生字幕放送でお伝えします≫今日もすでに満員通知が出ている日曜日の甲子園球場です。
大会4日目第1試合まもなく始まります。
春夏通じて初出場、三重の津商業。
3年ぶり21回目の夏です和歌山の智弁和歌山の対戦です。
慶応義塾大学の元監督鬼嶋一司さん。
解説としてお話しいただきます。
アナウンサー、星野圭介です。
鬼嶋さんよろしくお願いいたします。
先攻が津商業です。
両チームとも地方大会のときとオーダーを大きく変えてきていません。
智弁和歌山は齋藤そして津商業は坂倉両エースピッチャーの先発です。
すでに多くのファンが詰め掛けている甲子園。
サウスポーの齋藤です智弁和歌山の先発。
和歌山大会4試合投げて32イニング。
そのイニングより多い36の三振を奪って失点はわずか3という好成績でした。
初出場の津商業。
これが甲子園に立つ初めてのバッター、小河内。
初球から打っていきました。
好プレー!初球を打って、いきなりヘッドスライディングを見せました。
積極性というのは感じられましたけれどもね。
≫初球から打っていくことはいいことだと思いますね。
≫2番、センターの前田です。
左バッターが先発の中に6人いるというのが津商業の特徴です。
このサウスポーの齋藤との対戦この辺りも1つ見どころになるでしょうか。
≫そのとおりですね。
なかなか、初出場ですと初回、バットが振れないんですよね。
ベースに近く立って外側のボールここに意識を持っていってますね。
≫1つ左ピッチャーに対する対策というところとみていいんでしょうかね。
≫そのとおりですね。
≫4割7分4厘という好成績を残したのは三重大会。
齋藤はインコースを突いていく投球が、みずからのスタイル。
そんな話もしています。
最後のボールは少し外に逃げていきましたね。
≫スライダーですね。
≫このボールが、1つ齋藤にとっては決め球になるボールだそうですが。
≫今の上からの映像もそうですがバットは届いていませんよね。
3番バッターの松葉も初球打ち。
スリーアウト。
1回、津商業は三者凡退得点がありません。
齋藤がすばらしい立ち上がりを見せました。
これから智弁和歌山の攻撃が始まります。
放送の解説は慶応義塾大学の元監督鬼嶋一司さんです。
鬼嶋さん春夏通じ初めての出場の津商業と春夏通じて32回目という智弁和歌山。
対照的な両チームの対戦です。
≫ですから津商業としては攻めていきたいですね。
ですから初球、先頭バッター振りますよね。
緊張感を解くためですけど前半戦はどうしても緊張感のある攻めに入っていきますよね。
だからこそ前半の失点を2点ぐらいで止めたいですね。
そうすると、緊張感がなくなって本気で攻めていける。
そんな気がしますよね。
一方、智弁も攻めに入ってくると思います。
前半から本気で攻めてくると思います。
ただ2点以内のリードだと後半、受け身に回りますよね。
このときが津商業としては最大のチャンスだと思いますね。
ですから追いかける展開。
最少失点で追いかける展開こういうふうに津商業は持っていきたいと思いますよね。
≫津商業のエースの坂倉です。
5試合投げてきました。
36イニング投げています。
ヒットを打たれるんですが粘り強いピッチングを見せてきています。
非常に直球、そして変化球ともいいピッチャーという話も聞いています。
この坂倉の立ち上がりというのも、ですから非常に大きなポイントになってくるでしょうね。
≫特に打たせてとるタイプのピッチャーですので津商業のバッグがしっかり守るということこれが大事です。
何しろ初出場ですから非常に緊張感はあると思いますね。
≫智弁学園の1番はセンターの野口。
智弁も1番から3番まで左バッターが続きます。
直球、スライダーカーブ、チェンジアップなどがあります。
≫2球のストレートにバッターはまず動かなかったですね。
≫そして変化球にスイングしてきました。
≫バッテリーが智弁が何を狙っているか。
この辺を見て前半のゲームを作っていきたいですよね。
スリーベースヒット!ノーアウト三塁。
バッティングも見事でしたが三塁も思い切っていきましたね。
≫本当にいい走塁でしたね。
≫打っていったのはスライダーでしょうか。
≫スライダーですよね。
やはり、1球、2球ストレートにバットを動かさなかったですよね。
≫ノーアウト三塁。
そして、ここからもちゅうちょがありませんでした。
足の速い野口です。
先制のチャンスは夏は3年ぶりの智弁和歌山。
内野は前進守備ではありません。
守り方を見ますと1点は最悪やむなしと。
そんな見方にも見えますが。
≫そのとおりです。
初回ですしね。
まだ津商業のバッテリーが智弁が何を狙っているか気が付いてませんよね。
変化球を打ってきますよ。
≫積極的にスイングしてきます。
連打で先制。
智弁和歌山、1回の裏。
ともに左バッターがレフト方向へのバッティング。
≫見事なバッティングですよね。
ただこの映像を見てもそうですが変化球をある程度、待っているんですね。
ですから、少しポイントが近いでしょう。
ですからこのヒットを相手のバッテリーが津商業のバッテリーがどう読むかですね。
≫左バッター、もう1人3番の山本。
その狙いに気付いてストレート中心のピッチングにしていきたいところですか。
≫できれば胸元も使いたいですよね。
かなり山本を警戒している津商業。
外野も深め。
センターにボールが抜ける。
ランナー三塁へ。
キャッチャーのエラーが記録されました。
鬼嶋さんが危惧されていた内野の守備のミスが出てしまいましたが。
≫さすが智弁ですよね。
まさに初回から本気で攻めてきてますよね。
≫記録は盗塁とキャッチャーの悪送球。
ここもノーアウト一塁という場面3番バッターというところですが果敢に走ってきました。
≫智弁はピッチャーの齋藤君が非常に安定してるので今年の智弁はスクイズを使ったり手堅く攻めるんですよね。
要は失点が計算できますのでね。
その中で大胆に動いてきたでしょ。
これは、攻めるというベンチの意思表示ですよね。
≫早くも1回目の守備のタイムを取ったのは津商業。
キャプテンの花井が行きました。
三塁ランナー、かえってきます。
2点目。
そして、二塁へ向かう。
ツーベース、3連打。
スリーボールから振ってきました。
≫ストライクをとりにいった球でしたね。
ですからこの辺もバッテリーの読みなんですよね。
インコース寄り、それも厳しいコースではあるんですがどうですかね。
≫これは、スリーボールなのでストレートでストライクをとってくるだろうという読みの中であれだけ厳しいボールを振ってきましたよね。
≫4番の西山。
ここから右バッターの智弁和歌山です。
≫右バッターを迎えて今度はどう攻めてくるかですね。
≫できればストレートを中心にインコース、アウトコース投げ分けてほしいですね。
≫そのリードができるか。
≫明らかに変化球狙いですよね。
あのスライダーは振ってきますので。
≫かなり大きく逃げていくボールですね。
≫逆にツーストライクをとられていますのでこれは、ストレートも変化球も打ってきますからね。
ですから、タイミングを遅く取ってますよね。
変化球もある程度打てるように。
≫いずれもここまでは外のスライダー。
もう1球。
≫だからこそインコースのストレートは詰まるんですよね。
≫バッテリーとしてはこのカウントで1球使いたいところですか。
≫できれば内をつきたいですね。
≫当たりました。
デッドボール。
≫今のはしょうがないと思いますよね。
非常に難しいボールを投げましたよね。
≫攻め方としては狙いどおりだったかもしれません。
≫決して間違ってないと思いますね。
≫力のある中軸が続く智弁和歌山。
まだノーアウトです。
5番の春野。
鬼嶋さんから2点くらいでというお話がありましたが次の1点というのは阻止したいところでしょうね。
≫そのとおりですね。
それと今初球から難しい変化球を振ってきていますよね。
これは見抜いてほしいですよね。
≫今、ストライクをとれたのは大きいですね。
≫そうですね。
どう勝負するかですね。
≫追い込んだキャッチャーは増岡そして坂倉。
バッテリーとしては、勝負球もスライダーという考え方もできますか。
≫裏をかいてねストレートを思い切って内につく。
これもありますよね。
ランナーは三塁へ。
ツーアウト、ランナー、三塁。
ここはしっかりとダブルプレーをとることができました。
≫当たりはよかったですね。
ストレートですよね。
ある程度、張っていた。
それと、ちょっと緊張感がありますね。
≫6番の高垣。
ここで次の1点が入るかどうかというところはまだ初回ですが、1つ大きなポイントになりそうです。
今大会、初回のリードを守りきって勝つというゲームが多々あります。
3年ぶりに夏、智弁のCの文字が帰ってきました、甲子園。
スリーアウト。
3点目は与えませんでした津商業。
しかし、智弁和歌山は3連打で2点先制です。
それでは初めて甲子園に津商業の校歌が流れます。
≫びっしりと入りました。
控えの部員が体をそらすように大声で校歌を歌うのが印象的でした。
日ごろの練習から毎日こうしているそうです。
大正9年の創立。
昭和29年に校名変更、津商業となりました。
初めての甲子園。
4番のレフトの辻からです。
2番、3番、4番と左バッターの津商業。
この齋藤のここまでのピッチング立ち上がりというのは、鬼嶋さんどう映っていますか。
≫やはり、いいですね。
スライダーもやはりキレがいいですよね。
≫1m77cm。
学校として初めてのヒット。
≫よく打ちましたね。
ちょっとスライダーが肩口から真ん中へ入ってきましたよね。
それを見逃さずに逆方向に打ちましたよね。
うまかったですね。
≫こういったバッティングが1つ求められるところになってくるでしょうかね。
≫ですからやはり高めのボールですよね。
できればベルトから上に視線をつけてそこを狙っていってほしいですね。
≫5番ショート江川は2年生です。
左ピッチャーは三重大会から対戦が多くて、対策は十分にしてきたということを宮本監督は話していました。
2点差がありますけどもここはどうしてくるでしょうか。
5番ですけれど。
≫左ピッチャーなので堅くセカンドへ送るというのも1つの戦法だと思いますね。
≫犠打も多いという津商業です。
バッテリーとしてはここもバントさせない狙いですか。
≫そうですね。
なかなか胸元のストレート速いですよね。
ファースト、サード。
特にサードの奪取というのも速い智弁和歌山の守り。
37歳の宮本健太朗監督が率いてこの甲子園にたどり着きました。
ここは1球、見てきましたね。
≫見ているとは思いませんよね。
ツーボールでもバントをやるべきですよね。
≫このカウントになって切り替えてくるでしょうか。
≫可能性はありますけど左ピッチャーですのでバントの確率のほうが私は高いと思いますね。
≫リードはそれほど大きくありません、一塁ランナー。
機動力を絡めてくるというのもチームの持ち味だそうです。
ランナースタート。
動かしてきました。
ノーアウト一塁というケースですけれどね。
≫大胆に攻めましたね。
これも津商業の緊張感をこれを取るために手堅い攻めよりも大胆な攻めに転じましたね。
≫少しでも早くみずからのリズムに乗せていきたい。
そんな狙いもありますか。
追いついた、見事なプレー!セカンド、滝本!攻守!≫これは大きなプレーですよね。
≫落ちていれば弱い当たりでしたからあるいは一塁、三塁かとも思いましたが。
≫それとやはり主導権を渡しませんよね。
智弁が。
今のは落ちていれば流れが変わったんですけどね。
≫6番の高橋。
攻めている姿勢というのは守備からも感じられる智弁和歌山です。
≫そうですね、本当に攻めながら守ってますよね。
≫ここから左バッター2人という津商業。
チーム打率は3割4分6厘。
つないでつないで得点を取ってきます。
下位打線ですが4割2分9厘という成績を残してきました。
この外角の変化球に対しての対応左バッターどう考えたらいいですか。
≫やはりベースに近く立っていますでしょ。
それでいいと思うんですよね。
ただ、今みたいに引っ張りますと思うつぼですよね。
≫先ほどの4番の辻のような意識というところ。
≫そうですねショートの頭ですよね。
≫ストレート、133キロ。
≫いいボールですね。
なかなか、あのボールはバットも届かないですよね。
≫かなり左バッターからは遠いところにストレートではありますが逃げていくようなボールに見えます。
≫それと、この齋藤君のボール左バッターとしては背中からくるような感じ。
ちょっと怖いですよね。
怖さがありますね。
≫横からのバッティングですが。
≫やっと届いたという感じですよね。
≫三振。
2つ目の三振です。
決め球として、同じ外角にこのスライダー。
≫ストライクからボールに逃げていく球。
バッターはやっぱりストライクの感覚で打ってきますのでね。
≫6月辺りからフォームが固まって状態が上がってきたという齋藤。
≫やはり、ストレートの力、キレ変化球のコントロール安定感がありますよね。
≫セーフティーバントの構えを見せてきました。
揺さぶりというところも津商業としては大切になってくるんでしょうか。
≫もちろんそうですね。
≫先ほどはランナーを動かしてという場面もありました。
≫それとチャンスをどのバッターに持ってくるか。
その辺の見極めですよね。
9人が全員打てるとは限りませんのでその中のラッキーボーイ。
打てるバッターを探すということこれも大事ですよね。
≫終盤にいきますとそこにチャンスを作りたいという狙いですか。
≫そのとおりですね。
それだけに失点を最少失点に食い止めたいですよね。
≫左ピッチャーとの対戦経験は多いという津商業です。
ランナーを動かしてくるということはどうでしょう。
ここは動きなしで三振。
≫やっぱり動く前に追い込まれる。
動けないように仕組んできますよね。
≫それでは3年ぶりに流れます智弁和歌山の校歌です。
テレビの前で口ずさんだという方もいらっしゃるかもしれませんがおなじみの校歌。
昭和53年の創立。
54年に野球部ができました。
その年は和歌山代表でいいますと箕島が星稜と延長18回の戦いなどがあって春夏連覇をした年。
ただ、そこから昭和62年からは智弁和歌山初出場以降成績を伸ばしてきました。
≫今、初球のストライク打ってきたでしょ。
当然、狙いボールは変えてきますのでね。
津商業のバッテリーはどう見抜くかですよね。
1イニングずつ違いますねそれは。
≫今度は初球から打ってきましたね。
速いボールを。
初回は変化球を中心に打ってきた智弁和歌山です。
8番の大石。
≫その辺の野球というのは読み合い心理合戦ですよね。
≫球の状態というのはピッチャーの坂倉どのようにご覧になりますか?≫さほど悪いとは思いませんね。
≫ツーボールワンストライクから変化球を使ってきました。
≫ただピッチャーもやっぱり緊張しながら攻めていますよね。
≫ちょっと球が高くなりました。
≫緊張しながら攻める。
言い方を少し変えますと恐る恐る攻めている感じですね。
恐る恐るをとりたいんですよね。
津商業としては。
バッテリーも含めて。
≫早く甲子園に慣れることそして、みずからの野球ができる。
ラストバッターピッチャーの齋藤。
非常に2年生が多いチームで津商業は内野手は全員2年生です。
5人の2年生が入っています。
この位置に構えました。
今、1球後ろに構えたというのは。
≫1球、ボールを見たということですね。
≫今度は振ってきました。
≫齋藤君もきっとバッティングはいいと思いますよ。
≫和歌山大会では5割4分5厘。
見逃し三振。
スリーアウト。
この回は三者凡退。
しっかりと抑えました。
これでリズムに乗っていくことができるでしょうか初出場の三重の津商業です。
それでは津商業の花井大輔キャプテンにチームを紹介してもらうことにしましょう。
≫津商業高校野球部主将花内大輔です。
今年のチームはバッテリーを中心とした粘り強い野球が売りです。
勢いがあれば、どんな展開からも相手を圧倒できる力を持っています。
甲子園では三重大会で見せた粘り強さと勢いを全面に見せ付けたいと思います。
甲子園でも全力!≫シャー!≫粘り強さ、勢いという話をしてくれました。
そのとおりの戦いを三重大会でも見せてきました。
準々決勝は松阪商業に8対5準決勝は4対0、四日市工業そして決勝、いなべ総合は9回ワンアウトランナーなしまで2点差を追いかけましたがそこから連打。
そして逆転をしてこの甲子園を勝ち取ったという津商業です。
粘り強い野球を甲子園でもしたいというところは選手、監督ともにあるようですね。
8番の坂倉からです。
≫特に決勝では9回に2点差をひっくり返してますからね。
予選で。
≫今日も1〜2点追う展開になってもむしろそれを自分たちのペースと考えていきたいということを宮本監督も話していました。
≫やはり守るより、逃げ切るより追いかけたほうが気持ちとしては攻めに転じられますよね。
≫初めてつかんだ甲子園。
落としました。
これは左バッターには今、投げたのはチェンジアップでしょうかね。
≫スライダーですね。
右バッターにはスライダーをだいぶ投げますね。
≫失礼、右バッターに対して今、スライダー。
外角から使ってきましたね。
その前には同じバッターに対してチェンジアップも見せてきました。
三振。
一転、インコースに厳しいボールです。
≫非常に角度のあるボールですよね。
打ちたくても手が出なかったそんなすばらしいボールだったですね。
≫早くも4つ目の三振になりました。
ラストバッターのキャッチャーの増岡。
91人の部員がいます。
これで打者9人が1打席入りました。
これから打者は2巡目。
どう最初の打席を生かしていくのかというところも注目になってきます。
1番の小河内。
強い当たりはセンター正面でした。
しかし、今はとらえたバッティングになりました。
三者凡退で終わりました津商業3回の表です。
今度は智弁和歌山西山統麻キャプテンにチームを紹介してもらいます。
≫智弁和歌山高校主将の西山統麻です。
今年の智弁和歌山は守備からリズムを作り粘り強い野球をすることが特徴です。
その特徴を生かし、甲子園では1勝でもできるように頑張ります。
絶対勝つぞ!≫よし!≫例年ですと強打のチームという印象があるんですがキャプテンの口からはまず守備からリズム。
粘り強くという言葉が出てきました。
≫ですから得点パターンも従来の智弁は前半、ビッグイニングを作る。
要するにバントをしないでですね。
そういう攻め方だったですけどこの予選を見ても決勝戦でスクイズを前半使って。
というのは齋藤君というピッチャー大黒柱がいるということ。
失点を計算できるということ。
そういう面から勝つために守りを固めて1点を取る。
そういう野球のスタイルに変えてますね。
≫今年の和歌山大会は強豪チームが多かったんですがその中で接戦を競り勝ってきたという智弁和歌山です。
この回は1番の野口から。
≫このイニングも智弁バッターが何を狙っているか球種ですよね。
≫先ほどは変化球をとらえたスリーベースでした。
第1打席に続いてスイングしていきました、変化球。
2番の滝本は先ほど先制タイムリー。
バッテリーとしても先ほど変化球を打たれたという意識は当然あるでしょうね。
≫もちろん残ってますよね。
≫今度はインコースに。
左バッター、インサイドスライダーを投げてきました。
スライダーはかなり自信があるボールのようです。
先ほど三者凡退に打ち取ってリズムに乗っていけるかという3回の投球。
厳しいコース。
いいボールではありますが。
≫このイニングを超えますと少し落ち着いてくるんですけどね。
≫今、すっと沈んだように見えましたが。
≫チェンジアップですね。
≫いい落ちをしました。
バッターは3番の山本。
山本も先ほどタイムリー。
インコース使ってきましたね。
≫胸元のボールはいいですね。
≫第1打席は山本に対しては外角中心の入りでした。
スリーアウト。
1番から三者凡退に打ち取りました。
これで流れに乗っていけるか。
≫このイニングはうまく攻めましたね。
少し落ち着いたでしょうか。
≫それでは、これから攻撃に入る津商業のふるさと津市をご紹介しましょう。
≫豊かな川の水に恵まれてきた津市。
江戸時代、城造りの名人として名を馳せた藤堂高虎が津城を改修し、城下町を整備。
発展の礎を築きました。
かつては、うなぎの養殖が盛んでした。
今も20軒のうなぎ専門店があります。
1人あたりのうなぎ消費量が日本一になったことも。
津商業への期待はうなぎ登りに高まっています。
≫津市からの出場。
去年は三重高校が三重県勢といいますと決勝に進出しました。
その三重高校に次ぐ活躍なるか。
地元の期待も高まっています。
2番からの攻撃です、津商業いい形で攻撃に入っていきます。
この前田が4割7分4厘。
そして3番の松葉も5割を超える打率ということでこの2番、3番が津商業にとっては大きなポイントゲッター。
チャンスを作れるかというバッターです。
バッテリーとしてもそこを警戒したいという狙いも、話をしていました。
≫先ほどのボールもインコースのボールうまく逃げましたけどね。
あのボールをよけられるというのはやっぱり、かかと体重なんですね。
ですから、外側のボールはかなり遠く見えると思いますよね。
≫かなりバッターボックスではベースに近い位置に立っていますがそれでも遠く見える感じですか?≫要するに体重がかかとにかかってしまっていますのでちょっと腰が引けてるような状態だと思います。
背中からボールが入ってきますので。
ですから、左バッタークローズに構えてますけれどオープンに構えてもいいんですよね。
要するに右足を開いて背中からくるボールに対して入ってこいという気持ちでね。
それで踏み込む。
そうすると、そんな怖さはないと思うんですよね。
クローズに構えてますでしょ右足が。
≫右足が前ですね。
むしろ、そのほうが見やすさもある?≫そうですね。
開いていれば、左からのボールがよく見えますので。
怖さがないと思うんですね。
外に対するボールへの対応はそのときはどうなりますか?≫その中で踏み込んでいかなきゃですね振るときには。
≫珍しい守備のミスが出ました。
ピッチャー齋藤のエラー。
ノーアウト、ランナー、一塁。
2点を追いかける4回の表の津商業。
今どうしましたかね。
≫ちょっと簡単にいきましたよね。
≫ただ津商業としては2回に次ぐノーアウトのランナーで中軸、3番のファースト松葉。
≫松葉君のほうが右足を開いてますでしょ。
だから怖さがないですね左ピッチャーに対する。
≫2点差ありますが…。
ここの狙いはランナーを進めてこようということですか。
≫私は、それでいいと思います。
次の辻君がセンターへヒットを打ってますでしょう。
ですからまず1点セカンドへ堅く送りたいですよね。
≫鬼嶋さんからは打てるバッターは誰なのか。
そこにチャンスを回したいという話をされていましたね。
さまざまな攻撃、ここはチームの中でも最も打率の高い松葉ではありますがどう攻めてくるか。
しっかり決めたかったなという表情が見えました。
≫近かったですね、ポイントが。
≫この辺りはまだ当然バッターボックスの中でも緊張感はあるでしょう。
≫バントもヒッティングポイントとして、へその前ですね。
≫そこでやることが一番、確率としては決まりやすいですか。
≫キャッチボールでもそうですがボールをとるのもへその前ですから。
野球はすべてへその前。
一番ボールが見やすいですよね。
≫スリーバント失敗。
記録は三振です。
≫ベンチとしては4番、ここでかえしたい。
ここへチャンスを持っていきたいという表れだったと思いますね。
攻め方としては間違ってないと思いますね。
≫ランナー、一塁で先ほどチーム初ヒットの4番の辻。
スライダーをとらえました。
当然、バッテリーとしても慎重になるかと思います。
≫辻君はヒットを打ったせいもあって齋藤君のボールを怖がらないと思いますね。
若干、オープンに立って踏み込んできますね。
右足のステップですよね。
踏み込みますね。
≫これですと開いて構えても十分に強い打球が打てると。
≫そうなんです、開いて構えて踏み込む。
やはりきちっと振れますよね。
彼の場合は。
スイングができますよね。
だからファウルになるんですけどあれがスイングができないと90度の中に入りますよね。
要するに、それだけスイングが弱いですから。
≫先ほどはバッターが中軸というケースでもランナーを動かすという攻撃もありました。
ただここはワンボールツーストライク。
これはミスが出た。
二塁、セーフだ。
このイニング、2つ目のエラー。
ショートの高垣に記録されました。
≫やっぱり打球が低くて強いですよね。
それと今、ワンアウト一塁ですからダブルプレーを狙ってベースに近かったですがあれはセカンドだったら抜けている打球ですね。
≫グラブに当ててというところはありましたけれども。
ここで守備のタイムを智弁和歌山が取ります。
≫ちょっと、やはり動揺しますよね。
スリーバント失敗でいったんピッチャー落ち着いたんですけどここでまたちょっと動揺しますよね。
逆に津商としてはチャンスです。
背番号14の岡崎が行きました。
69歳になりました高嶋仁監督。
5番の江川は先ほど落ちるかどうかというセカンド後方へのフライでした。
バッテリーとしてはダブルプレーがほしいところ。
≫そうですね。
インコースで詰まらせて三遊間へゴロを打たせたいですよね。
≫外野はほぼ定位置。
僅かに前か。
ホームイン!学校として初めての1点!5番の江川のタイムリー。
≫うまく打ちましたね。
この1点は大きいです。
スライダーですよね。
スライダーの分だけスピードが遅くて差し込めませんでしたよね。
≫しっかりととらえていきました。
そして、ワンアウトからですが積極的に回っていきました。
≫サードコーチもいい判断しましたね。
≫三塁コーチなども専門の選手が務めてチーム力を高めているという津商業。
6番の高橋です。
積極的にきます。
≫この1点で先ほどから申し上げている緊張感の中の攻め。
恐る恐るというのが取れましたね。
取れていると思います。
≫津商業としてはみずからのリズムになってきそうですね。
≫本気で攻めてくると思いますね。
≫高い打率を地方大会でも残してきました6番の高橋。
アルプスにも元気が出てきました。
何かしっかりとスイングができている高橋もそんな印象があるんですが。
≫そのとおりですよね。
スイングになってきましたよね。
肩の力が抜けて地に足がついてきましたよね。
≫智弁和歌山としては逆にどう立て直していきましょうか。
≫とにかくピッチャーが切り替えること。
それ以外ないですよね。
少しずつボールが甘くなっています。
≫高め。
これは力がありました。
手が出てしまいました。
なかなか力のあるボール見極めはどうでしょうか。
≫完全なボール球ですけど。
でもね、初回に比べたらやっぱり振れていますよね。
きちっとスイングができてますよね。
≫7番のライトの栗谷。
ランナースタートアウト!ここは機動力で仕掛けてきましたがよく落ち着いていましたキャプテンの西山です。
スリーアウト。
≫奇襲ですよね。
緊張感を取るために大胆にいきましたがキャッチャーの西山君がよく防ぎましたね。
≫智弁和歌山のふるさとをご紹介することにしましょう。
≫江戸時代に徳川御三家と呼ばれた紀州藩。
和歌山城が和歌山市のシンボルです。
今年の和歌山は、この夏高校生のスポーツの祭典全国高校総体。
そして、秋には紀の国わかやま国体。
障害者のスポーツ大会紀の国わかやま大会とスポーツイベントが続きます。
≫秋までさまざまなスポーツイベントで地元が盛り上がります、和歌山。
3年ぶりの出場。
このCの文字も久々に甲子園で見られます。
そしておなじみのブラスバンドの音楽。
何か夏の1つの風物詩といいますかそれくらい、この甲子園で活躍してきました智弁和歌山。
≫迫力がありますよね。
≫4番のキャッチャーの西山から。
先ほどダブルスチール阻止がありました。
≫津商業も三者凡退で自分の攻撃のリズムを作りましたけど今度は智弁ですよね。
智弁も、みずから守りで失点をしなおかつ、いい守りで失点を防ぎこの回に入ってきていますのでね。
フェア。
西山、二塁まできました。
セーフ。
ノーアウト、ランナー二塁。
すぐにノーアウトで得点のチャンス。
このバッティング。
≫いいバッティングですね。
肩口から入ってきた変化球きちっとためてフルスイングです。
脇がしまっていていいバッティングですね。
≫小技なども使ってという智弁和歌山ですがやはり中軸のバッティング力はありそうですね。
≫そのとおりですね。
≫5番のファースト、春野。
≫それとよく高校野球で守りからリズムを作るという。
守りからリズムを作って攻めへ転じるというその象徴的なシーンですよね。
≫そうしますと1点かえして津商業の流れにもなりかけたようにも見えましたがまた…。
≫先ほどダブルスチールを阻止したことによって守りからリズムを作ってきましたよね。
≫ちょっと変化球が高めに入っていますよね。
特にこういう大型のバッターはやはり変化球高めに入りますと一番打ちごろの長打になりやすいボールになりますよね。
≫ピッチャーの坂倉としては気をつけなければいけないところですね。
よくとりました。
≫よくとりましたね。
特に今日みたいに、お客さんがたくさん入ってますでしょう。
後ろが白なんですよね。
その中に白球が吸い込まれていくんですね。
よくとりました。
≫ライト、栗谷も2年生。
慣れない環境かとも思いますけども。
今日は風はほとんどありません。
第1試合の甲子園球場。
6番の高垣。
ワンアウト、ランナー、三塁で内野は極端な前進守備ではありません。
津商業の守りの考えとしてはどうですか。
≫やはり5回で2点差。
その辺が攻撃を仕掛けられる点数だと思いますよね。
とっている、これも見事。
ライト栗谷、連続の好守!≫いい守りですよね。
≫ヒット性の打球ですが。
≫ボールの先っぽでしょう。
≫沈んでいったようにも見えましたね。
≫非常に難しい打球です。
≫そこを好守で守り立てます。
守りもリズムが出てきました。
智弁としてはこの1点をこのランナーをかえせるかがポイントになりそうです。
今、2人のバッターいずれもライト方向に強い打球でしたね。
右バッター。
≫犠牲フライを打てるようなボール。
要するに逆方向に打ってきましたね。
≫バッテリーとしては外角攻めでいいですか?≫このケースはちょっと違うと思いますよね。
犠牲フライでは1点になりませんのでヒットを狙ってきていますのでね。
≫3球勝負、三振!すばらしいコースでした。
ノーアウト二塁からライト栗谷の好守もあってしのぎました。
≫本当にライトの好守ですよね。
≫4回の裏、智弁和歌山得点なし。
2対1。
津商業としては得点を取ってダブルスチールもあってアウトにはなりましたがそのあとの守りでもいいプレーが続きました。
津商業のベンチ入りのメンバーです。
37歳の宮本健太朗監督。
宇治山田商業から名古屋学院大学さまざまなポジションを経験されて宇治山田商業の部長として夏の甲子園。
監督として甲子園は初めてです。
平成22年の4月に就任されました。
5回の攻撃は好プレーの栗谷から。
ライトの強烈なライナーを2つアウトにしました。
少しずつですが津商業の打線の打球の音が何か変わってきているような気がするんですが。
≫要するに本当に攻めてますよね。
本気で攻め始めましたよね。
≫8番、ピッチャーの坂倉です。
≫スイングを見ていても恐る恐る攻めてるんじゃないですね。
本気で振りにいってますでしょ。
≫当たりました、デッドボール。
右投げのピッチャーの坂倉ですが当たったのは左のひじ辺りでしょうか。
≫ちょっとここは時間をとったほうがいいと思います。
利き腕ではないですけれど左腕もやはりピッチングには影響しますのでね。
≫例えばどういう影響がありますか?≫左の手の引き、そういうものも変わってきますから。
≫十分にスプレーをかける処置はしています。
一塁コーチの東は丸を出しているんですが頭ではありませんので一塁の塁審を通して確認しました。
≫気持ちが高揚してますので痛みは感じない部分があるかもしれませんが。
大丈夫でしょうか。
プレーは再開されます。
ラストバッターキャッチャーの増岡。
≫ここは、とにかく堅く送ってほしいですね。
そして、3巡目の1番バッターにつなげたいですよね。
≫このあと打順は上位に戻っていきます。
≫できるだけ丁寧な試合運び。
バントを失敗しますとまた流れが変わりますのでね。
そういう面からきちっと決めたい場面ですよね。
≫それが津商業の1つのリズムなんでしょうしね。
≫そのとおりですね。
≫ランナースタート。
ランナー、二塁に進みました。
ピッチャーの坂倉がスタートを切っていきましたか。
≫なかなか、大胆な攻めをしますよね。
そうすることによって選手の緊張感を解いていきますね。
≫先ほどはダブルスチール。
そして、今度はピッチャーのランナーがスタート。
≫やっぱり、こういう攻め方。
これが三重県の代表になった最後の逆転勝利につながったんでしょうね。
≫そして打順は1番の小河内。
今日は2打席ここまでヒットはありません。
ただ2打席目のセンターフライはいい当たりでした。
強い打球だ。
いいボールが返ってきました。
≫いいバッティングしましたね。
それとライトがやっぱり浅く守っていましたよね。
ライトもレフトも前を守っていましたよね。
≫同点を防ぐという守備隊形でした。
≫これは智弁和歌山のポジショニング、成功ですよね。
≫この位置にいますからね。
これでは回してもというところでしたが。
ただ、このバッティングは見事。
≫狙ってましたね。
いいバッティングだったですね。
≫ツーアウトランナーが一塁三塁と同点のチャンスが広がった津商業。
そして、高打率を残してきた2番の前田。
津商業としてはリードを許す展開もやむなしという狙いはあるようですがただ同点に追いつくチャンスがきましたね。
≫もちろん同点になりますと今度は智弁が焦りますよね。
要するに受けてしまいますよね。
それが狙い目ですよね。
≫今度はレフトがかなり浅めの守備位置をとっています。
智弁和歌山です。
先ほどは8球、粘ってピッチャーゴロでした。
初回も6球投げさせていますからかなり前田は球数は見てきているということがいえると思いますが。
≫そうですね。
≫齋藤の球数はもう70球を超えてきました。
≫ちょっと前田君は、今日は齋藤君に合っていないですよね。
全部、攻め込まれていますよね。
≫先ほど、スタンスの位置というところでご指摘いただきましたが少しクローズ気味に前の打席までは立っていてこの打席も変わりません。
≫けん制しますよね。
もちろん、一、三塁ですので三塁がピッチャーですけどやはり、追い込まれてからのダブルスチール。
これはありますよね。
≫先ほどは一塁、二塁でのダブルスチールも仕掛けてきた津商業。
このカウントになって少しバッターは一塁側のダッグアウトを見ていましたが。
今、よく見極めましたね。
≫本当ですね。
≫これでフルカウントになってバッテリーとしては次何を選びましょうか?≫今日、一番安定感のあるボールですよね。
それをキャッチャーがどう感じているかでしょうね。
≫外角にクロス気味に入ってくる速球もあります。
変化球で、甘くきた。
≫ちょっと甘くきましたよね。
その分、振りましたよね。
さっきのファウルとは全然意味が違います。
これは、きちっと振ってのファウルですね。
今、スライダーですよね。
これはバッテリーがどう感じるかですよね。
同点!5回の表に追いつきました津商業。
≫よく食いついてきましたよね。
キャッチャーはインコースのストレート投げましたよね。
その前のスライダーに合っているあのファウルが。
この攻め方は間違ってない。
逆に詰まった分が幸いしましたよね。
これはやはり前田君の勝利への執念ですよね。
≫これで同点。
記録はピッチャー内野安打。
そして、中軸。
3番のセンターの松葉。
ここも外野は定位置よりも浅めの守備位置を敷きます。
智弁和歌山。
この松葉は全部初球のボールを毎打席振ってきていますね。
≫ただ、今のストレートはインコースでしょう。
このファウルはフルスイングのファウルじゃないんですよね。
合ってないファウルですね。
この1つのファウルをバッテリーがどう感じるかなんですよね。
それが野球のおもしろさですね。
やっぱりそうですね。
合ってないと思ってるわけです。
≫同じボールを続けてきました。
この見方は正しいと思うんですよね。
≫今度は勝ち越しのチャンス津商業。
第1試合の前から満員通知が出ています。
甲子園。
≫今のボールも肩口から入ってきたスライダーが甘く入りましたよね。
初回では考えられないようなボール。
それだけ野球というのは心理的な部分が非常にプレーに出てくるんですね。
≫少しスライダーの甘いボールというのが増えてきました≫これもピッチャーが嫌ってるんですよね。
ホームへ放るのを嫌ったけん制ですよね。
≫ボールです。
≫これはいいボールでしたね。
自分の気持ちを1回間合いを作って切り替えて投げ込んだ。
こん身のストレートですよね。
≫よく、津商業の左バッターが決め球の低めのスライダーに手を出さなくなってきていますね。
≫そうなんです。
ですから完全に地に足がついた本気で攻めに入ってますね。
≫自分たちのリズムでの野球が展開できています、津商業。
セカンドゴロ。
勝ち越しはならず。
逆転は阻止しました。
智弁和歌山。
ただ、津商業が同点に追いつきました。
5回の表です。
今度は智弁和歌山のベンチ入りのメンバーご紹介しましょう。
ベンチの輪の中、高嶋仁監督。
甲子園歴代最多の63勝の記録もお持ちです。
3年ぶりの夏の甲子園10年くらいあいた気がするなという話を今日、試合前されていました。
やはり毎年来たいところですねという話がとても印象的でした。
指導者としての実績そして、今大会は初優勝のときのメンバー、喜多隆志さんが責任教師としてベンチ入りしています。
智弁和歌山も1回、4回、そして5回ノーアウトのランナー。
これはよく当てたんですけどねグラブには。
≫当たりは強かったんでしょうね。
≫すぐに1球でバントを決めました智弁和歌山。
この辺りが、今年いつもと違うチーム特徴を持っているという犠打ですかね。
ランナーを進めてきました。
おなじみのあの音楽がまた甲子園に鳴り響き始めました。
1番の野口今日、先頭打者でスリーベース。
≫なかなか左バッターに対して思い切って内をついてきますよね。
初回は少し外角中心ではありましたがピッチングの組み立ても変わってきています。
ここは2球続けてきましたね。
≫内を3本続けてきました。
できればインコースのストレートと外側のチェンジアップ対角線の配球で攻めたいですよね。
≫ここはどうでしょう。
3球続けてきました。
≫4球目は外側に抜きたいですね。
≫それがきた。
≫完全に裏ですね。
4球続けてきました。
≫ただバッターも対応していきました。
先ほど左バッターを三振にとったチェンジアップもいい落ちをしていました。
外野はレフトが少し浅め。
三塁に投げた。
好判断。
ショート江川2年生。
≫これはいいプレーです。
バッテリーの落ち着き、これが内野手を落ち着かせましたね。
やっぱり最後チェンジアップですよね。
≫ランナーの判断としては間違ってないですか?≫やっぱり、ちょっと自重すべきだったと思います。
やっぱりショート正面のゴロですのでね。
≫2番の滝本です。
今度は外野は若干深めの守備位置。
長打警戒。
≫今のプレーもリードをしている展開だったらセカンドランナー行かなかったと思うんです。
やっぱり、焦りが出てきているんですね。
同点に追いつかれて。
≫相手は初出場のチームだけれども受け身にならないようにしたいということを高嶋監督は警戒するポイントとして試合前に挙げていました。
≫そのとおりですよね。
≫落ち着いていました。
スリーアウト。
初出場の津商業と21回出場の智弁和歌山。
前半、2対2で折り返します。
それでは前半を映像で振り返っていくことにしましょう。
1回の裏、智弁和歌山先頭の野口がスリーベースヒット。
いきなりチャンスを作りました。
思い切った走塁判断も見事でした。
続く2番の滝本。
変化球を続けてとらえてレフト前ヒット。
1点を先制しました。
さらに盗塁、エラーもあってランナー三塁に進んで3番の山本。
この当たりがツーベースヒット。
2点を先制。
ただ津商業は3点目は与えませんでした。
津商業の反撃は4回の表。
ランナー、一、二塁で5番の江川。
チーム初ヒット。
学校として甲子園初得点。
2対1。
さらにランナー2人という場面が続きました。
そこで驚いたのがこのダブルスチール。
惜しくもアウトにはなりましたが少しずつみずからのリズムをつかみます。
4回の裏の智弁和歌山ワンアウト三塁で6番の高橋の打球はライトの栗谷の好プレー。
追加点を阻みます。
7番の中尾も三振に打ち取ってピンチをしのぎました。
そして、その津商業は5回の表の攻撃。
ツーアウト一塁三塁。
2番の前田が追い込まれながらピッチャー内野安打で同点に追いついたという前半、ここまでです。
この第1試合の解説は慶応義塾高校から慶応義塾大学、川崎製鉄千葉と進まれて、キャッチャーとして活躍されました、慶応義塾大学で監督のご経験もあります鬼嶋一司さんの解説でお伝えしています。
鬼嶋さん、内容という面でも非常に互角の両チームの対戦となりましたね。
≫守りながら攻めに転じるそういう象徴的なゲームになりましたね。
そういう面では最初初出場ということもあって相手は智弁ですからね。
攻めなくちゃいけないと思いながらも、緊張しながら言い方は悪いですけど恐る恐る攻めていた。
それは点を取ることによって恐る恐るが取れましたね。
完全に本気で攻めに入っていますよね。
逆に智弁も初回は攻めないといけないということで2点を取りましたけど同点に追いつかれたことによってちょっと受け身に回ってますね。
≫そうしますとここからの試合のポイントというところでは鬼嶋さん、どう考えられますか。
≫やはり、智弁が同点を許したようにやはり、一番怖いのは守りのミスですよね。
特にグラウンド整備が終わったあと。
6回の守り、両チームの。
ここに注目したいですよね。
≫また同点ということもあってまた新たな形で後半が始まっていくという中での6回です。
この6回のマウンドにも齋藤が立ちました。
5回まで投げて82球です。
キャッチャーはキャプテンの西山。
≫本当に初回の齋藤君のピッチングを見ましたら付け入る隙がないんじゃないかなというぐらいのすごいピッチングをしていましたよね。
≫ただそこにタイミングが合ってきて特に辻のヒットから始まっていきましたがその辻からです。
≫齋藤君も考え始めましたよね。
今、緩いボールを使いましたよね。
≫これまではあまり見せてこなかったボールですよね。
左バッターは外のスライダーには対応してきています。
出どころが見にくいという話も鬼嶋さんからいただいていますがフォームについてですが。
少しひじが下がり気味で。
≫体側に沿って左手が出てきますのでボールは見にくいと思いますよね。
それと、とてもスリムで左ピッチャーらしいピッチャーだなというそういう印象を持ってますね。
≫1m77cm、73kg。
≫それとピッチャーらしいピッチャーというのはマウンドさばきそういうしぐさも本当にピッチャーの風格がありますよね。
≫先ほど、みずから間合いをとるような動きもあったり。
そして、ゆっくりとしたフォーム。
≫何か、自分の気持ちを落ち着けるように本当にペースをどう変えるか。
それを考えながら齋藤君、放っていますね。
≫先ほど、タイムリーを打っています江川。
≫チェンジアップベースで緩いボールを使っていますよね。
このイニング。
≫カーブやチェンジアップを交えています。
難しいゴロですがうまく守りました2年生の高垣です。
それによってまた新たにリズムを作っていこう。
そんな狙いもあるんでしょうか。
≫ですからグラウンド整備のあともう1回新しい試合が雰囲気になっていますよね。
5回までの延長のピッチングではないですね。
もうゲームが終わって新しい次の試合というイメージで投げていますよね。
≫6番の高橋。
何か配球面などを見ましてもガラッと変わって変化球増えていますよね。
≫そうなんです。
具体的には緩いボールを使い始めました。
≫フェアだ。
バッターランナーは二塁でストップ。
≫よく打ちましたね。
高橋君、前の2打席は合ってなかったんですね。
難しいボールですよ、これ。
≫インコース寄りの高いボールでしたがフェアゾーンに入れてきました。
うまくひじをたたんでいますね。
≫これはうまく打ちましたね。
これは、バッテリーあれ?っていう感じだったと思います。
≫これで勝ち越しのチャンスを迎えたのは津商業。
また新たな試合のスタートという話がありましたが7番の栗谷です。
勝ち越し、津商業。
この試合、初めてリード。
3対2!初球を打っていきました。
今日、好守に大活躍の栗谷。
≫これはうまく打ちましたね。
見事なバッティングですよね変化球。
≫強い打球でした。
≫これはいいバッティングだ。
やはり高橋君に打たれたでしょう。
当たってない高橋君に打たれた。
それを引きずりながら投げましたよね。
≫記録はタイムリーヒット。
二塁送球がセンターのエラーという記録です。
次の1点、鬼嶋さんから新しい試合というイメージというお話がありましたが当然、いわば先制点という形。
最初の後半の1点が津商業に入りました。
今度はいいボールだ!ナイス返球!スリーアウト。
ただ、思い切って攻めました。
智弁もよく守りました。
ライトの山本からの好返球。
ここからの返球です。
低いボールでワンバウンドの送球は待ってアウトにできました。
≫すばらしいですね。
本当、気持ちと気持ちのぶつかり合いですよね。
≫その次の1点更にもう1点は阻んだという智弁和歌山の守りです。
それでは、栗谷の先ほどのタイムリー。
ランナー、二塁に置いてその初球をとらえました。
センターも浅い位置だったんですが。
そして守りきったバックホーム。
ここもよく回しました。
津商業の走塁というのは盗塁こそここまで1つもないんですが何か積極性というのが全体に感じられます。
ただ、このライト前ヒット。
ここもホームを目指しました。
これは好守備がありました。
≫本当に言葉が出ないぐらいのすごいプレーですね。
それと星野さんいったようにサードコーチですよね。
非常によく見てますよね。
要するにケースをよく考えている。
ツーアウト二塁。
その辺、よく回しましたよね。
ただ、それを智弁が力で防ぎましたよね、次の1点を。
≫これでまた試合の流れという面でも智弁和歌山としては食い止めたそんな見方もできるでしょうか。
≫それと、リードしましたよね津商業は。
これまた気持ちの変化が出るんですね。
これを逃げ切ろうと思ったら絶対に追いつかれますよ。
≫3番のライト、山本からです。
その先ほど好返球があった山本から。
≫智弁はリードされましたのでいい意味で開き直ってくると思いますね。
≫当然、経験豊富な高嶋監督からも指示が出ているかと思いますが。
外野はかなり深めな守備位置を敷いています。
山本の長打力というのは魅力。
チェンジアップで三振。
あるいはほかの変化球でしょうか。
≫チェンジアップでしょうね。
≫うまく抜けていますね。
≫ちょっと智弁が焦っていますかね。
≫リードされたあとで津商業としてはリードしたあとで3番からの攻撃ですから1つ大きなポイントではないかと思いますが。
≫津商業はとにかく1人ずつバッターを抑える。
目の前の1球を大事にするということですが。
この1点はもう智弁にあげてもいいと、そのぐらいの気持ちで投げたほうがいいですね。
追い越されないこと。
≫すばらしいコース。
三球三振。
4番の西山に対して。
見事なところにきました。
すばらしいコースです。
≫野球というのは心理、気持ちがプレーに出るんですね。
≫そのリードしたあとの堅さというところ少し心配な部分もあったんですが。
≫取れましたね。
本気で攻めています。
スリーアウト。
いつもの風ならどうかという強烈な当たりでした。
しのぎました。
津商業です。
それでは津商業のアルプスの様子です。
横山哲也アナウンサーです。
横山さん。
≫ものすごい声での応援が続いています、津商業。
その応援で最も盛り上がるものがある道具を使っているときの応援なんですね。
それが、皆さんの足元ベンチのところにありますタオルです。
チャンスのときに回すんですね。
先ほど逆転したときもみんなで回してる様子がそちらからも見えたかもしれません。
皆さんが目指しているのが去年甲子園で準優勝した三重高校の皆さんの応援なんです。
タオルを使ってアルプス以外も巻き込むようなすばらしい応援でした。
応援団の皆さんは高校野球100年の年に初めて来ることができた津商業のファンも全国に増やしたいと意気込んでいます。
星野さん、見てると内野のファンの方とか外野のファンの方も徐々にチャンスのときにタオルを回すようになってきたんですよ。
応援の輪、広がっています。
一塁側でした。
≫何か甲子園のお客さん。
この戦いぶりの中で少しずつ味方につけようかというそんな戦いぶりにも見えます津商業。
1点リードで終盤に入っていきます。
ラストバッターの増岡から。
球場のムードというところも少し変わってきたようなそんな気もします。
今日は好リードもあります。
今はメガホンを回してそしてチャンスになるとタオルも登場します。
今度はセカンドの滝本のエラー。
この試合、3つ目。
智弁和歌山は和歌山大会では5試合で3つというエラーだったんですが今日は1試合で3つ目のエラー。
ちょっとこの辺りも勢いというところ押されている部分があるんでしょうか。
≫ちょっと受けてますよね。
それと、1点リードされて焦りが出てきた。
守りに集中すべきところで集中ができていないですよね。
≫1番、サード、小河内。
先ほど強い当たりのライト前ヒット。
ランナーかえってくる。
そしてバッターランナー三塁へ。
次の1点は津商業!記録は三塁打。
4対2。
2点のリード。
これも初球をとらえました。
≫本当に見事ですね。
エラーのあとの初球ピッチャーが気落ちしてストライクをとりにきたボールを振ってきましたね。
≫これ、速い打球でしたね。
≫齋藤君。
ここは智弁サイドは時間をかけたほうがいいですね。
まだセカンドゴロエラーを引っ張っていますよね。
気持ちが落ちてますよね。
≫今度は、ノーアウトランナーが三塁でバッターは2番のセンター、前田。
先ほど同点のピッチャー内野安打。
前進守備です。
智弁和歌山としてはもうなんとしても次の1点は与えられないでしょうね。
≫そうですね。
ここはもっと間合いとってねノーアウトですがスクイズの可能性だってあるわけですよね。
≫左バッターがこのあと続いていきますが。
≫一方、津商業はクリーンアップでしょう。
どうにか1点ほしいですね。
1点取れないとまた流れが智弁に向かってきますよね。
≫100球を超えたピッチャーの齋藤。
その選択肢としてはどういう攻撃があるのか。
内野、引き続き前進守備。
3番の松葉は今日、ヒットなし。
ちょっと中寄りでした。
今の構え、初球は見ました。
センター、浅めの守備位置。
レフトは左寄り。
バッテリーとしても当然スクイズの警戒はありますか?≫スクイズの警戒はしておくべきだと思いますね。
とにかく、この1点は津商業はどうしてもほしい1点ですよね。
≫ショート、高垣2つアウトにしました。
ツーアウト、ランナーが三塁。
これも難しいバウンドではないかと思いますが。
≫よくとりましたよね落ち着いて。
≫そして、4番の辻。
辻は第1打席から合っているという話があったバッターですね。
第1打席ではヒット。
変化球をとらえたものでした。
4番の辻。
ホームイン、5点目!そしてランナーは三塁へ。
5対2、次の1点が入りました津商業。
7回の表。
≫よく打ちましたね。
インコースに入ってくるストレートを力で打ち返しましたよね。
この1点は大きいですね。
≫初球、変化球ファウルがあったあとの今度はストレート。
そして、パワーもあります。
ここで、智弁和歌山ピッチャー交代です。
7回途中での交代です。
2人目のピッチャー金岡がコールされています。
非常に齋藤もよく投げたかと思いますが。
≫津商業の勢いですよね。
初回の齋藤君のピッチング見たらどうやって打つのかなというそのぐらいのボールを投げていましたね。
野球は本当恐ろしいですよね。
≫それが徐々にリズムを作って守りなどでもリズムを作って。
そして、その齋藤をとらえていきました。
≫それと智弁の思わぬ内野のミスですよね。
ピッチャーのエラーから始まった。
それで流れをぐっと津商業がつかみましたよね。
≫2人目のピッチャーの金岡。
和歌山大会は1試合の登板です。
6イニングを投げました。
ストレートは力があるというピッチャーだそうですが。
タオルを回す応援が止まりません。
ただ、智弁和歌山としてはこの次の1点はまだ3イニング9回まではありますからね。
≫3イニングで3点リードでしょ。
そうすると、津商業のバッテリーの気持ちも変化しますよね。
これで勝てるんじゃないかと。
そこに思わぬ落とし穴というのが野球というのは待っているんですね。
ですから、智弁としても3点でどうか食い止めたいですよね。
≫そうするとこの金岡の役割は非常に重要。
今日、最初のタイムリーの江川。
高い、球が!6点目。
そしてカメラマン席にボールが入りましたのでランナー、二塁進塁が認められます。
6対2。
今日、守備のエラー智弁和歌山、これで5つ。
≫本当に思いがけない失策が出てますよね。
このピッチャーの交代も齋藤君の気持ちが切れたというのを見てベンチが変えたと思うんですよね。
野手もちょっと気持ちが切れかかってますよね。
≫ここは、もう一度気持ちを立て直してほしいところです。
バッティングには力があるチームです、智弁和歌山。
成津商業は一気呵成に追加点を取れるか。
6番の高橋。
ストレート、スライダーカットボールそして落ちるボールもあるという金岡です。
金岡も3年生。
ランナーは三塁で止まります。
記録はワイルドピッチ。
何か、悪い流れというのをなかなか断ち切れないでいる智弁和歌山。
≫智弁のナインとしては少しでも早くベンチに戻りたい。
それがつながってますよね。
逆に緊張を楽しむ。
そのぐらいの気持ちのタフさが必要ですね。
ランナーが一塁、三塁で今日、好守そして、先ほどタイムリーも打ちました。
7番の栗谷に回ってきます。
そして、ここでまたピッチャーが代わります。
智弁和歌山3人目のピッチャーです。
3人目のピッチャーは加藤。
金岡もなかなか難しい中での登板だったと思いますが。
≫ちょっと気の毒な登板ですよね。
それと、加藤君、1年生ですがここはどうにか踏ん張ってもらいたい。
加藤君は予選準決勝でも先発をした力のあるピッチャーですので期待したいですね。
≫非常にいいボールがあって1年生ですが将来を期待されているというピッチャー。
そして、今のチームでも軸の1人になっているピッチャーです。
金岡が流れを切って3つ目のアウトをとれればという智弁和歌山。
何か齋藤、そして高嶋監督としても目に見えない何か歯車が少しずれたかのようなここまでの試合です。
≫ちょっと気になるのは智弁のバックが気持ちが集中しきれていないですよね。
あまりに意外な展開に転んでますので。
ここは、でもとにかく時間をかけて守る必要がありますよね。
≫7番の栗谷。
1年生で甲子園のマウンドに立ちました加藤。
ランナー、三塁、一塁ですからピッチャーとしても難しいリリーフだとは思いますが。
このインサイドのボールはすばらしいですね。
≫そうですね。
投げ急がないこと。
ランナー、スタート。
完全にピッチャーのモーションを盗みました。
≫完全に立場が変わって津商業は完全に本気で攻めていますよね。
≫これがチーム初盗塁です。
リズムを作りました宮本健太朗監督。
当然、力むなといっても力は入る場面かと思いますが。
ましてや1年生です。
ただ、満塁で8番のピッチャーの坂倉。
坂倉も先ほどヒット1本。
今は初球は低めの変化球から入ってきました。
キャッチャーのキャプテンの西山もいろいろと考えながらのリード。
スリーアウト。
1年生の加藤がその後の追加点を与えませんでした。
しかし、智弁和歌山は4点を追いかける攻撃になります。
アルプスの様子です。
黒住駿アナウンサーです。
黒住さん。
≫こちらは、伝統で迎え撃ちます。
三塁側の智弁和歌山。
その伝統の象徴がこちら。
男子応援リーダーです。
今年で34代目。
皆さんは希望する生徒の中から厳しい面接を勝ち抜いた精鋭です。
その皆さんの自慢がこちらです。
このそろいのポロシャツ。
代々受け継いできました。
これが一番歴史が深いものだといいます。
智弁和歌山といえば朱色ですがこのように色はあせていまして、左の袖口は腕章を通した無数の針のあとがたくさん。
その姿からも伝統を感じます。
このポロシャツは何度もチームの逆転をこの甲子園で見てきました。
その瞬間を今日も待ちます。
三塁側でした。
≫応援団もすっかりおなじみで全国の各校が模範とする応援を繰り広げる智弁和歌山。
夏でいいますと平成9年の初優勝。
今、ベンチに入っている喜多責任教師さらには明豊の今回、甲子園に出場してきた当時1年生だった監督などがいたメンバー。
その後、平成12年にも優勝がありました。
春は平成6年に優勝。
このCとともに数々の名勝負。
そして平成18年には準々決勝で帝京と9回得点の取り合い13対12という打撃戦を制したというバッティングでも印象に残る試合を数多くしてきた智弁和歌山。
先頭バッター出塁できません。
鬼嶋さんからは焦りという部分を危惧されるお話がありますが。
≫結構、今も強引に引っ張りにかかっていますよね。
≫ピンチヒッターが起用されます。
先ほど伝令でもマウンドに行っていました背番号14人の岡崎です。
そうしますと改めてになりますけどもバッティングとして心がけるべきことは?≫やはり、コンパクトにセンター方向へ返す。
それと、ボール球に手を出さないということですよね。
≫今、ようやく球数が80球に達しましたピッチャー、先発の坂倉。
≫野球というのは本当に1球で流れが変わってきますので。
≫その流れを変える力を持っているチームです。
ライトは好守の栗谷。
今日は再三の好プレー。
ランナーが出ることができません。
≫各野手が結果を恐れずに1球に集中してますね。
まさに無欲で球に向かっていますよね。
≫初出場いろいろなプレッシャー緊張感もある中だと思うんですが。
この試合の中で対応していく本当に見事ですね。
≫本当に守りでもそうですけども攻めていきますよね。
前へ、前へ突っ込んできますね。
≫そして今、ピッチャーの坂倉が間合いを取っています。
左の手の辺りですね。
先ほど、そういえばデッドボールを受けたという場面もありましたが。
ひじではないでしょうか。
≫つってるような状態じゃないですか。
指が。
≫第1試合からかなり気温も上がっている中ですが。
今大会は猛暑の中での大会ですから多くの試合で選手が試合中に一度ベンチに下がったり処置を受けるケースがあります。
すでに9時の時点で神戸気象台の観測では気温が30度に達しています。
試合の序盤から背番号10の石川が投球練習はしていました。
この石川も力のあるピッチャーで三重大会はこの坂倉から石川という形で継投で勝ち上がったという試合も3試合あります。
≫やはり、暑さもありますけどねそれ以上に緊張感ですよね。
これが非常に大きく影響していますよね。
≫ピッチャーのそれが肉体に及ぼす部分もあるんですかね。
≫ただ、それだけ緊張感を持ってゲームに臨んでいますのでね。
やはりいいプレーも出ると思いますよね。
やっぱり、気持ちが緩んだ中ではなかなかいいプレーは出てきませんよね。
≫本当に早い段階からしっかり自分たちの気持ちの入ったプレーをしてきた初出場の三重の津商業。
大事なく戻ってこられればいいのですが。
今ベンチの中でしょうか。
グラブをはめているほうの手あるいは指を曲げながら引きあげたというように見えましたけども。
≫本当に野球というのは特に甲子園2時間あまりのゲームですがいろんなシーンが出てきますよね。
いろんなことが起こってきますのでね。
ですから本当に試合というのは9イニング終わってみないとまったく結果は分かりませんね。
絶対逆に勝ってても勝ったと思わないこと。
無心でやるということが非常に大事だと思いますね。
≫このあと第2試合は奈良の天理と長崎の創成館。
そして第3試合は兵庫の滝川第二と新潟、中越。
そして第4試合、大分、明豊と宮城の仙台育英の4試合。
日曜日、そして近畿勢も数多く登場してくるということもありまして第1試合から満員通知が出ていた甲子園球場。
宮本監督も少し心配そうですがどういう判断をするでしょうか。
ここで、ピッチャーの石川を呼びました。
十分に石川も初回から準備をしていきますという話をしていましたから気持ちの面でも投げる準備はできてきたかとは思いますがただ、思わぬ形でのもしマウンドに上がれば登板となりそうです。
≫もう一度、気持ちを落ち着けて気持ちをコントロールして登板をしてもらいたいと思いますね。
≫4点リードというところではありますが強打の智弁ですから。
プレッシャーも当然マウンド上では感じるところかと思います。
出てきました!坂倉が戻ります。
大観衆が拍手で迎えます。
≫本当に、このピッチャーの坂倉君バッターボックスでもデッドボールがあり本当に気迫に満ちてますよね。
今のしぐさを見ても何か、俺がやるという気迫が本当に伝わってきますよね。
≫アクシデントに負けないという気持ちの強さが表情でも見えますね。
気にしているのはやはり腕なんでしょうか。
ちょっと一度投げましたがもう一度首をかしげました。
≫ちょっと、厳しそうですね。
≫戻りましたが無理はしてほしくないところではあります。
やはりピッチャー、交代です。
坂倉、マウンドに再び上がるという気持ちは見せましたがここは同じ3年生の石川にマウンドを託します。
もう一度、甲子園が拍手でこの坂倉をたたえます。
≫本当に今、坂倉君から石川君へボールを投げましたよね。
本当、思いを込めてボールを渡しましたよね。
≫任せたぞという気持ちを伝えたんでしょう。
三重大会4試合投げました。
14イニング、奪った三振が14。
この石川も好投を見せて初の甲子園進出にチームを導いた1人です。
短いイニングを投げるという経験もしてきています。
三重大会では最も長いイニングは3イニング投げたという試合があります。
7回の裏ツーアウトというところからマウンドに上がります。
坂倉は82球でマウンドを降りました。
2失点。
智弁和歌山をヒット5本に抑えました坂倉のピッチング改めて振り返ってみていかがですか?≫初回こそ、ちょっと気持ち的に余裕がなかった。
また狙われた、変化球をですね。
ただ2回以降、本当にうまく組み替えましたよね。
僕は見事なピッチングだったと思います。
≫そして、この石川にとっては立ち上がりは8番のサード大石からです。
まず最初のバッターをアウトにとれば落ち着くんでしょうけれどもね。
今、1球ボールが抜けたところですぐにキャッチャーの増岡が行きました。
鬼嶋さんもキャッチャーとしてのご経験も豊富ですがこういうときにキャッチャーとして心がけるところはどういうところでしょうか。
≫ピッチャーによっても違いますよね。
強気なピッチャーと弱気なピッチャーは違いますが技術的なアドバイス精神的なアドバイスをしても大観衆ですから効かないんですよね。
例えばもう少しひじを上げろとか技術的なアドバイスでそのほうが無難なケースがありますね。
代わって最初のバッターを打ち取りました。
急きょの登板、しのぎました。
石川です。
智弁和歌山は三者凡退、7回も得点なし。
よく抑えました。
これで落ち着ければいいのですが。
それでは応援メッセージをご紹介しましょう。
津商業に寄せられたメッセージは30代の男性。
智弁和歌山との勝負いなべ総合を倒した実力を信じ、監督を信じ仲間を信じ応援を信じ、地元を信じ全身全霊全力で戦ってください。
泣いても笑っても津市民は心から応援しています。
昨年の三重高校に続いて今年は優勝。
去年は三重高校は準優勝。
そういったメッセージです。
三重県の40代の女性。
津商業を応援して2年目です。
三重大会の決勝球場には行けませんでしたが中継で見る皆さんはずっと笑顔でした。
甲子園でもすてきな笑顔で精いっぱいプレーを期待しています。
今日は一塁側で応援をしますということで日ざしを受けながらになりますが応援をしているという方のメッセージもありました。
先ほど、大会本部から発表がありました津商業の坂倉は熱中症で両手のひらをつったということで処置を施したけれども交代をしたという情報です。
情報です。
津商業はラストバッターのキャッチャーの増岡から始まります。
智弁和歌山の守備が代わりました。
レフトは代打で起用された岡崎に代わって北阪が入っています。
智弁和歌山としてはこの1年生の加藤の投球が大事になってきます。
≫そのとおりですね。
≫ボールを見ますと本当に球威がありそうだなという印象があります。
≫ゆっくりしたフォームからピッと力のあるボールを投げてきますよね。
≫津商業の選球眼というものも今日は光っているような気がするんですが。
≫そうですね。
≫記録はヒットです。
チーム10本目のヒット。
智弁和歌山5本に対して津商業はこれが10本目のヒット。
強い当たりでしたね。
≫ちょっと、ボールを待ちましたよね。
≫今日はエラーもあって内野陣全体的に慎重にというところが意識としてはあるのかもしれませんが。
≫ですから守りでも攻め切れてないんですね。
≫1番に打順が戻りました。
サードの小河内。
先ほどはタイムリーも打ちました。
速い当たりの右中間を破る当たりでした。
バントの構えを見せてきました。
津商業は、今日は積極的な攻撃でまだ、ここまで犠打はありません。
ただ終盤の8回になってここはどうでしょうね。
≫もう1点堅く送っていきたいんでしょうね。
≫試みたというシーンはありましたが。
犠打の記録は今日はありません。
要所では中軸などでも送りバントをしてくるという津商業の戦い方です。
先ほどはスリーバントをしにいくというケースもありました。
≫ちょっとボールが荒れますので津商業のベンチとしてはなかなかヒットエンドランを仕かけにくいんですよね。
要するに荒れたボールになりますので。
≫ダブルプレーという危険性も出てきます。
≫ここは並行カウントなので。
≫見極めます。
ツーボールツーストライクからの勝負球、きっちりと変化球を見極める津商業。
≫グッとここは仕かけやすくなりましたよね。
スリーボールになりましたので。
≫バッテリーとしては当然、ストライクをとりにいくカウントです。
一塁、ランナーは二塁ストップ。
記録はヒット。
ランナーが動いたためにショートが一度二塁キャンバスに近づいた動きになってそして、三遊間に戻りました。
≫本来は、智弁の内野手の守りではないんです。
今も打球に差し込まれてるんですよね。
もっと攻めていけばもっとフットワークを使えば逆に僕はシングルハンドでも片手でもとれると思うんですよね。
やっぱり守ってる、受けてしまう。
一歩待ってしまう。
その気持ちがプレーに出てますね。
≫2番センター、前田。
その攻め込んでいる津商業。
この回もいい形で前田に回ってきました。
今度は送ってきた。
セーフだ。
これもピッチャーにエラーの記録。
チーム、この試合6つ目です。
犠打も記録されています。
≫高嶋監督としてはまさかと思うようなそういうシーンですね。
≫これが、高嶋監督にとっても受けてはいけない初出場の相手だけれどもそういう戦い方をしたいということだったんですが何か、その戦いぶりが今日はここまでは影を潜めています。
≫とにかくここは攻めることですよね。
要するに内野ゴロでも待つのではなくて一歩でも前へとりにいく。
そういう姿勢が必要ですよね。
≫先ほど代打でも起用されました岡崎がその高嶋監督の指示を伝えにいきました。
≫監督としてはいいから攻めろというひと言だと思いますよね。
≫138キロ、帽子も飛びました。
腕を思い切って振ったボールです。
≫ピッチャーもいい意味で開き直って投げれるかどうかですね。
腕が振れるかどうかですね。
≫腕はしっかり振れているようですか。
≫振れてますね。
≫得意のそして力のあるストレート。
内野は前進守備。
バックホーム態勢。
追い込んだ。
最初のバッターをノーアウト満塁アウトにできればというところはバッテリーとしてはあるかと思います。
≫でもこのカウントで勝負ですね。
力のあるボール、三振。
≫津商業としてもこういうチャンスは必ず最低でも1点取りたいですね。
要するに、あと2イニング。
守るんじゃなくて攻めていかなきゃだめですね。
点を取りにいかないとだめです。
時刻は10時を過ぎましたニュース、気象情報はこの回津商業の攻撃が終わり次第お伝えします。
4番の辻。
今日はヒット2本。
≫ここで智弁の守りが少し下がりましたよね。
セカンドでダブルプレーをとるような態勢に戻りましたよね。
≫強い当たりのある辻。
≫ピッチャーとしてはできれば三振をとりにいきたいんですねこの場面。
≫先ほどは追い込んでストレートを思い切って投げてきましたが。
勝負球、どうしてくるか。
≫ここもツーワンワンボール、ツーストライク。
ボール球で誘うのではなくてこのケースはストライクゾーンに腕を振って投げ込む。
これが大事ですね。
変化球できました。
≫ちょっと低めに沈むボールを投げましたよね。
≫スライダーやカーブなどもあるということなんですが。
満塁にはしたくないところ。
二塁セーフ。
7点目、津商業。
≫それにしても一塁ランナーが打球に対して非常にいいスタートを切りました。
この当たりでセカンドセーフですからね。
≫一塁もセーフでホームだけアウトです。
スリーアウト。
しかし、津商業、1点を追加。
イランの核開発問題を巡る最終合意を受け、日本の山際経済産業副大臣が企業の幹部らと共にイランを訪問し、経済制裁の解除を見据え、世界屈指の資源国であるイランとの関係強化に乗り出しました。
欧米など関係6か国とイランは先月、核開発問題の解決に向けた最終合意に達し、核開発の制限が確認されれば、欧米側が、イランに対する経済制裁を解除することになっています。
こうした動きを受けて、日本の山際経済産業副大臣と、20社余りの日本企業の役員などが8日、イランを訪問し、中央銀行のセイフ総裁と会談しました。
会談後、山際副大臣は、今後も日本企業の活動を支援していく方針を強調しました。
イランは、世界屈指の原油や天然ガスの埋蔵量を誇り、中東最大規模の人口を抱えることから、市場としても注目されていて、最終合意のあと、ヨーロッパ各国も相次いで閣僚を派遣しています。
アメリカ軍とインドネシア軍は、インドネシアで、占拠された離島を奪還することを想定した合同軍事演習を行い、南シナ海で海洋進出を加速させる中国をけん制するねらいもあると見られます。
私の後ろの海岸では、たった今、アメリカ軍の海兵隊が上陸したところです。
きのう報道陣に公開された訓練は、占拠された離島を奪還することを想定して行われ、両軍の海兵隊の兵士、合わせておよそ600人が、それぞれ水陸両用車を使って砂浜に上陸しました。
上陸後、両軍の部隊は敵に制圧された地域を取り返すため、少しずつ前進していきました。
南シナ海で浅瀬の大規模な埋め立てを行うなど、海洋進出を加速させる中国を念頭に、インドネシア軍は南シナ海の島にある基地の機能強化や、新たな艦艇の導入など、軍備の近代化を進めています。
一方、アメリカ軍としては、インドネシアなど東南アジア諸国と軍事演習を通じて関係を強化することで、中国をけん制するねらいもあると見られます。
では、全国の天気、まず雲の様子です。
台風13号による雲が、中国大陸の沿岸に広がり、一部の雲が南西諸島にかかっています。
関東の南には、台風14号による雲があり、小笠原諸島を覆っています。
きょうの天気です。
小笠原諸島は雨風ともに強い状態が続くでしょう。
北日本の太平洋側は、曇り空が続く見込みです。
生字幕放送でお伝えしています≫再び甲子園です。
8回の裏、智弁和歌山の攻撃はワンアウト、ランナーが一塁です。
この回先頭代打の橋中が起用されて2球目を打ってショートゴロ。
そして1番の野口はセカンドゴロですがセカンドのエラーがあってワンアウトランナー、一塁です。
バッターは2番のセカンド、滝本。
元慶応義塾大学監督鬼嶋一司さんの解説でお送りしています。
今日の第1試合です。
5点を追いかける智弁和歌山。
鬼嶋さん、5点差はありますが伝統の強打がある智弁和歌山。
このイニング、これから中軸に回っていきますが。
≫ただ、ちょっと智弁のバッターボックス焦りがありますよね。
≫今日第1打席でインコースのボールをとらえていきました山本です。
タイムリーを打ちました。
熱中症で手のひらを両手、つったという先発の坂倉に代わって前の回からマウンドに上がっている2人目の石川。
≫それと津商業のキャッチャーの増岡君。
非常にこまめにピッチャーに気を使いますよね。
動揺もある中でのマウンドだったと思いますがすぐにピッチャーで代わった石川のところに行ったり。
飛び込んだ!大会第4号!今年の3番、山本。
すごいパワーを見せました。
≫本当にすごいパワーですよね。
右中間の中断まで突き刺さった。
≫風はないんですけれども。
≫すごい当たりですね、本当に。
余裕が十分ありますこのバッティング。
とらえたポイント、力強さ。
≫高校生とは思えないようなそういうスイングですよね。
≫これで、3点差。
そして、4番。
ここで守備のタイムを取りました。
これが初めての津商業は守備のタイムです。
9回まで3つ取ることができます。
≫ピッチャーの石川君としてはランナーがいませんからね。
逆に投げやすいですよね。
≫新たに気持ちを切り替えてというところになりますか。
≫そうですね。
じわじわとランナーを置いて攻め合うのが一番いやですよね。
≫すばらしい守備だ!スリーアウト。
よく守りました、津商業2年生高橋。
≫いい守備ですね。
ピッチャーを最大限励ます、そういうプレーですね。
≫そうですね、今日は本当にこの津商業、再三の守備の好プレー。
これも体勢崩しながらよくアウトにしました。
ホームランもあってまたランナーが出て次の1点が入れば特に9回はプレッシャーというところにもなったかとは思いますが。
≫智弁は何回も何回もこういうゲームを経験していますからリードしてるほうもいやな感じでしたけどうまく断ち切りましたね。
≫それでは智弁和歌山の寄せられた応援メッセージもご紹介しましょう。
千葉県の女性。
私の父は智弁和歌山が初めて甲子園に出場したときの選手です。
野球のルール一つわからないくらい小さいころから父に連れられ智弁和歌山の応援に行っていました。
そして今年も私は父と応援に行きます。
心から応援しています。
頑張れというメッセージ。
もう1人、大阪府の20代の男性。
智弁和歌山の皆さん甲子園出場おめでとうございます。
僕は高校時代から智弁和歌山の野球部の大ファンです。
今年は和歌山大会の初戦から決勝戦まで駆けつけて智弁和歌山の試合を見に行きました。
甲子園でも見に行って精いっぱい応援します。
全国制覇を目指し頑張ってくださいというメッセージです。
昭和62年に初出場あるいはそのときのメンバーだったという方なんでしょうか。
そこから29回の夏のうち今年21回目という出場の智弁和歌山。
ピッチャーが智弁和歌山は代わりました。
この回から4人目のピッチャー中野です。
≫いいバッティングですね。
津商業の姿勢がいいですよね。
何回も言いますように点数を守るんじゃなくて次の点を取りにいく。
それが最大の、守りきる秘けつですよね。
≫ここも3点差になってこの1点。
ランナーはどうしてくるか。
セーフティーバントできた。
この狙いというのは鬼嶋さん、どう見ますか?≫とにかく1点。
要するに点数を取りにいくんですね。
点数を取りにいくことこそ逃げ切る一番の要因になるという判断ですよね。
≫しっかり送りバントをするという考えではいかがでしょうか。
≫今はちょっとセーフティー気味だったですが私は確実に送りバントでもいいと思います。
≫9回の裏の智弁和歌山の攻撃は5番のファーストの春野からです。
ただ、ここは追い込んできました。
3年生の中野、マウンド。
バッテリーの意識としてはどういったことが必要になりますか。
≫やはり、1人ずつ確実にとにかくバッターをとるしかないですよね。
≫打順は下位へと進んでいきます。
≫やっぱりツーボールにしますと並行カウントになるので私はバッターをとにかく確実にとること。
≫記録はセカンドのエラー。
これで、この試合チーム7つ目。
≫先ほどもそうですけどね。
打球に対して一塁ランナーの走塁が非常にいいんですよね。
≫津商業ですね。
≫ですから内野手にプレッシャーがかかるんですよね。
それが結局投げるコントロールをミスしましたよね。
≫先ほども7点目になったシーンですが、記録はセカンドのフィルダースチョイスでしたがダブルプレーをとれずにその間に三塁ランナーがかえったという場面がありました。
三塁に行く。
この辺りの判断力も見事。
記録はワイルドピッチ。
ただ一歩一歩の走塁判断スタートのよさこの辺りが見えますね。
≫1つのボールに対して非常に丁寧にプレーをしますよね。
基本に非常に忠実。
その繰り返し、その積み重ねが今日の7点という点数に出ていると思います。
≫ここもノーアウト三塁。
内野は前進守備バックホーム態勢。
ノーアウト二塁三塁です。
一塁ランナーも二塁にいきました。
もう次の1点は与えられないという守り。
セーフティースクイズ!ボールをこぼしている!一塁にも投げられない!セーフティースクイズで、8点目。
ここで見せてきました。
打球としてはちょうどピッチャーの前だったんですけれどもスタート切ってきました。
ピッチャージャッグルというのがありましたがとってもセーフかというような…。
どうだったでしょうか。
≫本当に相手の意表をつくそういうプレーだったですよね。
見事というしかないですよね。
この場面でスクイズかというような場面でした。
≫なおもノーアウトランナー一塁、三塁。
流れを渡さない津商業。
ラストバッターの増岡。
もう1つしてくるという可能性はいかがですか?≫ないとはいえないと思いますけどねそれ以上にやはりピッチャーの動揺を誘っていますよね。
また一塁ベースカバーがいない!連続のセーフティースクイズ内野安打。
9点目!智弁和歌山が津商業の攻撃に揺さぶられています。
これも絶妙なところにバントがいってるんですが…。
≫野球というのは本当にそういう面では怖いですね。
本当に津商業としてはいいほうへ、いいほうへ流れが傾いている。
智弁は悪いほうへ、悪いほうへきてます。
ツーランホームランがあって2点縮めて3点差にしたんですがまた5点差に戻りました。
今日3安打の1番の小河内。
津商業としてはいい形で9回も追加点を奪えました。
先発の坂倉の好投そして石川にマウンドを受け継いでいます。
今度もまたバント。
送りバント成功。
3人連続のバント。
前半はなかなかバントしてこないなという印象だったんですが今度は一転してバントを多用してくるという攻めを使ってきています。
≫相手の状況相手が気持ちが少し離れていくそういうところをついていきますよね。
その辺の心理をつく技術が見事ですよね。
≫2番の前田。
三塁にけん制。
これは見事なボールがいきました。
練習でたくさんしてきたんでしょう。
そのプレーを見せてきました。
間一髪というタイミングになりました。
キャプテンの西山。
複数のピッチャーをここまでリードしてきました。
中野としては気持ちを強く持ってこの場面をしのげるか。
先発の齋藤。
3年ぶりに帰ってきた夏の甲子園。
この前田は各打席、本当に粘ります。
なかなかアウトになりません。
≫そうですよね。
こういうしぶとい選手こういう選手が津商業には多いですよね。
それがチームカラーの粘りに表れていますよね。
≫三振。
最後は中野が力のあるボールで抑えました。
こうしたことも流れを渡さない要因につながっていると思うんですが。
≫やっぱりこれだけ粘られますとね守っているほうは非常に疲れてきますね。
次の攻撃に転じられなくなりますよね。
≫3番のファーストの松葉。
今日、松葉はここまでヒットはありません。
いいボールです。
このボールは見事ですね。
≫とってもいいボールですよね。
≫すばらしいコースに決まりました。
3年生。
スリーアウト。
9回の津商業の攻撃が終わりました。
さあ、5点差を追いかけて。
甲子園春夏63勝の高嶋監督が率いる智弁和歌山が9回の裏の攻撃を迎えます。
5番の春野から。
守備の動きを甲子園でも選手に指導しているところが見えましたけど。
≫高嶋監督は次へ次へ。
選手個人のプレーの成長を願いながら指導してきますよね。
この9回、この1イニングどんな攻めを見せてくれるか。
伝統の力それを見たいものですね。
≫大逆転で9回試合をひっくり返したという甲子園の歴史もあります智弁和歌山。
≫逆に津商業ピッチャーの石川君。
とにかく攻めることですね。
気持ちのうえでバッターを攻めていくこと。
これが一番大事だと思いますね。
≫この回の攻撃は5番の春野から始まります。
下位打線でいいますとヒットがあるのが8番の大石の今日ヒット1本という智弁和歌山ではありますがただ、勢いに乗ると強打の迫力というのは今年のチームも秘めています。
≫石川君は結果を考えずに目の前のバッターその1球、ここに全力で腕を振ること。
それが攻めることです。
≫まず、最初のバッターが大切になってきそうです。
高校野球はこのあと10時30分からEテレでお伝えします。
5番の春野。
出ましたノーアウトランナー一塁。
しっかりと、とらえました。
≫やはり力ありますよね。
ちょっとボールが高かったですよね。
≫ノーアウト一塁で6番のショートの高垣。
≫でも打たれても攻めてますよね。
攻めながら変化球をきちっと投げきってますね。
≫しっかりと最後まで攻めきるというところがバッテリーには求められます。
≫そのとおりです。
攻めろというのはストレートを投げろと言っているわけじゃないんですね。
腕をしっかり振れということ。
≫見事なボールで三振。
ワンアウト。
≫十分に攻めてますよね。
いいボールですね。
≫低めで見事に変化していきました。
途中出場レフトに入っている北阪。
とにかく、つないでいくこと。
智弁和歌山にとっては求められます。
このボールの落ちも鋭いですね。
≫なかなかああいう変化球を使うのは非常に勇気がいりますが見事に投げきってます。
生字幕放送でお伝えします2015/08/09(日) 08:00〜10:30
NHK総合1・神戸
第97回全国高校野球選手権大会 第4日[SS][字]
第1試合「津商」対「智弁和歌山」 【解説】鬼嶋一司,【アナウンサー】星野圭介 〜甲子園球場から中継〜
詳細情報
番組内容
第1試合「津商」対「智弁和歌山」 【解説】鬼嶋一司,【アナウンサー】星野圭介 〜甲子園球場から中継〜 <中断>(10:00)−(10:04)[字]ニュース・気象情報 第1試合終了後番組案内(2分) [10:30からEテレにつづく]
出演者
【出演】【解説】鬼嶋一司,【アナウンサー】星野圭介
ジャンル :
スポーツ – 野球
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 3/2+LFEモード(3/2.1モード)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:32043(0x7D2B)