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【ゴルフ】

渡辺彩香 アルバトロス&イーグル

2015年8月16日 紙面から

第2ラウンドの6番でティーショットを放つ渡辺彩香=軽井沢72で

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◇NEC軽井沢72<第2日>

 ▽15日、長野県北佐久郡軽井沢町・軽井沢72G北C(6583ヤード、パー72)▽晴れ、気温26・1度、風速2・2メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽108選手(うちアマ4人)▽観衆5707人

 プロ4年目でツアー屈指の飛ばし屋、渡辺彩香(21)=ユピテル=が16番パー5でツアー史上12例目となるアルバトロスを達成。5番パー4ではイーグルも決めてこの日67、前日の54位から通算5アンダー、14位に浮上した。アルバトロスとイーグルの同一日達成は、2011年スタンレーレディスでの有村智恵以来ツアー史上2人目の快挙だ。服部真夕(27)=LIXIL=が通算11アンダーまで伸ばして単独首位。1打差の10アンダー、2位に大山志保(38)=大和ハウス工業=が続いている。

 インスタートの渡辺が、16番・480ヤードのパー5で第2打を直接カップインさせ、アルバトロスを決めた。「フェアウェーから残り195ヤードを4番アイアンで。手前から転がってカップに入るのが見えました。ショットとしても、ラインも完ぺきでした」。プライベートのラウンドも含めて人生初という。

 「1回は取りたいなと思ってました。昨日からショットの調子がいいのにパットが決まらず、モヤモヤが続いてた。だけど、こういうこともあるんだな」と興奮気味に話した。

 国内女子ツアーでは、13年8月のCATレディース初日に佐々木慶子が達成して以来の史上12例目。ツアー出場選手と大会数から算出すると、約2万300ラウンドぶりの快挙だ。おまけにツアー史上もっとも短い使用クラブでの達成となった。

 さらに渡辺は5番・361ヤードのパー4でも第2打、残り95ヤードを58度のウエッジでカップに放り込みイーグル奪取。11年7月のスタンレーレディス初日の有村以来史上2人目の「同一日アルバトロス&イーグル(有村のイーグルはホールインワン)」だ。

 首位と6打差の14位で迎える最終日にも「ビッグスコアが出るコース。一発入れば行けそうな予感はある。あきらめないでいこうと思う」と、意欲満々。大逆転Vも視界にある。 

  (月橋文美)

 

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