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【ゴルフ】

西山ゆかり飛ぶトンボ落とす勢い

2015年8月15日 紙面から

第1日、5アンダーで3位の西山ゆかり=軽井沢72で

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◇NEC軽井沢72<第1日>

 ▽14日、長野県北佐久郡軽井沢町・軽井沢72G北C(6583ヤード、パー72)▽曇り、気温26・4度、風速2・1メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽108選手(うちアマ4人)▽観衆4134人

 前週ツアー初優勝を飾った西山ゆかり(33)=アステオ=が好調を持続。5バーディー、ノーボギーの67をマークし、首位と3打差の5アンダー3位発進を決めた。史上3人目となる初Vからの2週連続優勝を目指す。首位は8アンダーでテレサ・ルー(台湾)、1打差の7アンダー、2位に前週プレーオフ負けの鈴木愛(21)=セールスフォース=が続いている。

 飛ぶ鳥を落とす勢いってことなのか−。前週のツアー初勝利でノリノリの西山が、飛んでるトンボを落として好発進だ。

 9番パー5。第2打をグリーン手前の花道まで運んだ直後だった。突然、真横に走った。左サイドのギャラリーロープをくぐると、なにやら木の陰でゴソゴソとひと作業し、フェアウエーに戻って来た。「実は…。素振りでトンボを打っちゃたんです。ちょうどフォロースルーのあたりに飛んで入ってきて。フェアウエーの真ん中に置き去りにしていくのは忍びなくて、葬ってきました」という。その後、門田実キャディーに「トンボのためにも頑張らなきゃ」と励まされ、第3打をピンそば1・5メートルに寄せてバーディーを奪った。

 前週キャディーとして初Vをアシストしてくれた師匠で男子プロの芹澤信雄から「(世界ランク8位の)フォン・シャンシャンにも負けてない」と太鼓判を押されたショットは、相変わらず好調だ。スタート1番では9番アイアンで1・5メートルに。6番では5番アイアンで4メートル、10番はピッチングウエッジで2メートルにつけるなど、切れ味を見せて5バーディー。唯一グリーンを外した17番では、下りのアプローチをきれいに寄せてパーセーブした。

 1990年の西田智慧子、2005年の表純子以来ツアー史上3人目となる、初Vからの2週連続優勝達成へ期待が膨らむ。「こういう形(V戦線)でゴルフをし続けることが目標です。芹澤プロに言われたように、今週も54ホール終わった時に首位に立っていられるように頑張りたい。今週も一球入魂です」。2勝目は早ければ早いほどいい。 (月橋文美)

 

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