NHKみんなの手話 第18課「動詞の語形変化(2)」 2015.08.11


どうもこんにちは。
あっそれもしかして先週のキャンプの写真ですか?そうなんです。
面白いですよ。
(笑い声)みんないい表情してますね。
この写真僕にも送ってもらえますか?欲しいですか?後で送りますね。
善岡さん。
那須さんにも送ってあげて下さいね。
那須さんね。
送っておきます。
はいでは早速今日の勉強を始めましょう。
先週に引き続き今週も手話の動詞の語形変化について学びます。
先ほどの会話でホサナさんが「那須さんにもメールを送ってあげて」と言っていましたね。
主語や目的語が2人称や3人称つまり「彼」「彼女」などになる表現を学びます。
ではまず今日のスキットからご覧頂きましょう。
先週学んだ1人称の表現もいくつか出てきましたね。
「メールする」という動詞の動きや方向はきちんと読み取れましたか?では今日のキーフレーズをご覧下さい。
どうぞ。
では私が表現しますのでしっかり見て下さい。
解説します。
先週もこの表記出てきましたね。
表記だけ見ると難しそうですが手話の動きと合わせるととても分かりやすいのでよく見ていて下さいね。
まず基本となる手話表現「メールする」です。
指文字の「め」を自分から前の方に動かします。
これが基本形の「メールする」です。
ただ今回のキーフレーズでは自分がメールを送る訳ではありませんね。
ですから動きや方向が変化します。
この「3」は「彼」。
今この場にいない彼を示す3人称の意味ですね。
「彼」。
そして彼がメールを送る相手すなわち「あなた」の位置に向かって「メールする」と表現します。
この「2」は今自分が会話している相手であり彼がメールを送る相手である「あなた」を示す2人称の意味です。
続けると「彼はあなたにメールする」となります。
軽く握った手の指を開きながらこのように動かして「忘れる」。
「彼はあなたにメールするのを忘れる」となりますね。
親指と人さし指を伸ばして手首をひねります。
「違う」。
この記号はYes−No疑問の表情がつくという意味です。
そして文末にYes−No疑問の表情をつけて「違う」と表現します。
これは「何々じゃないですか?」という意味で相手に確認する表現になります。
では今日のキーフレーズを表現してみて下さい。
はい。
いいですね。
「忘れたんじゃない?」は表情もついてよかったですよ。
ではテレビの前の皆さんも一緒に練習しましょう。
できましたか?え〜っとちょっと待って下さい。
まずは「見る」を使った文を作ってみて下さい。
はい。
お〜いいですね。
「見る」という方向もとてもよかったです。
じゃあもう一つ次は「尋ねる」で文を作ってみて下さい。
はい。
「尋ねる」という手話語形変化していましたね。
「尋ねる」。
3人称に「尋ねる」。
じゃあ次は「言う」はどうですか?そう語形変化になっていましたね。
「言う」。
「ほかの人に言う」。
方向が違っていますね。
ちなみにこのように…例えば「言う」。
「私がみんなに言う」という表現もできます。
逆の方向だと「私はみんなから言われる」となります。
じゃあ今僕たちは全国の皆さんから見られているという事ですね?そうですよね。
私たちは手話の魅力を皆さんにお届けしなくちゃいけませんよね。
頑張りましょう。
はい。
それでは今日のスキットを今度は音声なしでご覧頂きます。
語形変化する動詞をご紹介します。
基本形を覚えましょう。
指先をそろえてこのように向けた手を前に倒します。
「頼む」。
指先を手のひらにこのようにあてそのまま前に出します。
「断る」。
手の甲を前に向け耳元から前方に動かします。
「尋ねる」。
今日のテーマはこちら。
日本は地震や台風など自然災害が多い国ですよね。
いざという時に備えて災害や緊急時に使える手話を覚えましょう。
よろしくお願いします。
まず災害に関連する単語からご紹介します。
三宅さんも一緒に練習してみて下さいね。
去年もいくつか習いましたが忘れている単語もあったので復習になりました。
そうですか。
それはよかったですね。
では次は緊急時に使える例文をご紹介しましょう。
覚えておきたい文ばかりですね。
そうですね。
聞こえない人や聞こえにくい人にとって災害や事故が起きた時に一番困るのが防災無線や電車やバスのアナウンスなど声や音による情報が入ってこない事なんです。
大きな震災などの時には聞こえなかったために逃げ遅れてしまったという悲劇も起きています。
ですからもし聞こえない人や聞こえにくい人を見かけたら手話や筆談で情報を伝えてあげて下さいね。
(2人)「表現力アップ!」。
このコーナーでは善岡さんとのやり取りを通して手話の表現力を更に磨いていきたいと思います。
そうだね。
では今日は…。
こちら。
おっ!これは間違い探しですか?そうです。
この2つの絵を見比べて違うところを手話で表現してみて下さい。
じゃあまずはこの帽子…帽子がある。
あるかないかの違い。
そうですね。
いいですよ。
1つ目は女の子のかぶっている帽子。
こちらにはありますが向こう側の絵には帽子がありません。
ほかにはどうですか?あっチューリップ?チューリップがこっちは2こっちは3の違い。
そうですね。
こちら側のチューリップは2つ向こう側はチューリップが3つ咲いています。
ほかには?う〜んこの風船。
…っていうのがこいつ。
この真ん中。
で右のこっちは…。
えっ?この…。
ちょっと待って。
膨らんだのがしぼんだ?しぼみ過ぎじゃない?やりたかっただけ。
そう。
表現としてよかったのは3つあるうちの真ん中の風船を膨らませて大きい風船を表しちゃんと真ん中の場所も表した事ですね。
向こう側は真ん中が小さな風船でしたね。
その違いがよく出ていたと思います。
いや〜優しい気持ちになれるお話でしたね。
そうですね。
絵本の世界に引き込まれちゃいますね。
那須さんふだんと全く違っていましたね。
たま手ばこではいろいろな表情を見せてくれていてすごくよかったです。
3人でたからばこに入ったらずっと若いままでいられますね。
いいね〜。
たま手ばこの皆さんありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
(3人)さようなら。
2015/08/11(火) 10:25〜10:50
NHKEテレ1大阪
NHKみんなの手話 第18課「動詞の語形変化(2)」[字]

ろう者が日常生活で使う手話を学ぶ、初心者向けの番組です。講師の善岡修さん、ナビゲーターの三宅健さんが手話の魅力を伝えます。第18課は、動詞の語形変化がテーマです

詳細情報
番組内容
第17課に続き、第18課でも動詞の語形変化について学習します。この課では始点、終点ともに1人称ではなく、2人称または3人称になる表現を取りあげます。今回キーになるのは〈メールする〉という動詞です。辞書形では、親指と人指し指を合わせ、指文字の「め」の手型を作り、自分から前方へ動かします。この〈メールする〉も語形変化をしますので、主語や目的語によって動きの始点と終点がどのように変わるのか注目しましょう
出演者
【講師】善岡修,【出演】三宅健,那須善子,ホサナ,樋口澄江,小泉京子,【語り】佐田明,大野エリ

ジャンル :
福祉 – 手話
趣味/教育 – 会話・語学
趣味/教育 – 生涯教育・資格

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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