トップページ国際ニュース一覧米 習主席に人権問題の改善求める考え強調
ニュース詳細

米 習主席に人権問題の改善求める考え強調
8月14日 10時19分

米 習主席に人権問題の改善求める考え強調
k10010189401_201508141223_201508141224.mp4
アメリカと中国の高官が人権問題について話し合う米中人権対話がワシントンで始まり、アメリカ側は中国で人権活動家らが相次いで拘束されていることに懸念を示し、来月アメリカを訪問する習近平国家主席に直接、改善を求める考えを強調しました。
米中人権対話は13日から2日間の日程で始まり、アメリカ側からは人権問題を担当するマリノウスキー国務次官補らが、中国側からは李軍華外務省国際局長らが出席しています。
協議は非公開で行われていますが、初日の協議のあとマリノウスキー次官補は記者団に対し、先月以来、中国で弁護士や人権活動家ら250人以上が拘束されたことや、中国政府が外国のNGOに対する規制を強化する法案を準備していることなどに対し、懸念を伝えたことを明らかにしました。
マリノウスキー次官補は「最近の人権状況の悪化を見ると、中国が本当に開放的な社会に向かっているのか、深刻な疑問を抱かざるをえない」と述べ、中国側に人権問題の改善に取り組むよう強く促しました。
そのうえで、「中国政府は人権問題を巡る協議は人権対話の場にとどめ、首脳会談での議論は避けたいと思っているかもしれないが、そうはいかない」と述べ、来月、習近平国家主席がアメリカを訪問する際に、オバマ大統領が直接、改善を求める考えを強調しました。

関連ニュース

このページの先頭へ