第97回全国高校野球選手権大会 第3日[SS] 2015.08.08


生字幕放送でお伝えしています
夏の甲子園、大会3日目の第4試合、4回の裏。
山口・下関商業が3対1とリードして攻撃に入ろうというところで雷の音が大きくなりまして試合が中断に入りました。
いったん、強い雨も降りまして試合は中断されていましたが今、雨が上がってそして、ご覧のようにホームプレートやマウンド付近を覆っていたシートが片付けられているところです。
ちょうど、6時になったところで選手たちがまたダッグアウトからベンチの前に出てまいりまして試合再開に向けてキャッチボール体を動かし始めました。
場内のアナウンスもまもなく試合を再開しますというアナウンスが先ほど、入りました。
そして、このとき外野の照明灯にも明かりが入りました。
きょうの第4試合は3対1と下関商業が白樺学園を2点リードして4回裏の攻撃に入るところでいったん、中断しました。
3対1と下関商業がリード。
4回裏の下関商業の攻撃というところから試合が再開されます。
まもなく試合が再開されますというアナウンスが場内に流れました。
アルプススタンドの応援団もスタンドの下に避難していたんですけど今、村本さんゆっくり戻ってきましたね。
雨も上がりましたし選手たちも、非常にいい表情でグラウンドに出てきましたね。
非常に暑い一日。
大会が始まってから、本当に暑い状態が続いていました。
かなり雨が降りまして今、風がいくぶん、どうですかね村本さん、ちょっと涼しくなってきましたかね。
1時間ほど前とはまったく違う、そういった空気感になってますよね。
放送席の温度計も試合の中断が5時13分だったんですがその前は32〜33度を指していたんですが今、放送席の温度計31度5分になっています。
といっても、まだ30度を超えているわけですがそれまでが何しろ非常に暑かったものですから風なども涼しく銀傘の下では感じられます。
この画面でご覧いただいている辺りが、ほぼ真っ暗だったんですが青空が広がってきましたね。
北北海道の白樺学園と山口の下関商業の試合、3対1と下関商業がリード。
まもなく再開されます。
下関商業といいますと山口県では夏の甲子園最多出場を誇ります。
山口県勢ということでいいましても村本さん、ほかの高校も優勝していますしそれから夏の準優勝は下関商業が2回あります。
それから下関商業が、夏の決勝で大阪偕星に敗れた翌39年も同じ下関にある高校が決勝進出。
さらに、優勝経験のある高校が昭和47年に決勝進出。
敗れて準優勝でした。
さらに1年おいて74年昭和49年。
このときは決勝に進出してつちや投手、それからサードしのづか選手が守っていた銚子商業に敗れて準優勝ということで、ですから昭和30年代の後半から40年代というのは山口県のチームは出れば、どんどん勝ち上がるというそんな時代があったんですね。
そういった伝統ですよね。
そういったことも山口県の代表の選手は、やはり十分知っていると思うんですけれども当時の、そういう記録に負けないように一戦一戦勝ち上がっていってもらいたいと思いますよね。
1985年昭和60年には宇部商業が決勝に進出して桑田、清原のちょうど3年生のときでしたよね。
PL学園と対戦して惜しくもサヨナラ負けして準優勝というそういうこともありました。
非常に強烈な印象として残っています。
一塁側の下関商業のアルプスですがおなじみ胸のマークのSという人文字を作って応援していたんですがいったん、雨で全員スタンド下に避難しましたのでもう一度、作り直しです。
こうして一塁側のアルプス。
紫の地に白でSという文字が浮かび上がっていたんですがもう一度、人文字を作り直してこのあとの応援に備えようというところです。
準備ができしだい試合再開という情報が入ってきました。
一方の北北海道、南北海道南北代表が出場するようになったのが1959年昭和34年の41回大会からです。
北海道は第6回大会から代表を送っているんですがなかなか、北北海道地区旭川を中心とした旭川地区。
帯広を中心とした十勝地区それから釧路根室のせんこん地区。
それから、きたみ地区。
そういった地区から一つしか代表が出せなかった時代というのは代表を出すことができませんでした。
初めて出てきたのが1926年の旭川商業。
2校代表になるまでに北地区から代表で出たのはあとは1949年の帯広高校芦別高校などの3校だけという北海道の中にあってもより寒さが厳しい、北北海道地域ということになるわけです。
南北海道、駒大苫小牧の優勝当時のキャプテンのことばの中に雪を白い土と思って練習したということばがありましたけれども。
本当に発想の転換でできないことはないんだなということを実証してくれましたよね。
村本さん、富山県のご出身で、なかなか冬場は練習難しかったと思われるんですが。
室内練習場がありましたので、そちらのほうで練習はできたんですけれども当時はグラウンドで雪がいっぱい積もってる中で野球をしようという感覚はなかったですよね。
正直なところ。
発想の転換といいますかそもそも、練習ができないものだというところからなんだ、やればできるじゃないかというように北海道のチームが変えたわけですね。
場内、大きな拍手。
試合が再開されます。
選手が守備位置につきました。
北北海道・白樺学園高校です。
3対1と下関商業がリードして、これから4回裏の攻撃です。
そして、中断中に点灯されましたので外野審判もつきます。
外野審判は分かりましたら後ほどお伝えします。
かなり5時13分から中断してますので時間はあきましたけれども白樺学園の戸出監督に伺いますと、7月31日に大阪の空港に降りたとき熱気には、びっくりしたという話をしていましたね。
きょうはこれでかなり涼しくなったので状況としてはよくなりましたよね。
インターバルをどう味方につけるかということにもなってくるんでしょうか。
また、第1球目。
それに注目していきたいと思いますね。
試合再開です。
下関商業、4回裏の攻撃から始まって、7番レフトキャプテンの佐々木から始まります。
試合再開後の、第1球。
しっかり、河村説人準備はしていたようですね。
大きな変化球が2つ決まりました。
なお、外野審判レフト、尾崎ライト・きしの、2人の審判がつきました。
佐々木、三振に倒れました。
ワンアウトです。
非常に力みがなくて腕しっかり振れているそういった状況ですね。
この変化球も決まりました。
8番ピッチャー・森元です。
きょうはバッティング2安打。
ツーアウト。
テンポよく、白樺学園の河村説人192cm、長身のピッチャーツーアウトを取りました。
9番ファースト・前寺。
1回目のバッターボックスは三振でした。
速球135キロ。
いい球を送りました。
スリーアウト。
中断後、難しい入りかと思いましたがきっちりと3人で抑えました白樺学園の守りです。
リズムに乗って攻撃に移りたい白樺学園のアルプスです。
石井隆広アナウンサーに伝えてもらいましょう。
銀傘の陰に隠れて先ほどの雨でだいぶ過ごしやすくなりました三塁側です。
ただ蒸し暑さが残っています。
先ほどの中断で吹奏楽部の皆さんは中断に入ると同時に楽器を持って通路に引き上げました。
そのおかげで楽器などに影響はないということです。
先ほど、音合わせをしてこれから、また大きな声援が続きます。
吹奏楽部の方はこの中断で流れを変えてほしい絶対、逆転してほしいと話しています。
逆転を目指して雨にも暑さにも負けない三塁側でした。
先ほど一塁側は人文字を作り直してまだ、その作業が続いているようで。
ブラスバンドも楽器を守らなければならない。
ということでアルプスに詰めかけた応援団の皆さんもいろいろ大変な部分がありました。
流れを変えたいというリポートがありましたけどね流れを変えるには十分な試合の入りだったんじゃないでしょうか。
河村投手非常にリラックスして力が抜けた状態で非常に変化球がよかったですよね。
2点をリードされている白樺学園のアルプスですが心配された試合再開の乱れというものは河村説人投手にはありませんでした。
それを攻撃につなげられるかというところです。
9番ショート・松浦から始まります。
北北海道・白樺学園。
間隔が空いたという意味では下関商業の森元投手も同じですね。
先ほどと同じようにしっかりと変化球を低めに集めるようにそういう投球が続いてますね。
スイングさせませんでした。
外から入ってくるスライダーですね。
ワンアウト。
打順トップにかえって1番キャッチャー川波。
なんとかここは捨てたいところじゃないでしょうかね。
バッター側からするとあのボールの見極めなんですよね。
ツーアウト。
うまい投球です。
森元投手。
やはり、この先頭バッターですけどもバッターを打ち取りたいと言ってましたけどうまく打ち取ってますよね。
ツーアウトランナーありません。
2番のセカンド・後藤。
このあと、3番の池田が非常に当たっています。
時折、ボールが続くこともありますがまずまず低めに集まっています。
常信が取りました。
スリーアウト。
間隔が時間があった森元投手もその長く待たされたということを感じさせないピッチングでした。
両投手、よかったですね。
非常に自分の本来の投球ができたんじゃないでしょうかね。
放送席解説はNTTでキャッチャー、監督として活躍されました村本忠秀さんです。
長い中断があって今、3対1という状況なんですがこのあとのポイントはどうでしょう。
ピッチャーはいい立ち上がりしましたから今度はバッターがピッチャーのリズムに合わせずしっかりと、ボールの見極めをして、好球必打ができるかどうかでしょうね。
2回試合が始まったようなゲームですからね。
バッターも気持ちを切り替えてボールを選んでいくべきだと思いますね。
2点リードの山口の下関商業。
打順は5回の裏は1番の常信から。
4回の裏は非常に力の抜けたいい変化球のキレ。
まっすぐに力があります。
142キロ。
ワンアウトです。
このカーブが再開以降非常にいいボールですよね。
このカーブを増やしていますが192cmの身長があって縦のカーブですよね。
バッターとしては非常に狙いづらいボールなんですよね。
ストレートが速くなってきましたね。
そんな印象がありますね。
いい動きです、松浦。
雨が降って、いくぶんやわらかさが出ていると思いますがいいダッシュでした。
3番ライト、いい守備もあった冨岡です。
5本目のヒットが出ましたツーアウト、ランナー、一塁。
速いストレートに負けませんでした。
予測の中のストレート狙いだと思うんですけど見事なバッティングですね。
ツーアウト、一塁できょう長打2本の4番の坂口。
ツーアウトですがここは白樺学園のバッテリーとしては要注意です。
1回目の打席左中間、ツーベース2回目はライトオーバースリーベース。
セーフ!隙を見逃さない走塁。
今の走塁はすばらしいと思いますね。
それほど大きくこぼしたわけではありませんでした。
川波もいいボールを送ったんですが。
これで一打追加点というところです。
状況が全然、変わりましたね。
本当にキャッチャーもワンバウンドのボールを本当に体をていして止めるんですけど一瞬の目を切ることによってランナーは好判断で走塁しましたよね。
ライトやや深めセンター深めは、ほぼ普通の深さに守ります。
狙ったところをうまく打ち気をはずしました。
ファウルです。
追い込んでも外野は守備位置を変えません。
見事なコントロール。
ランナー、二塁まで進めた下関商業ですが5回の裏、無得点。
よく落ちます、この変化球フォークボール。
いい落ちでしたね。
バッターもある程度予測してて見極めることもしないといけないんですけどついつい手が出てしまいますね。
4回裏、下関商業の攻撃が始まる前に長い中断がありました。
そのあとは両投手しっかり投げて5回を終わりました。
3対1、下関商業が白樺学園をリードしています。
また、神戸地方気象台から情報が入ってまいりました。
6時の気象、気温32度8分。
南南西の風2m。
甲子園周辺にかかっていた雨雲は徐々に弱くなりながら北西の方向に抜けたということです。
このあとはおおむね晴れの天気が続く見込み。
このあとの雨の心配はなくなるようです。
白樺学園、6回の表の攻撃は当たっている池田から。
初球はスローカーブから入りました。
この辺り2本打たれてますからね。
工夫してますよね。
ファウル。
ただ、このファウルの当たりなどを見ても森元投手に合うんでしょうかね。
足は速いが一塁アウト。
ワンアウト、ランナーありません。
2点を追う北北海道白樺学園です。
4番ライト・加藤。
ショートゴロとサードゴロです。
レフトが取りました。
森元投手、ここまできてピッチャーがつないでいきたいという話をしていました下関商業の佐々木監督なんですが長い中断もあったりしましたので普通の試合と一緒に考えるわけにはいかないと思うんですが。
休憩を挟んでの登板になっていますから体はリフレッシュはできてると思いますよね。
それと、前半の投球の反省を生かして両チームともに工夫した投球が見られますよね。
森元投手は序盤に浮いた球を強い当たりを打たれるといった場面がありましたが。
低め、遅いボールを有効に使い始めました。
ショートゴロ。
ちょっと、さしこまれています。
松本、さばいてスリーアウト。
両投手ともテンポがよくなってきました。
中断後は特によくなってきました。
6回の表、白樺学園、無得点。
序盤に点を取りあいました。
下関商業、先制白樺学園が追いつくとその裏、長打とスクイズで2点を取った下関商業です。
4回の表の白樺学園の攻撃が終わったところで雷雨のために中断しました。
そのあと、試合が再開されて両投手が非常にいい内容の投球を見せていましたが白樺学園が村本さんここでピッチャーをスイッチしましたね。
非常に再開後ピッチャーの河村君も変化球も低めに集めて非常にキレのあるストレート出てきたと思うんですけどここは思い切った交代になりましたね。
仲野投手も投球したイニングは、地方大会はほぼ先発の河村説人と変わりません。
2枚エースという言い方でいいかと思いますね。
予選をこういったケースで勝ち上がってきているということですよね。
5番きょうスクイズを決めているサード・益本から。
曲がりの小さなスライダー135キロと計測されました。
間に合いました。
2年生・松浦。
三遊間、2年生。
セカンドも2年生という白樺学園ですが送球がまたいいですね。
この辺はしっかりと鍛えられてますよね。
もう一度お伝えしますがどちらも守備からリズムを作りたいというチームカラーです。
6番セカンド・阪本。
インサイドに落としてちょっと手が出かかりました。
投球フォーム、ご覧になっていかがですか?
力みもなく非常にスムーズな投げ方だと思いますよね。
変化しているんですが140キロ近いボールですね。
しっかり腕が振れてますよね。
先ほどはスライダーで135キロ。
今、137キロ。
この速さできて、ぴって曲がるとどうでしょう対応、ちょっと難しいですね。
バッターとしては本当に捉えることは難しいと思います。
そして遅い変化球。
こういったボールが間に挟まるとよけいに狙いにくいですね。
今度はまっすぐか。
どんどん投げてきます。
河村をリリーフした白樺学園…手が出ません!ナイスリリーフ!思いどおりのピッチングでしょう。
6回を終わりました。
最後は真ん中のまっすぐですが全く手が出ませんでした。
佐々木。
そして、この表情です。
リリーフした投手です。
白樺学園、応援メッセージをご紹介しましょう。
京都府の20代の男性からいただきました。
私は白樺学園のある芽室町で育ち今は京都の大学に通っています。
白樺学園が北北海道大会を勝ち抜いたと聞いていてもたってもいられずきょうは甲子園球場のスタンドで応援する予定です。
きょうは、とても暑いですがその暑さに負けないくらいのプレーを期待しています。
頑張れ、白樺というメッセージをいただきました。
東京と20代の男性私は地元、十勝から現在、上京し、東京から声援を送っています。
高校時代は白樺学園と接戦を何度も繰り広げたことが私の胸に焼き付いています。
母校は予選で敗退してしまいましたが北北海道代表として白樺学園にはこの初戦一丸となって勝利をつかみとってほしいです。
こうしたメッセージをいただいています。
打順は下位です。
7番から始まります。
7回表、北北海道・白樺学園。
気温も幾分、下がりました。
ずばっときました。
120キロ。
村本さん速く見えるんでしょうね。
本当にうまくピッチャーの特徴を生かしていますよね。
ワンアウト。
7番ファースト・川村涼輔です。
きょうは四死球1つずつ。
この川村涼輔にはやや制球が乱れます。
マウンドの森元。
狙うカウントなんですがここで、どういう球がくるでしょうか。
スリーボールワンストライクからの変化球ですが、どうでしょう対応するのは難しいですか?
背中のほうから曲がってくるようなそんな変化球でしたね。
カウント戻しました。
よく見た。
きょうは、四死球で3度出塁です。
川村涼輔。
守っている選手たちに指示を送りました下関商業の佐々木監督です。
先ほどの回から河村説人をリリーフした中野。
北北海道大会では10打数の4安打。
追い込まれた中で動きはあまりないカウントではあるんですがランナーが非常にスタートを切りづらそうにしているのが印象的です。
いろんな間合いで投げていますからランナーとしても本当にスタートを切りにくいピッチャーだと思いますね。
振らされました、三振!ランナーは戻りかけてバッターは振らされました。
ひょうひょうとした表情の森元投手。
いいところに投げますね。
本当に自分が有利なときは徹底的に低めに集めてますよね。
ラストバッターショート・松浦。
この回も、森元投手のひょうひょうとした持ち味生きました。
3対1、リードして下関商業これから7回裏の攻撃です。
下関商業に寄せられた応援メッセージをご紹介しましょう。
大阪府の方です。
野球部のOBの方です。
下関商業が甲子園に出場することによってたくさんの懐かしい人たちと顔を合わせることができました。
時が流れ仲間と会う機会がなくなっていく中、最高の再会のきっかけを作ってくれた野球部の皆さんに感謝しています。
まずは初戦突破アルプススタンドで応援していますというメッセージです。
20年ぶり出場という下関商業です。
山口県の10代の女性からもいただきました。
私は下関商業の隣の高校に通っています。
いつも教室の窓から下関商業のグラウンドを走る野球部を見てそのそろった走りに感動しています。
その下関商業が今回、甲子園に出場したのは自分の高校のことのようにうれしいです。
甲子園の舞台で全力を出しきってほしいです。
頑張れ、下商というメッセージをいただきました。
隣の高校に通っている女子高校生ということですと前回の下関商業の夏の甲子園出場のときにはまだ生まれていないわけですね。
8番、持ち味全快のピッチングを見せる森元から。
ワンアウト。
村本さん、ちょっと試合が動かなくなってきましたね。
終盤なんですが。
ピッチャーが非常にいい投球をしていますよね。
こういった緩い変化球をうまく使ってストレートを速く見せるそういったピッチングができていますね。
お互い、どう相手投手のペースを崩しましょうか。
やはり、ストライクボールの見極めが一番だと思うんですけどとにかく、どんな形でもいいから塁に出たいですね。
ライト線。
隙を見逃しません。
ナイスラン!ワンヒット、ワンエラーです。
エラーといいましてもライトが僅かにこぼしただけですが。
こういったところの走塁が見事ですよね。
一瞬のミスをしっかりと自分の判断で行きましたよね。
雨が降りましたから外野手は弾んでスリップしてくるボールにも注意が必要でしょうかね。
追加点のチャンスでトップに回って常信。
送った形になりましたツーアウト、三塁。
うなずいた、佐々木監督です。
自分も生きようかというバントでしたが結果的には送った形になってツーアウト、三塁。
点が入ったのは3回まで。
そのあとは試合が動いていません。
7回裏。
松本は中野と最初の対戦です。
河村説人とはピッチャーゴロ、三振ショートゴロ。
ストライクはいずれもカーブ。
バッテリーとしてはどんなフィニッシュを考えてるんでしょうか?
一番、理想形はストレートで打ち取りたいんですけどね。
スリーアウト。
守りました、白樺学園。
徹底的に変化球攻めにしました中野。
7回を終わりました。
点が入ったのは3回まで。
4回表を終わったところで雷雨による長い中断がありました。
試合が再開されたあと下関商業は先発の森元が投げ続け0に抑え、そして白樺学園は先発の河村説人から中野にスイッチをしましたがこの両投手もいずれもよく抑えて8回、9回という2イニングです。
下関商業の森元は7回まで102球。
ことしは軸になるピッチャーというよりは継投で試合を勝っていくそういうチームにしようと決めて春から、もうそういう形で試合を進めてきましたという話をしていました佐々木監督なんですがここまで、森元投手は交代させる要素はあまり見当たらないような。
冨岡、取りました。
風が追い風になっています。
ワンアウトでランナーありません。
上位打線。
2番セカンド後藤です。
123キロ。
ストレートのスピードは決して速くありません。
変化球を低めに集めています。
どんな形でもランナーを出したいという中スリーボール。
出ました。
白樺学園はこうしたランナーも有効に生かしたいですね。
ここで一番タイミングの合っている池田君に回りましたからね。
そして、背番号10番を着けた村長がブルペンに行き…。
それから背番号14番をつけた亀永が監督の指示を伝えにマウンドに行きました。
ストレートのフォアボール。
ワンアウト、ランナー、一塁です。
そして、白樺学園がいいバッターです。
当たっている池田。
一塁はセーフ。
初球から狙った池田ですがファーストゴロ。
一塁ランナーが二塁フォースアウト。
ツーアウトランナー、一塁となりました。
今のバッティングはどうご覧になりました?
ある程度狙いを持って打席に入ったと思うんですけど非常にいいコースに投げたと思いますよね。
ツーアウト一塁でバッター4番ライト・加藤。
内野ゴロ2つ。
それから弱いレフトフライ。
どう絞ったらいいでしょう?
やはり、インコースを狙うのかアウトコースを狙うのかある程度、バッターとしては決めたほうがいいですよね。
変化球も右バッターの外から入ってくる変化球とインコースで低めに落ちる変化球ありますから狙いとしては外から入ってくるボールをセンターに打ち返していくというのが理想だと思うんですけどもね。
入った!同点ホームラン!4番の一発!雲の切れた青空。
大きな弧を描いて同点ホームラン!4番・加藤。
これまではなかなか自分のスイングをさせてもらえませんでしたがこのバッティング。
今のが外めから真ん中に入ってきた変化球ですよね。
一球でしとめましたねナイスバッティングだと思います。
8回、追いついた白樺学園。
スリーアウト。
しかし、三塁側アルプスから大きな拍手。
ランナー、一人を置いて4番・加藤同点ホームラン。
大会第3号がレフトスタンドに飛び込んでいきました。
そのホームランを、もう一度ご覧いただきましょう。
それまでは翻弄されていた感じがありましたが。
ここで、加藤は手を上げています。
緩急を使って変化球を低めに集めていた森元のこの高さ。
決して甘い高さに行ったわけではないと思うんですけども。
バッターの加藤君のほうが早め早めの準備ができていましたよね。
この高さでやられているしっかり打っていこうと。
同点になって追いつかれた下関商業はしかしパンチ力のある3番ライト・冨岡から。
これで守る白樺学園中野の心の中にもそれまでとは違ったものが生まれてくるかもしれません。
うまく抜きました。
完全にあのタイミングは外しましたね。
ピッチャー・中野君に代わってから下関商業の各打者が何かタイミングを取りづらそうにしてますね。
4番キャッチャー・坂口です。
きょうはロングヒットが2本。
どうタイミングが取りづらいんでしょう?どんなことが考えられますか?
ベース上のスピードがあるんだと思うんですよね。
完全に押し込まれました。
ショート・松浦へのハーフライナーです。
今のも変化球だと思うんですけどそのボールが変化球と思っても、ややスピードがあるんですよね。
これも小さくスライダーといいますかカットボールといいますかなかなかスピードがあって横に滑ります。
そしてカーブ。
スリーアウト。
ここでも大きな声。
追いついてそのあとは3人で打ち取りました。
白樺学園の守り。
いいテンポですね。
非常に主導権を持った投球が続きましたよね。
9回の攻防に入ります。
ヒットは白樺学園がここまで4本。
下関商業は6本です。
白樺学園が8回に4番バッターのツーランホームランで同点に追いつきました。
昼間のような、あの暑さは雨ですっかりなくなりました。
9回の白樺学園の攻撃は下位打線に向かっていくところ。
6番の河瀬。
強振。
低め。
ボールが先行しました。
いいボールですね。
インサイドのまっすぐにはまだ、各バッター腰を引いてますね。
高いバウンドになりました。
待って、取りました。
一塁ヘッドスライディング。
アウトです。
いいボールをお送りました。
ワンアウト、ランナーありません。
9回の攻防はいずれも6番バッターからです。
よく取りました。
ここはうまくベースカバーに入りました。
ピッチャー・森元。
ちょっとセカンドの送球が逆方向になったんですけどね。
やはりこういう部分もふだんの練習があるからこそカバーできるんでしょうね。
さすがに守りからリズムを作るチームです。
ツーアウト、ランナーなし9回表白樺学園の攻撃です。
8番ピッチャー・中野。
きょう2度目のバッターボックスです。
うまくタイミングを外しました。
ショート。
スリーアウト!8回に同点に追いつかれましたが9回はまた元どおりのリズム。
笑顔が浮かびます。
ナイスピッチング!いいですね。
本当に継投ということばを試合前から言われてましたけど本当、9回まで投げましたよね。
本当に代わることなくたんたんと自分の投球を9回までできたということでしょうね。
3対3。
9回裏の攻撃です。
9回はいずれも6番から。
きょうは第1試合が早稲田実業が6対0で今治西を破った試合でしたが第2試合、第3試合はいずれも延長戦にもつれ込みました。
お互いにグラウンドを見つめるアルプスです。
6番から始まります。
中野からはまだヒット1本という下関商業です。
変化球がなかなかいい中野投手。
そして、速球の伸びもあります。
松浦から川村。
ワンアウト。
どうしても詰まりますね。
スピード表示は140キロに満たないストレートなんですけど各打者にとっては非常に速く感じてると思いますね。
ワンアウトでランナーありません。
7番キャプテン・佐々木。
まっすぐを打ち返しました。
出ましたね。
今のはナイスバッティングですね。
甘く入ってきましたけども逃さずにしっかりセンターに打ち返すことができましたね。
バッターボックスにはこれから8番のピッチャー森元が入るところですがランナーが出てきょうは、下関商業は再三にわたってランナーを動かしながら点を重ねていっています。
9回です。
その辺りの注意を含めてということもあるでしょう。
守り側からいうとやはり、みずから、リズムを狂わさないように動いてこられても一つずつアウトを取っていくことをそういうことを打ち合わせしたと思いますね。
学校では生徒会長を務めるというキャプテン。
マウンドに伝えました。
8番のピッチャー・森元。
ファウルフライセンターフライ、ファーストゴロ。
バントの構えですがここは送るとみていいですか?
十分それは考えられると思いますね。
ただ、簡単にくるかどうかですよね。
ランナーを動かしながらも…。
スタートの構えだけ。
相手バッテリーを揺さぶるそういったことも考えられますね。
こうして、ランナー…。
佐々木監督もキャプテンの長男に指示を送りました。
これ、分かりませんね。
今の見送りはなんでしょうか。
一つ、様子を見ようという形だと思いますね。
打ってくるのか構えは送り。
送りバント成功。
ツーアウト、二塁。
そして、ラストバッターファースト・前寺です。
一打サヨナラ。
外野は当然、前。
ここで守りとしてはどんなことを確認しておきたいですか?
やはりピッチャーの投げるボールを信じて、自分のところに飛んでくるんだという気持ちで守っているべきですよね。
追いついた!よく取りました。
レフト・河瀬最後はフェンスにぶつかりながらボールは落としませんでした。
スリーアウト。
きょうは3試合連続の延長戦。
フェンスが気になるところですけどね。
選手は集中してますからフェンスも怖がらず一球を真剣に追いかけている姿ですよね。
最後はお尻からフェンスの厚みの部分に乗っかる形になりました河瀬。
サヨナラという場面をしのぎました。
白樺学園3対3。
きょうは第2試合敦賀気比と明徳義塾。
延長10回敦賀気比、サヨナラ勝ち。
第3試合は大阪偕星と比叡山の試合3対3で、延長10回に大阪偕星10回に4点勝ち越しました。
3試合続けての延長戦です。
その延長戦に持ち込むことになったのは加藤の同点ツーランホームラン。
本人は打った瞬間に手を上げてましたね。
手応えがあったんでしょうね。
9番ショート・松浦から始まります。
10回表、北北海道白樺学園。
ヒットはまだ4本です。
ボールが先行しました。
よく取った!松本、追いついてファーストの前寺も難しいバウンドよくさばきました。
追いついて、そして送球。
ちょっと短くなったんですが。
難しいボールでしたね。
ワンアウト、ランナーなし。
打順はトップにかえって川波です。
表裏両チーム同じような打順の巡りになっていきます。
きょうはこのボールを振らされていましたがここまで見逃してボール3つまでもってきました。
うまく振らせていたマウンドの森元としてはここはどうするか。
フルカウント。
外への変化球か。
冨岡、取ってツーアウト。
いい角度では上がりましたがやはり前の打席で変化球でやられてますのでね。
うまく低め低めに変化球を投げているからこそ今のストレートがさし込まれてるんでしょうね。
ツーアウトでランナーありません。
いいテンポで投げ続けます。
キャプテン・佐々木。
スリーアウト。
捉えられそうで捉えられない。
持ち味を発揮している継投でという話をしていた下関商業ですが森元投手、先発が10回を投げきりました。
非常にいい流れを作ってますよね。
134球をここまで投げていますがまだまだ、その白樺学園に捉えられたという感じがないですよね。
一方の白樺学園も河村説人から中野投手にピッチャーをつなぎましてまた、これも両投手がいい投球を見せています。
こうなるとどういう形で勝負がつくのか。
守備は両方ともいいですからね。
しっかりバッターとしては相手投手のボールに対して捉えていくということしかないんですけどね。
あと、ボールの見極め。
どんな形でも塁に出るということですね。
1番から始まります。
打順は非常にいい10回裏の下関商業。
常信、きょうヒット1本。
ちょっと抜けました。
先頭バッター1番バッターですからぜひ出したい、下関商業。
一塁セーフ!記録はエラー。
堅い守りできました白樺学園ですが下関商業にとってはこれは、ぜひとも出したかったランナーが出ました。
今の常信君も打ち取られた打球だったんですけども一塁までの全力疾走これすばらしいですよね。
相手野手にプレッシャー与えましたよね。
延長に入ってからは1イニングに1回ずつ、攻守それぞれタイムが認められていますがキャプテンの背番号14番・周東が行きました。
第2試合、第3試合に続いての延長戦です。
大会3日目。
10回裏、山口・下関商業はノーアウト、ランナー、一塁で2番ショート・松本。
送りバントの構え、ファウル。
大事な送りバントです。
一塁ランナーは動きません。
先ほどは、ほんの少しキャッチャー川波が…。
送りバント成功。
しっかり形は作ってきましたね。
松本君も本当にコースを狙ってしっかりとバント決めましたね。
ワンアウト、二塁。
二塁ランナー俊足・常信。
かえれば、サヨナラ勝ち下関商業。
センター僅かに右中間寄り。
一塁はセーフだ!これも足が速い。
ピッチャーとしてはアウトがとれたかと思ったでしょうが。
本当に一塁までの走塁ですよね。
下関商業の各ランナーがベースまでっていうよりもベースよりも、まだ先まで全力疾走してますね。
守るほうの考え方としてはアウトはとれませんでしたが塁が詰まりました。
というふうに考えるほかはないでしょうね。
内野手もここはしっかりと声をかけ合って打球判断をしていくべきだと思います。
外野の深さはこれでいいですか。
4番バッターを迎えていますからね。
一塁もアウト!また守りました!またもサヨナラのチャンス潰しました、下関商業。
逃れた、白樺学園。
アウトはとれませんでしたがランナーは詰まりました。
そこでセカンドゴロ。
冷静に打球処理ができたと思いますね。
ちょっとバッターにも力みのようなものが見えましたがこの場面ですからそこは致し方ないところです。
中野投手のアクションこの気持ちはよく分かります。
きょう、2長打があります4番バッター、ここではヒットを打つことができませんでした。
11回、まだまだいきます。
森元投手。
ワンアウト。
この池田というバッターはどんどん打ってきます。
しっかりその変化球にタイミング、合わせてきてますね。
そして、前の打席は同点ツーランを打った4番の加藤。
2球でツーアウト。
白樺学園学園のバッターを待たずにどんどん振ってくるようになっています。
5番サード・橋本。
どんどん振ってくるとなればバッテリーとしてはどんなことを考えたほうがいいですか?
高さを注意ですよね。
長打警戒ですよね。
シングルヒットはしょうがないと割り切って低め低めの投球だと思いますね。
いきすぎそうになりました。
すまん、すまんというキャプテンの佐々木。
しかし、事なきを得ました。
スリーアウト。
こういったナイター、照明の中でやる機会もそんなにないですから非常に難しい打球処理になると思います。
ちょっと出てきた方向と逆の方向に打球がキレていきました。
11回表を終わりました。
3対3の同点です。
3試合続けての延長戦ですが第2試合、第3試合はともに10回に決着がつきました。
この試合はまだ11回に入っても先が見えてきません。
5番から始まります。
山口・下関商業。
ライトへのヒット1本。
これは河村説人から放っています。
河瀬が取ってワンアウト。
初球の変化球から狙っていきました。
両チーム、若干フライアウトが多くなってきてますからやはり、低い打球ライナーを中心に打ってもらいたいと思いますね。
6番セカンド・阪本。
なかなか、こういう両投手のような出来の中で1本で決めるのは難しいでしょうからね。
乱れた!ランナー、二塁へ行く。
ちょっとセカンド足が滑りましたか。
2年生、後藤。
ワンアウト、ランナー、二塁。
若干、雨が降りましたので下は、やわらかくなっています。
足がそろってしまいましたよね。
ただ、残念なのはカバーリングですよね。
今まで、すべての打球に対してキャッチャーも行ってたと思うんですけど今の打球ではアウトになるだろうということでちょっと中途半端なカバーリングになってしまったと思いますよね。
どんな打球に対しても100%の確認ですよね。
カバーリングというのは大切ですよね。
9回、10回そして11回。
いずれも、サヨナラのランナー、二塁。
下関商業。
レフト定位置から少し前。
センター右中間寄り浅め。
ご覧のような深さに外野は守ります。
風は今、ほとんどなくなりました。
先発して投げ続けた森元です。
打順が下位に回っていくところ。
どうですか、ここは下位に回っていく中で空いている一塁ベースの使い方というのも考えていいところじゃないでしょうか。
ただし、今、勝負にいっていますからねカウントによっての考え方になってくると思いますね。
追い込みました。
持ち味の小さく鋭く曲がるこのボール。
本当にいいコースに決まってますね。
ボール先行しましたがカウント、戻しました。
白樺学園・中野。
若干、スタートが遅れた中にはナイトゲームに不慣れな点というのもあるでしょうかね。
それと、雨の影響による芝生がぬれてますからね。
一歩目が若干スリップした形になりましたね。
その雨の降った影響そういったものも踏まえて外野は守らなくてはいけません。
二塁ランナーがかえれば、サヨナラという場面で8番ピッチャー・森元。
1回から投げ続けました。
レフトはずっと前にきています。
センターもかなり前。
バッテリーの攻め方にもよるんですけどライトももう少し前に来てたほうがいいと思いますよね。
やや深めにいますからね。
風はレフトからライト方向。
このあとは、9番の前寺。
中野からライトへのヒットを1本打っています。
スリーボールからストライク。
次に回す気なんかないよというようなストライクでしたね。
力のあるストレートです。
緩急、見事!二塁ランナーをかえせば、下関商業がサヨナラという場面。
森元はスリーボールから2つ見送りました。
サヨナラ!延長11回4対3。
山口・下関商業、サヨナラ勝ち!最後はこの試合を一人で投げきった森元がサヨナラ打を放ちました。
お互いに攻め合い粘り合い、守り合ったこの試合です。
最後は、継投をしていくのが形という中で、一人で投げきったエースサヨナラヒットで試合が決まりました。
あと一歩およびませんでした北北海道・白樺学園。
しかし投球内容、それからパワフルなバッティングにも見事なものがありました。
解説・村本忠秀さんでお伝えしております。
最後はこういう形で決着がつきましたけど非常に両チームの持ち味が出ましたね。
本当に両チームともに守りからリズムを作って戦うというよく似たタイプのチームなんですけど本当に選手一人一人がそういった意識を高く持ってきょうのゲームを最後まで戦えたんじゃないですかね。
序盤に試合が動きました。
3対1となったところで56分間の中断がありました。
こうした長い中断のあと試合が動いてしまうということはよくあるんですけどむしろ、そこから両チームの選手たちの動きがよくなりましたもんね。
本当に中断になる前のプレーを両チームともにしっかりと反省をして次のゲームに向かってきたそういった印象がありますね。
4回表までが一つのゲーム。
4回裏以降が、また一つのゲーム。
早く3回までの課題をお互いに修正してそのあとにつなげていったところです。
とにかく、森元投手も下関商業はとにかくピッチャーをつないで、先行した状態でつないで、なんとか逃げきりたいんだという話を佐々木監督がしていたんですが間に長い中断があったとはいえ140球投げて完投してしまいました。
本当に見事な投球だったと思いますよね。
本当に緩い変化球と120キロ台のストレートなんですけどそれを速く見せるそういったコンビネーションですよね。
それは、きょうすごく参考になる投球だったと思いますね。
ピッチャーはコントロールと緩急だなというのを感じさせてくれましたね。
それと表情を変えずに本当にキャッチャーの坂口のミットに向かって本当、たんたんと投げていましたよね。
また、キャッチャーの坂口君もすべてを受け止めてあげるというような、そういった姿勢で捕球をしていましたよね。
後ろも勢いありましたけど本当に低めのボールに変化球に対してすべて、体で受け止めてやってるその姿っていうのは本当、バッテリーの力というのはすごいなと思いましたね。
序盤は下関商業が持ち味の機動力を使いながら試合を優位に進めていったんですが白樺学園は序盤から森元投手の変化球には苦しみながら甘いところにくるとほぼ確実に打ち返してましたね。
特に高めにきたボールに対しての反応というのはすばらしいバッティングの力があるチームだなと思いましたね。
8回には4番・加藤の同点ホームランも飛び出しました。
それから河村説人さらに中野という両投手ですね。
このピッチングの内容も見事だったんじゃないでしょうか。
ストレートもスピードがありますし変化球の精度ですかねこれも両投手とも、非常にレベルの高い投手だと思います。
レベルの高い両投手から9回、10回、11回と。
9回、10回とサヨナラのチャンスを得点に結びつけることができなくてともすれば、相手に流れがいきそうなところをやはり森元投手がしっかり食い止めて最後はみずからのバットでサヨナラ打をたたき出しました。
巡り合わせなんですけど本当に、頑張ってきて自分のバットで最後、決着をつけたというのも本当に、ふだんの練習の成果が出たと思いますね。
こうして延長11回の末に勝敗は分かれましたけれどもどうでしょう、村本さん。
どちらが力が上から下かという議論はこの際あまり意味がないというかほぼ力の差はなかったといってもいいんじゃないでしょうか。
両チームともに本当に試合の随所で本当に守りを注視されているというのがよく、分かったんですけども本当に選手同士も声をかけ合ってますしベンチからの指示もありますし本当に守りに関しての意識というのは高いなと思いましたよね。
カバーリングの話を試合の途中で言いましたけどこれはすべて完璧にやってこそのカバーリングですからね一瞬の隙もありましたけどそこはこれからの課題だと思いますけど両チームにとってはすばらしい守りの意識の高さは感じましたね。
守りのレベルの高さは…。
その中でも勝ちと負けが分かれる要因の一つとしてああいうことは100回に1回しかないかもしれませんけどもそれをちゃんとできたかどうかで分かれていく。
そんなこともありますね。
それだけカバーリング確認するということの大切さということでしょうかね。
改めてですからやらなければならないことは必ず最後までやる。
どういったことにも通じますよね。
高校野球の中からまた、そういうこともこのあとの人生に生かせるところではないかと思います。
準備ができましたら下関商業の佐々木監督のインタビュー談話をお伝えします。
放送席。
サヨナラ勝ちを収めました下関商業の佐々木監督です。
おめでとうございます。
どうもありがとうございます。
いろいろあった大変なゲームだったと思うんですが今のお気持ちいかがですか。
本当にいろいろありましたけど選手が粘り強く山口県大会と同じような戦いを甲子園でしてくれました。
サヨナラの場面森元投手、投げて打っても主役という感じだったんですがどうでした?
まずピッチングに関しては彼、本来のピッチングであるランナーを出しながらも放るということができたのでよかったと思います。
バッティングのほうも8番ですけどここのところ調子がよかったので期待しました。
それにしても中断の時間がありました。
あの辺りはどんなことを選手たちに伝えてました?
選手は非常にリラックスした状態でいたんですけどただ、再開のときにはもう一回、初回のつもりでいこうと、声をかけました。
そして、再開後も選手たち本当にいいプレーしましたね。
相手のピッチャーが非常にいい投手ですのでなかなか打ち崩すのは難しかったんですけどよくつないで点を取ってくれたと思います。
序盤のところは相手の投手をすぐに攻略をしました。
あの辺の攻撃はどうでした?
積極的に振っていこうということは言っていたのでその結果だと思います。
キャッチャー・坂口選手きょうは2打点。
この活躍については?
彼も、こういう大舞台には強い男ですのでよく打ってくれたと思います。
ゲームを通して自分たちの野球はできた感じですか?
森元が本当にいいピッチャーをしてくれて完投は考えてなかったんですけどなかなか代えるタイミングもなく9回のところでまだ、いけるか?って言ったら大丈夫ですって言ったんでいけるところまではいこうと思いました。
何が、いつもよりよかったんですか?
低めを丁寧につけてたと思うのでランナーをだしてもいいからとにかく点をやらないようにしようということで粘り強く投げてくれたと思います。
それにしても下関商業が節目の大会で勝ったこと多くの関係者の方が喜んだと思うんですけども。
多くの方がアルプスに来られてましたので本当に勝ててよかったです。
抽選の結果8日の1回戦ですね。
東海大甲府対下関商業ということになりました。
これについて、どうでしょう。
1回戦、見るかぎり強力打線のチームですのでこれからゆっくり対策を考えたいと思います。
本当におめでとうございます。
ありがとうございました。
下関商業の佐々木監督でした。
下関商業森元投手の談話です。
最後のサヨナラタイムリーの場面でしたがあそこは気合いでしたというふうに話しました。
この夏に向けて1年間努力をしてきて野球の神様が最後にくれたチャンスかなと思いました。
決められてよかったですという話です。
ピッチングについては中断前までは調子が悪くてコントロールもボールのキレもよくなかったそうなんです。
中断があったことで球もいくようになったしコントロールもよくなった。
中断もナイターもなかなか経験できることではないので経験できて楽しかったですというコメントです。
続きまして敗れました白樺学園の戸出監督の談話です。
汗を拭かずに帽子を取って話し始めました。
選手たちはよくやってくれました。
まず初回に先制点を取られたことが相手のゲームに流れにしてしまったポイントです。
そして、最後は相手の粘り強さ。
最後のヒットも決してきれいなヒットではなかったんだが粘り強さがああいうヒットになったのではないかと淡々と話されていました。
インタビューと談話は以上です。
放送席、どうぞ。
勝ちました下関商業佐々木監督のインタビューそのほか、談話をお伝えしました。
延長11回、4対3で下関商業がサヨナラで白樺学園を破ったゲームです。
それでは、この試合ハイライトシーンで振り返りましょう。
1対1の同点で迎えた3回の裏の下関商業の攻撃。
ワンアウト、一塁から4番・坂口。
ライトオーバーのタイムリースリーベース。
これで2対1となります。
さらにワンアウト三塁のチャンスが続いて5番・益本。
このスクイズ。
これが決まって3対1となります。
このあと4回表が終わったあと雷雨のため56分間の中断がありました。
試合再開後、8回表の白樺学園の攻撃です。
ツーアウト、一塁から4番・加藤。
レフトスタンドへ大会第3号の同点ツーランホームラン。
3対3となって9回は両チームとも点が取れず延長戦に入ります。
10回裏の下関商業ワンアウト、一、二塁とサヨナラのチャンス。
4番・坂口。
しかし、ここはセカンドゴロダブルプレー。
白樺学園が守りきります。
さらに11回裏下関商業ツーアウト、二塁できょうずっと投げ続けた8番のピッチャー森元の当たりがセンターへ抜けてセンター、バックホームができません。
二塁からサヨナラのランナーがホームインしまして4対3。
下関商業がサヨナラ勝ちで白樺学園を破りました。
最後のボール。
きれいなヒットではなかったけれども相手の気迫が上回ったという白樺学園・戸出監督の話もありました。
56分間の雨の中断などもありましてナイトゲームとなりましたきょうの第4試合。
解説、NTT西日本元監督・村本忠秀さんでお伝えしてまいりました。
談話を聞いていましたらサヨナラヒットを打って完投した森元投手下関商業の…。
経験できないから楽しかったという非常に前向きなんですね。
本当に中断もナイターもすべてが初めて経験することだと思うんですけどすべてをプラスに考えてプレーできたというのが立派だと思いますよね。
終盤、同点に追いつかれてしかも、ふだんあまり、やらない完投ということになりましたので非常に体力的にもきついものはあったかと思いますけどね。
中断のあと自分自身でコントロールもよくなったとそういった自分自身の意識っていうのがよかったんじゃないでしょうかね。
ですから、中断の時間は前向きな気持ちでそして、自分の調子をまた見つめ直して調整しなおす時間がうまく使えたということがあるかもしれませんね。
印象的だったのは監督さんのことばで本当に予選と同じ粘り強く戦えたというのが本当に印象的でしたね。
きょうの下関商業の戦いぶりを一つのことばで表すことにすればそれに尽きるでしょうかね。
粘り強さ。
非常に粘り強くきれいなヒットでなくても点を奪う。
足を絡めて次の塁を狙う、そういった地方大会で見せた戦いを甲子園で展開しました。
力の差はそれほどなかったと思いますが下関商業が白樺学園を破りました。
先ほどインタビューの中でもお伝えしましたが下関商業の次の試合大会8日目、順調に日程が進みますと8月13日の第2試合きのう、打撃戦の末に静岡高校を破った山梨の東海大甲府との対戦が決まっています。
大会8日目の第2試合です。
まだ、たんたんと取材陣の取材に答えている下関商業森元投手です。
では、ここで応援メッセージが届いておりますのでご紹介しましょう。
下関商業に届いたメッセージ福岡県30代の女性から。
延長のサヨナラ勝利感動して、涙しました。
おめでとう、下商というメッセージいただきました。
それから、敗れた白樺学園にもメッセージをいただいております。
北海道の女性からいただきました。
白樺学園高校野球部の皆さんお疲れさま。
一生懸命な姿に感動しました。
1〜2年生の皆さんはまだまだ、希望を持って練習に励んでくださいね。
3年生は最後の高校野球の夢だったと思いますが悔いのないプレーをできたでしょうか。
本当に白樺学園の皆様お疲れさまというメッセージをいただきました。
こうしたメッセージをいただいて白樺学園のメンバーを見ますとセカンド、ショートサードという内野陣はみんな2年生なんですね。
こうしたことがまた次のチームあるいは次の人生に生かせるといいですよね。
ぜひ、そうしてもらいたいと思いますね。
きょうの第4試合は雨のため、雷雨のため56分間の中断がありました。
応援団も一時、スタンドの下に雨を避けるために避難したりしました。
その間、かなり大粒の雨も降りました。
雷鳴もとどろきました。
1時間近い中断のあと選手たちはまた別の試合が始まったかのようにはつらつとした動きを見せてくれました。
最後は延長戦にもつれ込んで4対3最後は山口の下関商業が北北海道の白樺学園を破ったというゲームでした。
きょう、大会3日目の結果です。
きょうは4試合中3試合延長戦という非常に熱い内容の一日となりました。
あすの試合の予定です。
あすも4試合が行われる甲子園。
2015/08/08(土) 18:00〜18:25
NHKEテレ1大阪
第97回全国高校野球選手権大会 第3日[SS][字]

第4試合「下関商」対「白樺学園」 【解説】村本忠秀,【アナウンサー】広坂安伸 〜甲子園球場から中継〜 [延伸のとき以降の番組に変更あり]

詳細情報
番組内容
第4試合「下関商」対「白樺学園」 【解説】村本忠秀,【アナウンサー】広坂安伸 〜甲子園球場から中継〜 [延伸のとき以降の番組に変更あり]
出演者
【出演】【解説】村本忠秀,【アナウンサー】広坂安伸

ジャンル :
スポーツ – 野球

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