挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
こちら、特別至急犯罪班、10班ですっ 作者:葡萄水菜

囚人のお話

2/13

王子と姫の重々しき運命

「ムケ、どういうこと?
もう一度説明しなさい。」
「でっ、ですから、キケ様!!
囚人番号2012が逃走いたしました!」
「どうして・・・・!あの牢獄を、
脱出、出来たとでも?!」
「本当なんです!
僕が牢獄に行ったら
牢獄監視班、16班が眠らされてて!」

ムケと呼ばれた、まだ幼い顔つきの男の子が
涙目になったのを見たところ、
事実と受け止めるしかないのだろう。

女王のキケは諦め、質問を変えた。

「・・・・もちろん追いかけてるんでしょうね?」
「は、はい!只今、40人の軍人で追わせてますけど、
歯が立たないということで
至急、『特別至急犯罪班』を向かわせております。」
「『特別至急犯罪班』?
どうして数の少ない『10班』なの?」
「あの、技術の差というか
実力の差が激しいという連絡があったので、
最高ランクの彼らを、と。」
「ふぅん・・・・彼らを、ね。
危険と判断したら引き返しなさい。
と伝えてちょうだい。
彼らを失いたくないのよ。
彼らがいないと、もう・・・・。」
「こ、心得ております・・・・女王様。」

ムケは素早く下がった。

彼はまだ15歳だった。
だが、それでも大人より小さいその背と
素早い足は大人顔負けだった。

そしてまた、彼の姉である女王、キケも
17歳という若さで親を亡くして後を継いだ。

ムケを剣士にさせたのは、跡継ぎで困らないためだった。

この国は『16歳以下は王にはなれない』という法律が存在していた。

暗黙の了解ではあるが、
『女性が王になってはいけない』という法律はなかった。

だから先代の王は
息子であるムケを剣士にさせ、
キケが女王になった。

キケは母親のソルリアに似て、優しい人だった。

その上、正義感があり、立派だった父親に憧れていた彼女は
幼いながらも賢明な判断が出来たのだ。

だからこそ彼女は人望が強く、
女性でも『王様』という位置を保てたのだ。

反対にムケの髪の毛は
綺麗な金色を銀色にした。


この国は

金色
銀色

の者を国の者と認めた。

他の国では無い髪の毛の色だからだ。


そのため、髪の毛の脱色、着色は違法となる。

金色はかなり希少で、
金色なのは今のところ王族だけだし
名前が似ているから余計に怪しまれる

ということで銀色にしたのだ。

いつか、老後だと金色に戻ってしまうため
彼は人々にバレずに死ぬのだ。


なんと正反対な人生なのだろうか。

幸せと不幸

両親のそれがピッタリ分かれたような、二人。

ムケは仕方ないと受け入れたが
キケには少し辛すぎる運命だった。


***特別至急犯罪班***

「ユリ、この先でいいのね。」
質問というより、それは確認のつもりなのだろう。
彼女、ヒマワリは強い目をして
海が透き通ったような水色の髪をリボンで結び直す。
「ええ。そのはずよ。」
その答えはアサガオが答えた。
ポニーテールに結ばれた黄色の髪と
釣り上がった藍色の瞳が
強い性格を滲み出す。

ユリは自分の緑の髪で
編まれたみつあみを眺めて、言った。
「行きましょう・・・。時間が惜しいですから・・・・。」

「そだねっ♪」
最後に明るく彼女の髪のように弾んだ声の持ち主は、タンポポ。
その時代、シルバゴルドの国で不吉とされた、


黒色の髪であるー・・・・・
作者に説明力が無くてすみません...。

意味わからなかったらとりあえず
読み飛ばしていただいて構いません...。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ