甲子園初出場、三重の津商業。
ベンチ入りメンバー全員が県内の中学校出身。
ふるさとの期待を一身に背負う。
春夏通じて初めての甲子園出場となった津商業のアルプスです。
地元からたくさんの応援団が駆けつけています。
大声援を背に、初勝利なるか。
三重大会、6試合中4試合で無失点の津商業。
エースの坂倉は、攻めの投球をするとマウンドへ。
1回。
先頭から3連続ヒット。
智弁和歌山に浮いた球を狙われてあっという間に2点を奪われる。
さらにノーアウト一塁二塁のピンチ。
坂倉このダブルプレーで落ちつきを取り戻す。
守備にもリズムが出てくる。
取っている。
ライト栗谷見事。
攻撃は4回まで2安打に抑えられていたが1点を追う5回。
ツーアウト三塁一塁で2番、前田。
アルプススタンドが後押しする。
追い込まれても粘りが持ち味と食らいつく。
7球目。
おもしろい当たりになった。
どうだ、セーフ。
同点。
続く6回、ツーアウト二塁でライトで好プレーの栗谷。
第1打席は変化球で三振。
同じボールで来ると初球を狙う。
狙いどおりに打った。
津商業勝ち越しました。
その後も得点を重ねた初出場の津商業。
スタンドの声援を力に変え甲子園初勝利をつかんだ。
こんばんは。
サンデースポーツです。
8月のマンスリーキャスターはフェンシングの太田雄貴選手です。
よろしくお願いします。
津商業のプレー、どのようにご覧になりましたか。
非常に積極的だったと思います。
あの積極さが点につながり勢いそのままに次の試合も頑張ってほしいです。
私も取材していて印象的だったのが、アルプススタンド一体となった応援、選手たちにとって本当に力になったと思います。
特に応援に力をもらったと言っていたのはアルプスに近いライトの栗谷選手。
応援がうれしいのはもちろん地元の人たちや控え選手の声援に、責任を感じたそうなんです。
その責任感があったから、活躍につながったのかもしれないなと感じました。
続く第2試合、初出場の長崎の創成館は春夏合わせて優勝3回の強豪・天理と対戦しました。
残り2試合と続けてご覧ください。
長崎はきょう、被爆70年の原爆の日。
試合前、創成館の選手たちは黙とうをささげました。
1点を巡る緊迫した展開は同点の6回。
創成館のセンター峯、相手の出塁を許しません。
7回、創成館の勝ち越しのチャンス。
天理のレフトは齋藤。
堅い守りで互いに譲らず、試合は同点のまま9回へ。
9回、創成館はランナー三塁のチャンスに4番、鷲崎。
天理の冨木、強気に速球で勝負しました。
絶対に決めたかったと4番の気迫が上回りました。
サヨナラ勝ちの創成館、春夏通じて甲子園初勝利です。
中越は同点の5回満塁で3番の小林史弥。
タイムリーヒットで勝ち越します。
その後、逆転され8回は7番、関川。
二塁ランナーが帰って同点に追いつきます。
さらに一塁二塁として9番、井口。
勝ち越し点は阻まれます。
同点のまま9回、ピッチャーは3人目の雪野。
ワンアウト一塁三塁のピンチ。
競り負けた中越。
21年ぶりの初戦突破はなりませんでした。
仙台育英は1回、3番、平沢。
先制点が欲しかったと大会第5号のツーランホームラン。
勢いづいた仙台育英はその後も3連続ツーベースなどで一挙5点を先制します。
仙台育英のエース佐藤世那。
力のあるストレートで明豊打線を抑えます。
佐藤世那は8回1失点。
投打に実力を発揮した仙台育英、2回戦進出です。
あすの第2試合。
京都の鳥羽は前身の京都二中のときに100年前の第1回大会で優勝。
岡山学芸館と対戦します。
プロ野球です。
中日の山本昌投手は、昨シーズン、プロ野球の最年長での出場や勝利の記録を64年ぶりに更新。
あさって50歳の誕生日を前に今シーズン初登板です。
先発のマウンドに上がった山本昌。
自身の最年長出場記録を更新します。
先頭の比屋根には3球勝負。
奪三振も最年長の記録です。
このあと二塁三塁のピンチを招き4番、畠山。
犠牲フライを打たれ1点を失います。
続く2回。
左手の人差し指に違和感を訴えここで交代。
最年長勝利は持ち越しとなりました。
試合は延長戦に入り11回中日の守り。
エラーで決勝点を奪われ、チームも3連勝を逃しました。
山本昌は2回途中での交代に、チームに迷惑をかけて申し訳ない。
また頑張るしかないと話していました。
首位・阪神の先発は岩崎。
ルーキーの去年は5勝を挙げましたが、ことしは勝ちがありません。
1イニングずつ抑えると序盤から飛ばします。
140キロ前後ながら、勢いのあるストレートで5回までヒット1本に抑えます。
打線がこたえたのは6回、好調の4番、ゴメス。
岩崎を早く援護したかったと1か月ぶりの13号。
ツーランホームランでリードを広げます。
岩崎は7回途中まで投げ、2安打無失点の好投。
今シーズン8試合目で、待望の初勝利です。
阪神の和田監督は岩崎について勝てていないことを本人がいちばん気にしていたと思うので、1つ勝ててよかったとほっとしていました。
巨人は、打線に元気がなく3連敗中です。
3回、チャンスに立岡。
フェンス直撃のタイムリースリーベース。
5試合ぶりに先制します。
先発の田口は、ここ2試合疲れの出た中盤にホームランを打たれています。
きょうは無失点で乗り切り、終盤に入った7回。
鈴木誠也にスライダーを運ばれ、同点ホームラン。
田口は、いちばん打たれてだめな場面と悔やみます。
さらに8回、2人目のマシソンがノーアウト二塁と攻められます。
バントの処理。
マシソンの悪送球で決勝点を奪われました。
巨人は、終盤のミスが響き4連敗です。
巨人はこのカード、3試合で2点しか奪えず3連敗。
原監督は打線が抑えられっぱなし。
打順についても考える必要があると話していました。
セ・リーグの順位です。
阪神が連勝で首位をキープ。
4連敗の巨人は3位に下がりました。
パ・リーグです。
首位のソフトバンクはおよそ2か月ぶりの連敗中。
4連勝と勢いのある3位・ロッテとの対戦です。
ソフトバンクは、寺原が先発。
今シーズンは6勝負けなしと安定しています。
打たせて取るピッチングで勢いのあるロッテ打線に対してつけいる隙を与えません。
打線は1点リードの4回。
先頭のイ・デホ。
手応えは完璧だったと22号ホームラン。
この回さらに1点を加え寺原を援護します。
7回、寺原が1点を失い、なおも三塁二塁のピンチ。
代打は清田。
おととい、顔にデッドボールを受け復帰の打席です。
ここは寺原の勝ち。
ソフトバンク、寺原の好投で連敗を2で止めました。
ソフトバンクの工藤監督はどこでどう連敗するか分からないので気を引き締めて一つ一つの試合に臨んでいく。
ファンには優勝へのマジックナンバーが減るのを楽しみにしてほしいとご機嫌でした。
日本ハムの近藤はきょうが22歳の誕生日です。
同点に追いつかれたあとの6回。
すごく気持ちがよかったとみずからを祝う7号ソロホームランで日本ハムが勝ち越します。
再び追いつかれて8回、チャンスで4番の中田。
調子を落として今月は打点1です。
誕生日の近藤のためにと気合いが入っていました。
タイムリーヒットとなって中田にしては珍しいガッツポーズ。
日本ハムが逃げ切って3連勝です。
日本ハムの栗山監督は不調の4番、中田が決勝のタイムリーを打ったことについて、苦しいのは分かるが背負わなければならない立場。
ああやって打って勝って、前に進むと思うと話していました。
西武の高橋光成。
おととし夏の甲子園の優勝投手がプロ2試合目の登板です。
立ち上がり、コントロールが定まりません。
それでも、いつものことと切り替えいちばん自信のある速球で押してリズムに乗ります。
最速149キロの速球に持ち味のフォークボール。
初登板より落ち着いていたと6回途中まで1安打無失点の好投でした。
ルーキーに初勝利をプレゼントしたい打線は8回4番、中村。
王貞治さんを超えて単独で史上最多となる通算16本目の満塁ホームランで突き放しました。
西武は投打がかみ合い連敗ストップ、高橋、うれしいプロ初勝利です。
西武の田邊監督。
プロ初勝利を挙げた高橋について前回の登板は、変化球が多く逃げていたが、きょうはバッターに向かっていくピッチングができていたとルーキーの好投をたたえていました。
そして満塁ホームランのプロ野球記録を更新した中村選手試合後は、どうしたらホームランを打てるのか追及してきたが満塁ホームランが多いのは、たまたまその場面で打席が回ってきただけと淡々と振り返っていました。
中村選手らしいですね。
16本目の満塁ホームランを打ち王さんを抜いて歴代単独1位になったんですが、今シーズンが始まる前までは12本で7位だったんです。
太田さん、今シーズン一気に4本打っているんです。
おそらくパワーじゃない何か秘密があるんじゃないかと思うんです。
年齢も重ねられていると思いますので、どこかみんなと違う感覚でホームランを捉えられているのではないかという印象を受けました。
中村選手はまだ31歳ですのでどこまで記録を伸ばすのか楽しみです。
パ・リーグの順位です。
ソフトバンクの優勝へのマジックナンバーは1つ減って35。
5位楽天は負け越しが今シーズン最多の12となりました。
テニスの錦織圭選手がツアー大会の準決勝に進出。
接戦となった試合は終盤のショットの精度の差が勝負を分けました。
第2シードの錦織。
相手は、第3シードのチリッチ。
去年、全米オープンの決勝で敗れた相手です。
互いに1セットずつを取り、最終の第3セット。
錦織は得意の打ち合いから鋭いショット。
一方のチリッチも強烈なフォアハンド。
互いに譲りません。
4ー4で迎えた第9ゲーム。
インの判定に対し、錦織がチャレンジを要求します。
確認の結果は、アウト。
錦織のポイントとなります。
同じゲームで今度は。
錦織の深いリターンに、チリッチがチャレンジ。
オンラインでした。
このゲーム、錦織がブレークに成功します。
ショットの正確さでまさった錦織。
強敵を破り、あすの決勝に進みました。
お待たせしました。
続いてはこちらのコーナーです。
南米初のオリンピックまで、あと1年。
躍進する、若きアスリートたち。
世界最高の舞台への戦いが始まっています。
RoadtoRio。
徹底特集です。
きょうから始まる新コーナーRoadtoRio、太田さんオリンピックまであと1年と迫りました。
いよいよきたか、この時期かと、そういう気分です。
今の映像を見ても、心がわくわくしたり苦しかったりします。
アスリートにとってはこの時期どういう時期でどういう気持ちでいるものですか。
今世界選手権が行われていますが、選考のレースが始まっていますので出場権が決まっている選手もほとんどいない中、大事なシーズンを過ごしていると思います。
きょうはリオデジャネイロオリンピックに挑むアスリートをたっぷりと紹介します。
まずは大会の概要を紹介します。
今大会は南米初のオリンピックになります。
日程は8月の5日から21日までの17日間、28競技306種目が行われます。
7人制ラグビーとゴルフが新たに加わりました。
競技は主にリオデジャネイロ市内の4地区で行われます。
そのリオデジャネイロと中継がつながっています。
原口さん。
オリンピックのメイン会場、オリンピックパークの前に来ています。
ここでは新たに7つの競技会場の建設が進められています。
今は日曜日の午前中です。
静かなんですが一部で工事が続いています。
今大会リオデジャネイロ市が進めているのは、よけいなものはいらないというコンパクトなオリンピックです。
2020年東京オリンピックが目指すコンパクト五輪とはひと味違うんです。
そのコンセプトは競技会場にも表れています。
3つ並ぶ白い屋根が特徴のカリオカアリーナ、そのいちばん手前が太田さんのフェンシングの会場です。
今回中で取材することができました。
中に入って気付いたのは本当にシンプルな造りだということなんです。
屋根や柱などに凝った部分はありません。
観客席はすべて仮設でした。
このアリーナ、大会後には、日本のNTCのようなトレーニング施設として再利用することが決まっています。
仮設のスタンドを使うことで予算を抑え、工事が早く進み大会後も利用しやすいというわけです。
さらに予算の面でもコンパクトにむだを排除するというコンセプトの象徴といってもいいと思います。
太田さん、フェンシング会場、気になりますよね。
気になりますね。
選手にとってフェンシング会場はどのようなものになりそうですか。
通常、四角い体育館とは違って、円形の、コロセウムに近い感じです。
実際に選手の皆さんがプレーする位置に近い位置に立ってみたんですが、観客席が近くて迫力がありました。
ありがとうございます。
原口記者には後ほどまた伝えてもらいます。
リオが目指すコンパクトオリンピックというコンセプト、どうお考えですか。
学ぶところが多いと思います。
東京オリンピックも、もともとはコンセプトとしてコンパクトというものを打ち出していましたので新国立の問題もそうなんですが本当に必要なものは何か、もう一度みんなが考えるいい機会になればと思います。
1年後に迫るリオオリンピックその舞台で戦う選手たちも続々と決まっているんです。
こちらです。
セーリング、アーチェリー、近代五種からも2人、そして今行われている水泳の世界選手権で飛び込みの寺内健選手、星奈津美選手、渡部香生子選手が新たに内定しました。
渡部選手はおとといの、世界選手権で大逆転の金メダルでしたね。
まだ18歳でリオだけではなく東京オリンピックでも十分に活躍が期待できますね。
今こういう若いアスリートがどんどん才能を開花させています。
競泳では、こちら。
世界ランキング1位の萩野公介選手と2年前の世界選手権を制した瀬戸大也選手。
同い年のライバル2人が競い合って頂点を目指します。
陸上ではこの人、19歳の桐生祥秀選手。
ことし3月には追い風参考ながら9秒87を記録。
日本人初の100メートル9秒台に期待がかかります。
さらに若い16歳。
サニブラウン選手にも注目です。
先月の世界ユース選手権で、100メートルと200メートルの2冠を達成しました。
今月行われる世界選手権の代表に日本選手として史上最年少で選ばれました。
根拠はあまりないです。
太田さん、16歳のこのインタビュー、勢いがありますからぜひその勢いで挑戦してほしいですね。
体操では白井健三選手、18歳。
こちらは去年の冬から取り入れた最高難度のリ・ジョンソン。
2回宙返り3回ひねりの大技です。
最後は卓球の新星、伊藤美誠選手です。
中学3年生の伊藤選手。
現在、世界ランキング10位と急成長中です。
競技中と全然違って私生活は笑顔がすてきで、ファンが増えそうですね、かわいいですね。
3月の国際大会では女子シングルスで史上最年少優勝。
ギネス世界記録にも認定されました。
リオオリンピックそして東京オリンピックと本当に期待が持てそうな選手ばかりですね。
僕の中では特に陸上の9秒台を誰が出すのか、ここは本当に注目だと思っています。
1人出せばみんな出していくのではないかというふうに思います。
手が届くところまで来ていますよね。
みんな若いですよね。
16歳、19歳、そこの世代が競い合って頑張ってほしいです。
さあリオで期待のアスリートですがまだまだ紹介していきます。
バドミントンの女子ダブルス高橋選手と松友選手のタカマツペアです。
現在、世界ランキング1位、期待の新星に迫ります。
バドミントンで日本初の金メダルを目指すタカマツペア。
その攻撃力は世界トップクラスです。
高橋選手の持ち味はパワー。
初速250キロを超えるスマッシュで相手を圧倒します。
そして松友選手はテクニック。
ネット際での巧みなシャトルコントロールでポイントを奪います。
2人の攻撃が世界を驚かせたのがトップ選手8組だけで争われる去年のスーパーシリーズファイナル。
高橋選手のスマッシュで攻め込み。
松友選手の技でしとめる。
お互いの特徴を生かした連続攻撃でロンドンオリンピック金メダルの中国ペアを圧倒。
初優勝を果たしました。
タカマツペアの2人が今取り組むのが3人の相手と打ち合うこの練習。
攻め込まれる展開からでもラリーに打ち勝つ力を高めようとしています。
持ち味の攻撃力をさらに高めて、リオデジャネイロへ。
いかがですか太田さん。
本当にすごいですね。
世界ランキング1位ということで来年プレッシャーもあると思うんですが2人で乗り越えてほしいです。
フェンシングは1人で戦うんですけれども、バドミントンは2人で力を合わせて。
また特徴が違った2人が力を合わせる姿はうらやましくなりました。
あしたから世界選手権があるということですがぜひ頑張ってほしいですね。
私もリオで期待のアスリートを取材してきました。
名づけてあのコーナーの復活です、リオdeスゴすぎ。
紹介するのは5月の世界選手権で金メダルを獲得したテコンドーの濱田真由選手です。
テコンドーなんですが、胴体への蹴りが1点頭への蹴りがが3点なんです。
濱田選手のすごすぎポイントは3点が得られる頭への攻撃、上段なんです。
長身の濱田真由選手。
高さ2メートルに達する上段蹴りで、世界を勝ち抜いてきました。
ということで、私もその上段蹴り、体感してきました。
単純にそんな上がらない。
濱田選手いちばんの大技がこちら。
一瞬なので見逃さないでくださいね。
胴を狙った中段蹴りと見せかけて、途中で上段蹴りへ変化するんです。
ひざの軟らかい濱田選手だからできる大技なんです。
ことしの世界選手権の決勝でも。
磨き上げてきた技で見事、優勝をつかみました。
今の目標はリオデジャネイロでの金メダル。
そして、テコンドーをもっと多くの人に知ってもらうこと。
濱田選手が目指すのは。
太田さんみたいになりたい。
光栄です。
僕も北京オリンピックでメダルを取ったあとに大きく生活が変わりまして、僕自身のことだと就職をしたりあとはフェンシング協会の環境も大きく変わりました。
大きなスペースで練習ができたり専任のスタッフがついたり、さらに競技が発展していくことにつながるのでオリンピックは非常に重要なんです。
マイナースポーツだと、やはりオリンピックしかないというかオリンピックで皆さんの注目を集めることができる数少ない機会なので、このチャンスをぜひつかんでもらいたいと思います。
濱田選手もとにかくテコンドーが大好きだから、そこを1つのチャンスにしたいと言っていました。
自分の大好きな競技を皆さんに知ってもらいたいというのは僕たち、常に思っています。
彼女の気持ちは痛いほどよく分かります。
ここで、今後のリオオリンピックに向けてのスケジュールですが、世界選手権がめじろ押しです。
8月には柔道、9月にはレスリング、バスケット。
このあとも代表に決まった選手をどんどん紹介していきます。
ここもう一度現地リオを呼んでみましょう。
リオデジャネイロ市内にあるレスリング道場です。
アリーネ・シルバ選手。
去年の世界選手権、女子75キロ級で準優勝。
ブラジル初となるレスリングでのメダル獲得が期待されています。
世界選手権での飛躍を支えたのが日本チームとの交流です。
レスリング女子の強豪国・日本に学ぶためブラジルは去年から日本で合同合宿を行ってきたのです。
シルバ選手。
スピードのある日本選手と練習を積んだことでタックルをかわす足の運びに磨きがかかりました。
日本での合宿から直接参加した先月の国際大会では銅メダルを獲得。
日本から学んだ技術を、さらに磨き、1年後の大舞台に挑みます。
こうした交流、実は日本側にもメリットがあるんです。
オリンピック期間中に日本チームがトレーニングで使うマットをブラジルのレスリング協会から提供してもらう予定です。
歴史的にも関係が深いブラジルと日本。
さまざまな競技で支え合って切磋琢磨しながら本番を迎えることがいいなと思いました。
以上、リオデジャネイロからお伝えしました。
ありがとうございました。
この特集まだまだ終わりません。
オリンピックのおよそ2週間後に開かれるのがパラリンピックです。
9月7日から12日間の日程で行われます。
今回パラリンピックを目指すアスリートを取材してきたんですよね。
車いすフェンシング。
太田さんがやっているフェンシングを車いすで行うんですね。
車いすで行うことで下半身を固定し上半身だけ動きます。
距離が取れないですよね。
上背がない日本選手は不利だったりするんですが、その中できょうは第一人者である藤田道宣選手実は私の高校の後輩です。
フェンシング部、直属の1つ下の後輩で、彼もパラリンピックを目指しているんですけれどもその彼と剣を交えてきました。
藤田選手の練習場を訪ねた太田さん。
現在世界ランキング24位の藤田選手。
藤田さんは下半身のまひに加えて腹筋を動かすことができません。
上体の動きは左腕でいすを持ちながらコントロールします。
相手の剣をかわして突く、フェンシングの素早い動き、左腕1本で体全体を支えます。
さらに、右手の握力もないので、剣をテープで固定して戦います。
この剣さばき、どうでしょうか。
これは練習のたまものです。
反復練習を何度も何度も積み重ねた彼の努力の結晶だと思います。
高校時代、同じフェンシング部の先輩後輩として、剣を交えてきました。
藤田さんは大学2年生のとき、事故でけい椎を損傷してしまいます。
直後は、ショックでふさぎ込んでいました。
そんなときに立ち直るきっかけを与えてくれたのが太田さんでした。
そして太田さん。
車いすフェンシングに挑戦です。
およそ10年ぶりの手合わせです。
こけちゃうんですね。
どういうことかというと僕は突けると思って前に出たんですが、自分を止められないので後ろに下がれないんです。
勢い余ってやられてしまいました。
そのあともやられてしまいました。
想像以上に強かったですね。
昔見たときはパワーがなかったんですが、パワーもスピードもついていて非常に驚きました。
徐々にコツをつかんできた太田さん。
藤田選手ができる動きの中で、実戦に使える技をアドバイスしました。
きょうはありがとうございました。
お二人ともいい笑顔でしたけれども久しぶりに剣を交えてどうでしたか。
刺激を受けました。
あんなに頑張っている姿、剣1本持つだけで、すごく時間がかかるんです。
それなのに文句も弱音も1つはかないで練習をしている。
僕も来年に向けて本気で頑張ろうかな、そういう思いが出ました。
藤田選手からも、いっぱい太田さんに質問が出ましたよね。
あの関係性がいいと思います。
強くなろう、強くなろうというああいう姿勢は僕も忘れてはいけないと思いますし、アスリートとして非常に大事なことだと思います。
リオでどういう活躍ができるか分かりませんが、2人で最高の結果を出して凱旋したいです。
これからお伝えしていくRoadtoRioですが、取材した皆さんにリオの決意というものを書いてもらいましたので紹介します。
藤田選手は、超ぜつと読むんですが、障害を乗り越えてアスリートとして生きる覚悟、こういうものを込めて書いてくれました。
テコンドーの濱田選手、平常心で臨みたいということで、いつもどおり。
バドミントンのタカマツペアは、ペアを組んで来年で10年ということで10年分の思いと書いてくれました。
最後に太田さん、改めてどんな大会になったらいいと思いますか。
選手それぞれの思いがあると思いますので、それぞれ頑張ってほしいですね。
ありがとうございました。
以上、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック特集でした。
レスターの岡崎。
イングランドプレミアリーグの開幕戦で先発を勝ち取りました。
前半13分。
クロスボールに飛び込みますがここは合いません。
27分には相手のボールをカットして決定的なチャンスにつなげます。
さらに、試合終了間際。
岡崎、初ゴールは奪えませんでしたがフル出場で勝利に貢献です。
大リーグ、ジャイアンツの青木は、敵地でカブスとの試合。
3点差を追う9回。
ツーアウト二塁で青木。
タイムリーヒット。
しかし反撃はここまで。
カブスに3連敗を喫しました。
ゴルフの国内女子、勝負は西山ゆかりと鈴木愛のプレーオフへ。
パーファイブの2ホール目。
西山の第3打。
ピンに寄せきれません。
西山はキャディーを務める師匠の芹澤信雄に、勝てよと鼓舞されます。
西山のバーディートライ。
6メートルをねじ込みました。
鈴木がバーディーを逃し、西山の初優勝が決まりました。
次回のサタデースポーツです。
熱戦が続く夏の高校野球、TomorrowSongはサンフレッチェ広島のエース佐藤寿人選手の一曲です。
太田さんは今週被災地の気仙沼で若手アスリートを対象としたフェンシング教室を開かれるんですよね。
その様子も企画で紹介します。
お楽しみに。
(清十郎)何がまことで何がうそなのかもうさっぱり分からねえよ。
2015/08/09(日) 21:50〜22:40
NHK総合1・神戸
サンデースポーツ[字]
リオまで1年!オリンピック・パラリンピック大特集!▽東京五輪世代に注目▽太田雄貴が車いすフェンシングに挑戦▽津商業甲子園初勝利なるか?▽高校野球全試合詳報
詳細情報
番組内容
▽リオまで1年 五輪パラ大特集 ▽東京五輪世代に注目! ▽太田雄貴が車いすフェンシングに挑戦 ▽高校野球全試合 【ゲスト】太田雄貴,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
出演者
【ゲスト】太田雄貴,【キャスター】杉浦友紀,一橋忠之
ジャンル :
スポーツ – スポーツニュース
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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