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大会6日目の第3試合、3塁側沖縄興南、1塁側石見智翠館です。
先頭バッター、フォアボールを選んで、比嘉が出塁しています。
1年生の先発ピッチャー、4度地方大会では先発。
サインを出します。
春夏連覇の2010年以来。
送りバント成功です。
1アウト、ランナー2塁。
まずチャンスをつくりました。
我喜屋監督も小さくうなずいた、興南高校、初回の攻撃です。
右バッターの具志堅に打順が回ります。
放送席のゲストは滋賀近江高校監督でいらっしゃいます多賀章仁さんをお招きしてお送りしています。
クリーンナップの前に、得点圏にランナーを置きました。
興南は迷わず、送ってきましたね。
石見智翠館とは対照的でしたけど。
石見智翠館は初回、バントはしませんでした。
強攻で行きましたが0点。
基本的には継投で戦っていくチーム、ピンチになれば、3年生田中がレフトからマウンドに飛んできます。
フォアボールを与えました。
今日2つ目のフォアボールとなったところで、3年生キャッチャーの藤原が1年生安藤のもとに向かっていきました。
初戦の先発ですから、当然力が入るのは分かるんですけれども、若干左肩の開きが早いんですよね。
スライダーがちょっと外に抜けるケースがあるんですけれどもね。
2つのフォアボール、2塁1塁のピンチ。
バッターボックスには4番バッターの喜納です。
4番バッター打ち取りました。
まずは2アウト。
ランナー1塁3塁と変わります。
今も高さがよかったですね。
これで少し落ち着くか。
1塁3塁、興南高校が先制のチャンス。
3塁ランナーが先制のホームにかえってきました。
記録は内野安打。
興南高校が、まずは先制点をもぎとりました。
2010年春夏連覇以来の興南高校、この甲子園。
まずはスコアボード初回に1を刻みました。
石川の内野安打。
安藤、打球の処理をちょっと焦りましたかね。
でも飛んだコースがよかったとも言えるでしょうね。
まずは石川のタイムリー内野安打で1点を先制。
なおも1塁2塁。
ピンチを背負うは、1年生の安藤。
興南高校の指笛がこの3塁側のアルプスに響きます。
2010年の春夏連覇以来。
バッターボックスは佐久本。
3アウトになりました。
沖縄興南、何とか最少失点で抑えました。
興南高校が初回、1点を先制しました。
満員のアルプス。
3塁側には負けていません。
石見智翠館です。
2年ぶり9回目の出場。
2009年から石見智翠館という名前に変わりました。
その前は江の川高校として甲子園にも足を運んでいます。
石見智翠館は1年生の安藤が先発のマウンドに立っています。
注目の比屋根の2イニングス目となります。
石見智翠館、4番の泉から。
投げるときに背番号がバッターに完全に見えるような、そんなフォーム。
比屋根の立ち上がりはどうごらんになりましたか。
今初めてカーブを投げましたけど、このカーブが彼の持ち味でしょうね。
落ち着いて1塁に送ります。
1アウト、ランナーはありません。
2010年のエース島袋を思わせます、そんな投球フォーム、2年生の比屋根。
バッターボックス、左バッターの村上航希が対します。
ショートゴロ。
1塁送って2アウト、ランナーありません。
ピッチャーは比屋根。
ショートはキャプテンの比嘉。
2年生の比屋根を3年生の佐久本がリードします。
バッターボックスには上農。
今日はどんどんインコースを突いてくる、強気なピッチングをしたいと比屋根は話していましたね。
インコースです。
これが決まります。
ここまではそんな意識は見てとれますか。
ありますね。
ライナーをつかんで、3アウトになりました。
初回先頭バッターに出塁を許しましたが、2回表は興南高校の比屋根が強打の石見智翠館を三者凡退、0点に抑えました。
5年ぶり10回目の出場。
春夏連覇の偉業を達成以来の甲子園出場となります。
興南高校です。
石見智翠館は先発ピッチャーが1年生の安藤。
リードするのは3年生の藤原です。
レフトに入っていますキャプテンの田中がピンチになれば、あるいはタイミングのいいところでリリーフとしてマウンドに上がってきます。
田中先輩がとにかく安心して投げてくれと、ピンチになったらおれが行くからと話しているそうです。
準決勝での継投は、安藤が先発しまして、その後田中、安藤、田中と3回繰り返しました。
ピンチのたびに、マウンドに先輩が来てくれます。
低めを、真っすぐもスライダーも低めに丁寧に集めて、そういうピッチングを心がけようとしていますよね。
ヒットになりました。
バッターランナーは3塁に滑り込みました。
先頭バッター、スリーベースヒット、打球の伸び、そしてこの…。
かなり低いライナー性の当たりではありましたが、フェンスの直前まで伸びていきました。
また足も速かったですね。
興南高校が大きなチャンス。
2回も大きなチャンスです。
バッター我那覇がバッターボックスに入ります。
作戦的にもいろいろ考えられますかね。
ここは打たせるんじゃないでしょうか。
内野、前進守備はとりません。
地方大会、打率は4割2分9厘でした。
ストレート、134キロ。
130キロを超えればいいかなと話していた1年生の安藤ですが、ここは力のこもった投球を見せます。
初回よりは制球が落ちついた印象はありますか。
そうですね。
ここからですよね。
追い込んでからですよね。
変化球、空振り三振です。
まずは1年生大きなピンチを背負って、8番の我那覇を打ち取りました、いいところに落ちたボールですか。
よく腕も振れていましたね。
後ろにはレフトを守るキャプテンの田中がいます。
バッターボックスにはピッチャーの比屋根。
地方大会は12打数4安打3打点。
バントしに来ました、3塁ランナー、挟まれた。
キャッチャーがタッチにいって、アウト。
スクイズで来ましたが、2点目は取れず。
スクイズ失敗です。
いいボールでしたよ。
低めに。
スクイズしに行ったんですが、できなかったと。
安藤君の投球が勝ちましたね。
低めに制球されたボールでした。
これでランナーがなくなりました。
ピッチャーの比屋根君だっただけに、ここで攻撃で、これはやっぱり石見智翠館にとっては大きいですよね。
空振り三振で1年生の安藤、ノーアウト、ランナー3塁を初回は先制点を許しました、石見智翠館。
先発ピッチャー1年生の安藤でしたが、2回は先頭バッターにスリーベースヒットを許しながらも、0点に抑えました。
先頭バッターにツーツー、うまい事いったんですが、スリーベースを打たれてピンチでしたが、本当によく頑張りましたね。
連続三振でね。
また流れもどっちかなと、フラットに戻ったような状態でしょうか。
比屋根君のピッチング、注目ですよね。
バッターボックスには須山です。
1アウト。
先頭バッターを抑えました。
いいショートですね。
非常に軽快ですよね。
キャプテンの比嘉、50メートル6秒フラットの俊足でもあります。
打球的にも今のは嫌な打球だったんですけどね。
非常に落ちつきがありますし。
バッターボックスには8番の藤原が入ります。
春までは背番号12番、不調での番号だったということですが、2番を取り戻しました。
沖縄興南のアルプスもにぎやかですが、こちらも負けていません。
色とりどり、カラフルな石見智翠館。
1塁側のアルプスです。
興南高校は大きなクロスステップが特徴な比屋根。
いわゆるクロスファイヤー。
バッターボックスは右バッターの藤原。
逃げなかったということでしょうね。
当たりましたが、動きはなかった。
結構そのまま当たったんですが、大丈夫ですかね。
左の肘。
キャッチングもあるんで、そういうところにも影響がないといいんですけれども。
何度か動きを確認して。
藤原が戻ります。
ライト石川がとりました。
2アウト、ランナーありません。
この回も2人のバッターで2アウト。
初対戦からしたら、このフォームというのは打ちづらいですか。
石見智翠館のバッター、それについていっているんですね。
対策を取ってきているということはすごく感じますね。
末光監督も、かなり多くの対策を取っていたようです。
石見智翠館、初回の先頭バッターはヒットで出塁したんですが、それ以降、出塁はありません。
比屋根はカーブ、スライダー、ツーシーム、チェンジアップを投げます。
空振り三振。
初の三振を奪いました。
3アウトになっています。
ABCの携帯では、各代表校のオリジナルの応援待ち受けを配信中です。
皆さんぜひアクセスしてみてください。
大会6日目の第3試合をお伝えしています。
ゲストには、滋賀近江高校監督でいらっしゃいます多賀章仁さんをお招きしてお送りしています。
興南高校は、1番のキャプテン比嘉からの好打順になります。
スライダーから入ります。
安藤としては変化球中心のスタイルになるんですかね。
先ほどフォアボールだったんで、ここは何とか打ち取りたいですけどね。
セカンドライナー、1アウトです。
ややインサイドに差し込まれた感じになりましたね。
バックを信じて、打たせて取るピッチングをしたいと話していました。
やっぱり攻めの気持ちは大事ですよね。
ピッチングの中で。
それを1年生が甲子園のマウンドで持てるものですか。
そういうところをかって末光監督も起用していると思います。
先発で使えるというピッチャーは、まず度胸だと思います。
技術面よりも精神面が大きいと思います。
多賀さんもそういうところを大事に。
もちろんそうですね。
俗に言うブルペンエースというようなピッチャーではだめですよね。
投げてみないと分からないと。
2アウト、ランナーありません。
この回、苦労した初回の1、2番を抑えました。
流れは興南かなと思いましたけど、やっぱりあのスクイズ失敗から流れが変わってきましたよね。
名将我喜屋監督は2回興南高校、スクイズを狙いましたが、それが失敗。
バッターボックスには興南3番の具志堅です。
1年生ですから、安藤君は、本当に無欲で一生懸命、とにかく一球一球丁寧に投げるんだというような気持ちがすごく出ていると思います。
一たん球審がマウンドに向かいます。
ちょっととまったということじゃないですか。
フォームに対しての。
その注意を受けて、プレーが再開します。
ランナーはいません。
バントの構えを見せましたが、ここはフォアボール。
今日3つ目のフォアボールとなりました。
すかさずサードの阿部が、1年生のところに行きました。
レフトにはリリーフとして頼れるキャプテンの田中がいます。
この田中が精神的な存在として本当に大きいと話していた1年生の安藤。
バッターボックスは4番バッターの喜納です。
前の打席ではセンターフライに打ち取りました。
今のはいいボールですよね。
左バッターに対して、あのスライダーは非常に有効なボールですね。
4番バッター喜納を追い込みました。
ただ初回に比べると、かなりコースも突けるようになった、そんな印象を受けるんですが。
マウンド上、1年生の安藤。
ランナー2塁へ。
盗塁成功。
2アウト、ランナー2塁。
ここはチャンスを広げました、興南高校です。
三度得点圏にランナーを背負ってのピッチング。
ここは1塁があきましたので、腕を振って思い切って厳しいところを突きたいですよね。
ここは無理な勝負はしなかったということでしょうか。
フォアボールで2塁1塁。
3年生キャッチャーの藤原が安藤のもとに向かいます。
バッターボックスは先制タイムリー安打の石川。
ここも外をねらっていきます。
キャプテン田中からは、打たれても、点を取られてもいいから、思いきり投げろと言ってもらっているようです、マウンド上の1年生、安藤。
3度目のピンチを迎えますが、レフトのキャプテンに動きはありません。
3ボール1ストライク。
かなり慎重になっているようにも見えるんですが。
先ほども言いましたけど、上体の開きが速いかなという感じですね。
ピンチを背負う1年生、マウンド上の安藤です。
今のはいいボールでしたね。
力がありました。
フォアボールです。
3連続のフォアボールを出したところで、監督に動きがありました。
レフトの3年生、キャプテンの田中がピンチを迎えた1年生の代わりにマウンドに上がるようです。
安藤はいつも、すいませんと、代わるときに話すと言っていました。
でもそんな必要はないと言っていました。
先発のマウンドに上がっているのは、1年生の安藤だからと、そんな話をしていました。
背番号7番のキャプテンの田中がマウンドに上がります。
2アウト満塁のピンチです。
ここでまず最初の継投です。
常にこういうピンチで投げているんでしょうね、田中君は。
でないと、継投できないですよね。
このケースでは。
先ほど先発ピッチャーの精神面の話がありましたが、ピンチで上がるピッチャーもそういうところが大事ですか。
高校野球の継投はそういうところが大事ですよ。
できればイニングの頭で上げてあげたいんですけれども。
こういうピンチでの継投というのはね。
ただこういった継投をして勝ち上がってきたのが、石見智翠館。
それぞれで3回ずつ繰り返した、そんな継投でした。
ピンチに上がるのはなれているか、マウンド上、キャプテンの田中。
肩もすぐにできますと話していました。
言葉どおり、投球練習を終えて、バッターボックスに6番の佐久本を迎えます。
初球ストライクを奪いました。
チェンジアップのようなボールですね。
3アウト。
1年生のピンチを1年生のピンチをレフトから駆けつけたキャプテン田中が救いました。
その田中からの打順になります。
今日は滋賀近江高校野球部監督でいらっしゃいます多賀章仁さんのお話でお送りしています。
相手に不足なし、失うものは何もない、そんな意気込みが感じられますね。
春夏連覇の興南に、いきなり継投でしっかり抑えた、石見智翠館です。
田中君の初球、チェンジアップ。
見事ですね、あの場面で。
自分たちのリズムで戦い、自分たちで名づけたらしいですが、ブーメラン継投、これで勢いをつけたいと話していました、キャプテンの田中。
昨日田中と安藤と2人で話したときに、明日もしかしたら僕たち、取材されるかもしれないから、名前をつけようということで、ブーメラン継投と名づけたらしいです。
いきなりはまった3回でした。
キャプテン、全力疾走でしたが、先頭バッター出塁とはなりませんでした。
マウンド上の比屋根。
この回、一番出したくない、そんなバッターを打ち取っています。
バッターボックスには2番の荒木が入っています。
比屋根に対しては、末光監督はフォームよりもボールの角度が違うと、そんな話をしていましたが。
やっぱり投球角度が、ちょうどセカンドの定位置辺りから来るような、右バッターはボールになると思います。
俗に言う、スコアボードを右中間方向に持っていくような感じで、右バッターはそういうイメージでバッティングしているでしょうね。
センターラインを右中間のほうに持っていって。
同点のランナーが出ました。
守備の乱れがあって、記録はサードのエラーになりました。
興南らしくないプレーでしたね。
足が動かなかったですよね、今。
ここも2年生のピッチャー比屋根のところに、佐久本が寄っていきました。
今2人でバックスクリーンを見ていましたが。
2人で今の状況を確認して、言葉に出して、状況を確認するということをやっているそうです。
これがあるから、しっかり落ち着ける、状況を理解できる、そんな話をしていました。
こういうエラーで出たランナーをかえさないというのが、背番号1の使命でもありますからね。
ここのピッチング、注目したいですね。
興南高校、リードは1点。
対するバッターは高校通算41ホーマーの阿部。
まず3塁に送ります。
2塁ランナー、タッチアウト、そして次のランナーもアウトになりました。
結局は落ちついていた興南高校、守備の乱れもあったんですが、沖縄勢は1958年、首里高校が初の甲子園でした。
そこから甲子園初勝利を首里高校が上げ、そして沖縄水産が準優勝したのが1990年、そして2010年、沖縄興南が史上6校目となります春夏連覇を達成しました。
夏はこれが初めての優勝でした。
それ以来の甲子園でのプレーとなります。
興南高校です。
マウンド上は興南高校、ここまで1失点に抑えています。
1年生の安藤。
先ほどはピンチでキャプテンの田中先輩に助けてもらいました。
そしてまたこの安藤が、回の頭、マウンドに立ちます。
安藤と田中2人で昨日ブーメラン継投と名づけた、そんな継投がいきなり光りました、石見智翠館高校です。
ここまで興南相手に1点で抑えてるというのは、どう評価されますか。
先ほども申しましたけども、末光監督のそういう思わくどおりの感じで選手はそれにこたえていますよね。
あのピンチで出てきた田中君も見事でしたよね。
2アウト満塁からマウンドに上がって。
地方大会でそういう事があったとはいえ、この甲子園ですからね。
そして相手は興南という中でね。
それと先ほどから思っているんですけれども、石見智翠館の外野手は、2アウト2塁のケースでもそうでしたが、外野が非常に深い守りをとっているんですよね。
2アウト2塁なんかの場合であれば、前進守備でということもあるんですけれども、これも甲子園の風向きとかいろんなことを考えながらそういった守備位置をとっていますよね。
ピッチャーがそれだけそういう打球も考えているんじゃないかなと思いますね。
沖縄の興南の打力と、投手力と、考えた上での守備位置かなと思って見ていたんですけれども。
先ほどのライトの当たりも結構ライン際に大きな当たりでしたんで。
石見智翠館は、スターティングオーダーと同様に、元の定位置に戻りました。
マウンド上のピッチャーには、1年生の安藤です。
キャプテンの田中がレフトに戻った格好です。
いきなりの継投策でした。
満塁のピンチをキャプテンがしのいだ。
そんなイニングでした。
ここまでは安藤、田中、そしてまたこの回から安藤です。
リードするキャッチャー、藤原。
この回興南高校は先頭バッター砂川です。
第1打席はライトのスリーベース。
ノーアウト、ランナー3塁をしのいだのが、この1年生安藤でした。
そんなピンチを先輩の力をかりずに自分の力で抑えました、安藤。
バッターボックスは砂川。
緩い変化球で2ストライクと追い込みます。
まだ先頭バッターから安藤の持ち味も出ているかなという。
いいですね。
スライダーを多く投げていたここまでですが、この回はカーブを有効に使っています。
ライト前ヒット。
今日2打席連続ヒット。
砂川が出塁です。
ノーアウト、ランナー1塁。
結構高さも変わっていくような、確かにちょっと甘くは入っているんですけれどもね。
砂川、ヒットで出塁。
ここはバントで来ますかね。
と思いますね。
我喜屋監督はどんな采配をとるか。
送って、1番の比嘉君に回したいというそんな感じじゃないですかね。
安藤がこの回もランナーを許しています。
ランナー、スタート、打ってきました。
セカンドフライ。
アウトです。
ここは強攻で来ましたか。
エンドランは成功しませんでした。
1アウト、ランナー1塁に変わって、ピッチャーの比屋根です。
我喜屋監督としてもいろいろ考えがあっての。
これ地方大会では当たっているんですよね、我那覇君。
そういうところで打たしてみようというところだったのかもしれませんね。
我那覇は4割以上打っていた地方大会でした。
ここで送ってという事もありますんでね。
地方大会では犠打2つを決めています、バッターボックスの比屋根。
自分たちで考える、改善も反省も自分たちでやらせているという自立型の野球、そんな野球を教えているようです。
空振り三振。
結局1塁ランナー、前に送れず、2アウトになりました。
今のはバスターを狙っていったんですかね。
追い込まれていましたからね。
得点圏にはランナーを進められないまま、1番の比嘉を迎えます。
レフト前ヒット。
スタートを切っていたランナーは2塁をけって、3塁まで滑り込みます。
エンドラン成功、1塁3塁。
大きなチャンスをつくり出しました。
1番の比嘉です。
2アウトから動いてきました。
高めのボール球でしたけれどもね。
またこのピンチで、1年生からキャプテンへ代わります。
本人たちが名づけたブーメラン継投。
この信頼感があるから、1年生の安藤が安心してマウンドに立てる、そんな話もありました。
またレフトから駆けつけました。
キャプテンの田中がマウンド上。
センターの須山がレフトに回ります。
ピッチャーの安藤がセンターに代わった守備位置です。
3回同様、この継投を使いました。
1年生からキャプテンの3年生へ。
3回は2アウト満塁のピンチをしのいだマウンド上の田中です。
また投球練習を行って、そしてバッター2番の仲を迎えます。
思い切ってドンドン采配してきますね。
末光章朗監督、3回に続いてこの継投です。
とりました、3アウト。
ここもキャプテンが2人が名づけたブーメラン継投。
先発1年生の安藤に代わって、キャプテン3年生の田中がレフトからピンチのたびにマウンドに向かってくる。
そんな事を3回繰り返したのが地方大会、島根の準決勝、決勝でした。
その甲子園でブーメラン継投がはまって、ここまで興南打線の前に最少失点、1失点でとどまっています。
今日は滋賀県近江高校多賀章仁さんのお話でお送りしています。
継投がはまっていますね。
本当にそうですよね。
興南4番バッターの喜納。
いい当たり、4番バッターが出れば、勢いに乗ってくれるところでしたが。
いい当たりでしたよね。
力がありますよね、喜納君。
2年生トルネード投法比屋根の前にいいバッティングを見せました。
ただ、1アウトです。
バッターボックスは村上航希です。
村上、2塁をけって3塁に滑り込む。
継投策はまった、ピンチしのいだ後、スリーベースヒット。
同点のランナーは一気に3塁へ。
大きなチャンスをつくりました。
どんなバッティングでしたか。
ちょっと高めに浮いたボールですけれどもね。
バッテリーとしても目線を外していこうというカーブ系の球だったんですけど。
それをフェンス前まで運びました、村上航希。
しっかり振り切っているのがいいですね。
地方大会でも当たっていた村上でしたが、この甲子園でも長打。
ピンチの後、同点のチャンス、石見智翠館。
バッターボックスには上農が入ります。
チームトップの5打点。
初球から振りにいくという姿勢がいいですよね。
非常に見なれないフォームのピッチャーなんですが。
とにかく向かっていくという姿勢が見えますね。
3塁ランナー、同点のホームイン。
ピンチの後のチャンスを生かしました。
石見智翠館。
上農の同点タイムリーツーベースヒット。
追いつきました。
継投策がはまったその後に、同点のランナーをかえしています。
1球目から振りにいった、あの気持ちがこの打球に本当に乗り移った感じですよね。
好投手比屋根の前に屈していないというか、ドンドン攻める、そんな気持ちを出しています。
上農の同点タイムリーツーベースがあって、そしてなおもランナーを2塁に置いて、バッターボックスには須山です。
勝ち越しのチャンスになりました、石見智翠館。
今日は1年生の安藤、キャプテンの田中、その交互の継投、もう2回ありました。
そんな2人のピッチャーが粘っている石見智翠館。
勝ち越しのチャンスに、須山、バッターボックス。
積極的ですね。
気持ちで負けていない、そんな多賀さんのお話がありました。
相手は5年前、甲子園で春夏連覇の偉業を達成、沖縄興南。
2塁ランナー、タッチアップのスタートは切りません。
2アウト2塁です。
大きな当たりだっただけに。
やや比屋根君の投球が上回った感じがしますけど。
でもその姿勢がいいですよね、石見智翠館の各バッターの。
バッターボックスには藤原。
相当比屋根君にはプレッシャーがかかりますよね、これだけ振ってくると。
今日の1年生と3年生のブーメラン継投、リードするのがこのバッターボックスの藤原。
藤原も考えることが多いですからね。
そんな中、ピンチを2度抑えて、そして同点に追いついた石見智翠館。
気持ちは乗っていると思いますね。
ああいう形が、継投がはまっていますので、キャッチャーとしては乗っていると思いますよ。
藤原は春まで背番号12番でした。
不調があって、背番号2けたになりましたが、それをまた取り戻したこの夏。
石見智翠館が勝ち越しのチャンス。
相手は春夏連覇の興南高校。
巧みな継投策の後、同点に追いついています。
夏、背番号2を取り戻したバッターボックスの藤原。
砂川はこちらを向いてとりました。
アウト。
傾いた羽根が空気抵抗、気流の流れを変えて、ブーメランは投げた方向から戻ってきます。
ピンチを迎えて、一度レフトに行った外野の守備についた1年生が、またマウンドに戻ってきます。
きのうの夜、取材を受けるかもしれないということで、3年生の田中、1年生安藤が2人で考えた名前、それがブーメラン継投です。
その継投でピンチをしのいで、そして石見智翠館は同点に追いつきました。
1対1同点で、5回裏を迎えます。
再びマウンドに戻ってきました、1年生の安藤です。
バッターボックスには具志堅。
興南高校、3番具志堅からの好打順になります。
春からスターティングオーダーに名を連ねます。
先頭バッター出塁しました。
見逃さないですよね。
興南高校、実は地方大会は打率3割未満だったんですが、甲子園に来てよく当たっています。
ここまでヒット5本。
長打もありました。
4番バッターにさせますかね、ここは。
同点に追いつかれましたからね。
今日はまだヒットがありませんが、この喜納。
バスターで来ます。
1塁ランナーは2塁をけって3塁到達です。
記録はヒット。
4番バッターがバスターで見せました。
ノーアウト、ランナー1塁3塁。
再び大きなチャンスが沖縄興南。
ここで末光監督は伝令を送ります。
そして1年生ピッチャーの安藤がベンチに下がります。
そしてマウンド上には、キャプテンの田中ですね。
田中が戻ってきて、安藤はもう下がるという格好になりました。
安藤はマウンドをおります。
キャプテン田中と2人で名づけたブーメラン継投。
何度も外野の守備について戻ってきた、そんな石見智翠館ですが、ここで安藤はマウンドをおりました。
ここはキャプテンの田中がその後を受けます。
巧みな継投策も魅力的だったんですが。
ここもうキャプテンの田中にということで、戻すようです。
ノーアウト、ランナー1塁3塁。
打ち気をそらす、非常にいいボールですよね。
ここまでは1年生のピンチをレフトから駆けつけてしのいできました。
もうその安藤はマウンドをおりています。
いいボールですね。
ここは手が出ません、バッター。
ピンチに動じませんね。
すばらしいボールですよ。
3塁ランナー、タッチアップ。
犠牲フライで勝ち越しに成功、興南高校。
先制タイムリーの石川のセンターへの犠牲フライで2対1です。
田中から1点をもぎとりました。
ノーアウト1塁3塁でしたので、これはもうしょうがないですかね。
しょうがないですね。
逆にこれで1アウトとれましたからね。
1アウトから送りバント。
切れました。
我喜屋監督は本当に、場面によって全くとる作戦が違うように見えるんですが。
佐久本君がブレーキなんですよね。
流れ的にはね。
佐久本君で切れているケースが多くて、ここはまず送ってという感じではあるかなと思いますね。
今日はライトフライ2つ、チャンスは生かせていません。
2アウト。
そして3アウト。
ノーアウト1塁3塁のピンチ、後輩がつくったピンチでしたが、2対1。
興南高校リードの甲子園です。
「燃えろ!ねったまアルプス」。
1塁側、石見智翠館高校の様子、テレビ朝日紀真耶アナウンサーお願いします。
石見智翠館10番ピッチャーの宮本君は、女の子から王子と呼ばれているそうなんです。
紳士的だなと思うエピソードはありますか。
私たちは職員室の掃除をしているんですけれども、そのときにごみが出るんですけれども、ごみ袋を何も言わずにごみ捨場まで持っていってくれたりします。
ふだんはどんな感じですか。
野球部はテスト期間も練習があって、大変そうなんですけど、現代文のテストで1位を取ったりするぐらい勉強も頑張っています。
野球部らしいなと思うエピソードはありますか。
教室でもボールをさわっていたり、オーダーメードのグローブが届いたら、教室でもずっとさわっています。
メッセージを送ります。
王子…。
頑張れ!黄色い声援が響きました。
王子と呼ばれているそうです。
「燃えろ!ねったまアルプス」、3塁側興南高校の様子をABC福井治人アナウンサーに伝えてもらいましょう。
力投を続ける比屋根君のお母さんにお話を伺います。
どんなお子さんでしたか。
どちらかというと、おっとりした感じですが、負けず嫌いでした。
幼稚園のときに芋掘り遠足でチャンピオンになれなかったことで泣いて、その次の年に頑張ってチャンピオンになりました。
昔から負けず嫌いが今の原動力となっているんですね。
今甲子園に立たれている姿を見てどう思いますか。
我が子のようでないぐらい堂々としていると思います。
トルネード投法に乗せてエールを送りましょう。
雅也、チバリヨー。
お母さんもメッセージを届けてくれました。
キャッチャーの佐久本に聞きますと、マウンドに上がったときに、2年生の比屋根がにらみつけてくるときがあるんだと。
本人に聞くと、かわいい笑顔を見せていましたが。
勝負に対しては非常に気持ちの強い、2年生の比屋根です。
ここまでは1点のリードを守る展開。
比屋根のピッチングはどうごらんになっていますか。
ショートの比嘉君、内野手も含めてですけれども、興南のイメージとしたら、打たせて取る、ピッチャーをうまく守り立てる野手陣がいますので、自信を持って投げていると思います。
高校野球の見本、手本になるような、そういう投球が光りますよね。
石見智翠館も非常に比屋根君のピッチングに対して、臆する事なく振ってきているんですけれども、野手がそれにこたえてしっかり守っていますから、ここまではいい形じゃないでしょうか。
バッターボックスの松本はバントの構え。
石見智翠館は継投策ですが、興南高校は基本的に比屋根が投げています。
安定したプレーは変わりません、比嘉。
簡単に何げなくやっていますけれども、非常にフットワークがいいですよね。
見ていると、本当に軽快にさばいているので簡単に見えるんですが、違うんですね。
ボールを足でとりに行っていますよね。
バッターボックスにはキャプテンの田中。
1年生からマウンドを譲り受けました。
何度も目まぐるしくマウンドのピッチャーが代わるブーメラン継投はもう見られないんですが、田中がマウンドにこの後も立ちます。
ポジショニングも非常に考えて、各野手が守っていると思います。
二遊間かなり広くあいているように見えます。
三遊間を締めていますよね、その分。
やはり比屋根君の投球に対して、そういう守りがしっかりできていると思います。
かなり二遊間、あいているように見えるんですが。
コースを厳しく突くから、左か右かということですかね。
はい、追い込んでいるカウントでね。
同点のランナーが出ました。
今日は何度も1年生の安藤にもとに駆け寄ってピンチをしのいできました、田中。
今度はバッターで見せました。
6回は動く回なんですけれども、そこで田中君が1番バッターというのは、石見智翠館の流れを感じますね。
その流れを変えそうな田中が出ているわけですよね。
ここは末光監督、この1塁ランナーをどう生かすでしょうか。
強攻です。
1アウトからのバントはないようです。
この後は3番の阿部、そして泉へと続いていく石見智翠館のオーダーです。
3つ目のアウトを取りに行きましたが、この送球はそれました。
2アウト、ランナー1塁に変わります。
ランナーには進塁権を与えられて、2塁まで進みます。
2アウト、ランナー2塁に変わります。
また2人が並んで、バックスクリーンを読み上げて、スコアを読み上げて確認をしたところ。
記録はショートのエラーになりました。
石見智翠館の向かっていく、そういう勢いが今のショートの比嘉君の暴投を誘ったような気がしますね。
ちょっと考えられない送球でしたけど。
大きなチャンス、石見智翠館。
大きなチャンスで3番バッター阿部に回ってきました。
高校通算41ホーマーの阿部。
去年の優勝投手、大阪桐蔭福島、その福島からも練習試合でホームランを打ったそうです。
今年エースを務めていました大阪桐蔭の田中からもホームランを打って、大阪桐蔭との練習試合、2試合連続でホームランを打ったのがこの阿部。
左ピッチャーを苦にしないということですね。
田中君から打っているということはね。
そんな阿部に期待がかかります、同点のチャンス、石見智翠館。
空振り三振。
同点のチャンスは比屋根が封じました。
ここは興南高校がまた新たなブーメランとなるんでしょうか。
マウンド上は、レフト、キャプテンの田中ではなく、石見智翠館、背番号11番の橋本和輝がマウンドに上がりました。
橋本は地方大会、3試合、8イニングス以上投げたんですが、自責点はありませんでした。
防御率0.00という橋本がマウンドに上がります。
決勝戦がこの1年生の安藤の先発で始まって、安藤、田中、安藤、田中、安藤、田中、最後を締めたのが橋本でした。
その橋本が、マウンドに上がります。
初球は134キロのストレート。
バッターボックスは今日2安打、当たっている砂川です。
先頭バッターがヒットで出塁。
失礼しました、これは記録はエラーとなりました。
エラーで先頭バッター出塁、ノーアウト、ランナー1塁です。
打球が速かったですね。
すごい打球でしたね。
ここは我那覇、バントの構え。
チームトップの打率でしたが、今日はまだヒットがありません。
今日まだ2点のリードはありません、興南高校。
その差を2点に広げようと、我喜屋監督は送りバントを選択です。
送りバント成功、1アウト、ランナー2塁。
9番の比屋根に打順がめぐります。
毎回得点圏にランナーを送っています、興南高校。
しかし、まだ奪った得点は2点。
キャッチャーの藤原がマウンド上、ピッチャー橋本のところに寄って、声をかけました。
ここはピンチですが、キャプテンの田中に動きはありません。
2年生の橋本、マウンド上。
バッターボックスにピッチャーの比屋根。
ここまで石見智翠館打線を1点に抑えています。
興南高校が追加点の大きなチャンス。
サードライナー、頭上を超えていきました。
2塁ランナーは3塁でとまります。
今日ヒットがなかった比屋根がヒットで出塁。
チャンスを広げました、興南高校。
うまく高めのボールをたたきましたね。
外への球でしたが、それを逆方向に運びました。
外野のキャプテン、レフトのキャプテンに動きはありません。
ここは2年生の橋本に任せるようです。
1年生、3年生、2年生と目まぐるしくマウンド代わっている石見智翠館。
チャンスにバッター比嘉。
興南高校の指笛が、5年ぶりにこの甲子園に鳴り響きます。
春夏連覇以来、5年ぶりの甲子園です、興南高校。
追加点の大きなチャンス。
スクイズで来ました、追加点。
3塁ランナー、ホームイン。
スクイズ成功3対1。
欲しかった追加点を奪いました。
ここは思い切って次の1点、スクイズで取りに来た我喜屋監督です。
今日はスクイズ失敗もあったんですが。
欲しかった追加点をスクイズで奪いました、我喜屋監督。
今日初めて2点のリードは興南高校。
二遊間強いゴロが抜けていきました。
2塁ランナーはストップです。
スクイズで1点取って、そして2番の仲のヒットで続きました。
2年生の橋本にセカンド3年生の荒木が声をかけました。
何とか最少失点で粘れるか。
なおも1塁3塁。
ピンチでまた3年生キャプテン。
田中がレフトから駆けつけます。
先ほどは1年生安藤に代わって、そして今度は2年生橋本に代わって、頼れる3年生田中がまたピッチャーとしてマウンドに立ちます。
やっぱりピンチには田中なんですね。
2年生の橋本はレフトに入ります。
これが石見智翠館のブーメラン継投。
マウンド上、キャプテン、田中がマウンドに立ちます。
1年生の安藤のときも、何度も田中先輩が助けに来てくれました。
目まぐるしく代わる3人のピッチャーをリードする藤原が、寄り添って声をかけました。
バッターボックスは3番の具志堅。
2年生橋本に代わってマウンドに上がりました、田中。
キャプテンの田中が何度もピンチをしのいでいます。
ランナー1人かえってくる。
そして2人目も…。
これはバックホームアウト。
2人目はかえさせませんでしたが、追加点は興南高校。
6回に2点を奪って、さらには沸く3塁側。
興南高校のアルプスです。
スクイズとタイムリーで2点を奪って、4対1。
興南高校、リードを広げています。
放送席のゲストには、多賀章仁さんをお招きしてお送りしています。
興南高校がリードを広げましたね。
見事な攻撃でしたね。
石見智翠館は3番バッター、泉からの打順です。
ここぞというときの、興南の集中力はすばらしいですよね。
援護点をもらった比屋根。
我喜屋監督のあの場面でのスクイズという判断は。
比嘉君でしたから、何でもできるという、そういう余裕はあったでしょうね。
我喜屋監督にしてみれば。
その信頼感にこたえました。
リードを3点に広げています。
見逃し三振、先頭バッターを抑えて、笑顔の比屋根です。
これだけクロスステップで体をねじっているんですけれども、左バッターのインコースにも投げられるんですよね。
本人もそれは苦にしないと話していました。
5番村上航希。
石見智翠館もクロスステップに対しては、かなりの対策を取ってきたと話しています。
平均の球速を見てみますと、興南の得点と同時にドンドン上がってきているような、そんな感じですよね。
今日も非常に暑くなっている甲子園球場ですが、球速、終盤になっても上がっているようです。
夏の沖縄で雨がっぱを着込んで、1時間半、アップの運動をするそうです。
選んだボールはアウトコースでしたね。
いいボールですよね。
ライト前ヒット、5番バッター村上航希が出塁です。
左バッター、この球、打ちにくそうなんですが。
よく我慢して。
石見智翠館はバッティングピッチャーの方に1塁に5メートル寄ってもらって、この球を投げてもらっているそうです。
上農のタイムリーで一時は追いつきました、石見智翠館。
その対策の成果もあってか、上農はタイムリーツーベースを放っています。
さらなる援護点があって、またテンポも上がったか、マウンド上の比屋根。
石見智翠館としては、ここはランナーをためてという攻撃ですかね。
そうですね、何とかね。
バッターボックスは一時同点タイムリーの上農。
ランナー、スタート。
キャッチャーはタッチアウトはできません。
盗塁成功。
キャッチャーもよく、あの球を押さえて投げましたね。
色とりどり、カラフルなメガホンが揺れます。
石見智翠館。
甲子園での12年ぶりの白星を目指します。
バッターボックスの上農。
中学は最後の大会で、最後のバッターだったそうです。
それを悔やんでいた上農。
今日は同点タイムリーも放っています。
インコース、見逃し三振。
これは持ち味の角度のあるクロスファイヤー決まりました。
これはバッターは手が出ないですかね。
そうですね。
まさにクロスステップで、その持ち味を生かしたそんな投球。
我喜屋監督が上げる自立型の野球。
それを受け継いでか、比屋根も自分でこのフォームになったそうです。
バッターボックスには須山。
キャプテン比嘉がさばいて3アウトになりました。
追加点をもらった後、今日は何度も石見智翠館の選手交代のアナウンスが甲子園に響きます。
石見智翠館は、また2年生の橋本がマウンドに戻りました。
3年生キャプテンの田中は、またレフトに戻っていった格好です。
この回興南は4番バッターの喜納から。
4番の喜納、今日もヒットを放っています。
ここは球が続けて浮きました、マウンド上、2年生の橋本和輝。
183センチメートル、88キロ。
2年生の橋本。
インコースにいい球が決まります。
ピンチになったとき、バックにはキャプテンの田中将貴が控えています。
後輩がつくったピンチを、何度もこの田中が助けています。
今日の展開を見ていると、この点差であれば、石見智翠館はまだまだチャンスがありますからね。
何とか先頭を打ち取りたいですよね。
先頭バッターにフォアボールを与えました、橋本です。
この回もランナーが出ました。
毎回ランナーを出している興南高校。
バッターボックスには、先制タイムリー内野安打のあった石川です。
1アウト、ランナー1塁です。
スクイズ、決めたんですが、バントの失敗。
少し目立つところもありますね。
ランナーを進めることができず、ランナー1塁でバッターボックスには佐久本です。
バッターボックスは2年生のピッチャー比屋根をリードします、佐久本。
石見智翠館、2年生の橋本はマウンド上。
送りバントはありませんでしたが、ランナーは2塁。
記録は盗塁です。
ただ追い込んだのは、2年生、橋本。
バッターボックスは佐久本。
2塁ランナーは3塁に進みます。
強い打球を打ちました、佐久本。
ヒットでチャンスをつなぎます。
打球は速かったですよね。
興南高校、地方大会こそチーム打率は3割未満でしたが、やっぱりバットは振れている印象はありますか。
代わった橋本君ですが、真っすぐはそこそこ力があるんですが、変化球がコントロールできていないんですね。
ここというときに真っすぐねらいで興南は来ていますよね。
そんな橋本のもとに、またキャプテンの田中が助けに来てくれます。
ピンチは1塁3塁。
橋本はベンチに下がりました。
また田中の名前が甲子園に響きます。
アナウンスが流れます。
レフトには背番号16番、篠崎が入りました。
またマウンドにピンチで戻ってきました、キャプテン、ピッチャーの田中です。
もう次の1点は大きな1点ですからね。
ここをしのげるか、キャプテンの田中。
バッターボックスには砂川です。
今日ここまで2安打。
ランナー、スタート。
スクイズで来ましたが、ここは決められません。
また動きますか。
田中は今日5度目のマウンド。
それに対して、また指揮を、策を練ってきます、我喜屋監督。
バッターボックスの砂川、今日は3打席連続で出塁しています。
5度目のマウンド、キャプテンの田中。
しかし、しっかり投げますよね、田中君は。
レフトから来て、ちゃんと肩をつくれるんですけれども。
真っすぐも力がありそうなんですか。
そうですよね。
今もうまく投げていますよね。
バッターのタイミングを外すように。
打ち取った当たりか。
センターは飛び込んで、ボールをとりました!アウトです。
センターここは須山がすばらしいプレー。
代わってマウンドに上がった、ピンチでマウンドに上がったキャプテン田中を助けます。
甲子園、非常に強い風が吹いているんですが、その風に負けませんでした。
センターの須山。
難しい打球ですよね、今のは。
そして1年生、2年生、そんなピッチャーを何度も救っている田中。
毎回ピンチでマウンドに上がってくるわけですから。
精神的にもプレッシャーがあるんですが。
田中はそこをしっかりと抑えていきます。
バッターボックスはサードの我那覇。
1年生、2年生、その2人が田中に声援を送ります。
センター須山、2年生の好プレーもありました。
大きなピンチ、バッター有利なカウント。
ここは勝負して、そしてフルカウント。
セカンドへ。
荒木、さばいて3アウトになりました。
1年生、2年生が大会6日目を迎えています。
高校野球100年の年。
今日はともに第1試合、第2試合、点を取り合った、バッターが快音を上げた、そんな試合でしたが、この3試合目は、ピッチャーが粘っていますよね。
そうですね。
比屋根は1人でマウンドを守り、石見智翠館は1年生、2年生、3年生、この3人でマウンドを守っています。
ともに様相はまぎゃくなんですけれども。
両方投手陣が頑張っている、そんな試合展開になっています。
3点を追う石見智翠館の攻撃です。
今日は肘にデッドボールを受けて、治療を行う場面もありました。
現在左ひじには白いプロテクターがついています。
石見智翠館、キャッチャーの藤原。
左手に痛みもあるかもしれませんが、そんな腕で目まぐるしく代わる3人のピッチャーをリードしてきました。
空振り三振です。
先頭バッター、出塁はなりませんでした。
マウンド上、比屋根も球威が衰えません。
バッターボックスには9番のレフトの篠崎。
マウンド上、ピッチャーの比屋根です。
これが投球100球目。
乗ってきましたね。
テンポもよくなっているように見えるんですが。
見逃し三振です。
7回から変わりましたよね。
6回の2点、やっぱり大きいですよね。
このフォームです。
バッターボックスには今日再三マウンドに上がって、ピンチをしのいでいます、田中。
今日ともにマウンドを守ってきた2人の対戦です。
デッドボール。
2アウトからランナーを許します。
ピッチャーの田中が出塁。
もう1年生安藤、2年生の橋本、ともにベンチに下がっています。
またバックスクリーンを見て、言葉で何かを確認したか。
2アウトからですが、ランナーを出しました、石見智翠館。
終盤8回の攻撃。
大きく声を出した2番の荒木、バッターボックス。
1年生の安藤、そして2年の橋本。
ともに3年生田中に助けてもらったピッチャーが、声援を送ります。
何度も助けた田中が1塁ランナー。
三遊間抜けていきました。
レフト前ヒット。
ヒットでつなぎました、2番の荒木。
大きなチャンスをつくりました。
どんなバッティングでしたか。
何とかつないでやろうという、そういう思いが打球に出ましたよね。
終盤3点差、石見智翠館の気持ちの強さというのは変わらないんですか。
そうですね。
そしてマウンド上、内野陣が集まります、興南高校。
2塁1塁のチャンスをつくって、石見智翠館はバッターボックスに3番の阿部和真です。
準決勝ではホームラン。
高校通算41ホーマーです。
初球から行った。
大きな当たり。
長打コース、ワンバウンドはねました。
2塁ランナー、ホームイン、そして1塁ランナーもかえってきました!好打者阿部。
2点タイムリーツーベースヒット。
1点差に迫ります。
初球、ものの見事に打ちましたね。
チャンスを生かしました。
ちょっと大振りになっているなと思った中で、今は本当にコンパクトに振り抜きましたね。
このチャンスにあったバッティングをしたんですかね。
難しいボールですよ、低めの。
あきらめない不屈の心が、1点差。
さらに同点のチャンスで4番の泉。
石見智翠館が大きなチャンスをつくりました。
今日まだヒットはありませんが、地方大会の成績は、4割7分4厘。
2アウトランナーなしから、デッドボールから3番につないで。
すばらしい攻撃ですよね。
何度もチャンスを助けました、田中。
その田中もホームにかえりました。
4対3、1点差。
同点のランナーは3塁へ。
記録はワイルドピッチです。
これだけ変わるんですよね。
調子も上げていたのにね。
7回の先頭バッター、2番バッターに対する投球は、本当に見違えるように躍動感もありましたが。
1つのデッドボールからこれだけやっぱり。
田中君に対しての意識はあったと思うんですよね。
同点のチャンス、石見智翠館。
今日は1年生、2年生、3年生、この3人が目まぐるしく交代して、興南打線を4点に抑えています。
この回、1点差まで詰め寄っています。
2アウトランナーなしから2点を返し、さらにランナー3塁、同点のチャンス。
対するは興南高校。
エースの比屋根。
フルカウントに変わります。
エース対4番。
終盤8回、大きなチャンスでこの大勝負を迎えています。
見た。
ボールです。
フォアボール、4番バッターの泉。
逆転のランナーとして1塁キャンバスに立ちます。
最後は真っすぐだと思っていましたけれども、思い切って行きましたけど。
泉君もよく見ましたね。
インコース勝負に行ったエース、そしてそれを選んだ4番バッター。
チャンスが拡大して、バッターボックスには今日2安打。
当たっている村上君ですね。
これは大きくわかりやすく外していますが、勝負はしないですかね。
非常に村上君は余裕を持って構えていますから、警戒するでしょうね、バッテリーとすれば。
3塁ランナーがかえれば同点です。
ボールをそらしている。
3塁ランナー、同点のホームイン。
2アウトランナーなしから、この回ワイルドピッチで追いつきました。
石見智翠館。
かつての春夏連覇の強豪相手に、この終盤、追いつきました。
興南高校、伝令を送ります。
背番号13番の高良宗矩。
2年生のエースに何を伝えるか。
石見智翠館、この回同点に追いつきました。
やっぱり向かっていく姿勢というのが徐々にこういう場面で比屋根君に大きなプレッシャーをかけていますよね。
石見智翠館には助けてくれるキャプテンの田中がいました。
ただこの比屋根は、マウンドに立ち続けます。
なおも勝ち越しのピンチ。
石見智翠館は勝ち越しの大きなチャンス。
ただ、キャッチャーは外に構える。
1塁はあいています。
素直に勝負はしないようです。
フォアボールです。
キャッチャーは座って構えていたんですが、あれは敬遠ということでいいんですかね。
そうですね。
ただ比屋根君自体、相当動揺が見られますので、ここは非常に厳しいところですね、バッテリーからすれば。
5回同点タイムリーの上農、バッターボックス。
初球から行きます。
これが今日の石見智翠館なんですよね。
本当にその通りですよね。
春夏連覇の興南に、1歩も引きません。
島根石見智翠館。
勝ち越しの大きなチャンス。
今日は1年生をキャプテンが助けて、2年生ピッチャーをキャプテンが助けて。
1年生、2年生はともにおりています。
キャプテンが何とかつないできた、そんな機運です。
インコースはデッドボールです。
これで満塁。
すかさず2年生エース比屋根のもとに佐久本が駆けよります。
2人でバックスクリーンを見ます。
佐久本が読み上げます。
状況を確認する。
これで落ちつける、そんな話をしていました。
2年生の比屋根。
佐久本が口にしたのは、恐らく2アウト満塁。
そんな内容でしょう。
これまで迎えた中で、大きなチャンス。
7番須山に代わって、バッターボックスには背番号13番、橋敬良です。
好きな言葉は追い込み。
印象に残っている野球でのでき事は、毎日の練習。
その成果が実るか、2アウト満塁。
きょう最大のピンチが8回にやってきました、興南高校。
2アウトランナーなしから、追いついて、満塁のチャンスは石見智翠館。
2ボールです。
やはりまだ動揺はなくなっていないですか。
完全にフォームがね。
腕が全然振れてないんでね。
仕方がないといえば、仕方がない、それぐらいのケースですけれどもね。
バッターボックスに橋。
1・2塁間破った、3塁ランナー、勝ち越しのホームイン。
2塁ランナーはホームでタッチアウト。
しかし代打橋の、興南相手に勝ち越しタイムリーヒット!100年の歴史において、史上6校目、春夏連覇の興南を苦しめる、石見智翠館です。
代打の橋のこのバッティング、改めていかがでしたか。
橋君を代打に送る末光監督の、終始一貫、今日は当たって砕けろ。
本当にその気持ちが橋君のバットにね、2アウトランナーなしから4点。
すごい。
私もこんな試合、ネット裏で見させてもらえるのは、幸せです。
すばらしいゲームですよね。
そしてエース比屋根に代打です。
比屋根はベンチに戻りました。
バッターボックスは代打の二宮。
我喜屋監督、ここで比屋根を代えました。
これについてはいかがですか。
同点なら比屋根君、まだあったかと思いますけど、逆転されましたのでね。
とにかく1点を取りにいかないといけないということでしょうね。
8回裏、興南高校の攻撃。
8回に4点を許した興南です。
代打、勝ち越しタイムリーの橋に代わって、サードには瀬尾が入っています。
サードの阿部はセンターに入りました。
記録はエラーになりました。
代打二宮が同点のランナーで出塁です。
代わったところに打球が飛んでいきました。
両軍、本当に総力戦ですよね。
代走の渡久地が1塁ランナー。
ここはどうしますかね。
我喜屋監督は…。
代走を送りましたしね。
カウントによっては動きたいところですけどね。
同点よりも、勝ち越し、逆転を狙っていきたいというところですか。
まず1点ですよね。
1塁はアウト。
この辺も田中君、非常に落ちついていますよね。
セーフティーぎみに来た打球をしっかり処理しました。
セットポジションでのピッチングというのは、田中君の持ち味ですから。
こういうピンチの場面で常にマウンドを守ってきた田中君ですから、バント処理も非常に落ちついていました。
得点圏にランナーを置いて、バッターボックスには仲。
同点のチャンスは興南高校。
緩い変化球、空振りです。
この辺がすばらしいですよね。
これがピンチの場面でも出てますからね。
外野は前寄りの守備位置です。
田中が1年生安藤、何度も定位置レフトからそして後輩がつくったピンチをしのいできました。
このキャプテン田中がつくったピンチ、これを救ってくれるピッチャーはいません。
興南が同点に大きなチャンス。
田中の力投にこたえるように、2アウトランナーなしから4点。
逆転を許した興南。
同点の大きなチャンスです。
バッターボックスには仲です。
代打が送られました興南エースの比屋根。
アウト。
2アウト、ランナー2塁です。
レフトがいいポジショニングですよね。
レフト線を締めていましたよね。
ランナーが3塁に進んでいます。
ボークですかね。
セットの制止がないということで、ボークをとられました、キャプテンの田中です。
ピンチが広がりました。
ただ、2アウトまでは来ました。
今日は6回にタイムリーを放っています。
失礼、バッターボックスは仲です。
ボークで2塁ランナーが3塁に進みました。
ここでみずから内野陣を集めました、キャプテンの田中です。
伝令が走ります。
田中君、いろいろ工夫しながらクイックで投げたり、いろいろバッターのタイミングをうまく外して投げていたんですけど、今のボークの宣告で、動揺しないようにね。
みんなを集めて、今みんなで深呼吸をしました。
マウンド上、キャプテンの田中。
レフトでスタートして、何度もマウンドに上がって、そしてキャプテンの役目も務めなければいけません。
センターへ。
とりました。
3塁ランナーはタッチアップのスタート。
アウト!石見智翠館、大きなピンチをキャプテン田中と、センター阿部でしのぎました。
この打球。
3塁ランナーの走塁に対して、阿部の返球、いかがでしたか。
すばらしかったですね。
代わったサードにボールが飛んで、少しはじいたところがあって、それまでサードを守っていたのが、このセンターの阿部なんですよね。
内野手ですから、とってから速いというのもあるんですけれども。
中継プレーもすばらしかったですよね。
代わったところにボールが飛んで、ピンチを迎えて、ただ代わったところにボールが飛んで、ピンチをしのぎました、石見智翠館です。
石見智翠館としたら、ボークで1アウト3塁という場面になりましたからね。
それでもしのぎました。
キャプテンの田中が内野陣を集めて、深呼吸する場面もありました。
田中は大変ですね、レフトもやって、ピッチャーもやって、キャプテンとしての役割もあって。
興南高校は2番手の宮里がマウンドに上がります。
石見智翠館、1点のリードを守って、最終回の攻撃です。
マウンド上はピッチャー背番号10番、2番手の宮里匡輝。
比屋根はマウンドをおりています。
勝負に出た興南高校我喜屋監督でしたが、8回、同点に追いつくことはできませんでした。
興南高校、春夏連覇以来の甲子園になります。
ただあの後、勝って当たり前、あるいは興南は終わった、そんな声もあったそうです。
その重圧に負けずに、また甲子園に戻ってきた興南高校。
具志堅とって、1アウトです。
そんなプレッシャーを感じる選手たちに対して、我喜屋監督は、あの連覇は他人がやったことだよ、先輩たちがやったことは忘れろと、そんな声をかけたそうです。
そんな重圧をはねのけ、また強くなって戻ってきた興南高校。
リードするのは石見智翠館です。
バッターは篠崎。
まずはこの回0点でしのいで、そして最終回、反撃に転じたい興南高校です。
マウンド上は宮里。
エース比屋根に代わってのマウンドです。
この宮里はここまでいかがですか。
丁寧に投げていますよね。
ここもボール先行でしたが、変化球でストライクを奪っています。
2アウト。
石見智翠館、バッターボックスには、キャプテンで、リリーフのピッチャーで、レフトとしても働く大忙しの田中。
積極的な姿勢はチームに浸透しているような、そんな感じですよね。
それが功を奏して、強い気持ち変わらず、迎えた8回に逆転に成功しています、石見智翠館。
あれだけ初球に振られるというのは、投手陣にとってはプレッシャーになるんですか。
もちろんそうですよね。
ツーエンドワンというカウントにしたいんですけど、なかなかそうはいけないんですよね。
ここもワン・ツーになってしまうんですよね、どうしても。
ここは空振り。
田中君もいいバッターですよね。
どんなピッチャーにも対応できる、そういう感じがしますね。
今日は投げ方に特徴のある比屋根からも2本のヒットを打っています。
両チームのバッターに言えることですけど、ツーナッシングにおい込まれても選球できるし、くさいボールをカットできるし、非常に能力が高いと思います。
このピッチャーにも対応しました。
今日はピッチャーに、そしてレフトに、バッター、キャプテンに、田中。
今日3安打めのヒットを放ちました。
また比屋根とは全然タイプの違うピッチャーではあるんですが、対応していきましたね。
キャプテンの田中です。
この後は9回のマウンドも待っていることでしょう。
8回は2アウトランナーなしから4点を奪った石見智翠館の攻撃でした。
あれも田中の出塁からでした。
つないだのは、この2番の荒木。
興南としては、何とか切りたいですよね。
できれば3人で終わって、9回裏の攻撃に行きたかったところですけど。
春夏連覇の興南。
苦しい試合運びになっています。
宮里、2アウトからランナーを許しています。
ランナー、スタート。
センターが追いついてとりました。
3アウトです。
ここは宮里が0点でしのぎました。
最終回、徳島鳴門高校、高知明徳義塾、宮城仙台育英、福島聖光学院、名門校たちはすべて興南高校が2年前に倒して、頂点にかけ上がった、そんな高校たちです。
誰もが名前を聞いた事がある、そんな強豪校でした。
それを軒並み倒して、春夏連覇の偉業を達成した先輩たち。
その先輩たちに続けるか、興南高校、クリーンナップから。
バッターボックスには3番の具志堅です。
先輩たちの偉業が多過ぎたために、大き過ぎたために、受けたプレッシャーは相当なものだった、そんな声がありました。
勝って当たり前だと言われた4年間、甲子園に出ることはなりませんでした。
去年の夏は、沖縄では初戦敗退でした。
同点のランナーが出ました。
3番具志堅の強い打球。
ノーアウト、ランナー1塁です。
今日3安打の具志堅。
同点のランナーが出ましたね。
いいバッティングでしたね。
ランナー1塁です。
4番バッターです。
バットは構えています。
ここはバントの構えを見せました。
とにかく同点をという、最終回の興南ですか。
そうですね。
バッターボックスは4番バッターの喜納。
地方大会での犠打はありません。
初戦ではホームラン、決勝戦では、勝ち越しのタイムリーがありましたが、ここは喜納、バントです。
1塁ランナーには代走が送られます。
代走は高那。
ボールが続きます。
石見智翠館は今日何度もマウンドに上がって、そしてピンチをしのいできました。
マウンド上のピッチャーは田中。
ランナーを動かせるカウントにはなりましたけどね。
我喜屋監督はこの状況をどう見るか、どう考えるか。
バントで来ました。
送りバント成功。
1点差。
1アウト、ランナー2塁です。
4番バッター送りバントで、5番の先制タイムリー、石川に打順がめぐります。
興南高校としては、同点の大きなチャンス。
先制タイムリーの石川、バッターボックス。
センター、レフトが前寄りの守備位置、ライトは深い守備位置にいます。
センター、レフトは2塁ランナーをホームにかえさせないというそんな守備位置をとっています。
興南高校、1点差。
エースの比屋根は既にマウンドをおりています。
1・2塁間、破っていきました。
2塁ランナー、代走の高那が今同点のホームイン。
追いつきました、興南高校。
最終回、興南が追いつきました。
先制点の石川が、またここで大きな意味を持つタイムリーヒット。
石川の同点のタイムリーヒットが出ました。
興南高校、追いつきました。
ナイスバッティングでした。
石川の一打で同点。
一気にサヨナラのランナー。
1塁ランナーの石川です。
1アウトからバントします。
サヨナラのランナーを2塁に送りました。
エースの比屋根は既にマウンドからおりています。
ピンチでは笑顔も見せていましたが、その笑顔は無理やりつくっているようにも見えました。
リードを守れなかった比屋根。
興南高校、サヨナラの大きなチャンス。
マウンドに残ったのは、今日何度もレフトから後輩たちのピンチをしのいだ、後輩たちを助けた、キャプテンの田中です。
左バッターに具志堅君、それから石川君にやられているんでね。
勝負しませんね。
1塁はあいています。
砂川との勝負は避けます。
この後は8番の我那覇、そして9番の宮里と続いていきます。
ネクストバッターには、背番号18番の城間がいます。
ネクストは城間に託すか、我喜屋監督。
勝負は避けました。
2塁1塁です。
バッターボックスには背番号18番、9回同点からサヨナラのチャンス、2アウト、ランナー2塁1塁。
これがこの夏初打席の城間です。
初めての夏の大会の出場がこの甲子園、この場面。
我喜屋監督、ここで代打を送るんですね。
なかなか力強いスイングをしていますよ。
名将に確信があるか。
送られたバッターは、この夏初打席の城間。
何度もピンチをしのいだ田中。
同点に追いつかれた9回。
サヨナラのピンチです。
レフトへ!2塁ランナーは3塁をけった。
セーフ!興南高校、サヨナラ勝ち。
決めたのは、この夏初打席。
その城間が試合を決めました!興南高校、劇的な初戦突破。
3塁側アルプスが、5年前の春夏連覇以来の、そんな沸き方を見せます。
試合終了は午後4時42分。
激戦を制しました、興南高校。
サヨナラのチャンス、生かしたのは、この夏初打席だった城間。
城間のサヨナラヒットで試合が終わりました。
ただ春夏連覇の興南をここまで苦しめました、石見智翠館。
5年前の先輩たちは、初戦は9対0の快勝でした。
そんなに簡単には行きませんでしたが、5年前の先輩と同じように、初戦を突破して、甲子園に校歌をとどろかせました。
沖縄興南が初戦突破を決めています。
大会6日目の第3試合。
興南高校が石見智翠館をサヨナラで下しました。
レフトでリリーフピッチャーで、キャプテン、何度も後輩のピンチにマウンドに走りました。
そしてそれを救いました。
3年生の田中。
涙は流しません。
1年生安藤は、頼りになる田中がいるから思いきり投げられると話していました。
そんな後輩がいるからか、涙は流さず、最後のキャッチボールを終えて、今そで口で目を覆いました、キャプテンの田中です。
今日は放送席は滋賀近江高校野球部監督でいらっしゃます多賀章仁さんのお話でお送りしています。
すごい試合になりましたね。
本当にすばらしいゲームを見せてもらって、本当に僕も感動しています。
初回はやっぱり春夏連覇の興南だなというそんな勢いもあったんですが。
それをやっぱり許さなかったのは、石見智翠館の継投策ですか。
1人1人の向かっていく姿勢が8回の4点につながりましたよね。
比屋根君に対して、非常に積極的に振っていこうという、あの姿勢が8回の見事な阿部君の初球の左中間のあの当たりは、本当に鳥肌がたちました。
すばらしいバッティングでしたよね。
それと田中君。
再三ピンチでマウンドに上がって、本当に落ちついて、ランナーを置いてからのピッチングは、本当に見事でしたね。
最後打たれはしましたけど、見事なマウンドさばきだったと思います。
最後もキャプテンの田中は、頼りにされている存在からなのか、サヨナラヒットを打たれても、泣き崩れるような事はありませんでしたね。
そんな気持ちの強さが試合全体にあらわれた石見智翠館だったんですか。
本当にそう思います。
末光監督も見事な姿勢で最後まで、これはもう本当に多くの高校野球ファンの記憶に残る、すばらしいゲームでしたよね。
後輩たちに指示を送るキャプテンの田中です。
私はこの田中君は、野手として非常にすばらしいバッティングセンスを持った選手でもありますし、きっとこれ、ずっと野球を続けていってもらいたい、またそういう選手になれる、そういう心を持った選手だと思いますよね、田中君は。
非常に印象に残った選手ですよね。
キャプテンの田中が外野手として、そしてピッチャーとして、監督の期待にあれだけこたえるということは、なかなか難しいと思いますよね。
セルフコントロールという言葉がありますけれども、あれだけ戻って、またマウンドに、戻って、またマウンドへ、これは本当に大変なことですからね。
しかもまたピンチで、しかも甲子園で迎えるピンチ。
そんな中、田中は何度も後輩たちを助けました。
あの4点取った回も、田中君のデッドボールからでしたからね。
やっぱりそれだけ比屋根君も、先頭バッターをという、そういう気持ちが強かった、それがあのデッドボールになったわけですからね。
2アウトランナーなしからの逆転劇。
でも初戦としたら、もったいない、もっと上までね。
行ってもらいたい、そんなチームでしたよね。
まだまだブーメラン継投を見たい。
そうですよね。
そんなチームでした。
石見智翠館が甲子園をあとにします。
ただやっぱりほかのどんなチームよりも強いきずながありそうな、1年生と2年生のピッチャーが残っていますので、これから先。
本当にそのとおりです。
これは大きな財産ですよね。
あの1年生、2年生にとって、誇りに思って、頑張ってほしいですよね。
どんな気持ちですか。
とてもうれしい気持ちです。
興奮していますか。
はい。
自分のバットで最後の1点を取った、どんな感触でしたか。
みんながつないでくれたので、自分が決めるという意識を持って打席に立ったのでよかったです。
夏初めてのバッターボックスで思いきり振れましたか。
キャプテンの比嘉から、ネクストのときに、結果はどうでもいいから思いきり振れと言われたので、振ることができました。
渡久地君から笑っているように見えたんですけれども。
リラックスして行けと言われたので。
夏のファーストスイングというのが、このヒットというのはどうですか。
本当に言葉がないというか、うれしいです。
5年前の先輩を見ていますが、今年はどんなチームですか。
5年前より落ちるところはあると思うんですけれども、チームワークは一番強いと思っているので、それで勝ち上がって行ければいいと思っています。
8回に逆転されましたが、ベンチの雰囲気は?ちょっと落ち込んだんですけど、それでもみんなもう一回気を引き締めて、9回あるから逆転しようという意識で臨んで、できました。
次の試合以降は、どんな活躍がしたいですか。
次も多分代打と思いますけど、そのときもフルスイングをして、ヒットが出ればいいと思います。
ありがとうございました。
見事なサヨナラタイムリーでした。
この夏初打席が甲子園でのサヨナラヒットになりました。
城間選手の話を聞かせてもらいました。
今日は放送席のゲストは滋賀近江高校監督でいらっしゃいます多賀章仁さんのお話でお送りしてきます。
多賀さん、非常に気持ちが強く、両チームにあらわれた。
今日は本当に両チームに言えることですけど、総力戦で戦ってくれましたよね。
最後のサヨナラヒットもありましたけれども、石見智翠館も橋君、13番の本当にタイムリー。
本当にすばらしかったですよね。
今日は近江高校高校監督でいらっしゃる多賀章仁さんのお話でお送りしました。
ありがとうございました。
甲子園球場は大会6日目第3試合、島根代表石見智翠館対、沖縄代表興南の試合が終わりました。
ABCアナウンサーの北條瑛祐です。
これぞ高校野球、最後の1人、最後の1球まで分からない試合でした。
ハイライトで振り返りましょう。
8回、3点を追う石見智翠館は同点に追いつき、代打橋君。
5対4、一気に勝ち越しました。
9回、あとがない興南。
ランナー1人を置いて、先制タイムリーの石川君。
5対5の同点に追いつきます。
チャンスは続き、代打城間君。
劇的なサヨナラタイムリー。
6対5で興南が3回戦進出です。
大会6日目第3試合は6対5で興南が勝利しました。
沖縄興南は大会11日目、第4試合で3回戦を戦います。
第3試合のねったまアルプスリポートの2人にも来てもらいました。
テレビ朝日アナウンサーの紀真耶です。
ABCアナウンサーの福井治人です。
1塁側石見智翠館サイドの紀さんは、石見智翠館らしさはありましたか。
石見智翠館は冬場に1日1000本打撃練習をしていたそうです。
まず普通に500本、その後逃げれないぐらいの太さで100本、そして腰まである長さのバットで100本、そして300本は速いスピードでの打撃練習をしていたそうなんです。
甲子園に来るためには、普通に打ち込むだけではだめと。
その成果が出た最後の粘りでした。
3塁側は、比屋根のお母さんにお話を聞いていましたが、負けず嫌いなんですね。
ただその反面で、プライベートでは、おちゃめな一面を持っているようです。
寮生活の中で、廊下を好きな歌手の歌を歌って歩いていたり、野球ではエース、プライベートではムードメーカーとしてやっているようです。
昨日惜しくもやぶれた初出場、岡山学芸館。
大北君の夏のあとがきです。
岡山学芸館。
大舞台に立った2年生ピッチャー、大北悠介。
みんなの思いを託された先発マウンド。
5回2失点。
マウンドをおりる。
またこの場所へ…。
エースとして。
2年生でマウンドに上がる、相当プレッシャーがあったと思います。
先輩思いの大北君に対して、絶対に帰ってこい、今年で満足するなという言葉がありました。
この言葉を糧に、これから続く大北君の高校野球生活、楽しみですね。
今日の熱い戦いを熱闘甲子園では、詳しくお伝えします。
関東一高のリードオフマン、オコエ瑠偉、ずば抜けた身体能力。
そして走る。
三拍子そろう男には、どんなときでもとにかく明るい、笑顔で勝利に導く、熱闘甲子園、お楽しみに。
間もなく第4試合、青森代表三沢商業対埼玉代表花咲徳栄の対戦です。
甲子園球場、西日がさして、球場のグラウンド、当番組は同時入力のため、誤字脱字が発生する場合があります。
また、内容により字幕放送を中断させていただく場合があります。
第3試合の激闘の余韻が残る中、また甲子園のグラウンドはきれいに整備されました。
第4試合がこの後始まります。
三沢商業高校、3塁側埼玉代表です。
4年ぶり3回目の夏、花咲徳栄高校。
両校の戦いが少しだけ涼しくなった夕方の甲子園でこれから始まろうとしています。
放送席をご紹介します。
日大山形野球部監督荒木準也さんです。
2年前の夏の甲子園、山形県勢の初のベスト4入りという、快進撃を繰り広げられた、この甲子園ですが、この大会は、非常に東北勢がかなり好調ですよね。
まだ1つも負けていませんからね。
ベスト4まで一気にかけ上がりました。
悔しいの一言ですね。
準決勝で敗れた。
なるほど。
やはりあれですか、勝ったことよりも負けたところが印象に残りますか。
一番残りますね。
ただ、試合を追うごとに強くなる選手を目の当たりにすると思いますが。
甲子園球場という球場は、選手のポテンシャルを引き出しますし、監督自身、私自身も成長させてくれた球場と思います。
東北勢がまだ負けていないというところで、岡山代表の三沢商業がこれから試合をします。
3塁側は花咲徳栄です。
アルプスの様子を伝えてもらいましょう。
ねったまアルプスです。
花咲徳栄高校サイドはテレビ朝日の山木翔遥アナウンサーです。
決勝大会地方大会の団長1人で行っていました。
しかし、元部員の方が戻ってきて、2人だけの応援団が再結成されました。
どうして戻ってきたんですか。
コウノ君をサポートしたいと思い、戻ってきました。
やっぱりすごい心強いので、一緒に頑張りたいです。
自分も精一杯サポートできるよう頑張るので、今日はよろしくお願いします。
3年間の集大成を見せたいと思います。
結束力はどこにも負けません!4年ぶり、応援をする皆さんも、久しぶり。
なかなか在校中には甲子園に来られなかったというところもあるでしょう。
1塁側、こちらは後攻青森代表三沢商業高校です。
青森朝日放送の落合由佳アナウンサーです。
応援を華やかにするチアリーダーの子たち実は吹奏楽部の皆さんです。
足もとは甲子園出場が決まってから考えたというオリジナルの振りつけを伝授していただきました。
一緒にやってもいいでしょうか?かわいい応援を味方につけ、三沢商業、甲子園での初勝利を目指します。
ありがとうございます。
落合さん、なかったなかったよかったですよ。
1試合を踊り続けるのは、高校生にはかなわないかもしれません。
ここでこの試合の見どころをごらんいただきましょう。
29年ぶり2回目の出場、青森代表三沢商業。
青森大会決勝では、強豪八戸学院光星にかたい守りで競り勝ち、投げてはエース野田海晴が12回を1失点完投。
堅守を武器に夏初勝利を目指す!4年ぶり3回目の出場埼玉代表花咲徳栄。
一振りの集中力に磨きをかけ、埼玉大会であげた得点は58。
打撃強化で感覚を研ぎ澄まし、甲子園でも快音を響かせる。
激突!こちらが3塁側の花咲徳栄高校ですが、なかなか点を取ってそうなチームですね。
そうですよね。
そんな中でも、投手陣もしっかりとしていますよね。
そして、三沢商業のほうも、実は今エースの野田海晴は地方大会のときは10番でしたが、甲子園ではエースナンバーを背負ってとなります。
予定よりもかなり遅れてのスタートですので、三沢商業のメンバー、ご紹介していきましょう。
甲子園ではエースナンバーの野田海晴。
打っては5番、五日市浩太。
セカンドは2年生のトップバッターの佐藤拓海。
サードは市ノ渡太一です。
そして、地方大会ではエースナンバーを背負ってました冨田日南登。
センターは米内山将輝です。
キャプテンはライトにいます鎌本憲。
記録員は堀切川望さんです。
浪岡健吾監督です。
ふだんは地元で消防士をやられています。
行きなりの甲子園。
ご自身は29年前5番バッターとして甲子園に出場しています。
相手はつないでくるから何とか5点以内には抑えたいと話していました。
楽しみな一戦です。
低めのコントロール、スライダーとシンカーが持ち味、サイドスローのピッチャーです。
すばらしいコントロール。
甲子園での1球目を投げていきます。
花咲徳栄高校、俊足の1番バッターの久々宇です。
身長が183センチ。
この体を目いっぱい使って、サイドから投げ込んできます。
ファーストが追います。
ファウルです。
長身でサイドで特徴のあるピッチャーですね。
そんな中でも、しっかりと下半身を使って、投げていますので、しっかり指にかかっていると思います。
久々宇は足が速い。
レフトオーバーで2塁を回って、ここはとまります。
ノーアウト2塁。
花咲徳栄トップバッター、久々宇が野田を捉えました。
外のスライダーなんですけれども、非常に久々宇君が追い込まれながらも、振り幅が狭くコンパクトに打ちました。
花咲徳栄打線もライナーを打とうという事を話していました。
トップバッターがいきなりの長打。
ノーアウト2塁。
バッターは2番の太田。
花咲徳栄はどんな攻めで来るか?バントに来た。
7試合戦った地方大会、打率は3割3分5厘。
7試合で58得点を奪ってきています。
犠打は7試合で15。
太田がチープトップの4つの犠打を決めています。
1アウト3塁をつくってきました。
率いるのは岩井監督です。
とにかくフライを上げないこと、引きつけてしっかり上からたたこう、この対野田、徹底してきているようです。
3番バッター、岡崎。
キーポイント、内野は前進している1回表。
足に当たります。
かなり、花咲徳栄の話を聞くと、このサイドの野田に対して、低い打球、フライを上げない、そういう言葉が出てきました。
そのためには、高めの球をたたくのではなく、低めのボールに対して、振り幅をコンパクトにということでしょうね。
注目バッター登場です。
高校通算27本のホームラン。
花咲徳栄のスラッガー。
この大瀧が埼玉大会では2本のホームラン。
遠投120メートル、50メートルが6秒0。
身体能力の高い大瀧がいきなり登場しました。
この大瀧も、とにかく低い打球を打ちたい、そう話しています。
内野は少し下がりましたか。
やはりゲッツー態勢をとっていますね。
花咲徳栄高校、4番大瀧の内野ゴロで1点先制。
笑顔の岩井監督の姿。
今野田投手もうまく打たせましたか。
非常に低めをうまく突いて、外の変化球だったと思いますが、バッテリーとしては狙いだったと思います。
三沢商業としては、この1点は仕方なし。
これも当たってしまった。
左バッターにもインコースをしっかり突いていきたいんだということを野田投手は話していましたが、この回2つ目のデッドボールはいずれも左バッター。
バッターは6番の楠本、背番号は16ですが、埼玉大会からレギュラー。
2点目のホームに突っ込んでくる。
花咲徳栄高校2点目。
6番バッター楠本、2年生のタイムリーヒット。
このバッティングはいかがでしょうか。
低めのストレートだと思いますが、本当にファーストストライクからしっかり腰の据わったスイングができたと思います。
楠本も埼玉大会は3割8分9厘のバッターです。
伝令が出ます。
本間襲です。
青森大会では6番を背負っていましたが、甲子園では14番を背負って、大切なメッセージを。
どんなときも笑顔なんだと監督も選手も言っていました。
ここは三沢商業としては、野田投手は踏ん張りどころです。
最少失点に抑えたいところです。
左バッターに四死球を与えていますので、右にはいいボールが来ていると思いますので。
その右バッターです。
笹谷です。
2アウト3塁1塁。
1塁ランナーがスタートを切ります。
投げられません。
低めと緩急が持ち味と話していた、ピッチャーの野田海晴。
できれば野田君、内側のストレートを使いながら、スライダーでベース板を幅広く使いたいところなんですけれども。
3点目のホームイン。
4点目もかえってきそうです。
花咲徳栄高校怒涛の攻め。
宣言どおり打球を強くはじき返しています。
ここは笹谷のバッティングです。
低めのボールでした。
反対方向をしっかり意識して振り幅小さくコンパクトに振り抜きましたね。
徹底されている印象があります。
大振りは決してしない、フライは上げない。
花咲徳栄高校の攻撃。
バッターは8番ピッチャーの鎌倉。
3番を打つ岡崎が言っていたんですが。
青森大会の決勝のVTRを見たときに八戸学院光星がどうもフライを多く上げていたと。
同じ失敗はしないと。
対戦が決まってから少し時間もありました。
この辺り、花咲徳栄徹底してきています。
フォアボールです。
2アウト2塁1塁。
三沢商業浪岡監督です。
こちらは花咲徳栄高校の岩井監督。
野田君、やはりボールの高さはいいと思いますが、逆に高低をうまく使えればと。
高いのを意識的に?高いボールは上がりやすいので、低いボールはゴロになりやすいので、そこをうまく打っていると思います。
印象づけというところでも変えていきたいんですが、低めのボールです。
キャッチャーの五日市も、相手は決して大振りはしてこないというふうに試合前話していました。
お互いが相手の傾向を捉えながら臨んでいる試合ではあります。
3つ目のアウトをとりました。
三沢商業の浪岡監督は、明るく迎えました。
花咲徳栄高校を4点先制した花咲徳栄。
エースナンバー鎌倉知也。
キャッチャーは笹谷拓海です。
サードはタイムリーを打った楠本晃希です。
キャプテンが背番号5番の米沢です。
瀧口がリリーフです、高橋も注目のサウスポーです。
記録員は小峰正資です。
接戦になれば後半勝負、前半で点を取れれば一気に行くという言葉どおりの1回表になりました。
花咲徳栄、4年ぶりではあるんですが、甲子園での勝利という意味では14年ぶりの勝利を目指します。
鎌倉知也がマウンドに上がりました。
今日は意外と落ちついています、楽しみですと、淡々と語ってくれた試合前。
4点リードで迎える甲子園のマウンド。
1番の佐藤も積極的にバットを振っていきましたがインハイのボールでした。
鎌倉投手、変化球はスライダー、カーブ、フォーク、ツーシーム、このツーシームに一番自信を持っているそうです。
僕はアウトコースが中心のピッチングですと、投球スタイルを教えてくれました。
2番バッター、キャプテンの鎌本憲です。
4点を追う三沢商業ですが、どんな気持ちでこの1回、攻撃に入ったらいいでしょうか。
何とかインパクトつけたいと思います。
1点でもいいので取っていきたいなと。
胸には「三商」と書いてあります三沢商業。
サヨナラ振り投げという形で青森大会決勝を制しました。
どんなときでも笑顔を忘れない三沢商業です。
浪岡監督も笑顔で伸び伸びをモットーとされています。
172センチの鎌倉です。
逆にこの鎌倉投手、どんな影響がありますか。
余裕はあると思いますが、初回なので、0点に切りたいところです。
鎌倉も本当に楽しみにしていますと、落ちついて話してはいましたが、このマウンドに上がってどうかというところ。
高校に入ってから2度のけがを乗り越えて3年の夏エースとして甲子園にやってきました。
3アウトです。
4点を追っての生徒数1751人、野球部の部員も100人を超えています。
花咲徳栄高校の校歌が流れました。
2回はまたこの久々宇から始まります。
この人のツーベースで試合が始まりました。
野田投手。
立ち上がりからどんなところを修正していけばいいでしょうか。
立ち上がり、出鼻をくじかれて4点取られましたから、連続得点を与えないほうがいいですね。
できるだけストライク先行しながら、緩急を使ってほしいんですが、やはり緩い球を多く使っていったら、流れも変わっていくと思います。
本人も緩急が持ち味というふうには言っていますからね。
徹底したコンパクトなスイングに立ち上がりはつかまってしまったという投球でした。
また左中間です。
1番の久々宇、2打席連続の長打。
2塁を回ってとまります。
同じような光景が、この2回表も繰り返されました、ノーアウト2塁。
丁寧に投げてはいっているんですが。
今のボールもボールなんですけれどもね。
久々宇君の体ごとベース板にかぶりながらコンパクトに振っていると。
なおかつウエートが乗っています。
しっかり体重が乗っているんですね。
2番の太田。
1回はバントでしたが、初球のバントの構えのあと、もう一回行った。
1アウト3塁をつくります。
花咲徳栄高校の攻撃。
さあ、クリーンナップに行こうじゃないかという岩井監督の表情です。
右バッターの岡崎。
埼玉大会チームトップの11打点です、2年生。
内野は少し前に来ました。
セカンドのほうがショートよりも浅い、そんな守備体形です。
5点目のホームインです。
記録はヒット。
3番岡崎のタイムリーヒット。
荒木さん、本当に徹底したバッティングですね。
そうですね。
これも低めなんですけれどもね。
うまくヘッドを使っているので、打球が速いですね。
三沢商業野田投手、どういう対策をすればいいでしょうか。
ゴロを打たせたいんですけれども…。
1塁にボールが行きました。
今のように、遠く低く、そういった変化球と後はストレートを、しっかりと内側に見せてという幅を使った投球をしていくことによって、打者の軸がずれていくと。
インコースを少し見せておきたいところです。
後はストライク先行ですね。
ちょっとキャッチャーの構えたところよりもコースがずれると。
どうしてもシュート回転しながら真ん中に入ってくる傾向があるので、何とかしたいところだと。
低めに投げているんですが、左右がずれているというここまでのピッチングです。
3番の岡崎にはタイムリーを許しましたが、4番の大瀧は打ち取っています。
5番の里見。
いいプレーです。
3アウト。
花咲徳栄高校、3番岡崎のタイムリー。
青森代表での公立校というのは弘前実業以来です。
実に19年ぶりの青森代表の公立校です、青森代表三沢商業高校。
4番バッターです。
2年生の森田がバッターボックスに入ります。
相手ピッチャーは、スライダーと、そして、ツーシームも効果的に使ってくるというふうにこちらもしっかり分析をしていました、バッターボックスの森田。
176センチ、87キロ。
はじいています。
1塁を全力をかけ抜けました、記録はヒット。
ノーアウトのランナーが出ました。
三沢商業、反撃なるかというところです、花咲徳栄高校エースの鎌倉がマウンド。
鎌倉投手のピッチングはどうですか。
まだ安定感はないと思います。
球にばらつきもありますし。
ただ、三沢商業としては、鎌倉君のストレートに対して、力負けしないで打球を打つこと。
今のなんかはすごいいいバッティングだったと思います。
リズミカルにサインを送ります、浪岡監督。
5番の五日市です。
サインを出すときなんかにも冗談を言ったりしながら、明るくここまでやってきました。
チャンスはそう多くないから、集中して攻撃したいと話していました。
1塁はアウトにしました。
2年生の楠本。
かなりチャージしていましたね。
タイミング的にはもうアウトでしたね。
バランスを崩しながらもよく立てなおしましたね。
5点リードがある中では、オールセーフでランナーをためることが嫌な中、楠本、1つアウトをとりました。
1アウト2塁です。
バッターは畑山。
ごらんのように、青森大会では、4割の打率。
ミート力に力があるという、このバッターです。
タッチしてアウト。
2アウト1塁。
今のランナーの判断はいかがでしょうか。
今正面でしたからね、もったいないアウトだったと思います。
一瞬迷ったようなところがありましたね。
ここは自重したいところだったと思いますが。
かわって2アウト1塁です。
バッターは市ノ渡。
3アウトをとりました。
ちょうど今甲子園は照明灯に灯が入りました。
今日は熱戦続きでしたので、予定時間よりも1時間半以上おくれてこの第4試合が始まっています。
その分、両校の選手はかなり甲子園に入ってからも待ち時間が長かったと思いますが。
心の準備が難しいかなとは思うんですけども。
ただその分、かなり暑さというのは和らいで。
非常に涼しく、ただ風が出てきましたね。
3回表、花咲徳栄高校の攻撃です。
6番ショートの楠本。
背番号は16番ですが、埼玉大会のときからレギュラーとしてこのショートのポジションで出ています。
左バッターのインコースの辺りのコントロールが…。
まだそこが球がひっかかっていますよね。
ああいった形で足に当てるデッドボールも今日2つあります。
あそこをひっかけてしまうので、キャッチャーとしては外中心に攻めなければいけなくなります。
バッターとしては、逆に的を絞りやすいと。
どこで野田投手が、本来のコントロールを取り戻してくるか。
低めには来ていますよね。
そうですね。
先頭バッターを切れたことが野田にとっても、落ちついて投げられると思います。
1回、2回ともに久々宇のツーベースでしたから。
なかなか苦しい立ち上がりという状況が続いていたんですが、ここは初めて先頭バッターをとりました。
地方大会ではエースナンバーを背負っていました、肩は強い。
この冨田日南登が肘を痛めたそうで、ピッチャーとしては投げられない中、青森大会でもエースナンバーではありましたが登板はありませんでした。
2アウトをとりました。
8番ピッチャーの鎌倉。
3人で切れるかどうか。
ストライクです。
1年生の夏、サイドスローに転向したそうです。
際どいコースです。
最初はなかなかサイドで投げるのは難しかったと本人も振り返っていました。
浪岡監督からお前は腰の回転が横だから、サイドのほうがいいんだぞと言われたそうです。
そういう適性というのも監督さんが見抜いたということなんでしょうね。
いいコースには来ているんですが、フォアボール。
2アウト、ランナーは1塁。
もったいないですね。
やはり8番バッターはピッチャーでしたから、次は9番ですから、乗っていけたと思うんですけども。
仮に9番を打ち取ったとしても、また1番の久々宇からと…。
ランナーは3塁に。
バッターランナーは2塁へ。
2アウトからまたコンパクトに低い打球でチャンスをつくります。
記録はエラーです。
強い当たりではありました。
かなり野手にとっても、難しい強いゴロが再三飛んできます、花咲徳栄高校が徹底した対野田海晴、バッティングを貫いて、そして今度はチャンスで1番の久々宇、今日2本のツーベース、いずれも左中間。
いい入りですね。
いずれも外のボールを左中間に持っていかれているので、内側を見せないとどうしても苦しいなと思うんですけれども。
1つ見せて、外の低め。
5点リードの花咲徳栄高校。
首を振りました。
コースとしては非常にいいところです。
29年ぶり、三沢商業の期待を背負っています。
7対0。
1番久々宇竜也、3打数3安打。
この165センチのリードオフマンのバッティング、いかがでしょう。
ちょっとシュート回転したんですけれども、やはり振り幅小さく、三遊間に。
非常にいい打球です。
いずれも引っ張りの方向ではあるんですが、コンパクトに強く行っています。
そしてランナーは、足の速い久々宇です。
パスボールでランナーは2塁へ行きました。
大会6日目、第4試合、青森代表・三沢商業対埼玉代表・花咲徳栄。
7対0と花咲徳栄がリード。
徹底した低い強い打球、試合前の宣言どおりのバッティングでここまで7点を奪っています。
踏ん張りたいエースナンバーの野田。
日大山形高校野球部監督荒木準也さんのお話でお送りをしています。
第4試合、7対0と花咲徳栄高校がリードしています。
ゲームは3回表、2015/08/11(火) 14:15〜17:53
ABCテレビ1
第97回全国高校野球選手権大会[デ][SS][字] 第6日 第3試合 第4試合
【第3試合 13:00〜】
石見智翠館(島根)×興南(沖縄)
【第4試合 15:30〜】
三沢商業(青森)×花咲徳栄(埼玉)
詳細情報
◇ゲスト
【第3試合】
多賀章仁(近江 監督)
【第4試合】
荒木準也(日大山形 監督)
◇おしらせ
※最大延長18:15まで
ジャンル :
スポーツ – 野球
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 3/2+LFEモード(3/2.1モード)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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