戦国BASARA 第一期 #05 2015.08.09


(長政)光秀!
(光秀)なぜ軍を率いていないのです?奥州から独眼竜率いる伊達軍が魔王の首を狙い迫っているそうです。
(長政)独眼竜?
(光秀)徳川は今武田上杉と長篠でにらみ合っています。
伊達にそこを抜けられると少し厄介なことに。
朝倉よりも今はそちらの方が大事かと。
なぜあなただけに明かしたかお分かりですね?別の軍功を挙げでもしなければ朝倉の件信長公は承服しますまい。
さすればお市様の御身も危ぶまれます。
市…。

(長政)目指すは長篠・設楽原!我が浅井の正義を貫くためのこれは義戦である!理の兵たちよ私に続け〜!
(小十郎)政宗様。
(伊達政宗)あん?
(小十郎)前田の風来坊ですが今一つ腑に落ちません。
体よく魔王のもとへおびき出されているとでも?
(小十郎)ありえぬことでは。
家の束縛を受けぬ身とはいえ前田の姓を名乗る者。
前田利家は織田にくみしせんだっては加賀の国を与えられたと聞き及びますれば…。
ふん。
オレの邪魔さえしなけりゃそれでいい。

(信玄)幸村。
(真田幸村)はっ!
(信玄)ついてまいれ。
あっ…はっ!家康様!武田信玄がこちらへ向かってまいります!
(家康)何!?
(家康)信玄公…。
・武田信玄だ…。
・あれが幸村か。
・赤いな。
むん。
ドシン!
(一同)うわぁ〜!くっ!・
(家康)待て!
(信玄)幸村よ槍はいらぬ。

(信玄)久しぶりじゃのう竹千代。
(家康)信玄公ますますのご壮健ぶり何より。
(信玄)うむ。
それがしは真田源二郎幸村。
お初にお目にかかり申す。
幾多の武勇聞き及んでおる。
心配は無用だ。
今この場で丸腰の信玄公やおめぇに斬りつけたりはしねぇ。
長らくのご無沙汰お許しくだされ。
更にはかような形で戦場に相まみえること…。
(信玄)お主が時の来るのを待っておること重々分かっておるつもりじゃ。
同盟の名の下織田の傘下に置かれ屈辱に甘んじておるのもすべて…。
いかにも。
今はひたすらこらえいつか信玄公をも超える武将となって天下を…この手で時代をつくるつもりなれば!わしにとってはまだ大きく事を起こすときではない。
だからこそわしは今最も戦いたくない相手を同盟の相手に選んだ。
(信玄)お主の機が熟すことはない。
今のままでは天下を望む前に織田に利用されたあげくつぶされよう。
ふっ。
此度の挙兵信玄公らしからぬ。
そして越後の軍神とは思えぬ短慮の振る舞いかと。
力攻めは犠牲が多くなる。
(信玄)待ちの采配で活路が開けるときではない。
諸国の群雄が疲弊消耗してからでは遅いのじゃ。
このまま織田を野放しとすればもはや国取りどころではない。
次の世に草木の一本も生えぬことは必定。
竹千代一度死んだつもりで織田にくみするのをやめ我らに付いてはくれぬか?
(家康)それはでき申さぬ。
織田より東国の監視を任されている以上ここで退けば盟約違反となる。
わしはどのみち戦うしかない。
なればこそ…。
一度交わした約束はたとえ相手が非道のかぎりを尽くす第六天魔王であってもたとえ裏切られることがあったとしてもこちらからは絶対に反故にはできぬ!三河武士の名に懸けて!あっ…。

(家康)全軍突撃せよ!
(一同)うおぉ〜〜!わしはこのときを待ってもおりました。
自ら事を起こすことはできぬが迎え撃つことは許される。
この戦にわしが勝てばやがては織田に伍するだけの力を得る布石ともなりましょう。
(信玄)できると思うておるのか?今のお主に。
(家康)成してみせまする。
んん…。
(信玄)戻るぞ幸村。
お…お館様不用意に背中を見せられては…。
あっ!
(心の声)≪家康殿…≫
(謙信)戦国の世に理非曲直などあってないがごとし。
人を束ね守らねばならぬ者のそれもまた一つの道。
両軍進撃!速やかに敵勢力をせん滅しなさい!
(一同)うおぉ〜〜!
(謙信)はっ!
(信玄)幸村よわしとお前とで徳川の背後を突く。
お館様家康殿の説得ならぬときは狭撃せんと初めから!?そうしとうはなかったが竹千代にしても突撃を命じねばわしが退かぬと承知してのこととは申せ無敵とうたわれる本多忠勝を擁しておらねばできぬ采配よ。
本多忠勝…。
(信玄)あるいは更なる秘策があるのやもしれぬ。
あっ…確かに兵の数からすればまともに事を構えるには無謀…。
心して掛かれ!行くぞ!はっ!
(家康)織田の鉄砲隊はまだか?明智殿のつなぎによれば間もなくとのこと。
(家康)そうか。
さしもの武田騎馬隊も種子島の前にはひとたまりもありますまい。
ころあいを見て兵を退かせ武田と上杉を一網打尽にする。
・はっ!≪お許しくだされ信玄公…≫≪この手で明日をつくるためにござる!≫ザシュッ!ぐはっ!
(かすが)はっ!ああ…。
私の美しき剣今日もまばゆく咲いていますね。
(かすが)あっ…もったいなきお言葉。
ドスッ!・ぐはっ!お守りいたします謙信様。
ドォーーン!天覇絶槍!真田幸村見参!だあぁ〜〜!
(信玄)ふん!ドカーン!
(信玄)うおぉ〜!ゴオォーー!
(家康)さすがだ信玄公!
(謙信)全軍速やかに陣形を魚鱗より鶴翼へ移行!敵本陣を落としなさい!
(兵士たち)おお〜〜!うっ…くっ!あっ…いっちゃん!てっちゃん…うぅ…。
はっ!・ちくしょう!いいヤツだったのに!くっ…うぅ…。
いっちゃん…。
ううっ…くっ…。
家康様の御為!わあぁ〜〜!ザシュッ!ドサッ
(佐助)今更どうしたの?だんな。
初陣でもあるまいし家康と会って闘志が鈍ったのかい?そそんなことはない!・
(信玄)それが人を斬る痛みじゃ。
お館様…。
敵も我らと同じ。
大事に思い思われる者がおり胸に抱く明日がある。
織田一党にはそれがない。
ゴオォーー!
(信玄)幸村よ相手もまた人であるということそのことを忘れず槍を振るうのじゃ。
はっ!お館様織田は朝倉を攻めずにこちらに兵を向けたようです。
うむ…ここが決戦の地となるか。
(家康)やはり数の差はいかんともできぬ。
戦国最強!本多忠勝出撃せよ!
(家康)忠勝〜〜!
(兼続)本多忠勝だ!討ち取って名を上げろ!我こそは上杉一番隊直江兼続!一番隊は無敵のオレ一人!やあぁ〜〜!ガン!
(兼続)無敵なのにやられた〜!うわっ!やあぁ〜〜!はっ!ガンガンガン!ぐわ〜〜!忠勝!この家康に過ぎたる者とはお前よ!ん?あれは…奥州の独眼竜か!?武田と上杉を徳川が阻んでおります。
小競り合いだ。
魔王をぶっ倒したら取って返してなだれ込む。
信濃ごと頂くぜ!ドカッ!
(慶次)甲斐の虎にも説得ならずか…。
ん?ヒュ〜!
(口笛)オレの前に立ちふさがるとはいい度胸だ。
あんたどこのどいつだ?刮目せよ!我こそは浅井備前守長政。
貴殿をここから先へ行かせるわけにはゆかぬ!浅井長政?正義の名において貴殿を削除する!
(小十郎)浅井長政…魔王の義弟。
織田が差し向けたのかもしれません。
ふん…。

(慶次)どこから見てる魔王さん…。
あっ。
(夢吉)キッ
(慶次)はっ!
(左馬助)ん?慶次さん?
(良直)あれ?
(文七郎)どこ行くんだよ!?
(孫兵衛)まさかとんずら?あっ…。
はっ…。
謙信様!
(謙信)慶次…。
(小十郎)あの野郎…。
前田慶次はお膳立てを終えて本隊へ戻ったもようです。
織田は我々と武田上杉をこの長篠で一度にねじ伏せるつもりかと。
上等だ。
Partyが派手になるってもんだぜ。
(長政)市待っていろ。
そして見ているのだ。
理の兵たちよ!いざ進め!悪の軍団を滅ぼすのだ!
(一同)おお〜〜!
(長政)はっ!≪私は信義を貫く!≫
(小十郎)政宗様兵隊どもはお任せを。
OK!任せたぜ小十郎。
はっ!
(良直)筆頭!
(孫兵衛)くぅ〜!久しぶり!とうっ!クールにいこうぜ!ヤッハッ!
(長政)はあぁ〜〜!でやっ!カキン!ガキンガキンガキン…悪くねぇウォーミングアップだ。
奥州筆頭伊達政宗推して参る!ドカーン!
(信玄)浅井長政…織田の先鋒となったか。
(光秀)ご覧ください信長公。
信義にあつい浅井殿が兄上たるあなた様のために独眼竜を退けようとしております。
(お市)長政様…。
(信長)時に光秀。
家康に与えるはずの鉄砲隊はどうなっておるのだ?
(光秀)浅井の後方支援にあてがいました。
伊達の機動力には一層の警戒が必要かと。
(信長)うむ…。
うわぁ〜〜!いいぞ忠勝!もうすぐ織田の鉄砲隊が来る!我ら徳川軍の…。
・うおぉ〜〜〜!戦国最強本多忠勝殿とお見受けする。
真田幸村全力でお相手いたす!いざ尋常に勝負!うおっ!カキン!カキン!ガガガガガ…うおぉ〜〜!み〜な〜ぎるぅ〜〜!忠勝を止めただと!?ガキッ!うおぉ〜〜〜!くっ…。
カン!えい!くっ…。

(佐助)だんな!はっ!佐助!カキン!うおおぉ〜〜!!ガキン!ビシッビシッお館様!!それがし一対一で…。
(信玄)一人で倒せる相手ではない!ドンッ!ガキン!ぬおぉ〜〜!!ガキン!はあっ!ガキッ!忠勝持ちこたえろ!てやっ!はあぁ〜〜!!バキッ!ブシュッうぅ…。
ピシュンうおっ!≪くっ…織田の鉄砲隊はまだなのか!≫
(濃姫)本多忠勝の動きが封じられている。
このままでは程なく徳川軍は全滅!上総介様!ふっ。
(長政)とおぉ〜〜!!ドォーン!
(長政)輝斬・十文字!はっ!ドォーーン!!Allright.竜の爪…とくと味わいな!!死んでも退くわけにはゆかぬ!はっ…。

(お市)明智様…あのまま鉄砲隊に攻撃をさせるのですか?
(光秀)独眼竜を足止めしておく必要があります。
はっ…それでは長政様が…。
キッ?
(謙信)待ちなさい慶次!はっ!あっ…謙信!初めからそのつもりだったのですね?私たち東国の武将を連合させ抑止力としそれを背に前田の名をもって魔王に近づき説得する。
残念ながら体制は不完全です。
やってみなきゃ分からないだろう?戦いが拮抗してる今なら…。
魔王の返答などすでに自明。
あなたは人の善を信じすぎています。
(慶次)魔王だって初めから魔王だったわけじゃないだろ?
(謙信)悲しいかな生まれながらの魔性も時としてこの世にはある。
友として死にに行かせるわけにはいきません。
くっ…。
キキッキッ兄様やめさせて!長政様を殺さないで!光秀…貴様興が過ぎるわ。
(光秀)これは申し訳ございません。
兄様!
(光秀)お市様。
まだ間に合いますよ。
・ヒヒ〜ン!
(馬の鳴き声)
(2人)あっ!ザシュッ!
(長政)天空・裂翔剣!はっ!あんた上等だ!
(長政)あぁ…。
エ〜ックス!!ドォーーン!はぁはぁ…我が正義は不撓不屈なり…。
義のともし火に光るるままに…たとえ手足を失おうとも…私は…歩みを止めぬ!無言即殺〜!・
(お市)長政様!はぁはぁはぁはぁはぁ…。
市!?ああっ!長政様逃げて〜!ん?
(光秀)ふふふふっ。
さあ仲よく踊っていただきましょう。
バンバンバンバン!ブシュッブシュブシュ!キン!政宗様〜!バーン!!はっ!ん?あぁ…。
バン!バン!バン!ううっ!あぁ…うっうぅ…。
(長政)あっあぁ…あぁ…。
市…。
バンバンバン!ドサッ!
(お市)踏みにじられた魂が散っていく。
ごめんなさい…みんな市のせい…。
でも市頑張るから次回も見て。
(左近)へへっ。
ついてるねぇ。
(秀秋)あっ!うわぁ〜。
遊んでる場合じゃないよぉ。
よし!ててて…天海様〜!
(勝家)これでようやく…。
2015/08/09(日) 03:28〜03:58
MBS毎日放送
戦国BASARA 第一期 #05[再][字]

「壮絶! 長篠・設楽原の義戦」▽天下布武をかかげ他国を侵攻する織田信長に対し、独眼竜・伊達政宗と甲斐の若虎・真田幸村が激突!乱世を制するのは誰なのかー!?

詳細情報
番組内容
長篠の地で、徳川軍と対峙する武田・上杉連合軍。家康が織田との隷従に等しい同盟関係に甘んじていることの真意、そして織田の思惑、ともに察している信玄は、家康を味方とするべく直接の説得を試みる。

苦渋をにじませながらも変節を頑なに拒む家康。戦国最強と謳われる武将・本多忠勝の存在と、織田より派遣される鉄砲隊を恃(たの)みとすれば、数に劣る徳川にも勝機があるーー。
番組内容2
一方、それらを横目に尾張をめざし、設楽原を駆け抜けようとする伊達軍の前には、浅井長政が立ち塞がるのだった!
出演者
伊達政宗:中井和哉
真田幸村:保志総一朗
片倉小十郎:森川智之
武田信玄:玄田哲章
猿飛佐助:子安武人
上杉謙信:朴ろ美
かすが:桑谷夏子
前田慶次:森田成一
前田利家:坪井智浩
まつ:甲斐田裕子
徳川家康:大川透
北条氏政:宮澤正
今川義元:塩屋浩三
浅井長政:辻谷耕史
お市:能登麻美子
濃姫:日野由利加
森蘭丸:下和田裕貴
明智光秀:速水奨
織田信長:岩本規夫
ほか
スタッフ
【原作】
CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ)

【監督】
川崎逸朗
【シリーズ構成】
むとうやすゆき

【キャラクター原案】
土林誠/CAPCON
【キャラクターデザイン】
大久保徹
音楽
【オープニングテーマ】
ablngdon boys school「JAP」
【エンディングテーマ】
Dustz「Break&Peace」

【音楽】
澤野弘之
制作
【アニメーション制作】Production I.G
【製作】TEAM BASARA

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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