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[天津(中国) 14日 ロイター] - 12日夜間に大規模な爆発事故が起きた中国天津市の港湾は、世界10位の規模を誇り、日本を始めとする外資系企業が多数進出している。爆発事故を受けて、現地の外資系企業は被害状況の確認に追われている。
日本経済新聞によると、トヨタ自動車(7203.T)の乗用車組み立て工場では、窓ガラスが割れる被害が出たが、負傷した人はいなかった。そのほか多くの日系自動車会社も、比較的軽度の損害を受けた、という。
フランスの大手自動車メーカー、ルノー(RENA.PA)は、1000台以上が損傷したが、負傷者はいなかったと発表した。また韓国の現代自動車(005380.KS)は、現場にはおよそ4000台があったことを明らかにしたが、被害状況についてはまだ調査を完了していないとしている。
鉱業大手のBHPビリトン(BHP.AX)は、港湾業務や出荷に支障が出ているが、鉄鉱石の陸揚げバースは損害を受けていない、と発表した。
農業・建設機械メーカーの米ジョン・ディア(DE.N)は、爆発当時に自宅にいた従業員の数人が負傷し、一部は重傷を負った、としている。
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