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池袋で車が歩道に突っ込む 5人はねられ、1人は重体に

朝日新聞デジタル 8月16日(日)22時34分配信

 16日午後9時40分ごろ、東京都豊島区東池袋1丁目の歩道に乗用車が突っ込んだ。警視庁によると、5人がはねられ女性(41)が頭を打ち重体、25〜71歳の男女4人も頭や足にけがを負った。同庁は同日、運転していた男を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。

【写真】店舗の入り口付近に突っ込んだ自動車=16日午後10時25分、東京都豊島区東池袋1丁目、竹花徹朗撮影

 池袋署によると、男は東京都北区王子3丁目、医師金子庄一郎容疑者(53)。同乗者はいなかった。調べに対し、「ラーメンを食べ終えて駐車場を出るところだった。運転していたのは間違いないが、歩道上に突っ込んだ記憶はない」などと話しているという。

 現場はJR池袋駅前の家電量販店や衣料品店などが立ち並ぶ繁華街。

 事故を目撃した男性会社員(22)は「乗用車が時速60〜80キロぐらいのスピードのまま反対車線に突っ込んできた。『キャー』という悲鳴が聞こえた。車から男性が1人降りてきたが、足元がおぼつかない様子だった」と話した。女性会社員(24)は「近くで信号待ちをしていた男性があっという間に宙に吹き飛ばされた。警察官が到着後、男性が車から引きずり出されるように出てきた。言葉にならない、大きな奇声を上げていた」と振り返った。

朝日新聞社

最終更新:8月17日(月)1時3分

朝日新聞デジタル