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桜島 火山性地震が急増 警戒レベル4に
8月15日 17時30分

桜島 火山性地震が急増 警戒レベル4に
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鹿児島県の桜島では、15日朝から島内を震源とする火山性地震が多発していて、体に揺れを感じる地震も相次いでいます。気象庁は今後、規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっているとして、桜島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3からレベル4の「避難準備」に引き上げ、昭和火口と南岳山頂火口からおおむね3キロの範囲にある、鹿児島市の有村町や古里町では避難の準備が必要だとして、厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、桜島では15日午前7時ごろから、桜島の島内を震源とする火山性地震が多発しています。午前8時までの1時間には5回でしたが、午前10時までの1時間には116回と急激に増加し、午後1時までの1時間には187回に達するなど、多い状態が続いています。桜島では島内で震度2や1の揺れを観測する地震も相次ぎ、15日は午後4時までに合わせて4回発生しています。また、島内に設置している傾斜計や伸縮計では、山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されています。
気象庁は、桜島では規模の大きな噴火が発生する可能性が非常に高くなっているとして、15日午前、桜島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3からレベル4に引き上げました。そのうえで、昭和火口および南岳山頂火口から3キロ以内の鹿児島市の有村町や古里町では、重大な影響を及ぼす噴火が切迫していると考えられ、避難の準備が必要だとしていて、大きな噴石や火砕流に厳重に警戒するよう呼びかけています。

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