砲撃を受け、当時の菅直人首相が審査手続きを凍結。退任直前に再開を指示したが、手続きは事実上ストップするなど迷走してきた。安倍政権には、ぶれない姿勢の継続が求められている。

(政治部 比護義則)

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