伊丹和弘
2015年8月15日15時49分
戦後70年の終戦記念日の15日と16日、太平洋戦争が始まったハワイ真珠湾で長岡花火が打ち上がる。ともに空襲で多くの犠牲が出た長岡、ホノルル両市が合同で慰霊の行事を行う。
長岡市の訪問団約230人は日本時間14日までに現地集合。15日に真珠湾・フォード島のヒッカム合同基地で、ホノルル側の約220人と太平洋戦争終結70周年追悼式典を行う。戦艦アリゾナ歴史顕彰碑で献花し、両市が共同制作した70周年記念碑を除幕。灯籠(とうろう)流しの後、慰霊の花火「白菊」3発を打ち上げる。
16日は同会場で平和友好記念式典。長岡の中学生15人とホノルルの中高生8人が協力してつくった「青少年平和サミット宣言」を発表。花火は白菊に加え、復興祈願花火「フェニックス」など2千発を上げる。
2007年、ホノルルでの日米市長交流会議が交流のきっかけ。真珠湾攻撃を指揮した連合艦隊司令長官山本五十六の出身地から来たと森民夫市長が明かすと、当時のホノルル市長が「立派な軍人だった」と受け、話が盛り上がったという。
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