第97回全国高校野球選手権大会 第4日[SS] 2015.08.09


雨の降る所があるでしょう。
生字幕放送でお伝えしています≫夏の全国高校野球大会4日目の第2試合。
長崎の創成館が9回の裏ツーアウト、ランナーが三塁。
サヨナラのチャンスです。
守る天理はマウンド上は冨木。
4番に回ってきました創成館。
ランナーは三塁にいます。
よくとりましたキャッチャー堤田。
サヨナラのランナーです。
4番です。
鷲崎。
変化球を外から曲げてきました。
少し、タイミングを外された形でしたね。
≫ただ思い切って変化球遅いボール投げれましたよね。
非常に勇気ある球だったですけど見事ですね。
一塁側アルプスから大きな声援。
ツーボール、ツーストライク。
4番対、ピッチャーの冨木。
やや中に入りました。
ふうっと大きく息を吐いた鷲崎。
春夏通じて甲子園初勝利を目指します長崎の創成館。
≫鷲崎君も踏み込んでスイングができていますからねなんとかアウトコースの球にも対応してほしいところ。
いい当たり!三塁ランナー、ホームイン!サヨナラ!長崎の創成館春夏通じて甲子園初勝利!天理の冨木、打たれました。
マウンドに立ち続けた冨木。
背番号7番のピッチャー冨木が9回に打たれました。
最後は速いボールを4番に投げていきました。
鷲崎のサヨナラタイムリーヒットです。
甲子園で勝って初めて流れる長崎の創成館の校歌がこれから甲子園球場に流れます。
勝って初めて甲子園に流れた校歌。
春夏通じて甲子園初めての勝利です。
長崎の創成館。
すばらしい笑顔です。
4番の鷲崎のサヨナラヒットが生まれました。
そして天理高校。
冨木が投げ続けました。
最後、サヨナラで終わりましたが終盤の威力のある速球見事でした。
3対2、長崎の創成館が9回サヨナラ勝ち。
春夏通じて甲子園初勝利を挙げました。
冨木の姿があります。
そして背番号10番先発しました藤崎、創成館です。
4回に両チームが2点ずつ取り合ってそして、それから両チーム得点なく創成館が9回の裏にサヨナラ。
この試合、廣岡資生さんに解説をお願いしてきましたが廣岡さん、サヨナラという決着になりました。
どうご覧になりましたか。
≫まず、ひと言でいうと非常に両投手が頑張って締まった好ゲームだったですね。
≫特に冨木は1人で投げました。
最後、4番の鷲崎にサヨナラヒットは浴びましたが終盤の威力のある速球見事でしたね。
≫見事だったと思いますよ。
やはり天理のほうはどちらかといいますと今日は持ち前の強力打線がなかなか爆発することがなく。
4回に少し連打といいますかフォアボールも含めてチャンスがありましたけれどもそれ以外は単発で終わってると。
こういう形でなかなか波に乗りきれない中冨木君は1人で最後まで踏ん張って投げぬいた。
こういう試合だったと思いますけどね。
≫一方で、甲子園初勝利になりました創成館ですが傾倒して代わった水永もよく抑えました。
そして先発の藤崎も見事でしたね。
この2人のピッチャーについてどうお感じになりましたか。
≫今日の1つの勝敗分かれるポイントが先発投手、両投手の出来が非常にポイントになると。
これがポイントだったと思うんですけどどういう意味では先発した藤崎君非常に持ち味を出しながら遅いカーブとそれと、キレのあるストレートですね。
こういったもので十分に持ち味を出してくれたと思いますよね。
それと、2番手の水永君。
ここは監督さんの采配も見事でしたね。
1点を追い越される前に早めのタイミングで傾倒できた。
また、それに水永君は応えた。
見事なピッチングだったと思います。
≫そして、最終回では4番に回ってきまして鷲崎が決めました。
少し、高めに入った速球でしたかね。
いい当たりでした。
≫でも力のある球だったと思うんですけどね。
やっぱり打ったほうを褒めたいと思いますよね。
≫両者、ピッチャーそして4番の鷲崎。
見事な戦いでした。
打ち返しました、鷲崎です。
今日はそれまでヒットはありませんでした、鷲崎。
≫鷲崎君も最後の打席は本当に気持ちが入っていましたのでとにかく、踏み込んでしっかりとした自分の強いスイングをしようと。
そういう気迫も感じられた打席だったですね。
≫春2度敗れてそして初めて夏にきて。
甲子園で勝って校歌を聴きました長崎の創成館です。
こちら、稙田監督もこの勝利というのはいろんな思い、あるでしょうね。
≫そうでしょうね。
やはり、なかなか甲子園の舞台に駒を進められなかったということでは非常に厳しい練習もされたと思いますし甲子園の1勝という非常に重みを感じながらますます強くなるようなそんな印象のチームだったですね。
≫今日は長崎原爆の日でいろいろな思いを持ってプレーしたいという話をしていました稙田監督。
そのことも選手たちにしっかりと伝えて試合に臨みたいという話もしていました。
8月9日に長崎の創成館春夏通じて初めての甲子園勝利ということになりました。
奈良の天理高校、冨木の目には涙はありません。
1人で投げきりました。
天理としては地方大会の前に直前にエースの齋藤がけがで投げられない中今の冨木そしてチーム全体として戦ってきました。
≫そういう意味では急きょ、外野手に回った冨木君のピッチングもすばらしかったですし反対にマウンドに上がれなかったですが齋藤君がレフトで途中で好返球をやる見事なプレーもありましたし。
本当に天理、全員でこの甲子園戦ってくれたと思いますよね。
≫勝ちました創成館の選手がダッグアウト脇、通路に下がっていくところです。
3対2、春夏通じて初めての甲子園の勝利となりました。
この勝利というのは天理高校ということで試合前は名前負けしないようにという創成館の話もありましたが見事な戦いぶりでしたよね。
≫そうなんですよ。
本当に、夏初めて出場したチームとは思えない対戦相手は春夏通じて50回ですから。
非常に伝統のある名門の天理高校に対して全く臆することなく本当に伸び伸びと自分たちの力をすべて出し切ったという創成館だったと思いますね。
≫準備ができ次第その長崎、創成館の稙田監督のインタビューなどをお聞きいただきます。
一番最後には水永の姿も見えています。
≫放送席勝ちました創成館高校稙田監督です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫甲子園初勝利がサヨナラ勝ちです。
どんなお気持ちでしょう。
≫最高ですね、本当に素直にうれしいのひと言です。
≫サヨナラの場面を伺いますがまず、9回の表3人で打ち取りました。
これも1つ大きかったと思いますが。
≫それが一番9回のランナーがきたのがそれが一番大きいですね。
≫そして、打順よく1番からという攻撃で1番バッターの鳥飼選手が出塁しました。
どんな思いで見守っていましたか。
≫もう7回ぐらいから9回の裏がちょうど打順が上位に回ってくるので9回裏が勝負だなと思っていましたのでちょうど本当に出塁してもらって盛り上がりました、ベンチも。
≫そして決めたのは4番、鷲崎選手でしたが何か指示を出したんですか。
≫次もいるから思い切って振れということは言いましたけど。
≫あの打球がヒットになった瞬間というのは?≫やっと勝ったなと思いました。
≫今日は先制されてしかしすぐに追いついて今度はなかなか点が取れず。
ベンチの雰囲気はどうだったんですか?≫本当に、ピッチャー陣がよく頑張ってくれてましたので我慢だ、我慢だと言い続けてきて本当に我慢をして、9回の裏いい形でつながったのでよかったなと思います。
≫ピッチャー陣ということでは2人の左投手が長崎大会では活躍したと聞きましたが今日は先発藤崎投手。
この先発の狙いは投げてみてどうだったでしょうか?≫強打の天理打線ですから藤崎が、球が1球1球動くものですから。
かなり有効じゃないかと思いまして先発にしました。
≫その期待に十分応えましたか?≫5回ぐらいと思ってましたが十分すぎるほど応えてくれました。
そのあとに投げた水永投手もピンチの場面でよく投げましたね。
≫彼は、逆に右バッターのほうが投げやすい部分がありますのでちょうど、キャッチャーとの私の意見もちょうどあそこで合いましたので4番、5番でちょうどいくぞということでちょうど、予定どおりの継投でした。
≫今日が偶然にも8月9日ということでいろんな思いを持って試合に臨んだと伺いました。
今、白星を挙げてどんな気持ちでしょうか。
≫本当に、勝利の女神が味方してくれたのかなと思いましたけど。
とにかく最高のゲームができて本当にうれしいです。
≫次の試合も楽しみにしています。
≫ありがとうございます。
≫おめでとうございました。
創成館の稙田監督でした。
続きましてサヨナラヒットの4番の鷲崎選手の談話を小野塚アナウンサーです。
≫もちろん、第一声はうれしいですということでした。
インコースの直球を打ちました。
初勝利を自分のバットで決められてこれまたうれしいです。
それまでの打席、インコースなど攻められて打てなかったんだけれどもだんだんタイミングが合ってきていい感じになってました。
天理と対戦が決まったときから強いチームとやれるということでうれしくてうれしくてチャレンジャー精神を持って今日も試合に臨みました。
サヨナラヒットは高校になってから初めてだということです。
今も笑顔で対応を続けています。
≫続きまして敗れた天理高校橋本監督の談話を談話です。
淡々と話し始めました。
≫最後まで相手のバッテリーを崩せなかった。
向こうの投手を含めてバッテリーにタイミングがどうしても合わなかった外された。
中盤以降、あと1点が取れなかったこと。
そこに今日のゲームは尽きるのではないでしょうか。
そして、ピッチャーの冨木は彼なりによく投げてくれたと思います。
そう話してくれました。
≫インタビューと談話は以上です。
≫インタビューは太田アナウンサーでした。
3対2、創成館が9回サヨナラ勝ち。
高校で初めてのサヨナラヒットだという鷲崎のサヨナラヒットで決まりました。
ではこの試合のハイライトをご覧いただきます。
4回の表、天理の攻撃。
両チーム、ここまで得点がありませんでした。
ワンアウト、一塁、二塁から川崎のレフト前ヒット。
ランナー、スタートを切ってエンドランの形でした。
これで1対0。
続く神野のこの当たりで三塁ランナーがかえりまして、2対0と天理がリードします。
ただ、その直後のイニング創成館の攻撃。
すぐ追いついたのが大きかったですね。
≫大きかったですね。
≫ランナー、二塁三塁で中島が、この当たり。
中島巧喜の当たりで三塁ランナーがかえります。
2対1です。
なおもツーアウト、ランナー、三塁で鳥飼のツーベース。
右方向に打ち返していきました。
これですかさず4回の裏に逆転に追いつきます。
7回裏、創成館ツーアウト、ランナー一塁二塁のチャンスを作ります。
このレフト前ヒットを齋藤がさします。
本来はエースの齋藤がレフトからの好返球。
見事でした。
≫本当に、間一髪のところですがすばらしい送球だったですね。
≫勝ち越しを許しませんでした。
そして8回表、天理高校ツーアウトでピッチャーは2人目水永に代わります、創成館。
ここをショートゴロ。
少しバウンドが変わりましたがうまくとりました。
宇土が抑えてこれで得点を与えませんでした。
そして9回裏ツーアウト、ランナー、三塁。
創成館の攻撃、4番は鷲崎。
高校で初めてのサヨナラヒットだという当たりが春夏通じて初めての勝利となります。
サヨナラヒット。
1人で投げ抜いてきました冨木のインコースのストレートという談話がありましたけど。
ただ決して威力がなかったわけではありません。
≫球としては非常にいいボールだったと思いますよ。
≫4番とピッチャーの思いがぶつかり合って4番の当たりがライト前に抜けていきました。
鷲崎のタイムリーご覧いただきました。
今、インタビューに非常に笑顔で白い歯を見せながら答えている鷲崎の姿が見えています。
この試合の解説は元松下電器監督の廣岡資生さんにお願いしてまいりました。
廣岡さん、本当にどちらが最後まで勝つか分からない接戦でしたが最後は創成館がサヨナラ勝ちとなりました。
改めて、どうご覧になりましたか。
≫ひと言で言うとすばらしい好ゲームだったと思います。
特に両チームの投手陣が創成館は2人のピッチャーで天理は冨木君1人で投げきった。
こういう形の中の投手戦というこういう形になりましたが。
もともとはある程度の失点を覚悟しながらそれぞれ強打の打撃力というのがありましたからそういう展開になるかと思いましたがまさしく両チームの投手がしっかり投げ切った好ゲームだったと思いますね。
≫まず、創成館が8回のワンアウトランナー二塁でここでピッチャーを交代させた。
稙田監督の先ほどのインタビューではキャッチャーと思いが一致したという話がありましたけどあのタイミング、結果的にはすごい成功しましたね。
≫やはり追い込まれた形よりキャッチャーと監督の采配がぴたり合うということはやはりゲームに集中したと。
流れの中で、今日は創成館のどちらかというと、流れでゲームができた気がします。
≫勝った創成館は大会9日目の第3試合で戦うことになりました。
生字幕放送でお伝えしています≫1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災。
6000人を超える人が亡くなりました。
震災から2か月。
開催が危ぶまれていたセンバツが開幕しました。
この大会には兵庫から3校が出場。
≫神港学園高校。
兵庫。
≫神戸に学校がある神港学園も出場しました。
チームには甲子園でプレーできるうれしさの一方で不安な気持ちも広がっていました。
≫神港学園が1勝したから僕は救援物資が増えるのか。
神港学園甲子園行ったから地元の方が心底応援してくれるのかっていうその部分がすごく不安だったんですね。
≫ファイト!神港!≫しかし、甲子園で神港学園を迎えたのはスタンドを包む大声援でした。
≫おっせーおせ!神港!≫ただ純粋に野球を楽しめる喜び。
ひたむきにプレーする選手とアルプススタンドが1つになりました。
≫あの歓声というのは今でも忘れられませんね。
スタンドが一体になって応援してくれる。
これがまさに1つにまとまったんじゃないかと。
野球の力ってすごいなと。
≫震災から20年の追悼行事。
多くの人が祈りを捧げました。
その前日、会場には準備を手伝う神港学園の選手たちの姿がありました。
毎年、ボランティアで参加しています。
今の選手たちは震災のあとに生まれた世代。
作業に取り組む中で震災を経験した人たちの思いに触れました。
≫竹灯籠並べたりとかろうそく入れたりとかして今までだったら、テレビで見るだけやったんですけど実際そういう人にあったりとかほんまに悲しい気持ちになりました。
≫当時、話を聞いて野球ができなかったって言ってたんで野球ができるありがたさを感じました。
あの時被災地に春を告げた球音と大声援の記憶は世代を超え、語り継がれています。
≫甲子園球場です。
100年という長い歴史を積み上げてきた夏の高校野球の全国大会。
その間にはさまざまな困難もありました。
今日は大会4日目の第3試合をお伝えします。
地元・兵庫、滝川二高が登場します。
新潟の中越高校との対戦です。
午後1時40分試合開始の予定です。
一塁側、兵庫162チームの代表滝川第二。
3年ぶり4回目の夏の甲子園です。
三塁側に鋳型86チームの代表。
12年ぶり9回目の夏の甲子園。
新潟の中越です。
この試合の解説は愛知の東邦大学から法政大学社会人JR東海の選手監督も務められました大矢正成さんでお伝えします。
よろしくお願いします。
アナウンサー、杉澤でお伝えします。
強い日ざしが照り付けている甲子園球場です。
今日も第2試合まで満員通知が出ていました。
その一塁側には兵庫県代表滝川第二です。
そのふるさと神戸市をご紹介します。
≫神戸市西区中心部は構想マンションが並ぶベッドタウンです。
豊かな自然も間近にあります。
人気の観光農園。
四季折々に果物や野菜の収穫が体験できます。
特産は神戸ワイン。
ブドウの収穫は、まもなくです。
神戸市西区はバリエーション豊かな暮らしがある街です。
≫その神戸市西区に昭和59年に開校しました滝川第二。
野球部も同じ年に創部されています。
強い日ざしを受けアルプスもいっぱいです。
一方の三塁側です。
新潟の中越は新潟県のほぼ中央長岡市にあります。
そのふるさとをご紹介します。
≫人口およそ28万。
新潟県の中央に位置する長岡市。
街は、信濃川の水運によって発展しました。
日本一の川は市民に親しまれています。
毎年夏、河川敷では…。
全国的に有名な花火大会が開催されます。
甲子園で大輪の花を咲かせる中越の活躍に期待がかかります。
≫長岡市に明治38年1905年に創立しました。
創立110周年を迎えるという歴史のある高校です。
その中越が先攻でゲームが始まる予定です。
新潟86チームの代表です。
打率が3割6分7厘。
ホームラン2本得点54と非常に攻撃力のあるチームです。
準々決勝からの結果もご覧いただいていますが打ち勝ってきたという新潟大会の戦いぶりでした。
では、その中越のキャプテン齋藤颯選手にチームについて話してもらっています。
お聞きください。
≫中越高校野球部主将齊藤颯です。
今年のチームは守備からリズムを作り1番から9番まで切れ目のない打線が特徴です。
甲子園では、相手をよく見て自分たちのプレーをしていきたいと思います。
絶対勝つぞ!≫よし。
≫キャプテンは6月の下旬に右の足首を疲労骨折しまして夏の大会、出場がありませんでした。
その颯を甲子園へ連れて行こうということで新潟大会を戦いました。
新潟の中越です。
キャプテンはピッチャーを中心に守るところからという話がありましたがその投手陣です。
背番号10をつけた高井投手。
右ピッチャーですが今日先発します。
左の上村、そして11番の右のサイドハンドの雪野の3人のピッチャーがいます。
高井投手、右ピッチャー今日注目ですね。
≫非常にスライダーに特徴のあるキレのいいピッチャーだと思います。
≫それではその中越のスターティングオーダーです。
左バッターは1番の入澤だけという右打線が続くオーダーです。
9番の井口が新潟大会では6割を超える打率。
そして12打点をあげています。
一方の滝川第二です。
162チームの代表です。
春に不祥事があってノーシードから8試合を戦いました。
ご覧のようにこちらも打率3割3分得点48というよく打ってきたチームですね。
≫左打線が持ち味の非常に攻撃力の高いチームですね。
≫それではキャプテンの建畑選手にチームを紹介してもらいましょう。
≫滝川第二高校野球部主将建畑亮太です。
このチームの強みはどこからでも点が取れて切れ目のない打線です。
甲子園では守備からリズムを作り1点ずつ取って一戦必勝で頑張ります。
思いっ切り暴れるぞ!≫イエーイ!≫建畑キャプテンも守備からリズムを作るという話もありました。
滝川第二は4人のピッチャーがいますが今日は背番号1番2年生の右の友井が先発をします。
友井、森先発、完投能力もあるピッチャーなんですが。
≫非常に力のあるピッチャーですね。
≫今日は友井、立ち上がりがあまりよくないと本人が話していましたが立ち上がりどうでしょうか。
滝川第二のバッティングオーダーをご覧いただきます。
大矢さんからお話がありましたが名前の右側をご覧いただきますとわかりますが1番バッターから7番バッターまで左がずらっと並ぶオーダーになっています。
1番の根来は5割という打率です。
注目のバッターです。
この試合の解説はJR東海の元監督そして、キャッチャーとしても活躍されました大矢正成さんです。
大矢さん、非常に数字のうえではどちらのチームもバッティングがいいんですが両チームのキャプテンは守備からリズムを作ると言っていました。
どういうふうに聞きましたか?≫見どころとしては中越の高井君が滝川第二の根来君から始まって青木君まで続く7人の左バッター。
この左の優秀なバッター7人に対してどのような投球をするのかが見どころになると思います。
≫今、両チームの選手たちがダッグアウトから出てきました。
強い日ざし明るい太陽に照らされた甲子園のグラウンドに両チームの選手たちがこれから出てきます。
今日も強い日ざしが照りつけている甲子園球場です。
大会4日目の第3試合です。
まず守備につきます滝川第二の選手たちがそれぞれの守備位置に散っていきました。
その守備をご紹介していきます。
まずマウンドに上がりました滝川第二の友井投手。
6試合に登板してそのうち5試合で先発をしてきました35回と3分の2失点は4、被安打18奪三振42四死球が17という数字となっています。
1番の入澤に対します。
唯一の左バッター、入澤です。
出塁率の高いリードオフマンです。
≫ちょっとボールが上ずってますね。
≫監督に聞きますと立ち上がりがあまりよくないそこが心配という話をしていました。
≫1人アウトとると落ち着くと思うんですが。
≫球に力がありますね。
≫ボールには力、あります。
記録はヒット。
俊足の入澤が出ました。
≫ちょっと高めにきたボールでしたが。
≫入澤君、インコースの難しい球でしたが振り切った分、落ちましたね。
≫風はライトからレフト方向に吹いています。
2番の永井バントの構えを見せました。
新潟大会では6つの犠打を決めているというこの永井です。
中越高校の本田仁哉監督。
恐らく、勝負は終盤。
4〜5点の勝負になるのではないかとの話もしていました。
≫接戦の展開で終盤まで持っていけば中越の勝機があると思います。
この持ち味のスライダーが2球投げたんですけどいずれもちょっと上ずっていますね。
≫マウンド上の友井です。
力のあるストレートと縦に曲がるスライダーが持ち味と自分で話しています。
山本監督がちょっと不安と話していた立ち上がりなんですが。
≫キャッチャーの芝本君が行きましたね。
ちょっと落ち着いて俺のミットめがけて投げてこいと。
そんなアドバイスじゃないでしょうか。
≫打席には3番センターの小林が入ります。
3年生です。
右方向に打つのがうまいバッターです。
ここは送ってきますか。
≫まず先取点ということが一番大事だと思うのでここは送ってくる確率が高いと思います。
≫中越の本田監督はこの3番の小林史弥4番の波方に期待をしているという話をしていました。
少し力が入っていますかね。
≫まだ力みがちょっと見られますね。
≫得点圏にランナーを進めました中越、1回の表の攻撃です。
そして、迎えるバッターは4番の波方です。
長打力があります。
右へも大きな当たりを打てるという波方です。
三塁ランナーがタッチアウト。
バッターランナーを出塁させようということで時間をかけました中越です。
今のプレーはどういうふうにご覧になりますか?≫やはりキャッチャーがもう少し早く詰めて先のランナーをアウトにすればよかったかなと思いましたがちょっと時間がかかりましたよね。
≫打席には5番の治田です。
チームの中で長打力はナンバーワンという。
≫一番力があると言っていましたね。
≫1回の表、新潟の中越1点先制!5番の治田が打ちました。
≫1球目のスライダーが抜けたのでストレート1本に張って打ちましたよね。
しかも打つ方向がよかったですよね。
素直にセンターに打ち返しました。
≫1回の表に新潟の中越が先制です。
キャプテンベンチにいます、齋藤が声をかけます。
得点力、長打力のある中越の打線が滝川第二の友井の立ち上がりをつかまえて1点先制です。
≫見事な攻撃でしたね。
≫5番の治田にタイムリーが生まれました。
1対0、新潟の中越が兵庫の滝川第二を1点リードしています。
1点を先制した中越の選手たちが守備位置に散りました。
先発の高井選手です。
右ピッチャー、3年生です。
6試合を投げて33回と3分の1。
イニングと同じくらい三振も奪っています。
被安打は26失点6、与えたフォアボール、デッドボールが8つという内容でした。
試合前の話を総合しますと左バッターも苦にしないというピッチャーのようですね。
≫ひざ元にしっかり投げるコントロールがあるというふうに言ってましたよね。
その辺のコントロール見たいですよね。
≫左バッターが1番から7番まで続きます。
先頭バッター、好打者の根来。
50mが5秒9という俊足です。
内野安打。
≫すばらしい足をしてますね。
≫兵庫大会では32打数16安打16本のヒットのうち俊足を生かしたヒットが多かったと本人も話していました。
そしてこの人が出ますと盗塁も8つ決めているんですよね。
≫これは一番いいランナーが出ましたよね。
滝川第二にとっては。
≫その先頭の根来が出たところでもう1回目の守備のタイムをとりました。
中越です。
背番号17番をつけました五十嵐雄飛が伝令としてマウンドに行きました。
1点を追いかけます1回裏の滝川第二の攻撃。
2番バッター小技のうまい大嶋です。
そして、1番から3番まではいけるときはいけというノーサインで盗塁も認めているという話もしていた滝川第二の山本監督。
記録はワイルドピッチ。
送らずに得点圏までランナーが進みました。
≫ちょっとランナーが気になりましたかね。
≫肩には自信があるキャッチャーの波方ですが。
その俊足の根来が二塁に行きました。
ここは大矢さんどうしますかね。
≫どうでしょうね。
送ってくる確率が高いと思うんですが。
≫とにかく足の速い根来がセカンドランナー。
山本監督が指示を出しています。
≫ツーナッシングまで追い込まれるまでやはりバントの確率が高いと思いますね。
≫選球眼もいい2番の大嶋です。
どうでしょう今のしぐさを見ると自分ができるようなバントじゃなくていいんだよという。
≫しっかり自分で打球を転がしてそれからでいいんだよというしぐさだと思います。
≫これで追い込まれましたけども。
スリーバント失敗。
三振です。
送ることはできませんでした。
笑顔となった中越の高井です。
今日、先発。
≫ちょっと大嶋君小手先でバントしにいってしまいました。
もう少し足を使ってひざでバントをしていればよかったと思います。
≫3番の川北です。
ここは、どうですか。
≫ここはヒッティングだと思いますよ。
≫ランナーを進めるようなバッティングになりました。
同点のランナーが三塁です。
そして滝川第二も4番に回ってきました。
キャプテンの建畑。
≫ここまでの入りを見るとアウトコースのストレートで入ってきてますよね。
≫ストレート、それから縦のスライダーが得意という高井です。
ピッチャー。
≫今のをひざ元にしっかりと投げられるとちょっと滝川打線も苦しいと思いますね。
ひざ元ですね。
≫本人も左バッターは苦にしない左バッターのひざ元の縦のスライダー得意だという話をしています。
それから今、外に少し抜けましたか。
≫今のはスプリットかもしれませんね。
ちょっと微妙な変化でした。
≫スプリットフィンガーファストボールを持っていると本人は話しています。
今のボールは?≫スライダーですね。
非常にキレがいいです。
≫スライダーも2つから3つの種類を投げることができると話している高井です。
ランナー3塁まで進められましたが抑えました。
高井です。
1回の表裏終わって1対0新潟の中越がリードしています。
それでは三塁側の中越高校の校歌です。
≫新潟県勢でいいますと去年の夏甲子園ではベスト4に日本文理が入りました。
その日本文理を新潟県大会の決勝で破って甲子園へ進んできた新潟の中越です。
この回は7番ライトの関川から。
初球から積極的ですね。
≫中越のバッターはベルトから上の球は積極的にみんなスイングしてきますよね。
チームとしてはそういった決定事項があるそんなような打撃をしています。
≫8番ピッチャーの高井です。
初回は少し力のあるボールがありましたが高めにきていたマウンド上の友井です。
そのフォームです。
≫ちょっと体重移動がまだしっかり乗っていませんよね。
乗り出すとスライダーもぶれてくると思うんですよね。
カット気味に入りますよね。
ストレートが。
≫キャッチャーや本人に話を聞きますとストレートを投げてナチュラルで少しカット気味に入るという話です。
138キロ、ストレートを投げていますが4割ぐらいといっていましたかね。
≫微妙に流れていきますよね。
これはバッターにとっては厄介だと思います。
≫ラストバッターのセカンドの井口です。
打線のつながりを考えて春までは2番を打っていたそうですが9番にしました。
新潟大会では17打数11安打12打点と大活躍でした、井口です。
≫クリーンアップ並みの働きですね。
≫変化球はややまだ高いですかね。
≫スライダーなんですよね。
ここまで8球投げたんですけど1球しかまだ入ってないんですよスライダーが。
今のはストライクゾーンにきましたね。
≫その変化球と少し変化をする本人のストレート。
このコンビネーションなんでしょうね。
≫変化球が決まりだすと自分のピッチングになると思います。
≫この回は3人で抑えましたピッチャーの友井です。
その滝川第二高校の校歌です。
≫地元・兵庫の滝川第二。
試合前からアルプス横では長打の列ができていました。
アルプス満員です。
4回目の夏の甲子園。
平成11年の81回大会にはベスト8まで進んでいます。
この回は5番の山名からという打順です。
1番から7番までが左バッター。
2イニングス目に入りました高井です。
6番のショート、結城です。
ミートのうまいバッターです。
今のボールは?≫今のはスピードを変えたスライダーですね。
カウントをとるスライダーだと思います。
今のも同じ球ですね。
≫左バッターにとっては外のボール。
変化球を使ってきています。
≫勝負どころはひざ元の縦に落ちるスライダーですね。
非常にバランスのいいフォームですね。
≫7番のライト青木がバッターボックス。
≫スライダーが非常に多くなってきました。
同じボールですか?≫今のはスプリットじゃないですか。
≫外に逃げていく軌道でした。
≫非常に多彩ですね。
左ボールの内に曲がってくるボール。
スライダー。
≫さっきの4番の建畑君のときも最後はスライダーでしたのでこれがウィニングショットになると思います。
≫これはスプリットでしょうか。
外にちょっと逃げました。
≫スライダーだと思います。
≫3人で攻撃を終わらせました。
ピッチャーの高井です。
上々の立ち上がりです。
中越の高井。
1対0、中越が1回の表に1点を先制しています。
これから3回の表。
その中越の攻撃に入ります。
新潟86チームの代表です。
ベンチ入りのメンバーをご紹介します。
3回は1番からという打順です。
第1打席はその足をいきなり見せたという内野安打の入澤です。
≫非常にいい働きをしましたね。
≫ピッチャー、友井2年生です。
徐々に変化球も低めにくるようになりましたね。
≫持ち味のスライダーが低めに集まりつつありますね。
≫入澤君には4球のうち3球スライダーでしたね。
ちょっと配球が変わってきました。
≫2番ショートの永井です。
中越の打線はストレートを打っていこうというようなことをチームで徹底しているんでしょうかね。
≫そういう意識がうかがえますね。
≫何食わぬ顔で帰ってきますが結城、すばらしいプレーでした。
3回の表、今のプレーです。
大矢さん抜けそうなところでしたけどね。
≫非常にフットワークがいいですよね。
スローイングも安定しています。
≫いいプレーが出て3回の表中越は無得点です。
追いかける滝川第二。
ベンチ入りのメンバーです。
8番のキャッチャー、芝本から。
7番までは左バッターがずっと続いていてこの8番、9番キャッチャーピッチャーのところだけが右バッターという滝川第二の打線です。
≫先ほどの回からスライダーが非常に多くなりましたね。
≫今のもスライダーですか。
≫スピードを殺した横に滑るスライダーですね。
ツーベースヒット!右バッターの芝本が打ちました。
≫カウントをとりにくるスピードを殺したスライダーをしっかりひきつけてセンター方向にヘッドが返りましたよね。
ナイスバッティングですね。
≫同点のランナーが出ました。
滝川第二。
3回の裏の攻撃です。
ラストバッターピッチャーの友井です。
≫ここもスライダーですね。
先ほどの7番の青木君からこれで5球スライダーが続いていますね。
初回もそうでしたけれども塁を進めるためにバントでというそういう攻撃をとってきています。
滝川第二の山本監督です。
≫しっかりひざでやってほしいですね。
≫ちょっとバントがうまくいっていませんね。
≫どうしましたかね。
セカンドランナーね。
≫打順トップにかえって根来です。
この根来も俊足を見せました。
第1打席です。
どうでしょうここは打たせていくでしょうか。
≫打たせると思いますね。
狙い球、スライダーでいいと思います。
外に落ちるスプリットから入ってきましたね。
非常に警戒している配球ですね。
今のがスライダーですね。
狙いは逆方向だと思いますがね。
≫兵庫大会では打点もチームトップタイ。
≫そういった辺りを見越して内側にスライダー2本決めました。
こういったバッターを観察する能力もありますね。
≫つないできました、根来です。
≫今のように上からコンパクトにたたかれると苦しいと思いますよ。
非常にコンパクトに打ってますよね。
≫今は最後のボールは速いボールでしたが。
≫低めに投げるつもりがちょっとボールが浮いてしまいましたよね。
≫同点のランナーが三塁1塁ランナーも俊足の根来です。
≫ここはセーフティースクイズそういった小技も使える場面だと思います。
≫小技もうまい大嶋です。
ライトの前。
三塁ランナーホームイン、同点!兵庫の滝川第二3回の裏、追いつきました。
1対1、同点。
2番の大嶋にタイムリー。
スライダーがちょっとすっぽ抜けた形で上ずりましたよね。
そこを逃さなかった大嶋君のバッティング見事ですよね。
≫なおも圏内にランナーを置いて中軸に回っていきます。
3番の川北。
どうでしょう、今のボールで左バッターへインサイドに投げにくくなるとかそういうことはありませんか。
≫それはあると思いますね。
逆に決めにいった球がちょっと中に入ってしまったので。
今の球ならいいと思います。
しかし、あまりにもスライダーに偏るとちょっとピッチングが狭まりますよね。
しかしいいストレートがありますのでもう少しそのストレートを投げたらどうかと思います。
≫今のボールは?≫スプリットですよね。
変化球が多いのかなという感じがしますね。
この回はストレートが…。
≫まだ先ほど根来君に投げた1球だけですね。
センター前に打たれたね。
≫左バッターのひざ元に曲がり込んでくるボールです。
ここはバッターとしてはわかっていてもなかなかとらえられないんでしょうか。
≫キレがいいんでしょう。
≫どんなバッティングが必要ですか?≫やはり脇を締めてセンター方向に打ち返す必要がありますね。
≫二塁はフォースアウト一塁はセーフです。
二塁ランナーは三塁へ。
≫とらえたんですがね。
≫ピッチャーの足に当たりましたね。
≫足に当たったのが幸いしましたね。
当たらなければセンター前ですよね。
≫左の足。
≫しっかりスライダーを引きつけていいバッティングでしたよ。
≫よくショートもカバーをしました。
前に踏み出すほうの足になります。
1球目は投球練習をして確かめました。
≫大丈夫そうですね。
≫迎えるバッターは4番です。
きわどいところでした。
≫スプリットですね。
≫挟んでいるボールは左バッターにとっては逃げながら落ちていく軌道になります。
≫打つ方向は今のような感じでいいですね。
もう少しストレート投げたほうがいいと思うんです。
≫それはどうしてですか?≫変化球ばかり投げると抜く球ですから、どうしてもコントロールしにくいと思うんですよね。
≫ここも変化球です。
≫いいストレートがあるのでね。
≫初回はもうちょっとストレート投げてましたよね。
≫ストレートから入ってきたんですよね。
≫2回からガラッと変化球が多くなりましたね。
誘ってくるようなボールで速いボールを見せました。
≫ここまで全部外なので最後はインコースのひざ元のスライダーかなという感じがしますね。
≫速いボールを最後は投げ込んできました。
≫こういった配球でいいと思います。
≫打ち取りましたピッチャーの高井です。
しかし同点に追いつきました。
その場面を振り返ります。
ランナーを置いて2番の大嶋。
三塁ランナーがかえってきて同点です。
最初の打席ではチャンスを広げようという場面で大嶋がなかなかバントを決められなかった部分がありましたけど。
≫取り返しましたよね。
≫3回を終わって1対1の同点です。
4回の表の新潟、中越の攻撃は4番キャッチャーの波方から。
第1打席ではタイムリーヒットを放っています。
失礼、第1打席はセカンドゴロでした。
≫味方が同点にしただけにここはビシッと3人で終わりたいところですね。
≫2回辺りから少し変化球も低めにコントロールをされていい形になってきたんですが。
≫2回3回といいピッチングができていたので。
≫第1打席でタイムリーの治田です。
この体格です。
≫送る気配がありませんね。
≫長打力はチームナンバーワン。
≫送らないということはカウントによってはエンドランもあるかもしれませんね。
≫盗塁失敗です。
強肩の芝本、刺しました。
≫やはり、エンドランでしたね。
≫2年生エースの友井です。
この友井、それから森というどちらも先発して完投する能力のあるピッチャーがいます滝川第二です。
≫これは助かりましたね滝川第二のバッテリーはね。
≫かなり遠くのボール球でしたね。
6番サードの小林弘樹です。
新潟大会は5割2分6厘。
≫まだちょっとバラツキがありますね。
しっかり体重移動を意識したほうがいいと思いますね。
しっかり一本足で立ってね軸足で。
そこからですね。
素直に打ち返しましたね。
≫3人では終わらせませんでした。
4回の表の新潟の中越の攻撃です。
7番、関川が打席。
ピッチャーの友井がスパイクのひもを結び直しています。
この友井、森いけるところまで友井でいって継投ということを考えていると話していた滝川第二の山本真史監督です。
≫もう少し体重移動をしっかりして前で離したいところですね。
ワンバウンドを放るつもりで放ったほうがいいんじゃないでしょうか。
≫秋まではベンチ入りもできず1人練習を黙々と続けてきたという友井です。
4回の表、中越得点を挙げることができませんでした。
1対1の同点です。
それではこれから攻撃に入ります一塁側の滝川第二の情報を伝えてもらいましょう。
アルプスには横山哲也アナウンサーがいます。
横山さん。
≫ぎっしり埋まった一塁側のアルプスその一番奥にあるものが飾られているんですね。
横断幕のすぐ脇にありますこちらゴールテープなんですね。
滝川第二高校は地元・兵庫県の高校ということで毎年、1月に学校から甲子園まで歩いて夢舞台の意識を高めてきました。
その最後にみんなで切るのがこのゴールテープなんです。
地元といっても歩くと12時間くらいかかるそうで選手の皆さんに聞いてみますと苦しいことを乗り越えた先には喜びが待っているその象徴がこのゴールテープなんだと語っていました。
甲子園に帰ってくるというゴールには到達しました。
今度は全国制覇というゴールに向かう選手たちをアルプスから見守っています。
一塁側でした。
≫学校からこの甲子園まではおよそ50kmもあるそうです。
≫かなりの距離ですね。
≫そこを毎年1月歩いて甲子園出場を誓うという選手たち。
≫甲子園への道なんて言っていましたよね。
≫道は甲子園まで上り詰めました。
ここからはその先の道ですね。
≫駆け上がりたいですね。
3回に同点に追いついた滝川第二。
そして、このピッチャーの高井が変化球が多めの中での投球です。
≫このストレートもう少し多く使ったほうがいいと思うんですよね。
後半に握力の面で変化球に抜けが懸念されますよね。
≫4回の裏、滝川第二勝ち越しのランナーが出ました。
≫今のはうまく打ちましたよ。
≫ひざ元のスライダーですね。
≫しっかりヘッドを立てて拾いましたよね。
脇を締めて。
ある程度、予測していた打ち方ですよね。
今までのバッターの配球を見ていると最後はひざ元のスライダーというのが頭にあったのかもしれません。
≫6番ショート、結城の打席。
兵庫大会では犠打が3つあります。
ここは確実にランナー塁を進めてきました。
≫しっかり形を作りましたね。
≫7番のライト、青木。
ここまでが左バッター。
第1打席は落ちるボールでセカンドゴロ。
セカンド、ショートが前に来ました。
外野も前進です。
≫先ほど打ち取った球から入りましたね。
この辺りは読み合いだと思いますね。
≫波方、高井のバッテリーです。
≫今のボールに反応しないということはスライダー系等に頭があるかもしれませんね。
その球がきたんですがうまくそれましたね。
≫とらえた当たりではありました。
しかし打球が鋭いですね。
≫徐々に徐々に滝川第二のバッターがスライダーに対応してくるようになりましたね。
≫ここからは右バッターが2人というところでキャッチャーの波方がマウンドのところに行きました。
先ほどはスライダーを打ってツーベースを打っているキャッチャーの芝本を打席に迎えます。
≫芝本君も先ほどスライダー打ったのでまっすぐ一本に張ってましたよね。
ちょっとボールでしたけど。
狙いとしてはいいと思います。
≫1対1の同点です。
4回の裏、滝川第二勝ち越しのチャンス。
≫今のコースに決められるとなかなか対応しづらいと思うんですね。
ここまでの配球を見ると勝負は早いですね。
ここは速いボールを投げ込んできました。
≫ストレートで外したのでスライダーでくるのか。
もう1球、まっすぐでいくのか。
スプリットもあるんですが右バッターのインサイドに使えるかどうか。
≫右バッターにはほとんどないんですよね。
スプリットは今までは左バッターにしか投げていません。
≫高井、抑えました。
ファーストの治田もよく伸びました。
4回の裏、滝川第二無得点です。
1対1の同点です。
いい守備が出ました。
三塁側。
新潟の中越高校のアルプスのリポート黒住駿アナウンサーが伝えてくれます。
黒住さん。
≫野球部員100人の中越。
アルプスはこだまするようにその声が響いています。
その中で太鼓をたたく3年生部員のきりゅうきょうすけさんにはとても大切にしているものがあります。
見せていただけますか。
こちらなんです。
背番号13番。
本田監督から特別にもらったものです。
きりゅうさんは、この春までこの番号をつけて活躍していたんですがけがの影響で夏はベンチから外れました。
ムードメーカーとして大きく貢献したことに敬意を表して監督が、新潟大会のあとこの番号を渡したそうです。
いい監督さんですね。
≫本当にびっくりしました。
≫監督の思いはどう感じましたか。
≫とてもうれしくて自分のやることを精いっぱいすることを再確認できました。
≫ありがとうございます。
監督への恩返しの思いがあります。
三塁側でした。
≫中越高校の5回の表の攻撃が始まりました。
本田仁哉監督。
三塁側からはブラスバンドの音が聴こえてきました。
ベンチに入れるのはわずか18人です。
ベンチに入れなかった選手の思いもつないでの甲子園。
≫難しい球でしたよ、今の。
≫1球でしっかりとランナー進めてきました。
≫攻撃にリズムが出ますよね。
≫そして打順はトップにかえります。
≫先ほどスライダーを見送りの三振でしたのでその球を張ってるんじゃないでしょうか。
≫デッドボール。
腰の辺りに当たりました。
スライダーから入ったんですかね。
≫ストレートですね。
カット気味に入りましたよね。
ストレートが。
≫キャッチャーの芝本がすぐにマウンドのところに行きました。
新潟の中越点を取ったのは1回の表。
それ以降は抑えられています。
2番の永井が打席に入りました。
今日はフォアボールとショートゴロ。
ここは、どうするでしょうか。
≫バントと決め付けないほうがいいと思います、ここは。
≫ここから中軸に回っていく打順です。
≫セカンドランナーがピッチャーなので動いてくる場面ではないと思うのでバッター勝負のつもりでしっかり投げきらなきゃだめですね。
≫少し目線を上にして…。
≫ゾーンを上げろという意味だと思います。
≫追い込まれてからも粘り強い永井が打席です。
≫勝負球にスライダーを持ってくるということはかなり芝本君の中で友井君のスライダーに信頼が置けるようになってきたということだと思います。
次のボールですね。
≫スライダーが想定されるんですが1球、中に見せれるといいと思うんですけどね。
投げきれるかですね。
≫非常にインサイドワークのいい強肩の芝本がリードしています。
≫ここは腕を振って低めを意識してしっかり腕を振ることだと思います。
≫強肩の根来からすばらしいボールがホームにかえってきました。
ここで滝川第二はタイムを取ります。
≫コンパクトにしっかりヘッドを返して打っていますよね。
ああいったバッティングをされるとちょっと苦しいですよね。
≫伝令、山根が行きまして山本監督の指示を伝えました。
それから一塁側の投球練習場では背番号18番をつけた森が投球練習を始めています。
≫小林君としてはスライダーがまだちょっと上ずっているだけにストレート、一本で張りたいところなんですけど。
ただ今、永井君がストレートを打ち返したじゃないですか。
その辺りの読み合いだと思うんですけどね。
≫1点勝ち越しました。
中越です。
5回の表、2対1。
≫2球続いたので小林君、見逃さなかったですね。
いいバッターです。
≫そしてそのボールをまさにピッチャー返し。
4番の波方です。
≫中越のバッターはランナーを置くと積極的に振ってくるんですよ。
その辺り、滝川第二のバッテリーはしっかり頭に入れて配球したほうがいいですね。
少々ボール気味でも振ってきますので。
第1打席でタイムリー打っている5番ファーストの治田。
この5回の表、新潟の中越は1点を勝ち越して2対1としました。
それでは、その得点の場面です。
ランナー、塁をためて3番の小林。
2球スライダーが続いたんですね。
≫2球目は見逃しませんでした。
≫センター前へのタイムリー。
太鼓をたたく姿も見られました。
三塁側のアルプスです。
2対1となりました。
両監督とも4点から5点。
あるいは3点から5点くらいの勝負ではないかという話をしていました。
滝川第二の山本監督が3点から5点勝負。
滝川第二の山本監督は少しずつ得点を積み重ねていく中でのその3点から5点の勝負ではないかという話をしていました。
この回はラストバッターのピッチャーの友井からです。
井口のところにボールが飛ぶ回数が多いですね。
≫やはりスライダーがしっかりコントロールされているのでゴロ、セカンドゴロショートゴロが多いですよね。
≫打順トップにかえって根来です。
今日2安打。
その持ち味の俊足も見せています。
とにかく塁に出ることだけを考えているという根来です。
≫いいバッターですね。
根来君。
今のも難しいインコース寄りのストレートなんですけどね。
難しい球ですよ。
センター方向にしっかり意識がありますから脇を締めて打ちますよね。
≫2番、大嶋が打席。
≫ここはスチールも頭に入れておいたほうがいいですね。
≫兵庫大会では4つ盗塁を決めている根来。
そして大嶋が一時は同点に追いついたタイムリーを打っています。
盗塁失敗。
ここは波方が抑えました。
≫ショートの永井君がよくとりましたね。
難しい送球でしたが。
≫走りながらの送球になりました。
記録はヒット。
井口のところに打球が飛んでくることが多くなっています。
一塁ランナーの大嶋も俊足です。
≫ここはあるかもしれませんよ。
≫3番の川北が打席に入っています。
バッテリーとしてもランナーを気にしながらの投球です。
≫カウント的にはランエンドヒットもあり得るカウントですよね。
ランナーに動きはありませんでした。
空振りの三振。
最後のボールは?≫スプリットですね。
≫落ちました。
≫ちょっと挟んでますね。
≫左バッターには外に逃げていく、落ちていくボールがあります。
5回まで終わりました、2対1。
中越が1点をリードしています。
それでは、この試合の前半を振り返ります。
1回の表、バッティングのいい新潟の中越。
ツーアウト二塁三塁で5番ファーストの治田。
センター前へのヒットでまず1点を先制しました。
立ち上がり少しボールが高かった相手ピッチャーの友井をうまく攻略しましたね。
≫浮いた球を見逃しませんでしたね。
≫しかし2回から、その友井が持ち味の力強いボールと変化球が低めに決まり始めましたね。
3回の裏、滝川第二の攻撃です。
ワンアウトランナー一塁三塁から2番の大嶋がセンター前へのタイムリーで同点に追いつきます。
4回にも滝川第二がチャンスを作ります。
5番、山名のツーベース。
このあとツーアウト、ランナー三塁とランナーを進めますが芝本。
ここはピッチャーの高井がショートゴロに打ち取って得点を挙げることはできませんでした。
5回の表、新潟の中越の攻撃です。
ワンアウトフルベースから3番の小林。
2球続いたスライダー2球目は逃しませんでした。
センター前ヒットで2対1としています。
ただ、滝川第二の根来のバックホームもすばらしいボールで。
それ以上の得点は許さないという展開になっています。
大会4日目の第3試合をお伝えしています。
兵庫の滝川第二と新潟の中越のゲーム。
中越がリードしています。
解説は大矢正成さんでお伝えしています。
大矢さんは愛知の東邦高校昭和52年、59回大会の準優勝時1年生のバンビ坂本と呼ばれた坂本佳一さんのボールをリードしていたのが大矢さんでした。
大矢さんここまでの展開どうご覧になりますか。
≫非常に実力が伯仲した両チームが持ち味を出した熱戦ですね。
非常に見応えがあります。
≫左打線を中越のピッチャー高井がどう抑えていくのかが立ち上がりのポイントの1つと言っていましたがここまではどうですか。
≫上手にスライダーを見せ球にして今日は、スプリット。
スプリットを非常に効果的に使ってますよね。
左バッターがほとんどとらえきれていませんよね。
≫左バッターのひざ元に入り込んでくるスライダーはかなり滝川第二の選手も打ち返していますよね。
≫それを見越して4回辺りから左バッターにスプリットを多投していますよね。
そういった配球の切り替えが見事だと思います。
≫三塁側リードする中越です。
選手たちが話し合って打つほうも守るほうも配球を研究しあっているという話を試合前にしていました。
中盤です。
6回の表、中越の攻撃。
この回は6番の小林弘樹からという打順です。
第2打席でセンターへのヒットを放っています、小林です。
本人はストレートといっているんですが。
≫カット気味に入っていますよね。
≫今のは縦のカーブだと思います。
初めて決め球にカーブを持ってきましたね。
≫7番の関川です。
ストレートには力があって球質が重いという友井。
残っています、フェアです。
バントヒットで出塁。
≫最後、中に入ってきましたよね。
≫このあと切れそうでしたもんね。
中に入ってきました。
1点をリードしています新潟の中越。
6回の表の攻撃です。
8番、ピッチャーの高井は先ほどいいバッティングがありました。
≫見事なバッティングでしたよ。
≫この場面はどうでしょうか。
≫送って井口君に期待したい場面ではありますがどう考えますかね。
≫次のバッターの井口は新潟大会では6割を超える打率12打点をあげているバッターです。
その井口が次のバッター。
≫カウントはよくなりました。
エンドランも想定されます。
≫一塁ランナー、俊足の関川です。
ダブルプレー。
6回の表ランナーを出しましたが最後はダブルプレー。
≫動いて、流れを引き寄せようというエンドランなんだと思いますが。
2対1、新潟の中越が兵庫の滝川第二を1点リードして6回の裏です。
山本真史監督、56歳です。
春1回、そして夏は2回目の甲子園ということになります。
滝川高校から日本体育大学。
平成8年から滝川第二の監督に就任をしまして夏甲子園ベスト8まで一度、導きました。
その後いったん退任をされたんですけど去年の冬から再び指揮を執っています。
あの夏、ベスト8のときには2度のサヨナラ勝ちがあって東邦、徳島商業長崎日大と…。
≫福沢君のときですかね。
ピッチャーが。
準々決勝、岡山理大付属と対戦して敗れたと。
監督としてはそのときの忘れ物をもう一度この甲子園に取りにきたというような表現をされているようです。
3年ぶり4回目の夏滝川第二です。
≫それだけこのチーム力に自信を持っているんでしょうね。
≫4番のキャプテンの建畑からという打順です。
キャプテンが出ました。
2対1、1点を追いかけています滝川第二。
外のボールでしたけれども。
≫今のもスプリットじゃないでしょうかね。
≫少し落ち切らなかったですかね。
≫左バッターがあの球を狙いだすとまた、配球に変化が見られるかもしれません。
≫序盤は左バッターのインサイドのスライダーが決め球でした。
狙われているという中で今度は外へのスプリット落ちるボール。
打席には5番セカンドの山名が入っています。
ランナーを動かしてヒッティング。
≫見事なエンドランでした。
やはり、ちょっとゲームがこう着状態なので動いて流れを作りたいというそういう意図のもとのエンドランだと思います。
難しい球ですよ、これ。
よく打ちました。
≫そのあとの走塁。
ここで中越は2回目の守備のタイムをとりました。
再び背番号17番をつけました五十嵐雄飛が本田仁哉監督の指示を伝えに行きます。
マウンド上の高井はピンチの場面でもいつも笑顔でマウンドに立っています。
内野の守備の確認をしたでしょうか。
セカンド、ショートは下がりました。
≫ゲッツー態勢ですね。
1点はしかたがないよという守備の陣形です。
≫1点を追いかけている攻撃側滝川第二です。
ここ、攻撃のほうの考え方はどうでしょう?≫やはり、しっかり狙い球を決めてセンター方向に強い打球という意識が必要だと思います。
≫6番ショートの結城。
ここは1球様子を見てきたバッテリー。
送球がランナーに当たりました。
≫顔に当たりましたね。
≫セカンドがショートの一塁に送球する際のその送球のボールが一塁ランナーの顔でしょうか。
当たりました。
≫ちょっと心配ですよ。
≫血が滴ってますね。
ちょっと心配です。
山本監督が様子を見に行きます。
この場面です。
セカンドの井口がとってショートの…。
≫振り向きざまに投げるので…。
≫ファーストランナーだった山名が額の辺りでしょうか。
≫山名君がスライディングをすればよかったんですがそのまま立ったまま送球を受けてしまいましたよね。
まともに受けてしまったのでちょっと心配ですね、今のは。
≫ショートの永井のほうも振り向きざまの送球でしたからその確認はなかなか難しかったかもしれませんね。
今、担架がグラウンドに持ち込まれました。
目の上の辺り眉の下辺りが切れているというしぐさが見えました。
その送球の間に三塁ランナーはホームにかえってきて1点を返しています。
2対2の同点です。
≫やはりどんな場合でもスライディングというのは必要ですよね。
≫ちょっと心配です。
今、担架に乗せられてドクターも出てきました。
6回の裏、滝川第二が同点に追いついたという場面での負傷です。
満員の甲子園球場から拍手が生まれていますがちょっと山名、心配です。
≫厳しい球をエンドラン決めてチームに勢いをつけた選手だけにちょっと滝川第二にとっては痛い負傷ですよね。
≫2対2の同点となっています。
6回の裏、滝川第二の攻撃中です。
セカンドゴロを打った結城も一塁に残っているという状況です。
ワンアウト、ランナー、一塁。
セカンドはフォースアウトになっています。
アクシデントがありました。
こちらは滝川第二のアルプスです。
アルプスからですとちょっと状況がよく分からないでしょうから心配そうな表情で見つめています。
7番のライト青木が打席に入って試合が再開します。
6回の裏、滝川第二の攻撃です。
≫ここもカウントによってはエンドラン想定されますよね。
≫先ほどはそれをしっかりと決めてきました。
ここでタイムをとります。
サインの確認をしました。
打席の青木。
2対2の同点に追いついています滝川第二です。
先ほどはエンドランを決められている中でバッテリーもランナーを警戒しています。
ヒットエンドラン、再び成功。
6回の裏、滝川第二勝ち越しのランナーが三塁に進みました。
その場面です。
警戒していたんですが。
中越のバッテリーとしては滝川のエンドランが早いカウントで動いてくるケースが多いので、もう少し配慮が必要だったと思います。
≫8番の芝本、右バッター。
勝ち越し成功!地元・兵庫の滝川第二。
6回に逆転!3対2。
≫やはり芝本君タイミングが合ってるのでフリーに打たせましたね。
キャッチャーの芝本の犠牲フライで勝ち越し成功です。
滝川第二。
ラストバッターピッチャーの友井です。
どちらの打線もそうですけど本当に初球から積極的にスイングをしてくるというバッター陣です。
この回、チームとしてはヒット4本目。
ここで、ピッチャー代えますか。
≫やはり、いい当たりをとらえられているので代え時だというふうに判断したんでしょう。
≫先発の高井がマウンドを降ります。
その高井が今ダッグアウトに引き上げてエースナンバーを背負っているサウスポーの上村がマウンドに上がりました。
新潟大会の成績をご覧いただいています。
3試合投げましたが先発も1試合しています。
8回3分の2の投球回数、失点は3。
打たれたヒットが11本三振が6つ四死球が2つという内容でした。
春までは上村が投げる試合が非常に多くて夏、高井が急成長してエース格になったというチームです。
≫上村君まだ1点差じゃないですか。
非常に役割、大きいと思いますよ。
≫中越の本田仁哉監督も継投もこのゲーム頭に入れているという話もしていました。
サウスポーです。
直球にカーブ、スライダーそれから落ちるボールも投げるということです。
≫チェンジアップですね。
≫今日3安打、根来です。
俊足。
≫根来君ということもあったので代えたんだと思います。
≫今度は左対左ということになりますね。
≫根来君としては逆方向を意識したバッティングになると思います。
非常に振りがコンパクトですよね。
≫セカンドへの内野安打そしてセンターへのヒット2本という根来です。
3時になりました。
ニュースはこの回の滝川第二の攻撃が終わり次第お伝えします。
≫今のインコースの球でも根来君はセンター方向を意識していますよね。
ちょっとスライダーがすっぽ抜けましたんでね。
これはいい姿勢だと思います。
引っ張る意識は全然ありませんよね。
根来君のスタイルを見ると。
≫3対2、攻める滝川第二がこの回、勝ち越しました。
≫センターがもう少しレフトに詰めたほうがいいと思うんですよね。
追加点のチャンス滝川第二、6回の裏。
3対2、1点リード。
このピンチの場面でマウンドに上がってきました3年生の上村。
フォアボール。
≫いい1番バッターですよね。
厳しいボールはカットしてああいうきわどいボールをしっかり見送られるじゃないですか。
バッテリーとしてはすごい、いやな印象を残したフォアボールですよね。
≫これで全打席出塁しているという≫すばらしいトップバッターです。
≫2番の大嶋も第2打席ではすばらしいバッティングでタイムリーを打っています。
ではお伝えします。
皇后さまは、心臓の血液の流れが悪くなる心筋虚血の疑いがあることから心臓の周りの冠動脈の精密検査を受けるため、東京大学附属病院に到着されました。
皇后さまは、午後1時半過ぎ車で東京文京区の東京大学附属病院に到着されました。
そして、病院の玄関で出迎えた関係者にあいさつをして病院の中に入られました。
皇后さまは、ことしの6月末ごろから胸の痛みの症状が見られ、徐々にその頻度が増してきたことから、先月24日に24時間心電図による検査を受けられました。
その結果、動脈硬化などによって心臓の周りにある冠動脈の血液の流れが悪くなる心筋虚血の疑いがあることが分かり、冠動脈のCT検査を受けられることになりました。
検査は造影剤の点滴のあと心臓をX線撮影するもので、これによって実際に冠動脈が狭くなっているかどうかなどが分かるということです。
病院での検査結果の説明には、天皇陛下も同席される見通しで宮内庁は検査の終了後、検査結果や今後の治療方針について発表することにしています。
安倍総理大臣は長崎市で記者会見し、鹿児島県の川内原子力発電所1号機があさってにも再稼働する見通しであることに関連し、新しい規制基準に適合しないかぎり原発の再稼働を認めない政府の方針を丁寧に説明し、国民に理解を求めていく考えを示しました。
この中で安倍総理大臣は、政府としては再生可能エネルギー省エネルギーを可能なかぎり推進するとともに原発を可能なかぎり低減させていく方針だ。
原発については、何よりも安全を最優先させるとしたうえで政府の方針を丁寧に説明し国民に理解を求めていく考えを示しました。
生字幕放送でお伝えしています≫大会4日目、第3試合。
甲子園球場です。
新潟の中越が1点を追う7回表の攻撃。
この回、先頭の井口は2球目を打ってショートゴロ。
トップにかえって入澤がセンター前のヒットでワンアウトランナー一塁。
2番の永井が打席に入っています。
大矢正成さんの解説でお伝えしています。
大矢さん、今度は1点を追いかける中越の攻撃になりましたが。
≫このケースもエンドランあるかもしれません。
≫俊足、入澤、一塁ランナー。
≫いいカウントになりました。
≫バッテリーとしてはストライクがほしいカウントです。
≫ランナーも入澤君ですしね。
≫2番バッターの永井が打席です。
ランナーはスタートしませんでしたが打っていきました。
滝川第二は2年生の友井が先発をしています。
打席には3番の小林史弥です。
力のある球です。
そして、この回から送球をまぶたの辺りに当てた山名に代わって山根がセカンドに入っています。
友井の投球どうですか?≫かなり体にキレが出てきて変化球も低めに集まるようになってきました。
いい状態になってきたと思います。
≫7回の表、新潟の中越ランナーを出しましたが得点することはできませんでした。
3対2、兵庫の滝川第二が1点をリードして7回の裏へと入っていきます。
その滝川第二に寄せられた応援メッセージご紹介していきます。
兵庫県の20代の男性から。
甲子園出場おめでとうございます。
僕は滝川第二高校の近くの家に住んでいてよく野球部の練習の声が聞こえます。
兵庫県代表としてぜひ、優勝してください。
応援していますというメッセージいただきました。
ありがとうございました。
それから海外バンコクからというメールです。
2年前に生まれ育った西宮を離れバンコクで過ごしています。
この時期の甲子園のにぎわいが本当に懐かしいです。
今日は地元・兵庫の代表の皆さんの試合です。
バンコクから応援しています。
頑張ってくださいというメッセージです。
タイのバンコクからのメッセージをいただきました。
その滝川第二の7回の裏の攻撃です。
ピッチャーは先ほどの回から2人目、上村が上がっています新潟の中越。
サウスポーに代わりました。
この回は川北からという打順です。
やはり、このスライダーも持ち味なんでしょうね。
≫あのスライダーをカウント球にしてストレートないしはスプリットで勝負という投球パターンじゃないでしょうか。
≫非常に強気に攻めることのできるピッチャーだと聞いています。
先発をした高井はダッグアウトです。
ついていきますね。
≫滝川のバッターは非常に選球眼がいいですし追い込まれてからポイントをひきつけてよく粘りますよね。
これはいやらしいバッティングをしますよね本当に。
バッテリーからすると非常にいやな印象が残るバッターが多いですよね。
≫攻めづらいという。
≫そうなんですよね。
≫1番から7番まで左バッターが続くという滝川第二の打線です。
≫非常に価値のあるフォアボールですよね。
何球も投げさせてね。
しかも先頭バッターでしょ。
非常に価値のあるフォアボールだと思います。
≫フォアボールを選んだ3番の川北。
そして4番、ファーストのキャプテン建畑はもうバントの構えです。
≫ここは終盤ですし次の1点非常に重いと思うんですよ。
ここはバッテリーはあまり警戒する必要はないと思いますね。
バントだと思います。
今まで早いカウント1球目ないしは2球目でエンドランを決められていたのでそのための外しだと思うんですよね。
≫送りバントは失敗。
キャッチャーの波方がとってからが早かった。
送りバントは失敗。
≫バント、悪くないんですけどね。
波方君が速かったですね。
よくとりましたよ。
ショートが。
ショートバウンドしましたがここはよくショート、永井がとりました。
≫5番、先ほど山名がけがをしまして山根が入っています。
≫初めての打席なのでね。
バントもあるかもしれませんね。
≫送球が当たった山名選手なんですが救急車で搬送されているんですが詳細は分かっていないということです。
≫大事に至らなければいいですけどね。
≫少し首をかしげました山本真史監督です。
終盤、3対2。
1点をリードしている兵庫の滝川第二。
3点から5点勝負という話をしていた山本監督です。
≫まだ1球もけん制がないので左バッターにしては…。
前のイニングではエンドランを2つ決めて積極的な攻撃によって逆転をしたわけですけれどもここはバントは失敗。
6番の結城が打席に入ります。
滝川第二は今日は盗塁は成功はさせていません。
うまいタッチでした。
スリーアウト。
7回の裏、滝川第二ノーアウトでランナーを出しましたけれども進めることができませんでした。
全くスタートは悪くなかったと思うんですが。
≫送球が速かったですね。
≫そしてショートの永井のタッチですね。
7回の裏、滝川第二は無得点です。
追いかける中越にもメッセージをお寄せいただいています。
新潟県の40代の男性から。
長岡まつり大花火大会で打ちあがる三尺玉花火のように甲子園で自慢の打線を爆発させてください。
新潟大会決勝戦で去年夏甲子園ベスト4の日本文理に勝ったのですから自信を持って甲子園で打ちまくってください。
新潟県勢初の全国制覇期待しますとメッセージをお寄せいただきました。
この回は4番の波方からという打順です。
回も終盤。
残る回は8回、9回。
今日ここまでヒットはありません。
フィールディングのいい結城です。
≫結城君がいいポジションをとっていましたね。
≫この短い間によく動きました。
≫ポジショニングもよかったんですが足の運びもいいですね。
先制のタイムリーを打っている治田です。
38歳と若い、本田仁哉監督が指揮を執っています。
指導者として2回目の夏です。
ただ、本田監督は2〜3点先行される中で終盤、鍵がくるんじゃないかという話もしていました。
≫ゲーム展開としては思いどおりの展開だと思いますよ。
≫このバッティングいかがですか?≫非常に力強いスイングですよね。
打球が本当に速かったですよね。
≫ちょっとサードの川北としても反応ができませんでした。
≫すばらしい打球でした。
≫新潟の中越としては初めての長打が出ました。
バッターボックスには関川です。
どちらのボールを意識しているかですね。
≫やはり、まだ変化球がストライクとってないのでストレート一本でいいと思います狙いは。
≫同点!追いつきました、新潟の中越。
3対3の同点に追いつきました新潟の中越、8回の表。
顔を泥だらけにしながら必死のスライディング。
≫ストレート一本で上からしっかりたたきましたね。
いっぱいいっぱいのプレーですよね。
同点に追いつきました。
ツーアウトから追いついた8回の表の新潟の中越。
本塁へのランナーへの生還はショートの悪送球という記録がつきました。
よくとって踏ん張って投げたんですけどね。
打席にはピッチャーの上村です。
各打者がやはり速いボールに対して積極的に狙っていっている印象がありますが。
≫やはりカーブスライダーの制球がまだまだ本来の友井君の姿じゃないだけにストレート一本に張ってますよね。
≫ここは意表をつかれました。
キャッチャーの芝本です。
得点圏にランナーを進めました。
初めての盗塁を決めています。
ストレートが高くいきました。
≫いいバッターに回ってきましたね。
中越はスコアリングポジションにランナーを置いたときは早いカウントで積極的に打ってくるのでその辺り、バッテリー慎重に入ってほしいですね。
≫ここで監督が指示を出して滝川第二は内野手がマウンドに集まります。
これが1回目の守備のタイムアウトです。
そして投球練習場ではピッチャーが投球練習をしています。
先ほどは18番の森も投球練習をしていましたし10番の塩本も投球練習をしていました。
回ってきたバッターは新潟大会で12打点をあげているという井口です。
≫アウト!よく守った、滝川第二!すばらしい連係でした。
勝ち越しはなりませんでした新潟の中越。
すばらしい守備を見せました根来そしてカットマンに入ったのは誰だったでしょうか。
ファーストの建畑。
≫すばらしい連係プレーでしたね。
≫最後のタッチ。
かいくぐろうというところをしっかりタッチしました。
キャッチャーの芝本。
勝ち越しは許しませんでした滝川第二。
しかし、8回の表中越は1点を挙げて同点に追いついています。
3対3の同点です。
その同点の場面を振り返ります。
このショートゴロよく踏ん張って結城、投げたんですが悪送球がついてしまってセカンドランナーがかえってくるという形になりました。
ただ、大矢さんストレート一本に絞って各打者が思い切ってスイングでいきましたよね。
≫狙いが本当にしっかりしてますよね。
≫シーソーゲーム、終盤。
先ほどエラーがついてしまいました6番のショート結城からという打順でした。
≫ピッチャー返し。
こういったバッティングをされると上村君ちょっとつらいでしょうね。
≫7番ライト、青木。
ここは、送りますか。
≫ここは送るほうがいいと思います。
≫中盤はヒットエンドランを絡めて積極的に攻撃をしていきました。
終盤に入って送りバント失敗でランナー進められないという場面もありますが送ってくる。
≫これでいいんじゃないでしょうか。
≫勝ち越しのランナーを二塁に進めました。
そして、キャッチャーの芝本を迎えます。
≫今日、当たってますからね芝本君。
≫第2打席でツーベースそして、先ほどの打席はセンターへの犠牲フライを放っている芝本です。
≫2打席目のショートゴロもしっかりタイミングを合わせていい打球を打っていますからね。
≫ここで、中越はピッチャーを代えますか。
≫やはり芝本君をちょっと嫌がったんでしょうね、ベンチは。
≫2人目の上村も代えてピッチャー背番号11番をつけています。
3年生の雪野がマウンドに上がります。
2人のエース級のピッチャーをつぎ込んで、そして3人目雪野がマウンドに上がりました。
1試合新潟大会では投げています。
投球イニングも僅か1イニングという中で奪三振2という内容です。
試合前の取材の中で本田監督は、非常にこちらに来てから調子がいいんだという話はしていました。
≫この場面で使うということはそれだけの信頼関係があるんでしょうね。
スリークオーター気味にまっすぐとスライダーの2種類です。
≫3年生です。
176cm、71kg。
大事な場面でのマウンドということになりました。
≫しっかり気持ちを持って自分の投球してほしいですね。
≫3人目です、雪野。
今日好調、芝本。
≫芝本君の待ち方を見ると変化球にタイミングを合わせたような打ち方ですよね。
≫見送りましたね。
記録はファースト治田のエラーとなりました。
強い、速い当たりでしたが。
治田、抑えることができませんでした。
ここで、3回目の守備のタイムですね。
≫滝川第二は代打で勝負をかけてきましたね。
≫ピッチャーの打順です。
友井のところです。
ここで背番号17番をつけました中越は五十嵐雄飛がマウンドに行って監督の指示を内野陣に伝えます。
そして、滝川第二のほうは背番号13番をつけた吉井康貴が代打です。
兵庫大会でも代打で1打席立ってるんですが1打数1安打1打点。
打点もあげているんですね。
≫この場面で起用するということは相当、信頼のあるバッターだと思います。
≫ボールには力がありますね。
≫よく腕を振りましたね。
しかし滝川第二にとっては一番いいバッターが出てきましたね。
≫1番の根来です。
今日、全打席出塁。
ヒット3本フォアボール1つという根来。
そして先ほどは中継もありましたけどすばらしい守備も見せた根来です。
キャッチャーの波方がマウンドまで行きましたよね。
勝負をしないという選択でしょうか。
≫ここまでの打撃の内容を見ると敬遠で次の大嶋君勝負という選択をしましたね。
≫といいながら大嶋も第2打席ではセンターへのタイムリーを放っています。
キャッチャーが立って歩かせました。
≫大嶋君は先ほどの吉井君の投球を見てストレートで攻めてくるのでそれ1本に絞ったほうがいいですよね。
コンパクトにピッチャー返し。
≫どよめきが波のように起こりました。
≫しっかり2球でタイミング計ったんですけどね。
惜しい当たりでした。
ここはもうどんな球でも食らいついていくという気持ちですよね。
≫今のところ速いボール中心ですね。
≫ストレートにタイミングを合わせていかなければいけませんよね。
コンパクトにするということですね。
≫心を落ち着かせます。
2年生の大嶋です。
1点も与えたくない、中越。
3人目のピッチャー雪野、3年生。
サードの小林弘樹がマウンドのところにいってひと声かけました。
≫この1球に悔いを残すなよという、そういったアドバイスじゃないですかね。
≫今のスライダーが抜けているのでストレート一本ですよね。
≫あとはコースですか?≫ボールとストレートの見極めですよね。
≫バッティングのいい滝川第二。
スリーアウト!抑えました、新潟の中越!とらえた当たりではありました。
≫手に汗握る場面でしたね。
非常にいい勝負でした。
キャッチャーの波方も真ん中に思い切って投げてこいというミットでした。
≫腕を振るしかない場面なんですよね。
よく、腕を振りましたね。
≫ショートライナー。
三者残塁。
このバッティングも…。
≫しっかり振り切ったんですがやや球威が勝りましたね。
≫8回の裏、滝川第二フルベースのチャンスから得点できず。
3対3の同点。
9回に入ります。
ご覧のようにヒットの数は両チームとも2桁。
新潟の中越が11本滝川第二が12本です。
そして、滝川第二は先ほどピッチャーのところでピンチヒッターを出しました。
背番号10番の塩本がマウンドに上がります。
ここは18番の森ではありませんでした。
塩本、大会では3試合に登板。
投球回が4回と3分の1。
被安打4。
奪三振5、失点はありません。
≫安定していますよね。
投球内容を見る限りは。
≫決勝も実は友井が先発2人目で塩本が抑えで投げたということがありました。
打順よく新潟の中越は1番の入澤からです。
今日2安打。
出れば、俊足。
非常に球威のあるピッチャーだと聞いています。
塩本。
≫すばらしいボールでしたね。
インコースのいっぱいいっぱいのコースですよね。
≫打順2番の永井です。
今日、ヒット1本。
少しバットを短く持っている。
ライト前ヒット。
9回の表、新潟の中越の攻撃です。
勝ち越しのランナーを出しました。
力のあるボールですがはじき返していきました。
≫振り負けませんよね。
送って波方君にかけてもいい場面だとは思いますが。
≫小林、波方のことは信頼していると話していた本田監督。
キャプテンでけがをしている齋藤もダッグアウトの中にはいるんですが。
≫そろそろ出番があるかもしれませんよね。
次、ストレートが想定される場面なのでエンドランもあるかもしれません。
≫ランナーに動きはありませんでした。
ヒッティングでチャンスを広げてきました新潟の中越。
そして迎えるバッターは4番の波方です。
ここでキャッチャーの芝本がマウンドに行きました。
2人目としてマウンドに上がった2年生の塩本。
ここまで見ていてやはりストレートの力というのがあるピッチャー。
≫ストレートとスライダーのコンビネーションですよね。
ここも早いカウントで振ってくると思いますよ。
≫4番の波方。
≫スコアリングポジションにランナーを置いた場合本当に積極的なんですよね。
中越のバッターはね。
今でも右方向に意識があるのでバッテリーはその辺のところをしっかりバッター心理を読んだ配球をしてほしいですよね。
≫ということは?≫やはりインコースの厳しい球ないしは外へのスライダーですよね。
スライダーもコースを投げ間違えないように低めを意識したボールが必要ですね。
≫一塁側のアルプスのため息といいますか、どよめき。
≫明らかに意識は右方向なんですよね。
≫まだなかなかインサイドはつけてないですね。
≫この場面でインコースをつくというのはなかなか度胸がいると思うんです。
ちょっと危ない球ですかね。
しっかりコントロールできればインコースでもいいと思うんです。
できるだけけがの少ない球を。
なおかつ、バッターがゴロを打ちそうな球。
そういった選択が必要だと思います。
≫とすると今までの組み立てで言うと外のスライダーということになるでしょうか。
≫ちょっとスピードを抜いた低い球でもおもしろいと思うんですね。
≫迎えるバッターは今日、先制のタイムリーを打っている治田です。
≫治田君はストレート系統はボール気味でも振ってくるので、その辺りの治田君の特性をしっかり意識して配球してほしいですね。
≫9回の表、新潟の中越勝ち越しならず。
≫よく落ち着いてピンチの場面で芝本君、配球しました。
また投げた塩本君も見事な投球でしたね。
≫しかも中軸というところでよく抑えました。
3対3の同点で9回の裏、滝川第二の攻撃へと入っていきます。
今日は第1試合で津商業が智弁和歌山に9対4で勝って。
第2試合では長崎の創成館が9回サヨナラ奈良の天理高校に3対2で勝っています。
いずれも甲子園初勝利で2回戦への進出を決めています。
大会4日目の第3試合。
新潟の中越が先制しましたが3回に滝川第二が追いついて。
5回に中越が勝ち越せば6回には滝川第二が勝ち越し。
8回にまた中越が追いつくというシーソーゲームの中3対3。
どちらの監督も3点から5点あるいは4〜5点勝負という話をしてくる中で。
≫そのような展開になってきましたよね。
本当に実力伯仲の本当に熱戦ですよね。
9回の裏、滝川第二は3番からという打順です。
3番の川北。
サヨナラのランナーが出ました。
≫ストレート一本に絞った非常にコンパクトなすばらしいバッティングですね。
≫迎えるバッターは4番ですが。
≫ここは、場面考えたら送りじゃないでしょうか。
≫このあとは山名から山根に代わっています。
≫送って山根君と結城君の2人のバッターにかけるという選択が一番確率としては高いと思うんですね。
≫3人目としてマウンドに上がっている新潟の中越、雪野。
≫それでもバントだと思います。
2球、外したのでエンドランはかけやすいんですが、それでもここはバントだと思うんですね。
≫送りバント成功。
サヨナラのランナーが二塁に進みました。
4番が送りました、キャプテン。
≫これでいいんじゃないでしょうか。
山根君と結城君、どちらかにタイムリーヒットを期待。
それでいいんじゃないでしょうか。
≫このセカンドランナーがかえってくればサヨナラです。
≫山根君はしっかり上からコンパクトにストレート狙い一本でいいと思います。
≫山根、つないだ。
≫お手本のようなバッティングができましたね。
今のようなバッティングをされると苦しいと思います。
途中から守備に入ってバッターボックスに立った山根。
サヨナラのチャンス広がりました。
平成11年の81回大会はベスト8まで進出しましたが2度のサヨナラ勝ちがありました。
6番、結城。
サヨナラ!結城にサヨナラタイムリー。
滝川第二、4対3。
9回、サヨナラで2回戦進出!アルプスだけではありません。
外野席そして内野席からも大きな拍手。
熱戦となりました。
大会4日目の第3試合。
その熱戦を制したのは滝川第二。
9回サヨナラ。
4対3で新潟の中越を破りました。
勝ちました、滝川第二2回戦進出。
中越もよく戦いました。
滝川第二の校歌が甲子園球場に流れます。
≫勝ちました、滝川第二。
地元・兵庫の代表に大きな拍手です。
その応援団が待ち構えるアルプスの前へと行ってあいさつをします。
笑顔です。
先発全員の15安打を放ちました。
9回サヨナラ。
本大会4試合目。
2試合連続でのサヨナラゲームということになりました。
この笑顔、やったーというような声が聞こえてきそうなそんなしぐさです。
一方の中越。
こちらも13安打も放ちました。
大矢さん、いいチームでしたね。
≫粘り強いですね。
全員が役割を心得た本当にすばらしいチームでした。
≫涙です。
≫お客さんの歓声が物語っていますよね。
≫12年ぶりにこの甲子園にやってきました。
9回目というのはこれまで日本文理が8回で並んでいたんですが新潟県勢最多となりました。
その中で打ち勝つ野球も今年は自信を持ってこの甲子園へとやってきて終盤、よく本当に追いついたんですが。
≫本当に随所に打撃の鍛えてきた成果が見られましたよね。
≫そして、3人のピッチャーがマウンドに上がりましたがそのピッチャー陣もよく頑張りましたね。
≫本当、それぞれが厳しい場面でよく踏ん張りましたよね。
≫滝川第二。
レベルの高い兵庫大会をノーシードから勝ち上がって8試合戦って48点取っていたというチームですけれども。
最後は1点ずつの取り合いの中でサヨナラ勝ちをしたという滝川第二です。
その最後の場面。
≫これもストレート一本に絞った本当にコンパクトな振りですよね。
≫終盤、初球打ちが続きましたよね。
≫恐るべし滝川第二の左打線というそういった印象を残したゲームでしたよね。
≫1番から7番までが左打者。
相手が組み立てを変えてくる中でそれにしっかりと対応する能力も見せたと思うんですが。
≫今日は高井君がひざ元のスライダーを決め球にしてくるとそれを狙い打ったじゃないですか。
そこからスプリット主体の配球に変えてきたら最初は戸惑いましたがそれに対応してきましたでしょ。
そういった打線のそれぞれの意識。
前のバッターの配球前の打席の配球そういったのをしっかり頭に入れて対応してくる。
能力の高いバッターがそろっているなという感じがしました。
≫それから、スイング。
ボールの反応などを見ていましても根来を中心に非常に能力が高いなという印象でした。
≫粘り強いんですよね。
追い込まれてもきわどい球をファウルで逃げながら最後にきわどいボールを見送る。
バッテリーにとってはダメージを与えるフォアボールを選ぶんですよね。
そのあとのバッターがすかさず初球を狙いにいくというそういう攻撃が随所に見られましたよね。
≫ですから中越のほうのバッテリーもいろいろ工夫をして組み立ててはいますし。
友井、塩本とつなぎましたけどボールが悪いわけではないんですがしっかりととらえられてしまうというところがありましたね。
≫でも、中越の3人のピッチャー本当によく滝川打線に対して自分の投球をしましたよね。
最後の雪野君も。
≫高井、上村、雪野とつなぎました。
≫雪野君、特に8回のツーアウト満塁の場面ね。
自分を信じて自分の一番得意なストレートを腕を振って投げましたよね。
本当に見ていてドキドキする場面でしたが悔いのないように投げましたよね。
≫ああいったピッチングをこの甲子園で見せられたというのは本人たちにとっても大きなプライドといいますか誇りになるかもしれませんね。
≫大きな財産になると思います。
≫4対3、どちらの監督もイメージとしては相手を3点以内に抑えてというようなイメージを持っていらっしゃったようですがそういう思いどおりの野球ができたなかで一歩、滝川第二が上回るという結果になりました。
≫本当に熱戦にふさわしい好ゲームでしたね。
≫プレー中にも何度かご紹介しましたが滝川第二は平成11年の81回大会のときに初戦で東邦にサヨナラ勝ちをして非常に雰囲気をよくして。
≫あさくら投手を擁したチームでしたよね。
滝川第二のほうもふくざわ君という非常にすばらしいピッチャーでした。
レベルの高い試合でしたよね。
≫そこからベスト8まで駆け上がりました。
≫笑顔で、通路のほうへと引き上げていきます。
今、根来が笑顔でしたけどあの足。
俊足、それから守備。
≫驚異の1番バッターですね。
≫バッティング、選球眼をさまざまなところで見せてくれました。
≫申し分のない1番バッターでしたね。
≫そして、三塁側から中越の選手たちがグラウンドに礼をしてこれから通路へと下がっていくところですがバックネット裏から温かい拍手が送られています。
よく戦いました。
新潟県勢でいいますと日本文理が去年はベスト4まで進みました。
その日本文理に新潟大会の決勝で勝ってこの甲子園へと進んできました、中越です。
≫新潟県の野球のレベルの高さを感じるチームでしたね。
≫勝ちました滝川第二の監督、選手たちがこれからインタビューの台のほうに進んでいきます。
準備ができましたら監督インタビューなどをお伝えします。
4対3、9回サヨナラで滝川第二が新潟の中越を破って2回戦進出を決めています。
≫放送席。
サヨナラゲームで見事初戦突破。
滝川第二高校の山本監督です。
おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫サヨナラゲームでの初戦突破今、いかがですか?≫正直しんどい試合でした。
≫しんどいという言葉が出ましたけどどういうところがしんどかったんでしょうか?≫中越高校さんがよく、うちのピッチャー友井も打線も研究されているように試合中感じてましたのでどのように突破口を開こうかなとずっと考えていました。
≫その中で試合は最後サヨナラヒットで勝ちましたけれども校歌のあとには甲子園全体から選手たちに拍手が送られていました。
あの選手たちを見てどう感じていましたか?≫地元ですから地元の皆さんの声援を背に彼らはよく頑張ってくれたと思います。
≫サヨナラの場面をうかがいますけれどもワンアウトランナー一塁三塁でバッターに結城選手。
あの場面、打たせましたけどほかの選択肢は考えましたか?≫何も考えていなかったです。
勝負だよということは言っていましたんで。
その前の山根がよくつないでくれましたので結城勝負ということで勝負に出ました。
≫打球が抜けていった瞬間はいかがでしたか?≫大したもんだなと思いましたね。
≫そして、そのサヨナラの前はエースの友井投手からつないだ塩本投手がしっかりとピンチを切り抜けましたけどあの場面はどう見てましたか?≫兵庫県大会でも何度かああいうケースがありましたんで最後は塩本でつないでなんとか9回で決めたいなと思っていましたけど。
≫その辺り、友井投手、塩本投手信頼があるということでしょうか。
≫2年生の2人なんですけど一緒によく練習してくれてますので任せようという思いがあります。
≫81回大会はベスト8に入りました。
そのときの忘れ物を取り返しにいくという意気込みで今大会臨んでいると思うんですけどそのときもサヨナラゲームで勝ち進んでいきましたが今後に向けて大きく自信になりますか?≫自身にはなると思います。
ただ、16年前の8は私個人のことで彼らには関係ないので彼らは伸び伸びと楽しくやってくれればなと思います。
≫おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫勝ちました、滝川第二高校の山本監督のインタビューでした。
続きまして滝川第二、9回にサヨナラヒットを打ちました結城選手のインタビューです。
佐々生アナウンサーです。
≫結果につながると信じて初球から思い切りいこうと思いましたという話です。
その前の回、自分のエラーで同点にしてしまったのでなんとか返したいと思いました。
思いっきりやることが滝川第二の野球です。
今日はバントのミスが多かったので次の試合はバントで送ったランナーをきちんと返せるような野球をしたいと反省も含めて今日の試合を振り返っていました。
続きまして、敗れました。
中越高校のインタビューです。
≫ある程度の失点は覚悟していました。
3人のピッチャーでなるべく少ない失点でいこうと思っていたのでピッチャーはよく頑張ってくれました。
5点勝負と思っていました。
取りきれませんでした。
特に1点を取った回にもう1本が出ませんでした。
≫インタビューは西川アナウンサーの担当でした。
社会人野球JR東海の監督を務められました大矢さんの解説でお送りしました。
山本監督の言葉どのようにお聞きになりましたか?≫しんどい試合でしたという言葉が印象的でしたね。
ハラハラドキドキする試合で最後の9回まで息をのむ試合でした。
≫それでは監督としてはしんどかったかもしれませんがゲームを振り返っていきます。
終盤です。
2対1で中越がリードして6回裏滝川第二の攻撃です。
ノーアウトランナー、一塁三塁で6番の結城。
このセカンドゴロ。
この間にランナーがかえってきました。
これで山名選手がけがをするという状況になりました。
そのあとワンアウト一塁三塁からキャッチャー芝本が犠牲フライ。
これも初球だったんですよね。
一方の新潟の中越は8回の表ツーアウトランナー二塁から関川。
このショートへの内野安打の間にランナーがかえってきて3対3の同点。
≫ボール2球続いたあとのストレートに一本に張っていましたよね。
≫8回の裏、滝川第二がチャンスを作ります。
ツーアウトフルベースで2番の大嶋がショートライナー。
ここは本当に息が詰まるような熱戦となりました。
そして、9回の表。
中越もツーアウト一塁三塁のチャンス。
ここは滝川第二のピッチャーの塩本が踏ん張りました。
そして9回の裏。
滝川第二ワンアウト一塁三塁。
6番の結城が初球ライト前へのヒット。
≫山根がよくつないでという。
≫そのあとの初球でしたよね。
≫4対3、滝川第二がサヨナラ勝ちをしたというゲームをお伝えしてまいりました。
こうやって見ると確かに中越の本田監督が言ってましたが1点を取った場面でもう1点取れていればという場面が確かにあったことはあったんですけどね。
そこの1点は明け渡さないピッチャーの粘りが見事でしたよね。
≫相手が本当に作戦を組んでくるところをどう崩そうかというお話がありましたけど。
≫両方のベンチのベンチワーク。
それも非常に見応えのあるゲームでしたよね。
≫そこによく選手たちが応えたゲームでもありました。
敗れました、中越にメッセージをいただきました。
富山県の女性の方。
お疲れさま中越高校ということでいただきました。
この夏野球部のマネージャーを引退しました。
中越高校とは毎年春に試合をしていましたのでとてもお世話になった高校です。
私たちの分まで精いっぱいプレーしてくれました。
感動をありがとうというメッセージをいただきました。
途中、アルプスのリポートでもお伝えしましたが100人近い部員がいる中でベンチ入りできるのはわずか18人。
ベンチ入りできなかった選手の気持ちあるいは、地方大会で敗れていった選手たちの気持ちをくんで戦っていた中越でした。
生字幕放送でお伝えしています≫東日本大震災から1年。
被災地、宮城県から石巻工業が出場しました。
≫石巻工業高校。
宮城。
初出場。
≫選手宣誓をしたのは主将の阿部翔人選手でした。
≫宣誓!我々高校球児ができること。
それは全力で戦い抜き最後まで諦めないことです。
≫東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。
選手宣誓をした阿部選手の自宅も大きな被害を受けました。
当時は野球どころか普段の生活もままならない状態でした。
逆境を乗り越えてたどり着いた甲子園。
阿部選手は復興のまっただ中にいる被災地の人たちの思いを選手宣誓に込めました。
≫人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて辛いことです。
しかし、その苦難を乗り越えることができればその先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。
≫全力で戦った石巻工業の選手たち。
≫阿部翔人初球だ!ヒットになる!≫アルプスや遠くふるさとから送られる声援が後押ししました。
≫試合には敗れたものの最後まであきらめずに戦う姿が被災地の人達を勇気づけました。
選手宣誓をした阿部選手は今体育大学に通い教師を目指しています。
夢は、母校の監督になることです。
≫応援してもらったぶん、今度は僕が指導する立場に変わってもう1回、甲子園出たいって思ってるんで。
野球ができるっていう本当に感謝の気持ちを持たなきゃいけないっていうのはしっかり伝えたいなって思ってます。
≫甲子園球場の一塁側のアルプススタンドの外側から見た球場の外観です。
ずっと画面の左奥のほう球場に沿って回り込んでいきますと過去96回の大会で優勝した優勝校の校旗が並べられています。
複数回優勝した学校もありますので、過去優勝した学校は60校ということです。
高校野球100年を迎えた今年の97回全国高校野球選手権です。
今日が大会4日目になります。
第3試合が終わりました。
第1試合では三重の津商業。
第2試合では長崎の創成館第3試合では地元・兵庫の滝川第二がサヨナラで勝ちました。
これから迎える第4試合は大分の明豊と宮城の仙台育英。
午後4時20分試合開始予定と場内には貼っております。
すでに両チームのシートノックは終わっています。
グラウンド整備が行われている甲子園球場です。
今日も夏の日ざしが降り注ぐグラウンド場です。
一塁側、4年ぶり5回目の夏の甲子園出場大分の明豊高校。
三塁側が2年ぶり25回目の夏の甲子園宮城の仙台育英高校という今日の第4試合の対戦です。
解説は社会人野球日本新薬元監督前田正治さん。
実況、冨坂でお伝えしてまいります。
前田さんどうぞよろしくお願いいたします。
先攻が仙台育英後攻めが大分の明豊とすでに発表されています。
まず一塁側4年ぶり5回目出場大分46チームの代表明豊高校のふるさと別府市をご紹介いたしましょう。
≫国内有数の観光地・別府。
至るところに湯煙が立ち上っています。
煮えたぎる温泉は地獄とも呼ばれてきました。
湧き上がる蒸気のエネルギーを発電に生かそうという動きも。
海外からも熱い視線が送られています。
みなぎる大地の力で甲子園を沸かせます。
≫夏は4年ぶりの出場となります。
過去ベスト8が2度あります。
大分の明豊高校です。
一方、西日を正面から浴びています三塁側のアルプス。
2年ぶり25回目出場宮城73チームの代表仙台育英高校のふるさと仙台市をご紹介します。
≫杜の都の夏を彩る仙台七夕まつり。
華やかな七夕飾りには東日本大震災からの復興を願う思いが込められています。
震災から4年あまり。
この夏、東北最大級の水族館がお目見えしました。
新たな観光拠点として期待が寄せられています。
そして、今年12月には震災で工事が遅れていた新たな地下鉄がようやく開業します。
復興の街づくりが進んでいます。
≫学校は今、ご紹介した仙台市と隣接する多賀城市に分かれています。
先攻の仙台育英高校の地方大会の成績からご紹介していきましょう。
宮城73チームが参加いたしました。
2回戦から登場し静川を破り準々決勝は仙台三高を9対2。
準決勝は石巻を11対5。
そして決勝では古川工業を13対0で破り2年ぶりの出場を決めました。
では、仙台育英高校佐々木柊野キャプテンにチームを紹介してもらいます。
≫明豊高校主将、米安王貴です。
今年のチームは千射万剪という言葉を胸にすべてのことに全力で取り組むということをみんなでやってきました。
甲子園では一戦必勝で全力プレーで頑張るぞ!≫イエーイ!≫この仙台育英高校宮城大会の投手陣をご紹介いたしましょう。
背番号10番をつけました3年生の百目木投手が最も多い6試合を投げました先発が2試合です。
そしてエースナンバー1をつけました佐藤世那投手は4試合に登板。
宮城大会では、けが明けの影響で今ひとつ本来の調子が出なかったんですがこの甲子園のマウンドはどうかという大会です。
そのほか西巻らが投げています。
その仙台育英高校のスターティングラインアップです。
一方、後攻め大分の明豊高校大分大会の戦いぶりをご紹介してまいりましょう。
大分46チームが参加しました。
準々決勝は4対0で宇佐。
準決勝は9対3柳ヶ浦。
初戦第1巡の猛攻がありました。
決勝は一転して1対0という接戦。
大分商業を破って4年ぶりの甲子園出場です。
それでは米安キャプテンにチームを紹介してもらいます。
≫明豊高校主将、米安王貴です。
今年のチームは投手の前田を中心として1つ1つのアウトを全力で取りにいきます。
甲子園では一戦一戦、全力で戦います。
優勝するぞ!≫イエーイ!≫この米安キャプテン以下、ベンチ入りの18人のメンバーが今、グラウンドに姿を現しています。
投手陣をご紹介いたしましょう。
仙台育英とは対照的に大分大会は5試合。
前田投手がすべて1人で投げ抜きました。
45イニングを投げました。
失点が7という投球内容でした。
今日も、この甲子園の初戦先発のマウンドにこのあと上がります。
その大分の明豊スターティングラインアップです。
強い日ざしのもとで行われる大会4日目の第4試合です。
放送席をご紹介いたします。
解説は前田正治さんです。
大阪明星高校から関西大学社会人野球日本新薬ではピッチャー、そして監督として活躍されました。
前田さん、楽しみなこの対戦になりましたがまずどこを注目しますか?≫先ほど冨坂さんがおっしゃったように佐藤世那君ですね。
昨年から神宮大会優勝してから好投手だという評判がありながらこの大会前に故障があって本来の調子ではない中で予選を戦ってきての甲子園でのマウンドですね。
どんなピッチングをしてくれるかこれが大きな1つの楽しみです。
宮城大会では先発したゲームもあったんですが序盤に打ち込まれるケースが目立ちまして百目木投手がリリーフでマウンドに上がるケースも多かったと聞いています。
ただ、決勝では好投したということですね。
その体の状態が甲子園どうかというのが本当にチームにとってもこのあとの戦い方にとっても非常に重要なポイントになってきます。
≫あと、この試合は明豊高校の大黒柱である前田君ですよね。
前田君が仙台育英高校の強力打線どう戦うかというのがどういうふうに抑えていくかというのが1つの楽しみですね。
≫両チームの選手が出てきました。
まず1回の表の守備に大分の明豊の選手たちが散っていきました。
場内アナウンスでご紹介します。
≫マウンドに上がりました前田投手をご紹介いたしましょう。
大分大会はすべて1人で投げぬきました。
45イニングを投げました。
打たれたヒット33三振も36奪いました。
四死球は僅かに8失点7という投球内容でした。
175cm3年生の前田です。
本人はコントロールには自信がありますという言い方をしていました。
≫どちらかといえばやはり、打たせてとるタイプの投手だと思います。
≫大会4日目の第4試合が始まります。
1番のサード、佐藤将太。
セカンドの辻がすばやく回りこんでいました。
ライン際の打球。
ファースト1年生の杉園ボールをそらせてしまいましたがセカンドの辻がよくバックアップしました。
2番のセンター、青木です。
宮城大会では5割8分8厘と活躍。
6試合で盗塁も7決めました。
まず1つ大分の明豊守りのミスが出たんですがみずからの力で…。
1回の表、仙台育英2番センター青木、左中間。
フェンス直撃のツーベースヒット。
まず大分・明豊みずからのミスをカバーしたという形があったんですけどね。
≫しっかりとカバーリングができていてエラーがあったんですけどカバーできたと。
そのあとまた強打ですね。
≫そして3番、注目の好打者ショートの平沢。
宮城大会は直前の6月に右の足の小指を痛めた影響もあって状態が上がらなかったんですが。
春センバツでも仙台育英は出場しています。
1回戦で神村学園を破っていますがそのときも初回に先制タイムリーを放ったのはこの平沢。
同じシチュエーション。
入った!右中間に突き刺さる3番、平沢の先制ツーランホームラン!今大会、第5号。
打った瞬間にスタンドまでいくのではというものすごい当たりでした。
≫真ん中ではあったんですけどボールは低かったんですけどね。
やはり、この平沢君の打力、すばらしいですね。
≫仙台育英の佐々木監督も平沢が打つとチームの各バッターが乗ってくるという言い方をしていました。
いきなり打ちました。
≫一番いいパターンですよね仙台育英にとっては。
≫そして、4番キャッチャーの郡司です。
4割2分1厘ホームランを2本放った地方大会。
何せ仙台育英は宮城大会6試合を戦ってチーム打率が4割2分3厘。
1試合平均で11点以上取ってきている打線です。
≫明豊の前田君はここで、あまりむきにならないで冷静に本来のピッチング低めにボールを集めることですね。
≫非常に深い守備位置をとっていましたがバッター、ランナー二塁に陥れました。
好走塁。
レフトの山中がフェンスの前に守っていましたね。
上空風は浜風。
≫本当、高い球は逃さないですよね。
しっかりと振り切ってヒットにする。
長打にね。
すばらしいバッティングです。
≫5番のファーストの佐々木良介です。
低めの制球力打たせてとることを得意としている佐々木です。
これは大分、明豊のバッテリーにとっては仙台育英の打線の…。
1回の表仙台育英、3点目。
高めにいくのは、ほぼ確実に外野まで持っていかれますね。
守備のタイムを取る大分の明豊。
≫やはり、いろいろ考えはしてるんでしょうけど少しやはり甘く高く入ると逃さない。
≫キャプテンの米安が監督の指示を伝えにマウンドに走りました。
明豊高校率いる川崎監督の指示です。
いずれも高めのボールを逃さない仙台育英の各バッター。
そして確実に深いところまで持っていきます。
コースに投げ分けしかも低めに変化球を決めるのが前田投手の持ち味だと川崎監督は口にしていましたがまだ本来の制球力というのが見られません。
6番のレフトの紀伊です。
この紀伊も宮城大会は打率4割ホームラン1本。
大分明豊の川崎監督も注意するバッターの1人に挙げていました。
追加点のチャンス。
1回の表、仙台育英。
このボールはどうでしょう。
≫ここへ持っていくといいですよね。
この高さコースもよかったですけど。
≫1つタイムが入って一呼吸、置いて前田投手、どうでしょう。
立ち上がりというのはどんな投手でも難しいと思いますけど。
≫確かに真ん中に集まってきてはいるんですけどそれをこれだけ痛打されるというのがなかなかないですからね。
やはり、ふだんよりむきというんですかね抑えてやろうという気持ちが強すぎるような気がしますね。
ですから、もう少し打たせてとろうとするべきでしょうね。
≫ただでさえ難しい立ち上がり。
しかも、初めての甲子園のマウンドです。
1つ、何かきっかけをつかみたいんでしょうがどんなことがありますでしょうか。
≫まず1つ、球種ですよね。
≫4点目。
4対0、1回の表宮城の仙台育英。
宮城大会でも1試合平均11点以上を取ってきた打線が、大分明豊の先発前田をとらえています。
≫今の変化球スライダーが少し甘い。
ですからちょっと右打者にとってシンカー、チェンジアップとかフォークボールがあるのでそのボールを低めに持ってきて…。
≫球種と先ほどおっしゃってそこでヒットが出てしまったんですが今おっしゃった低めに沈むボールの使い方ですか。
≫今、どうしても高めにスライダーストレートがいってしまっているので1つ低めに持ってくるボールも1つとしてそのボールを増やしてみるということも大事だと思うんですけどね。
≫8番のセカンドの谷津です。
宮城大会は14打数5安打3割5分7厘。
打点が3ありました。
5点目を取りました宮城の仙台育英。
初回の鮮やかな先制攻撃。
≫ほとんどが高いところにきているボール。
ほとんど真っ芯ですよね。
確かにボールが真ん中に集まってきているとはいえ仙台育英各打者のスイング力と逃さない気持ちですよね。
立派ですね。
≫9番のピッチャー、佐藤世那。
宮城大会は6打数の3安打でしたがホームランが1本。
打率5割で打点が4。
≫ちょっとこのカウントなんかは余裕があるので先ほど言ったようなボールを試してみるというのも1つだと思うんですけどね。
≫右バッターには落ちるフォークボールも持っています。
この回はホームランを含めて長打が5本。
シングルヒットも合わせますと6安打。
1回の表、宮城の仙台育英は打者9人の猛攻。
5点を取りました。
これから1回の裏の大分の明豊の攻撃に入ります。
今日も朝から夏の日ざしのもと大勢のファンがスタンドを埋めています。
甲子園です。
では場内アナウンスでご紹介します。
今度は、前田さんも試合開始前に注目したいとおっしゃっていた佐藤世那投手。
宮城大会では、ご覧のように4試合に登板しました。
いずれも先発でしたがイニング数が14イニングしかありません。
途中で降板する試合もかなり多かったというこの佐藤世那。
6月に右のひじを痛めました。
投げ込み不足で臨んだ夏の宮城大会。
そして甲子園。
1番、ショート大庭が右バッターボックスです。
146キロこの速球があります。
カーブ、スライダー。
さらに大小2種類のフォーク。
大型内野手の1番、ショート2年生の大庭を打ち取りました。
≫センバツのときはもう少し左のほうに体が傾いていってたんですね。
少し体が立っているのでその分コントロールもよくなったんじゃないかなという感じは受けますね。
≫2番セカンドの辻。
まっすぐのスピードもだいぶ戻ってきてますね。
去年の秋の明治神宮大会優勝の仙台育英。
期待された春センバツは2回戦で優勝した敦賀気比に敗れました。
≫この佐藤君、スライダーそれからフォークというボールを結構多く投げてくるんですがやはり1つ、ストレートの出来というのが1つのバロメーターになると思いますね。
上のカメラから見たフォーム。
≫体の倒れ方がもっと春は一塁側の方向へ倒れていたかと思いますね。
≫スピード自体はかなり戻ってきていると思いますが、ただ制球力がどうかということですね。
≫今のところちょっと高いですけど球の勢いというのは戻ってきてるんじゃないかという感じは受けますね。
1歩目の出足がよかったんですね。
≫3番のサードの工藤です。
大分大会は3割5分3厘打点は4でした。
12月に右ひじを痛めそれが治って春センバツを戦いその痛みが6月に再発しました。
投げ込み不足で臨んだ7月の宮城大会。
マウンド上の佐藤世那です。
≫変化球も今のところまず腕は振れてるように思いますね。
≫ストレートがやや高めに上ずる傾向がありますが。
ただ、球の力があるんでしょうね。
≫力がありますね。
ですから、今のボールでも結構、バッターが差し込まれているという状態でのファウルですからね。
この佐藤君はフォークがありますので多少ボールが高めにいっていても大きく外れない限りはある程度バッターにとってはいやなボールになりますからね。
≫佐々木監督は佐藤が自分の思ったところに気持ちよく投げられるかどうか。
これがまず、立ち上がりの心配な点だという言い方をしてましたけどね。
4番の山中です。
2年生。
大分大会は打率5割。
明豊高校の川崎監督は好投手。
積極的に仕掛けたいという話をしていましたがここはツーアウトという場面ではあります。
≫予選での盗塁数とか見てみるとあまり単独で盗塁とかしてくるチームではないようにみえますね。
≫山中に対しては外中心の配球ですね。
≫やはり変化球に関しては明豊の各打者も頭にありますのでやはりストレートがどこまで決まるかでしょうね。
1回の裏、大分の明豊ランナー1人出しましたが無得点です。
5対0、仙台育英が5点をリードしてこれから2回の攻防です。
では、仙台育英の校歌です。
≫夏は1989年の第71回大会。
大越投手を擁して準優勝に輝いた宮城の仙台育英です。
1番からという2回の表です。
前田投手、この2イニング目はどうでしょう。
低めの変化球で相手を抑えられるかどうか。
それとインコース、アウトコースしっかりコースをつけるか。
これが1つ状態を見るバロメーターだそうです。
≫なんとか低めにいこうという意識はうかがえますね。
≫この2回は先頭打者をとりました。
出塁を許しませんでした。
≫やはり1回の投球と今のフォームを比べてみると初回は、サード側に体が倒れてましたよね。
それだけ安定感がなかった。
少しフォームが安定した感じは受けますね。
≫2番センターの青木。
最初のバッターボックスは二塁打でした。
初回は5点を失いましたがこの2回は1番、2番を打ち取りました。
今回は前田投手の投球フォームです。
≫安定したフォームになってますね。
≫そして初回にホームランを放っている3番の平沢。
宮城大会の数字はご覧のとおりでしたがこの甲子園夏、第1打席でホームラン。
しかも風は浜風ですから風に逆らう形のホームランでしたもんね。
≫中段までいきましたからね。
≫スライダーは縦に曲がり落ちるものと横に滑るスライダーがあっていずれも自信があるそうです。
やはり長打力のある平沢外中心ということになりましょうか、どうでしょう。
≫本来ならちょっとインコースでストレートほしいんですけどね。
大体、くるボールが予想されて、同じコースに続いてボールがくるとやはり打者は、しっかり目がついていきますからね。
そういう面では違うコースに投げ分けることがやっぱり大事になってくると思います。
≫初回ツーベースヒットの4番の郡司。
初回はホームランを含めて5連打がありました。
2回の表、仙台育英ランナー出しましたが無得点。
これから2回の裏の大分、明豊の攻撃です。
では、場内に明豊高校の校歌が流れます。
≫明豊高校としてスタートを切ったのが1999年という今の学校になってから非常に新しい学校です。
南こうせつさんが作った校歌もずいぶん甲子園で聴いた気がしますけれども。
おなじみになってきました。
2回の裏は5番のファーストの杉園からという打順です。
≫この杉園君唯一1年生でベンチに入って5番を任されているという中でどういうふうなバッティングをするのかなと思いましたけど初球、2球と思い切って打ってきましたね。
これはいいと思いますね。
≫外からシュート回転をして真ん中に入ってくるボールでした。
やはり真ん中だったのがある程度フォークとかの頭があったのかもしれません。
≫明豊としては初回に5点を失ったんですが2回は前田投手が抑えました。
1つ、立て直すきっかけにしたイニングだと思いますが。
7番のピッチャーの前田です。
≫やはり、少し今のでも佐藤君の球威がちょっと勝ってた感じがしますね。
≫2回の裏、大分の明豊は三者凡退。
このフォークボールへの対応、対策というのは明豊も練ってきたようでありますけども今のところ、まだとらえることはできません。
2回を終了、5対0。
宮城の仙台育英がリードをしています。
では仙台育英のベンチ入りのメンバーをご紹介します。
だいぶ、日が西に傾いてきました。
三塁側のベンチの一番奥日ざしをよけるような位置にいます佐々木順一朗監督です。
宮城の東北高校ご出身です。
甲子園の出場の経験もあります。
早稲田大学からNTT東北を経ました。
このチームにコーチとして加わったあと95年から仙台育英高校の監督を務めています。
春は5回、2001年に準優勝も経験しています。
夏はこれが12回目の甲子園の采配となります。
5番のファーストの佐々木良介からです。
チームとして7本目のヒットになります。
6番のレフトの紀伊。
≫2球で1点を加えました6対0。
紀伊は2打席連続でタイムリーツーベースヒット。
≫本当に逃さないですよね。
明豊の前田君が2回をなんとか0点に抑えたということでこの回もすぐに甘い球は積極的に打ってくる仙台育英打線。
すばらしいですよね。
≫バッターボックスの佐々木がバントの構えを見せたので二塁ランナーの紀伊はスタート切りかけたんですが慌てて戻りました。
本来の前田投手の投球というのはこういうスタイルじゃないかと思いますが。
≫こういうところにボール集めてね。
ただ、今日は全くその投球ができていないというよりも少し甘いボールを完璧にとらえてる仙台育英打線のすばらしさのほうが際立っているという感じを受けますね。
ですから、前田君初球の入り方それからボールの使い方ですね。
その辺りをもう少し工夫すればいいと思います。
≫アウトにはなりましたが今も、高めにフワッと浮いてくるスライダーだったと思いますが。
≫完全にとらえてきますね。
≫やはり逃してくれません仙台育英。
8番のセカンド、谷津です。
≫早いカウントの中でフォーク、もしくはシンカー気味のボールですね特に右打者に対して。
そのボールを使うようにしたほうがいいように思うんですけどね。
≫谷津もこれで2打席連続のヒットでチームのヒットの数が早くも9本です。
前田さんがおっしゃったことをもう一度まとめますと、まず初球の入り方に注意すること。
≫コースですよね。
それから右打者に対してストレートとスライダーという攻め方しかないですよね。
大体、右打者に対して入ってくるボールばかりなので少し右外側へ逃げるボール。
そのボールを使ってもらいたいなという気がするんですよね。
≫落ちるボールですか?≫落ちるボールですね。
シンカー気味のボールですね。
チェンジアップも彼投げるといっていましたからそういうボールを右打者の外側へ。
≫これで佐藤世那にもヒットが生まれました。
3回の途中ですがヒットの数が、もう2桁の10本。
7人のバッターがヒットを打ったことになります。
1番のサードの佐藤将太。
長打になりました。
三塁ランナーに続いて二塁ランナーの佐藤世那もホームにかえってきました。
バッターランナーの佐藤将太は二塁へ。
佐藤将太にもヒットが出ました。
これで9人中8人にヒット。
8対0となりました。
仙台育英の攻撃の流れが止まりません。
≫今も外へのストレートのあと入ってくるスライダーですよね。
2番のセンターの青木です。
背番号10の片山が今投球練習場では準備。
3回の表、宮城の仙台育英は3点を加えました。
8対0とリードを広げています。
まだ反撃のイニングは十分残っています。
明豊高校のベンチ入りのメンバーをご紹介します。
明豊高校を2012年の夏から率います川崎絢平監督です。
33歳とまだ若い監督さんです。
和歌山の智弁和歌山高校のご出身です。
高校時代は3年間この甲子園に出て1年生の時には全国制覇も経験しました。
ベンチ入りしました。
立命館大学を経て母校智弁和歌山のコーチ。
そして2011年にこの明豊の部長になり12年から監督を務めています。
3回の裏の大分の明豊は8番のキャッチャーの2年生の麻生からです。
≫佐藤君のストレートも少し初回から比べると安定してきたような感じは受けますね。
≫初回は抑えましたけれども27球投げました。
2回は7球で抑えました。
≫このようにストレートをどんどん投げ込んでくるとフォークボールというのがすごく生きてきますからね。
≫ショートのエラーが記録されました。
明豊が出したランナーはこれが今日2人目。
まだヒットは出ていません。
1番の大庭。
今日2打席目。
ここから2巡目に入っていく明豊打線です。
各打者、一度は佐藤世那投手のボールを見ましたからね。
2巡目どう攻略していくでしょう。
大庭は2年生、ショートですが180cmという長身です。
1年生の夏からレギュラーです。
3回の裏、大分の明豊ランナー1人出しましたが得点がありません。
大会4日目の第4試合1回戦のゲームです。
宮城の仙台育英が8対0と大分の明豊をリードしています。
では、これから攻撃に入る仙台育英、三塁側のアルプスの様子を伝えてもらいましょう。
≫西川です。
この時間になってもまだまだ暑い三塁側です。
西日が、かなりきついんですが応援団の熱中症対策、万全です。
たとえばチアリーディング部。
彼女たちの足元。
この洗面器の中に入っているのは氷が入った袋なんです。
この袋を体に当てて冷やしたり食べたりして熱中症対策をしているんです。
この氷と洗面器が34人の部員全員の足元に用意されています。
9年前の甲子園で部員に熱中症が出てからこれを取り入れました。
それ以降、体調を崩して応援ができなくなった生徒はいないそうです。
体は冷やして心は熱く応援を続けます。
≫三塁側西川典孝アナウンサーに伝えてもらいました。
三塁側のアルプスというのはこの時間になりますと西日をまともに受けますからね。
4回の表の仙台育英は3番、今日ホームランを打っている平沢から。
やはり高め甘いコースにいきますとストレートだろうが変化球だろうが関係なく仙台育英の打者はとらえてきますね。
≫ここは、1つインコースへのストレートというのもほしいところですけどね。
≫追い込まれますと低めの変化球バットを出さないんですね。
≫なかなか手を出してもらえないですね。
≫今日、第2打席ではフォアボールを選びました。
この判断力。
まず外のボールではありましたが高かったですね。
この当たりで迷わず一塁を蹴って二塁を落とし入れました。
≫この辺り、明豊の各野手が非常に高い守備をとっていますからしっかりと見たうえでしっかりと走塁しましたね。
いい走塁です。
≫二塁打はチームとしてこれで8本。
そして4番の郡司。
≫本来なら、今のボールを振ってもらってカウントを稼ぎながら投球しているんでしょうけどなかなか仙台育英の打者が振ってくれないんですよね。
≫アウトにはなりましたがバッテリーとしては前田さん低め低めの変化球振ってほしいボールを見極められ、高めにいった球を確実にとらえられる。
≫ですから今のところどう抑えようかと2人が思っているところだとは思うんですけどね。
内野は前進バックホーム態勢を敷いた明豊。
≫しっかりボールを最後まで待ててるというんですかね。
自分の打つところまでしっかり待ってバット振ってますね。
≫ギリギリまでボールを待てるボールを見極められるということがあるのであの低めの変化球はバットを止められるんですね。
≫そのとおりですね。
よくボールが最後まで見れるというんですかね。
≫この辺りが各打者の技術といいましょうかよく鍛えられています。
≫多少、タイミング狂ってもそして今みたいにしっかりバットを振り切りますからね。
ですからタイミングが狂ってもファウルに逃げれるというんでしょうかね。
結果的に左打者に対しても先ほどから外へのスライダー、それからストレートは全部外ですからストレートもですから、ほとんどが外寄りにバッター目線置けばほぼとらえられるという形ですよね。
こういうふうになったときに冷静に本当にそれだけコース今まで使ってないボールをうまく使おうとするのもなかなか難しいですけどね。
≫先ほど前田さんからは初球の入り方や早いカウントでの変化球の使い方のお話を伺いましたが追い込んでからの勝負球はどう考えたらいいでしょうか。
≫勝負球も結局は外ばかりですからねそこも、ちょっと考えたほうがいいと思いますね。
≫よく辛抱しました、前田そして麻生のバッテリーです。
これはいいところにいきましたね。
≫よく辛抱しましたね。
同じスライダーでも少し腕の振りを緩くしてちょっとタイミングを変えましたね。
そういう工夫が必要ですね。
≫6番のレフトの紀伊です。
紀伊は2打席連続タイムリーツーベースヒット。
≫いいコースですね。
≫先ほどの平沢選手の二塁打で二塁打が8本となりました。
これは大会タイ記録です。
1試合の二塁打の数としては大会タイ記録の8本となっています。
第81回大会の水戸商業それからその前の36回大会の神奈川の鶴見工業。
過去2校が記録しています。
≫これがバッテリーを苦しめるんですよね。
工夫をなんとかしようとしているんですよね。
それに対して術中にはまらないという打撃力の高さ。
≫バッテリーも、それに屈せず消しきりました。
≫少し腕の振りを変えながらタイミングをなんとか崩そうとしています。
4回の表終わりました。
8対0です。
これから攻撃に移る一塁側、大分の明豊高校のアルプスの様子大谷昌弘アナウンサーに伝えてもらいます。
大谷さん。
≫明豊のブルーが4年ぶりに夏のアルプスに帰ってきました。
5回目の夏の明豊なんですけれどもこの応援を引っ張るのがこちらのチアリーダーです。
これまでは甲子園出場ごとに有志を募っての応援でしたが学校がより盛り上がるようにと今年の5月に部として正式に認められました。
メンバーは今日5人と少ないんですけど左右に大きく動いたり体を大きく動かして応援が続いています。
リーダーの3年生きしだもえかさんはどの学校にも負けない踊りと笑顔を届けたいと離していました。
どの学校にも負けない応援が明豊の攻撃を盛り上げます。
≫8点差がありますけどまだ反撃のイニングは十分残されています4回の裏。
2番のセカンドの辻からという好打順です。
夏は、過去ベスト8が2度あります、明豊。
2001年の83回大会と2009年の91回大会。
まだ、大分の明豊はノーヒット。
3番のサードの工藤です。
チーム初ヒット。
4回の裏、大分の明豊。
3番の工藤にヒットが出ました。
今度は工藤君も1打席目、少し差し込まれたようなところがあったんですけどここはしっかり振りきって球威に勝ちましたね。
ナイスバッティングです。
≫4番のレフトの山中です。
大分大会では打率5割。
ホームランも放ちました。
≫落ちるボール。
≫やはり、今の最初のストレートがありましたからね。
このボール。
スライダーでしたね。
よく腕が振れてましたね。
≫少し佐藤君のボールはシュートしますからね。
キャッチャーも構えて佐藤君も投げて。
いいコースでした。
≫リードするのは4番も打つ郡司です。
明豊は去年の夏は大分大会の決勝9回ツーアウトまでリードしていながらそこから追いつかれて敗れました。
その悔しい思いをバネに1年間頑張ってきました。
≫ここまでなかなか4番の山中君自分のバッティングスイングをさせてもらっていないですよね。
タイミングをうまく外されています。
≫4つ目の三振チームとして喫してしまいました。
≫今日は佐藤君、ストレートを多く使っていますね。
非常にいい投球ですよね。
≫5番のファースト1年生の杉園。
先ほどは外からシュート気味に内に食い込んでくる軌道にバットが出ず見逃しの三振に倒れました。
体ではありません。
グリップの辺りに当たったでしょうか。
各自、あのストレートには振り負けまいという意識があるでしょうが一方でフォークボールがあるんですね、佐藤は。
≫どちらかというと明豊の各打者は早いカウントからフォークがよくくるという頭があると思うんですよね。
そういうことでストレートで差し込まれていることもあると思います。
≫この辺りの仙台育英バッテリーの配球。
相手にフォークを意識させておいて勝負球に速いボールを持ってきているんですね。
≫決していいコースでもないんですね。
少し甘く入ってきているんですがやはりそうさせないしっかりスイングさせない投球術ですね。
4回を終了しました。
8対0と宮城の仙台育英が大きくリードしていますが4回の裏大分の明豊はチーム初ヒットが生まれています。
これから5回の攻防に入る甲子園第4試合です。
神戸地方気象台の観測。
午後4時現在南西の風2.9メートル。
気温は33度7分でした。
この時間、甲子園の周辺は晴れていますが六甲山地の北側にある三田市では弱い雨雲が観測されています。
この雨雲南西の方向に移動しているため甲子園球場に雨を降らせることはない見込みです。
昨日は第4試合の最中に雷雨がきまして試合が中断しましたが今日は今のところその心配はなさそうです。
今日は第1試合で三重の津商業が智弁和歌山を破りました。
第2試合では長崎の創成館が天理に勝ちました。
第3試合は滝川第二が中越を破りました。
5回の表の宮城、仙台育英です。
7番のライトの佐々木柊野からです。
この佐々木にもしヒットが出ますと先発全員安打となる仙台育英。
春センバツの優勝の期待も高かった仙台育英でしたが1回戦12対0で神村学園に勝ったあと2回戦で優勝した敦賀気比に2対1で敗れました。
≫なんとか前田君も抑えてやろうという気持ちで本当に執念深く粘り強く投げています。
≫佐々木柊野にヒットで仙台育英、先発全員安打。
これがチームとしては13本目のヒットです。
今年の春センバツではヒットを打つことができなかった佐々木柊野。
甲子園、初ヒットがここで出ました。
この得点差でありますが8番の谷津は初球バントの構えを見せました。
今日2安打。
送りバント失敗。
守りました。
大分明豊の前田。
≫フィールディングがよかったですね。
しっかり前に出てきてまた正確な送球。
≫9番のピッチャーの佐藤世那です。
仙台育英は連打で大量得点を取るという打線ではありますがその一方で犠打や機動力も多用してきます。
8点のリードがある中でありますがここで佐々木監督2人続けてバントを命じました。
いずれも進めることはできませんでした。
≫ちょっとやはり攻撃のパターンとしてはね。
バントというのは点差があってもどうしても試合の中で先制、中押しダメ押しという点を重ねたいですからね。
ですから、とにかく1点でも多く重ねようというところなんですけどね。
そこでバント失敗をすると流れが悪くなる可能性はありますね。
≫5回の表、結局仙台育英は得点を挙げることはできませんでした。
5回の表、終わりました。
8対0。
宮城の仙台育英が8点をリードしています。
≫明豊の前田君も本当に打たれながら8点は取られてるんですけどなんとかしようという気持ちとそれと、やはり一番いいのはここまで向かっていってますよね。
打たれても打たれても。
フォアボール1つなんですよね。
ですから13本打たれてるんですけど逃げた投球は決してしてない。
ストライクで勝負しにいっているというところは、やはりいいところだと思いますね。
こういうふうに8点取られるときというのはエラーそれからフォアボールというのがどうしても絡んでくるんですけどね。
≫この第4試合は4万人という観衆が発表されています。
その前田投手の気持ちを今度は打線につなげたいですね。
≫特に今0点に抑えたところですから。
≫6番のライトの堀本からという5回の裏です。
≫佐藤君の少しシュートするストレートがインコースにきたときに武器になってますね。
≫本来狙ったところとは違うんですがそれが逆に相手にとってはいやな形のボールになってるんでしょうか。
初めてノーアウトのランナーが出ました。
大分の明豊。
5回の裏です。
やはり、まだ制球力という意味で言いますと少し荒れてる感じがありますからね。
ここはじっくり見ていきたいでしょうね。
7番のピッチャー、前田。
ここは点差を考えますと前田さん、とにかく打ってランナーをためてということになるんでそうかね。
≫また、今の投球このボールを見ても高い、甘いところにきてるんですよね。
ですから打っていくのは全然、悪くないし当たりも全然悪くなかったんですね。
やはりこれが試合の流れというんですかね。
飛んだところが悪かったですね。
≫麻生に甲子園初ヒットが出ました。
≫今のボールが右打者のインコースにくると、シュートして非常にいやなボールなんですけど左打者であれば打ちやすいボールになってきますね。
≫9番のセンターの堂田。
非常に足の速いバッターの堂田でもあります。
落ちるボールバットが回りました。
三振6個目、佐藤世那。
5回まで0を並べてみせました。
5回を終わりました。
今日の第4試合。
8対0、仙台育英がリードしています。
では、ここまでハイライトで振り返ります。
初回、宮城仙台育英鮮やかな先制攻撃。
大分明豊の先発前田の立ち上がりをとらえました。
まず2番の青木のツーベースヒット。
3番の平沢。
風に向かって進んでいく軌道でしたが見事なツーランホームラン。
2対0。
さらにワンアウトランナー二塁から佐々木良介のタイムリーヒット。
2番からの5連続長打でさらに2点を追加して5対0として3回の表。
佐々木が初球ヒット。
それから紀伊の右中間を破るヒット2球で追加点6点目を取りました。
4回の裏の明豊。
3番の工藤がチーム初ヒットで出塁します。
しかし、4番の山中5番の杉園と三振に倒れました。
得点することはできません。
5回を終わりました。
8対0と宮城の仙台育英が大分の明豊をリードしてこのあと6回の攻防を待ちます。
放送席、解説は社会人野球日本新薬元監督前田正治さんでお伝えしております。
8対0という点差で前半を終わりましたが改めてここまでどうご覧になってますか。
≫仙台育英打線の強力さあのボールの見極めとそれから、甘い球に対する対応。
すばらしい打球のヒットばかりですよね。
その打撃というのが5回まで非常に目立ちました。
一方、明豊の前田君ですね。
いろいろ工夫しながら投球はしてきてるんですけどなかなか完璧に抑えることができない。
その1つの理由としては先ほども言いました仙台育英だせんがしっかりボール球を見極めて甘いボールをしっかり振ってくるというところにあると思うんですけどね。
ただ1つ先ほど言いましたように前田君、フォアボールがなくしっかりバッターに向かってきているという部分ですね。
ここだけは1つピッチャーとして忘れてはならないところ。
ほかの多くのピッチャーもこういう部分だけは絶対なくしてほしくないという見本になるような部分だと思いますね。
≫前田自身も去年2年生のときに肩を痛めて半年ほどボールを投げられない時期があったと聞いています。
去年の春から秋にかけてですね。
そのつらい時期を経て川崎監督は我慢することを前田投手は覚えた。
それが、けがを乗り越えた一番の収穫だと今日、試合前語っていました。
我慢という言葉が試合前に聞かれたんですが確かにピッチングの内容でも我慢して低めのボールをついていくという場面もありました。
それが生かされているところもあるかもしれません。
≫その辺りもここまで続投している監督さんの判断の1つになっていると思いますよね。
大分大会は5試合すべて1人で投げました。
最近は複数の投手をそろえて継投で勝ち上がるチームがほとんどなんですが今年の明豊、川崎監督はこの夏の大会はすべて前田に託しています。
6回の表の仙台育英は2番のセンターの青木からという打順です。
仙台育英これが14本目のヒット。
青木自身は今日2本目。
低いところへはきてるんですけどね。
≫コースは決して悪くないと思います。
≫決してそれを引っ張ることなく逆方向へ強くスイングする。
いいバッティングしてます。
≫そして今日ホームランとツーベースの平沢。
佐々木監督が平沢が打つとチーム全員が乗ってくるといっていましたがまさに打線を乗せる初回のホームランでした。
アウトにはなりましたが今のスイングは前田さんどう見ますか?≫やはり、平沢君は恐らく低いボールに対する対応は非常にうまいと思うんですよね。
ここも変化球の少し低いボールを、しっかりバットも振り上げてるみたいな感じでボールをよく飛ばす技術を持っていますね。
≫4番のキャッチャーの郡司です。
90球を超えています。
盗塁と記録上はキャッチャーの悪送球となりました。
6回の表、仙台育英はまた追加点のチャンスがきました。
大分の明豊は内野前進バックホーム態勢。
≫今の高さの変化球は本来ならばバッターは手を出しそうなところなんですが余裕を持って見逃しましたね。
≫あのコースにバッターを振らせるのがこのバッテリーの持ち味ではないかと思うんですがそこを振ってもらえませんと最後はこうなります。
内、外と投げ分け低めの変化球で打ち取る。
そのスタイルが今日は宮城の仙台育英打線になかなか通用しません。
≫やはり、ここでフォアボールがもし続くようなら交代ということも考えていいと思うんですよね。
≫5番のファーストの佐々木良介。
あの辺りの高さは確実にバットを出してきます。
背番号11の吉元が今日2度目。
投球練習場です。
背番号10の片山もすでに終えています。
それから7番をつけた山中も先ほどやっていました。
あのボールを確実に振らせることができればバッテリーとしてもずいぶん組み立てが違ってくるんでしょうが追い込んでからはなかなか振ってくれませんからね。
1点を加えました、9対0。
一塁ランナーも三塁に進みました。
その前に振らせたボールよりも高めにきました。
≫となると、こういうふうにしっかりヒットを打ってくるということですからね。
≫6番のレフトの紀伊。
タイムリーツーベースが2本ですが、これも長打。
1点を加えて10対0。
これで大会新記録の9本目の二塁打が出ました。
そして、このタイミングでピッチャーが代わります。
最後まで攻める勝負する姿勢は見せた前田投手です。
背番号11の吉元がマウンドに上がりました。
2年生です。
大分大会はすべて前田投手が1人で投げましたからこの夏初めてのマウンド。
それが甲子園です。
仙台育英の各打者がエースの前田投手のボールを見極め甘い球を確実にとらえていきました。
16安打で10得点というここまでの仙台育英の攻撃。
ただ、解説の前田さんが先ほどご指摘のようにフォアボールは2つですね、結局。
攻める姿勢は最後まで見せてくれましたね。
≫なんとか抑えてやろうというところでバッターに向かっていきましたからね。
打順は7番のライトのキャプテン佐々木柊野。
この夏、初めての投球、吉元ストライクから入りました。
大分明豊の内野はサード、ショートが前セカンドは浅め。
バックホームに備えています。
点差が離れていっても次の1点をなんとか防いでいくというその姿勢は変わっていません。
この夏、最初のバッターしかも、この甲子園で三振に吉元はとりました。
≫冷静に投げてますよね。
これだけの強打を目の前で見せ付けられたというんですかその中で、自分の投球。
このシンカー気味のボールをうまく使いますね。
≫8番のセカンドの谷津。
吉元、見事なリリーフ。
追加点は許しませんでした。
しかし、6回の表宮城の仙台育英高校2点を加えて10対0としました。
なお、これで宮城の仙台育英高校1試合チーム二塁打大会記録の9本目を放ちました。
それから、紀伊選手の1試合3本の二塁打というのはこちらは大会タイ記録。
26人目の記録だそうです。
チームとしては大会新記録9本の1試合の二塁打を仙台育英高校は放ちました。
しかし、吉元投手のリリーフは見事でしたね。
≫本当にこの夏初めての舞台が甲子園。
目の前であれだけの強打を見せ付けられながら自分の投球を冷静に行いましたね。
ナイスピッチングでした。
≫大会タイ記録、個人1試合3本の二塁打という紀伊です。
まだ回は、これから6回の裏の明豊の攻撃。
仙台育英は3イニング残っていますからあるいは記録更新という期待が高まってきます。
大分明豊なんとか1点を返したいですね。
≫まずは1点を取りたいですね。
≫この回は1番からという好打順。
180cmの上背があります。
長身のショートストップ大庭です。
≫ここまで佐藤君、ストレートが主体で投げてきていますのでこのフォークボールをあまり多投してませんので。
よく粘りましたね、紀伊君も。
≫内野の照明塔には明かりが入っています。
今、少し空がまだ明るさは十分残っていますが徐々に薄暗さも増してきているという状況で外野手はフライが見づらい時間帯に前田さんこれから入っていきますね。
≫そうですね。
≫3番サードの工藤です。
≫先ほども少しフォークが少ない話をしたんですけどその分、佐藤君疲れているんですかねひじに対する不安もいつもよりも少ないと思うんですよね、この試合。
あとは故障によって6月から1か月投げ込んでいないので腕の疲れというのは心配ではあるんですけども。
≫7つ目の三振です。
≫この場面でも恐らく今まででしたらフォークボールという攻めだと思うんですけど今日は本当にストレートを多く投げ込んでいっていますね。
≫これが大分の明豊の各打者の裏をかく形になってるんですね。
≫遅れさせてるといいますかね。
≫6回終わりました。
10対0、宮城の仙台育英が大分の明豊をリードしています。
宮城の仙台育英に応援メッセージが届いています。
東京都の40代の女性です。
宮城に住んでいる期間よりも東京での生活のほうが長くなりましたが甲子園は必ず宮城県代表を応援しております。
佐藤投手のピッチングと強力打線で深紅の優勝旗を宮城へ。
頑張れ!仙台育英。
それから宮城県の40代の女性。
私は仙台育英の卒業生です。
89年の準優勝時にずっと球場に応援に行っていました。
今度こそ優勝してほしい。
今年の育英の皆さんならできる。
そう信じてテレビの向こうから応援していますといただきました。
ありがとうございました。
7回の表は9番のピッチャー佐藤世那からという打順です。
仙台育英、過去の準優勝あの1989年大越投手を擁しての準優勝がありました。
宮城県勢としましては2003年に今度は東北高校がダルビッシュ投手を2年生エースで起用して準優勝というのがこの夏の大会の最高成績です。
悲願の優勝旗を東北の地にというのが東北の各チームの合い言葉だと思います。
今日、冒頭ご紹介しましたが甲子園球場の正面入り口の外に歴代の優勝校の校旗が掲げられています。
全部で60校あります。
そこに新たに旗を加えたいと選手たちも思っているでしょうしファンの期待も先ほどのメッセージから感じました。
≫特にこのチームは神宮大会で優勝したりしていますから十分、力のあるチームですからね。
≫チームとして10本目の二塁打が出ました。
大会記録を更新するさらに塗り替えていく。
10本目のツーベースヒットです。
回は7回の表。
大分明豊の反撃も、しかしまだ7、8、93イニング残っています。
3番のショートの平沢。
この回も続投した吉元選手が0に抑えました。
7回の表終わって10対0。
宮城の仙台育英高校10点リードです。
すばらしい打球ではありましたがファーストの杉園がよくつかみました。
今度は大分の明豊高校にいただいた応援メッセージをご紹介します。
大分県の女性です。
今年、高校野球のファンになりました。
高校最後の夏に高校野球を好きになれて本当によかったと思っています。
大分大会での活躍を見てすごく勇気をもらいました。
強豪校との試合にはなりましたが信じています。
頑張ってください。
それから同じく大分県の女性です。
明豊高校の野球部の皆さん全力を出し切ってぜひ勝利を勝ち取ってください。
私と同い年の球児が精いっぱい戦う姿は本当にまぶしいです。
高校は違うけど家族と一緒に心から応援をしています。
頑張れ!頑張れ!といただきました。
あと3イニング頑張っていただきましょう。
≫存分に力を見せてほしいですね。
≫4番の山中からという7回の裏です。
≫仙台育英は内野の守備もよく鍛えられていますね。
≫なかなか穴を見せません。
キャプテンの米安が代打で登場しました。
大分大会では2回戦で代打で同点タイムリーを放っています。
2打数2安打打点1。
≫ここはキャプテンが明豊に勢いをつけてほしいですね。
≫代打キャプテン甲子園初打席、米安。
当たりはよかったんですけどね。
≫よくついていったんですけどね。
≫ただ、佐藤世那の反応も見事です。
6番のライトの堀本。
先ほどご紹介した夏の大会の優勝校の校旗60校。
その中には、1972年大分のつくみ高校も含まれています。
大分県勢のこの夏の大会の優勝はその1回。
代打、黒岩が出てきました。
ピッチャー、吉元という打順です。
大分大会は2打数ノーヒットでした。
初めての甲子園の打席です。
甲子園初打席で初球から振っていきました。
≫やはり代打で出たバッターがまず必要なことですよね。
初球から振りにいくというのは。
≫今、球審の橘がボークを宣告しました。
途中でモーションをやめたか…。
≫ということだと思いますけどね。
≫代走、田代が起用されました。
1点返しました、大分明豊!7回の裏、10対1。
代打の黒岩が甲子園初打席で見事にタイムリーヒットを放ちました。
セカンドの谷津もグラブには当てているんですが球の勢いが勝りました。
≫明豊とすればセカンドランナーを代えて10点差でありながらなんとか1点を取りにいったというところで1点が入ったということでこれから、このあともつないでいってほしいですね。
≫仙台育英は背番号14をつけました佐々木啓太が佐々木監督の指示を伝えにマウンドに行っています。
点差は、まだ9点リードを持っているんですが、ただこの甲子園というところは本当に何が起こるか分かりませんからね。
≫1つ、勢いに乗るとどこまでも乗る。
また崩れだすとどこまでも崩れるというのがよくありますからね。
≫高校野球100年という歴史を刻んでくる中で何度も大逆転劇はありました。
8番のキャッチャーの麻生です。
バッターボックスの麻生は今日すでにヒットを打っています。
≫ライトの佐々木柊野の正面でした。
スリーアウト。
すばらしい打球でした。
7回の裏、大分の明豊高校が1点を返しました。
7回終わりました。
10対1。
宮城、仙台育英のリードは9点と変わっています。
代打の黒岩甲子園初めての打席で初球から振っていく。
その姿勢があのタイムリーヒットにつながったでしょうかね。
≫ナイスバッティングでしたね本当に。
1点を返した大分の明豊。
反撃のイニングはまだあと2イニングあります。
3人目のピッチャーの片山がマウンドに上がりました。
やはり大分大会でのこの夏登板の実績はありません。
先ほども同じく、この夏初登板の吉元が見事なリリーフを見せましたからね。
3年生の片山です。
高校野球放送はこのあと6時からはEテレでの放送です。
今、時刻は5時57分になっています。
このあと6時からはEテレでの放送となります。
それから、代打の米安がファーストに入りました。
代走の田代がライトのポジションに入っています。
代打の米安がファーストです。
4番の郡司からという8回の表の宮城仙台育英の攻撃です。
ライトに代走、ホームを踏んだ田代が入っています。
2人目、吉元。
そして、3人目の片山。
いずれも代わって最初の打者をアウトにとりました。
5番、ファーストの佐々木良介。
本当に明豊高校のリリーフ陣が吉元、片山といずれもこの夏初登板。
しかもこの甲子園のマウンドなんですが先ほどはヒットになりましたけれども非常に落ち着いていますね。
≫本当に落ち着いて自分の投球をしてますね。
≫6番のレフトの紀伊。
紀伊は今日、これで二塁打が3本。
シングルヒットが1本です。
高校野球このあと6時からはEテレでお伝えします。
2015/08/09(日) 13:05〜18:00
NHK総合1・神戸
第97回全国高校野球選手権大会 第4日[SS][字]

第3試合「滝川第二」対「中越」 【解説】大矢正成,【アナウンサー】杉澤僚 第4試合「明豊」対「仙台育英」 【解説】前田正治,【アナウンサー】冨坂和男

詳細情報
番組内容
第3試合「滝川第二」対「中越」 【解説】大矢正成,【アナウンサー】杉澤僚 第4試合「明豊」対「仙台育英」 【解説】前田正治,【アナウンサー】冨坂和男 〜甲子園球場から中継〜 <中断>(3:00)−(3:03)[字]ニュース 第3試合終了後番組案内(2分) [6:00からEテレにつづく]
出演者
【出演】【解説】大矢正成,【アナウンサー】杉澤僚,【解説】前田正治,【アナウンサー】冨坂和男

ジャンル :
スポーツ – 野球

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