台湾総統「今後も歴史の正視を」 安倍談話に各国反応
朝日新聞デジタル 8月15日(土)7時27分配信
安倍晋三首相が14日に発表した戦後70年の首相談話について、第2次大戦で日本と関わった国・地域の首脳やメディアから、様々な反応があった。
台湾の馬英九(マーインチウ)総統は「日本政府が今後も引き続き歴史を正視し、深く反省し、教訓を銘記することを期待する」と表明した。「建設的思考と責任ある態度で周辺国家との友好協力を発展させ、地域の平和と繁栄にともに努力すべきだ」とも呼びかけた。
オーストラリアでは、公共放送ABCテレビが安倍首相の記者会見を生中継した。アボット首相は「第2次大戦中の豪州や他の国々の苦しみを認めている」と談話を歓迎した。「この70年で豪州と日本は、友情と信頼、共通の価値観に基づく特別な関係を形成した。彼の言葉は、万人のためのよりよい未来への日本の関与を他の国々が受け入れやすくし、日本との友情をより強くすべきものだ」と評価した。(台北=鵜飼啓、シドニー=郷富佐子)
朝日新聞社
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