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天津の爆発 死者100人超 復旧めどたたず
8月16日 0時18分

天津の爆発 死者100人超 復旧めどたたず
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中国の天津で起きた大規模な爆発で死亡が確認された人は、これまでに100人を超えました。現場では、有毒物質が見つかったほか、中国を代表する港に通じる道路の通行止めが続くなど、復旧のめどがたっておらず、日系企業のビジネスや中国経済への影響の拡大が懸念されています。
日本時間の今月13日、中国・天津の港の近くにある倉庫とその周辺で起きた大規模な爆発では、これまでに104人の死亡が確認され、病院で手当てを受けた人は720人以上に上っています。
爆発から3日たっても火は消し止められていないうえ、現場からは有毒物質が見つかり、軍の専門的な部隊が救助活動を行うなど事態の収拾にはさらに時間がかかるおそれが強まっています。現場周辺では、警察が道路の通行止めを続けていて、中国を代表する貿易港である天津港に車が近づけない状況が続いています。また、港の周辺と天津市の中心部を結ぶ公共の交通機関も、一部が、運休するなど、運行が大幅に乱れていて、復旧のめどはたっていません。
中国のメディアによりますと、港の周辺にある物流会社が営業できないため、港での取扱量が多い輸入原材料や農作物の流通が滞り、価格が上がり始めているということです。天津港は、首都・北京などとの間で物資をやり取りする中国の輸出入の玄関口で、港の機能回復が遅れることで日系企業のビジネスや中国経済への影響の拡大が懸念されています。

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