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 徳山動物園(山口県周南市)で開かれている「夏だ!ゴキだ!ごきぶり展」が人気だ。12日までの入場者が1万4千人を突破、園では展示内容の充実を図り、さらなる来場に期待をかける。

 会場では世界のゴキブリ15種約150匹を展示。園によると、7月18日の開催以降、東京や福岡など県外からの訪問も多い。海外メディアでも取りあげられ、多い日では1日1千人ほどが来場、7月の入園者は前年より約2千人多い約1万5300人に上った。

 人気を受け、同園は園内で捕獲したオオゴキブリが朽ち木を分解している様子や、クロゴキブリの生態を紹介。ゴキブリの羽などを身につける「変身スーツ」もつくった。担当職員の浜田純基さんは「ゴキブリが森の大事な分解者だということも知ってほしい。正しい知識をつけて、プラスのイメージを持ってもらえたら」と話している。同展は31日まで。(伊藤稔)