潮騒の町家賃7万5000円の一軒家に暮らし時給1000円で海の家を造るアルバイトを開始。
かれこれ1カ月だいぶ形になってきました。
オープンも迫ってきたこの日の作業は…。
僕は下やればいいですか。
おはようっす。
おはようございます。
このアルバイトでお世話になっているのが田中さん親子
海の家オーナーの田中昇さんと息子豊さんです
現場はひと夏に1万人以上が押し寄せる太東海水浴場
海の家タナカヤはここで営業を始めておよそ50年
一度は店を畳もうとした事もありましたが地元の人たちの強い要望を受けてなくすわけにはいかないと続けています
作業開始。
(豊さん)平らにする。
平らにする?座敷となる部分の土台を載せるため砂をならしておきます。
砂が平らになったところで海の家の床作り。
土台となるはしご状の木材に板を付けていきます。
体重およそ100キロの石本はチェックにもってこい。
板が古くなっていてお客さんが踏み抜いたら大変ですもんね。
(スタッフ)わあ!抜けましたね。
釘抜けましたね今ね。
うわっ!ダメになっていた部分はすぐに修復。
続いて屋根の作業。
実は海の家タナカヤには建物の中が涼しくなる画期的な仕掛けがあるんだとか。
屋根が?屋根は…大丈夫なところ歩きます。
一見普通のトタン屋根ですがここにどんな仕かけが…。
よっしゃ!取り付け始めたのはパイプ。
(豊さん)このちっちゃい針の穴みたいなのこれが…。
取り付け完了。
さてどうなるんだ?でも上も出てる出てる…ほら。
出てる出てる出てる。
出てる出てる…!面白い!
屋根に流したのはくみ上げた冷たい地下水
これでトタン屋根の温度が下がり建物全体が涼しくなる仕掛けです
その名も屋根冷水クーラー
トタン屋根に流した水は雨どいで集める。
お父さんきましたよ水。
お父さんきましたよ。
うわ!あったかい!あったかい!お湯ですよお湯。
なるほど。
シャワーとして使えるんですね。
昔ながらの手作り感が…。
ずっとこれでやってるんですもんね。
半端じゃない…。
屋根に水を流したあとは…。
うわ!これはすごい!クーラーいらないな。
屋根冷水クーラーのおかげで室温がおよそ3度下がるそうです。
これすごい気持ちいいですね。
(昇さん)すごいでしょ。
へえ!ひやーっとしてくるから。
うわすごいなこれ。
でも考えましたよね。
考えた。
こりゃあ。
「こりゃあ」。
そろそろお昼。
この日は田中さん親子がオススメだと言う地元でも知る人ぞ知る食堂へ。
そこで出迎えてくれたのは…。
新鮮魚介がてんこ盛りのド迫力定食。
この日のお昼は…。
すげえ!
(店員)大トロになってます。
この日いすみで揚がった魚のお刺し身がてんこ盛りの定食。
これで999円は超お得。
うまい脂のってる!うん。
お刺し身定食の魚は当日揚がったものしか使わないのでメインの一皿はその日次第。
地元の海の男もお墨付きの味です。
オープンまであとわずか。
作業も大詰めです。
海の家の完成を前に息子の豊さんにはある思いが。
俺らは変な話…ねえ?大変だったべなと思うよね。
今やればね。
やっててさ自分で。
親子の絆を深くする海の家。
この日はお父さんと一緒におよそ50年間の歴史を刻んできた看板を設置。
お父さん立てますよ!見つめるお父さんがなんだかうれしそう。
あと1カ所。
そしてついに…。
出来た!どうですか?お父さん!いい?お父さんの人生が詰まった看板が今年も無事に付きました。
感慨深いものがあるんでしょうね。
移住者の石本も加わっていよいよ一方アルプスのふもとに広がる高原の町家賃1万7500円の一軒家を借りて…。
自宅の庭には家庭菜園も。
この日は農園で時給800円のアルバイト。
(福井)おはようございます!今日の作業は…。
紺色ぐらいになった…?
(紫芝さん)そう。
このぐらいの…。
わかりました。
旬を迎えたブルーベリーの収穫をお手伝い。
大きな実のブルーベリーはそのまま販売。
小さいものはジャムになります。
集中する事30分。
採りすぎですか?
(紫芝さん)いやいやいや…。
採ったねえ!いいんですか?
(紫芝さん)ちっちゃいのは酸っぱいからね。
あー!うわおいしい!こちらではブルーベリーの他にラズベリーやより甘みの強いイエローラズベリーも栽培。
作業のあとにはこの農園ならではのお楽しみが。
お疲れさまです!社長が作ってくれたのは自家製フルーツヨーグルト。
うわーっえー!すごい!
(紫芝さん)はいどうぞ。
すごい!ありがとうございます。
この大きいラズベリーいただきます。
うん甘い!甘いです。
更に甘い。
おいしい!この日はありがとうございます。
うわー!
(紫芝さん)少ないけど…。
早く見たい気持ちわかる!えっこんなに?
(紫芝さん)6400円かける4。
で1日残業してるし。
ありがとうございます。
すみません。
いいえお疲れでした。
ありがとうございます。
帰り道はルンルン。
バイトが休みのこの日。
飯島町の中にすぐに売り切れてしまう大人気のパン屋さんがあると聞き訪ねてみる事にしました。
ここがお目当てのパン屋さん。
自然酵母と薪窯が売りのChocotanです。
人気のパンどんな顔してるのかな?こんにちは。
(上村さん)いらっしゃいませ。
うわすごい…にぎわってる。
(上村さん)いらっしゃいませ。
こんにちは。
結構売り切れちゃってるんですね。
そうですね。
午前中でないとちょっと欲しいものは見付からないかもしれない…。
そうなんですか。
岡崎とか。
あと今日は…。
パンを買いにですか?パンを買いに。
聞きしに勝る人気ぶり。
わざわざ遠くからやってくる熱狂的ファンも多いようです。
並んでいるパンは奇をてらわずどれも素朴な印象。
買って帰るのはもちろん店内で味わう事も出来ます。
さて人気の秘密は?薪で焼いてるんですね。
外にいっぱい…。
あれで石窯で…。
特別に1つ試食させてもらえる事に。
いいんですか?
(上村さん)味見…。
うん!ねっ?モッチモチしてるでしょ。
モッチモチ!この香りがすごい!
(千賀子さん)いいでしょ?この外側の香ばしい香りなんですか?
(千賀子さん)外がバリってして中モッチモチでしょ。
ところでお二人は…?もともとこちらにお住まいだったんですか?東京?上村さん夫婦は5年前東京から移住。
以前はパン屋さんとは関係のない会社勤めの共働き。
この道に入ったきっかけはなんだったんでしょう?一番初めはそうなんだよね。
じゃあ趣味から始めたんですね。
そう。
だから主婦の人に教えるパン教室ってあるじゃないですか。
これ楽しいなと思って。
それがきっかけ。
一番最初はね。
次第にのめり込んだパン作り。
子どもの独立を機に夫清隆さんの退職金をはたいてこの店を構えたんです。
前からパン作りに興味があった福井は…。
目合わせてくれないんですもん!イヤだよっていう…。
厳しいもん。
3時50分?うん。
そうする事が出来たら…。
3時50分わかりました。
来ます。
ちょっと早いけどこれは来るっきゃない!頑張ってくださいね。
はいありがとうございます。
で翌朝。
パン屋さんの朝は早い…!今日はよろしくお願いします。
あのふわふわの食感はどうやって出すんでしょう?
(千賀子さん)コロコロコロって転がすんじゃなくてこの下はずっと下。
ずっといつまでも下。
縦には転がさず横に丸めるようにして形にする
これがふっくらふわふわの第一歩なんだとか
10回も20回もやってちゃダメなんですね。
(千賀子さん)ダメなんですね。
最初で苦戦してます。
(千賀子さん)丸めはすごい難しいんだよ。
基本を教わったところで実際に作ってみます。
集中して丁寧にお手伝い。
いやないですね。
ないね。
そうやって言えるっていいですね。
生地の下ごしらえが終わったところでご主人が薪窯の準備。
このあとはいよいよ薪窯パンの焼き上げ。
これがまたこだわってますよ。
栗の木?
(上村さん)これ栗だね。
でヒノキ。
はい。
薪にする木もなんでもいいわけじゃありません
切り出すのは知人の山の間伐材
うわー!すごい!気温や湿度によっても薪を変え窯の温度を700度近くまで一気に上げます。
パンってそんなに高温で焼くんですね。
(上村さん)そうですね。
窯の温度が700度近くになったら炭になった薪や灰を取り出します。
(上村さん)引っ張ってみます?熱いですよ。
もうここで熱いここで熱い…!この作業大変ですね。
(上村さん)そうですね。
窯を空にしたところでこの余熱を使っていよいよパン焼きの始まり。
生地に切り込みを入れて窯に入れるんですがこの時コツが。
(上村さん)で抜く時に…。
ピールと呼ばれる道具を勢いよく引きパンを落とす。
生地がまだやわらかいのでこうしないと変形してしまうんだそうです。
福井もやらせてもらう事に。
(上村さん)よーし!オーケーオーケー。
(上村さん)はい手離していいよ。
ここで霧吹き。
こうすると…。
焼き上げる時の温度は300度。
一連の作業をテキパキ行わないと温度が下がり香ばしく焼き上がらないんだとか。
早く高温になる薪を使う事で石窯の石に熱がしっかり伝わる。
燃えた薪を取り除きその余熱でパンを焼くと中はふんわりモチモチ外はパリッとした食感のパンになるんです。
こんなに大変なのに安すぎるって思っちゃいません?これだけ朝から働いても100円とかね200円で売ってるパンがほとんどじゃないですか。
そうですね。
小さいパンはそうですね。
でも…。
だから…。
うわー!福井も窯出しをお手伝い。
カンパーニュの表面がカリッと焼き上がったかどうかは音でわかる。
(たたく音)焼きたてのパンが並ぶと店中が香ばしい香りに包まれます。
本当に来るんです。
向こうの奥で…。
ガッツポーズ。
そうそう!でも本当にそれはねもうなんていうのかね天にも昇るじゃないけど…。
夫婦で全力投球する移住生活。
生き生きしてますね。
今日も完売する事を祈ってます。
ありがとうございました!失礼します。
(千賀子さん)はいどうも。
お疲れさまでした。
はいお疲れさまでした。
福井は自宅でパン作り。
あっキレイに出来た。
あっ出来た出来た。
上村さんに教わった事をしっかり守り…。
321出来た!出来た…!うわ!パン…!カリカリ。
その出来栄えに思わず…。
でも肝心なのは食感と味。
うわー!しっとり。
移住しておよそひと月。
バイト先の社長に夕食をお呼ばれ。
すると…。
飯島町の名物料理でひともめ。
えー!えっ?これが想像を超える味でした。
私たちはテレ朝夏祭りの会場にあるSUMMERSTATIONフードコートに来ています。
2015/08/09(日) 18:30〜18:57
ABCテレビ1
イチから住〜前略、移住しました〜[字]
3ヵ月間の田舎暮らしに完全密着!
タレントが実際に地方へ行き、空家を探して住み込み、働いて生活。
本当に住むからわかる魅力と苦労をたっぷりお届けします!
詳細情報
◇番組内容
千葉県いすみ市に移住しているドロンズ石本。この日も海の家でバイト。座敷つくりにカウンターの設置。そして屋根にパイプを這わせ、オリジナルの冷却装置も。最後に看板を設置して完成。いよいよオープン。何かお手伝いしたい石本、自らの腕前を生かしてお好み焼きを作ることに加え、先輩移住者の元を訪ね食材を調達。「いすみセット」なるいすみの魅力を味わえるメニューも用意した。石本も少しは貢献できたかな?
◇番組内容2
長野県飯島町に移住している福井仁美。連日農場で収穫のアルバイト。摘み終えたら畑の雑草刈り。これが土と生きる現実。
バイトが休みの日、ちょっと足を延ばして街を散策。すると自然酵母で作る薪窯のパン屋を発見。折角なのでパン作りを教えてもらう。奥さんと一緒に仕込のお手伝いをしながらパン作りの勉強。その後はご主人担当の窯焼き作業を勉強。夢を掴む、こんな形の移住生活もあるんだな。
◇出演者
出演:ドロンズ石本
福井仁美
ナレーター:小倉久寛
◇出演者2
女性ナレーターとして
竹達彩奈、戸松遥、豊崎愛生、日笠陽子
の人気声優4人が週替わりで登場!
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/ichijyu/
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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