第97回全国高校野球選手権大会第10日第1試合(15日、東海大甲府4-8早実、甲子園)注目の1年生スラッガー清宮が甲子園第1号を放ち5打点の活躍で早実(西東京)が8ー4で東海大甲府(山梨)を下し、ベスト8に進出した。打線は2試合連続の16安打、投手陣は松本、上條の継投で強打の東海大甲府を粘りの投球で4失点に抑えた。
早実は一回、一死二塁で3番・清宮。東海大甲府の2年生エース菊地は初球、2球目と外角のストレートが外れ2-0。3球目は142キロのストレートが尻に当たり、3試合連続の死球で出塁。二死一、二塁となり5番松本が左前適時打で先制した。
東海大甲府も一回、一死後、2番福武の右越え三塁打、3番・角山の二ゴロで同点。
早実は三回、無死一塁で3番・清宮はカウント1-2から126キロのチェンジアップを右中間への勝ち越しの2点本塁打。ベースを1周し、ベンチへ戻るとナインと抱き合った。続く4番・加藤も右翼席へ本塁打を放ち、この回3点を挙げた。四回、1番・山田の適時打で1点を追加。五回、清宮の第3打席は初球134キロのストレートを打って一ゴロ。
早実は六回、二死満塁で3番・清宮は2-1から東海大甲府の2番手・松葉の116キロのチェンジアップを右翼線へ運ぶ走者一掃の3点二塁打。これでこの日5打点の大暴れ。清宮は八回にも一死走者なしから初球の133キロのストレートを右翼線への二塁打で猛打賞。
早実・山田三塁手(3安打)「振れていたので、いい結果になったのかな」
早実・上條投手(好救援)「いい打線と聞いていた。自分が抑えられたことも、チームが勝てたことも、次の試合につながる」