読者登録1000人 & 記事数1000本
今回の投稿で1,000記事目となる。読者登録数も少し前に1000人を超えていて、当初に思い描いていた「実績の解除」をほぼすべて達成してしまったような感覚もある。読者登録ありがとうございました。これまでにされてきた「実績の解除」の一部を並べてみる。
- BLOGOSデビュー
- トークショー登壇
- PVラインキング1位
- はてなのオフィスでお茶コント
- イケダハヤト師に会う
- 名義上のネット恋愛
- ブックマーカーや増田としてのイベント参加
- はてな女子会
- 数百単位のブログから採用されるツールを開発
- 電子書籍を出版
- テクニカルライターデビュー
- 池田仮名として営利組織にジョイン
この2年間で本当に色々とあったと感慨深くなりつつも、現在のインフレ環境にはついていけないという感覚もある。そもそもが息抜きだとか、ストレス解消のためにやっていることだし、分かっているからしたくないこともあるわけで、そっちのKPIに向けて最適化することは今後もない。
燃え尽きたので後は淡々と穴を掘る
読者登録も記事数も万単位となれば現実感がないし、このブログへの収益やアクセスはどうでもよい。そんなこんなで、色々な目標や目的を喪失したので、今後は淡々と思考の記録を続けることになるのだと思う。真面目に考えなきゃいけないのは仕事やプライベートのことだし、ブログやライティングからの収益全額がファンドに吸い込まれていく。
はてな村近郊にできたニュータウンには本物の仕事もお金も愛もあるんだろうけれど、その流れで本当によかったのかとも思う。中途半端な対価があるからこそ、その対価に比例するものが増えてしまった側面もあるのだろう。
「彼らはときどき穴を掘るんだ」と老人は言った。「たぶん私がチェスに凝るのと原理的には同じようなものだろう。意味もないし、どこにも辿りつかない。しかしそんなことはどうでもいいのさ。誰も意味なんて必要としないし、どこかに辿りつきたいと思っているわけではないからね。我々はここでみんなそれぞれに純粋な穴を掘りつづけているんだ。目的のない行為、進歩のない努力、どこにも辿りつかない歩行、素晴らしいとは思わんかね。誰も傷つかないし、誰も傷つけない。誰も追い越さないし、誰にも追い抜かれない。勝利もなく、敗北もない」
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下巻 (新潮文庫 む 5-5)
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何かの意味を見出しているならそこに向かって進んでいけばよいだろうし、そうじゃなくても穴を掘ること自体が結構楽しいので、現実を侵食しすぎない範囲で遊んでいきたい。そんなこんなで今後も意識低く穴を掘り続けていくので、よろしくおねがいします。