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【プロ野球】

山崎康30S 与田の新人記録に王手

2015年8月16日 紙面から

広島−DeNA 9回裏2死、最後の打者を三振に仕留め、雄たけびを上げる山崎康=マツダスタジアムで

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◇DeNA2−1広島

 DeNAが終盤に競り勝った。1−1の9回1死から筒香、ロペス、バルディリスの3連打で1点を奪った。先発の三嶋は7イニング1失点と好投し、山崎康が30セーブ。広島は前田が7イニング1失点と踏ん張ったが、3番手の中崎がつかまった。

     ◇

 完璧だった。最後は148キロの直球を外角低めにピシャリ。敵地にも響き渡るベイ党のヤスアキコールに乗ってマウンドに上がった山崎康が、3人で締めた。DeNAの守護神が史上2人目の新人30セーブを達成だ。

 9回に1点を勝ち越した直後の登板。顔色一つ変えずに任務を全うした。「今までやってきたことが一番、形になるのは数字。素直にうれしく思います」。童顔の下に強靱(きょうじん)な精神力を持つ22歳は、珍しく自賛した。

 春季キャンプ前、ドラフト1位右腕に期待されたのは先発ローテだった。しかしオープン戦で結果が出ず、昨季21セーブの三上も故障で出遅れ。亜大でクローザー経験のある若武者は「抑えをやりたい」と直訴した。台所事情ゆえに納まった役割は天職だった。

 セーブが付く場面の登板では、まだ一度も追いつかれていない。中畑監督も「全部成功でしょ。それもスゴイよな。今日だって、勝ち越してすぐのマウンド。すごく中身の濃いセーブだった」と賛辞を惜しまない。

 ただ、山崎康が大台到達を喜んだのも一瞬だった。1990年に中日・与田剛が挙げた新人最多の31セーブに王手をかけても「浮かれてはいけない。もっと責任感を持って、チームの柱になりたい」。球団初のクライマックスシリーズ進出の夢を追いかけるキヨシ軍団にとって、絶対守護神の存在は何よりも心強い。 (井上学)

 

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