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【プロ野球】

山田2戦連発 本塁打王争い独走 26号先制弾

2015年8月13日 紙面から

広島−ヤクルト 1回表2死、左越えに先制の26号ソロ本塁打を放ち三塁を回る山田(右)=マツダスタジアムで(増田智彦撮影)

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◇ヤクルト5−0広島

 ヤクルトが3連勝。小川は2年ぶりの完投を4安打完封で飾り、自身3連勝となる7勝目を手にした。打線は1回に山田が26号ソロ、5回は大引が4号3ランを放った。ともに2戦連発。広島は2試合連続の零敗を喫した。

     ◇

 大粒の雨を切り裂く打球が、左翼席ギリギリに飛び込んだ。降雨のため45分遅れで開始された1回2死走者なし。ヤクルト・山田が、カウント3ボール1ストライクからバットを一閃(いっせん)。キング独走の26号先制ソロをぶっ放した。

 「バッティングカウントだったので(狙いを)小さく絞って思い切っていった。結果も出だしてきた」。セ屈指の若きスラッガーは、2試合連続アーチに頬を緩めた。

 7月は打率4割3分4厘、10本塁打と大暴れで月間MVPを獲得。その反動か、8月は、この広島3連戦前までの8試合で打率1割3分3厘、0本塁打と低空飛行が続いた。しかし、前夜とこの日の2戦で8打数2本塁打を含む6安打と一気にV字回復。さらに「(コーチから)行っていいと言われているときは、貪欲に次を狙っている」と2試合連続で盗塁も決め、2位のDeNA・梶谷に3差付けた盗塁数は25に伸びた。

 現在、打率3割2分6厘、26本塁打、25盗塁で、今季開幕前に立てたトリプルスリーの目標は完全に射程圏内。他に、安打数、打点を加えた打撃5部門もリーグ3位以内に入っている。タイトルや数字については「残り10試合くらいになったら考えるけど、今は関係ない」と雑音を封印。ただ史上最年少の三冠王のみならず、史上初の盗塁王&本塁打王はもちろんのこと、このまま打ち続ければ5冠王だって夢ではない。 (竹村和佳子)

 

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