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当別町立弁華別小学校

昭和19年11月、2回目の出撃前に佐々木伍長は「犬死にをしないようやり直すつもりだった」と参謀長に話した。2回目は1機の炎上を受けて攻撃中止となっている。帰還を知らない故郷の当別では両親が伍長の遺影を手にあいさつをする様子が報じられた。その後戦況は悪化し、司令部は次々と特攻隊を送り出していた。3度目の出撃命令が出され、必ず体当たりするようにと念を押された。しかし直前で米軍編隊に襲われ同僚が爆死し万朶隊の操縦士は佐々木伍長ただ一人になる。その後伍長に度重なる出撃命令が出され6回目で敵艦船に爆弾投下し命中させた。しかし帰るなり参謀長に恥さらしだと怒鳴られた。


万朶隊

現在入院している佐々木友次元伍長に話を聞いた。可愛がってくれた岩本大尉の仇を撃たなければと強く思っていたという。万朶隊4機が出撃。佐々木伍長は眼下に敵艦を発見し急降下して爆弾を投下し帰還の途についた。伍長は戦死と報じられた。岩本大尉の戦死をラジオで知って悲しんでいた妻の和子さんのもとへ福岡の眠り人形が届いていた。

昭和19年11月、2回目の出撃前に佐々木伍長は「犬死にをしないようやり直すつもりだった」と参謀長に話した。2回目は1機の炎上を受けて攻撃中止となっている。帰還を知らない故郷の当別では両親が伍長の遺影を手にあいさつをする様子が報じられた。その後戦況は悪化し、司令部は次々と特攻隊を送り出していた。3度目の出撃命令が出され、必ず体当たりするようにと念を押された。しかし直前で米軍編隊に襲われ同僚が爆死し万朶隊の操縦士は佐々木伍長ただ一人になる。その後伍長に度重なる出撃命令が出され6回目で敵艦船に爆弾投下し命中させた。しかし帰るなり参謀長に恥さらしだと怒鳴られた。

佐々木伍長には9回出撃命令が出されたがいずれも帰還しマラリアを発症。発作を繰り返しながら昭和20年を迎えた。1月、エチャーゲ司令部で参謀長と再会し山中での潜伏を余儀なくされた。特攻機は2000機以上が投入されたが命中率は9機に1機だったという。佐々木伍長は終戦後、米軍の捕虜となり翌年浦賀港に帰還した。


りパ飛行場

昭和19年10月、岩本編隊はフィリピンのりパ飛行場に到着し「万朶隊」と命名された。岩本隊長は爆弾を独断で投下できるようにし、隊員たちに「なんどでもやりなおしていい。命を大切に使うように」と話したという。これを聞いた佐々木友次伍長は身体が熱くなるのを感じた。


万朶隊

昭和19年10月、岩本編隊はフィリピンのりパ飛行場に到着し「万朶隊」と命名された。岩本隊長は爆弾を独断で投下できるようにし、隊員たちに「なんどでもやりなおしていい。命を大切に使うように」と話したという。これを聞いた佐々木友次伍長は身体が熱くなるのを感じた。

佐々木友次伍長（21）は北海道・当別の出身。子供のころから飛行機に憧れ17歳で仙台の航空機養成所で操縦の腕を磨いた。岩本大尉を心から尊敬していたという。昭和19年11月、岩本大尉以下5人が特攻機でマニラへ向かう途中、戦闘機に襲撃され胴体着陸し炎上。5人全員が非業の死を遂げた。万朶隊に初の出撃命令が下った。現在入院中の佐々木さんのもとへ向かった。


豊前市立埋蔵文化財センター

岩本益臣大尉は跳飛爆撃の一人者で体当たり攻撃に反対だった。しかしフィリピンで作戦任務を遂行するよう命じられ隊長に選ばれた。昭和19年10月の朝、大尉は辞世の句を読み出発。妻の和子さんは家の前で飛行機を見送っている。大尉らは博多で内地最後の夜を過ごすことになり、眠り人形を買って和子さんに送った。フィリピンでの海戦で連合艦隊は多くの艦船を失い壊滅状態になった。


鉾田陸軍飛行学校

岩本益臣大尉は福岡県岩屋村の出身でマレーなどにも出撃した航空機操縦のエキスパートとだった。鉾田陸軍飛行学校の教官だった頃、和子さんと昭和18年12月20日に結婚。特攻用に改造された「九九式双発軽爆撃機」が持ち込まれ特殊任務に参加することになった。

岩本益臣大尉は跳飛爆撃の一人者で体当たり攻撃に反対だった。しかしフィリピンで作戦任務を遂行するよう命じられ隊長に選ばれた。昭和19年10月の朝、大尉は辞世の句を読み出発。妻の和子さんは家の前で飛行機を見送っている。大尉らは博多で内地最後の夜を過ごすことになり、眠り人形を買って和子さんに送った。フィリピンでの海戦で連合艦隊は多くの艦船を失い壊滅状態になった。


万朶隊

岩本益臣大尉は陸軍の特攻隊、万朶隊の隊長だった。体当たり攻撃に否定的で部下に決して無駄な死に方をしてはいかんと命じていた。部下の1人、佐々木友次伍長は命令を守り9回出撃して奇跡的に9回とも生還した。命の大切さを身をもって示した2人の行動に迫った。

岩本益臣大尉は福岡県岩屋村の出身でマレーなどにも出撃した航空機操縦のエキスパートとだった。鉾田陸軍飛行学校の教官だった頃、和子さんと昭和18年12月20日に結婚。特攻用に改造された「九九式双発軽爆撃機」が持ち込まれ特殊任務に参加することになった。

岩本益臣大尉は跳飛爆撃の一人者で体当たり攻撃に反対だった。しかしフィリピンで作戦任務を遂行するよう命じられ隊長に選ばれた。昭和19年10月の朝、大尉は辞世の句を読み出発。妻の和子さんは家の前で飛行機を見送っている。大尉らは博多で内地最後の夜を過ごすことになり、眠り人形を買って和子さんに送った。フィリピンでの海戦で連合艦隊は多くの艦船を失い壊滅状態になった。


朝日新聞

人気漫才師だった花園愛子さんは夫、桂金吾さんと夫婦漫才で活躍。2人は昭和16年、中国への演芸慰問に参加したが愛子さんは移動中に銃撃を受け死亡した。娘のトシさん（85）は靖国神社に唯一残っている両親の漫才の写真を見て懐かしんだ。トシさんは当時、父にあてて「母の戦死は名誉」との電報を打ったがこれが反響を呼んだ。母の葬儀には東條英機の妻、かつ子さんも参列したほどだったが、今思うと「いい宣伝材料だったのでは」と話した。


靖国神社

人気漫才師だった花園愛子さんは夫、桂金吾さんと夫婦漫才で活躍。2人は昭和16年、中国への演芸慰問に参加したが愛子さんは移動中に銃撃を受け死亡した。娘のトシさん（85）は靖国神社に唯一残っている両親の漫才の写真を見て懐かしんだ。トシさんは当時、父にあてて「母の戦死は名誉」との電報を打ったがこれが反響を呼んだ。母の葬儀には東條英機の妻、かつ子さんも参列したほどだったが、今思うと「いい宣伝材料だったのでは」と話した。


東洋館

軍部は笑いの高揚感を生み出し検閲で情報をコントロール。早稲田大学演劇博物館には当時検閲をうけた演劇台本が残されている。検閲は漫才や落語にも及んだ。検閲を受けた漫才は国策漫才と呼ばれた。その漫才を東洋館で再現。そして国策に沿うようにメッセージ性を強めていく。再現した女と男は押し付けているからお客さんも笑いづらいのかななどと感想を述べた。

日中戦争が泥沼化すると、わらわし隊という名前は不謹慎だとして封印された。柳家金語楼は芸人免許を剥奪されミス・ワカナも改名した。戦争末期に満州と北京へ慰問を経験した内海桂子師匠（92）。命懸けだったが慰問は芸人として名誉だったと振り返る。


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